蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

穏和な買い物

2008-01-26 02:05:27 | 日本・東京
しばらくぶり。
こんだけブログが空く理由は二つ。
一つは忙しいから。
そして、もう一つは、日本にいるから。
なぜか日本にいると更新が滞る。

というわけで、現在日本にいます。
とはいえ、毎晩のように出歩いていて、
うちで食べたのどれくらいだね、って感じ。

さて、今日は珍しく母親と出かけた。
目的はラルフローレンのセール。
東京平和島にあるTRCにて開催。
にしても、東京流通センター=TRCって・・・。
ちなみに五反田のTOCは東京卸売りセンターだが。

それなりに混んでいた。
もちろんセールなんだから。
でも、やっぱり中国のイメージとは全く異なる。
なにより、殺気立っていない。

もちろん、ハガキがなくては中に入れないとか、
商品自体が高いので、セールでもそれなりに高いとか、
いろんな理由が考えられるけど、
それでもなお、なんか雰囲気が違う。

やっぱり日本は穏やかだなあ、って感じてしまった。
レジまで30分以上並んでいたというのに、
だ~れも係員に文句も言わないし、
大声で怒鳴ったりしていない。

中国だとスーパーのレジですら腹が立つっていうのに。
店員にも客に対してもね。

で、買いました。
母親がパトロンですが。
合計すると、まあ、職種によって違うだろうけど、
大学新卒の給料1ヶ月分くらいかな。

芥川も杭州に

2008-01-16 11:00:24 | 歴史・文学
新川登亀男氏からは、同著『日本古代史を生きた人々』(大修館書店、2007)、同『略年譜・著述目録』(2007)、
斎藤英喜氏からは、同著『陰陽道の神々』(思文閣出版、2007)
伊月知子氏からは、グループ・ジャマシイ編著『日本語文型辞典』(くろしお出版、1998)、
住吉大社様からは、『平成二十年住吉暦』、


山下克明氏からは、同「陰陽道の成立と儒教的理念の衰退」(季刊『古代文化』59-2、2007)、同「若杉家文書『反閇作法并作法』『反閇部類記』」(『東洋研究』164、2007)、
河野通明氏からは、同「民具の犂調査にもとづく大化改新新政府の長床犂導入政策の復原」(『ヒストリア』188、2004)、同「7世紀出土一木犂についての総合的考察」(『商経論叢』40-2、2004)、同「長谷川雪旦筆『四季耕作図屏風』の基礎的検討」(『国立歴史民俗博物館研究報告』117、2004)、同「『チャイニーズ・レポジトリー』誌所載清代農具図の再検討」(『歴史と民俗』13、1996)、神奈川大学21世紀COEプログラムシンポジウム報告4『図像・民具・景観 非文字資料から人類文化を読み解く』(氏の「『犂の形態比較から東アジアの民族移動に迫る』のねらい」、「日本の犂に見られる朝鮮系・中国系とその混血型」を含む。2007)、
森公章氏からは、同「律令体制の成立と『大化改新』」(『東アジアの古代文化』133、2007)、
細井浩志氏からは、同「書評と紹介 水口幹記著『日本古代漢籍受容の史的研究』」(『古文書研究』64、2007)、
向林八重氏からは、同「日本古代社会における塩の支給-『延喜式』を中心に-」(『続日本紀研究』364、2006)、同「日本古代における醤の製法について」(『早稲田大学大学院研究科紀要』52、2006)、
井上亘氏からは、同「日本古代官僚制的本質(上)」(『日本研究論集』12、2007)、
管寧氏からは、同「五徳終始説与日本古代王権更迭」(『古代文明』2007年3期)、同「日本古代『初子祭』考弁」(『古代文明』2008年2巻1期)、同「『続日本紀』神亀四年五月辛卯記事考弁」(不明)、
浜田久美子氏からは、「『本朝書籍目録』について-奥書の検討と系統整理-」(阿部猛編『中世の支配と民衆』、同成社、2007)、

をそれぞれご恵与いただきました。
どうもありがとうございました。


*写真は1921年に芥川龍之介が、杭州の有名料理店「楼外楼」で食事をしたときの写真。楼外楼は今でも西湖のほとりにあります。(ガイドブックに必ず載っていますが、地元の人は行きません。私もいまや行きません)
ネタ元は、こちら。
http://hzdaily.hangzhou.com.cn/dskb/html/2007-09/18/content_11630194.htm

おつなもんですな、こんなのも

2008-01-15 03:03:53 | 中国食文化
仕事も一段落付き、
何も追われることのない夜。

もちろんやらなくてはならないことはあるけれど、
だけど、そんなに慌てる必要がない夜。

年に何回か、そんな夜がある。

そんな夜はゆっくりと過ごしたくなるもの。
今夜は、読書とお酒とパソコンのスキャンがお供。

今日のお酒は以前日本の方が持ってきて下さった九州の日本酒。
ボクは普段、日本酒は飲み慣れていないのだけれど、たまにはそんなのもいい。

今日はぬる燗にした。
ここ杭州は紹興酒が安くてにはいる。
なにせ本場ですから。(正確には紹興だけど)
そのため、紹興酒グッズも売っている。

写真の道具は、相方が紹興で買ってきたもの。
大きな湯飲みのような物の中にお湯を入れ、
そこに徳利のような物をつからせる。
写真はまさに浸からせている状態。
あっというまに「ぬる燗」の出来上がり。

杭州は昨日の夜、雨混じりの雪が降った。
今日も最高気温が4度という寒い一日だった。

なので、こんなのも結構いけている。
たまにはこんなものいいなあと思う。

ちなみに、読書は山田詠美です。

くじ引き風味

2008-01-13 00:52:25 | 杭州・杭州周辺
健康のため、極力毎日ヨーグルトを食べている。
この習慣は中国に来たときから続いている。
こちらはヨーグルトが結構安いし旨い。

毎日食べるものだから、お徳用パックを買ってくる。
一つ一つではなく、まとまって8個入っているやつを。

新年を迎えてからそれにくじがつくようになった。
はじっこの銀色の部分をスクラッチする仕組み。
当たりが出たらお金がもらえるらしい。

当然挑戦してみた。
1元硬貨を使って削ってみた。


結果、
なんと、

見えない・・・・・。

真っ黒になって見えない・・・・・。

当たりなのかはずれなのかわからない・・・・・。


これは作戦なのか??

祝、オレ。

2008-01-09 02:19:51 | テレビ・映画
かなり飽きっぽい私。
特にゲーム方面には。

日本の子供の例に漏れず、
子供の時からテレビゲームは、やっていた。
ゲームウオッチだって持ってたし、ブロック崩しのゲームだってあった。
ファミコンだって当然のことながらあった。(妹のだけど)

大人になってからもPSだって買ったし、
ニンテンドーDSだって持っている。
しかも、なぜかこれらは衝動買い。
ゲームに全く興味がないわけではない。
衝動買いをしてしまうくらいの興味は持っている。

だけど、長続きしない。
簡単いうと、クリアしない(できない)。
比較的好きなのは一発勝負のスポーツ物。
シューティングはギャラクシアンなどのように単純なものがお好み。
もう、ゼビウスが登場した時点で、シューティングはあきらめた。
ファミコンもスーパーマリオで早くも断念してしまった。

何より嫌いなのが、RPG。
何で初めっから強くないんだ。
スライムなんてあんなグニャグニャしたものを逐一丁寧に倒さなくてはならんのだ。
なんでわざわざ好みの女の子を育てなくてはならんのだ。

と、もうゲーム世界そのものから拒否される思考の持ち主。

しかし、こんなゲーム耐性がない私が、今朝、奇蹟を成し遂げた。
DSで『逆転裁判4』をクリアしたのだ!!

昨年、5月に大阪で購入し、杭州で開始。
しかし、夏休みになり日本に戻ったため一時中断。
その後、杭州に戻ってきても仕事やらですっかり熱が冷めていたため、放置。

通常ならば、このまま放念してしまう。
しかし、なぜか今回は違った。
新年になってから少し時間に余裕が出来たため、再開したのだった。

途中で投げ出しそうになるのを何とかこらえて、
ついに、物語の最後までたどり着いた。
もしかしたら、いや、確実に、
ゲームを最後まで解いたのは、初めてだ。

というわけで、今このブログを祝杯を挙げながら書いている。
人生、生きているといろいろな自分に出会えるものだなあ。

闘う昼食

2008-01-07 00:38:08 | 中国食文化
昨日、ある集まりがあって浙江図書館へ行った。
ここは一応、浙江省の中心的図書館。
その事務所の一角を借りて勉強会をしていた。

朝10時に開始し、昼過ぎまで議論。
いい加減腹が減ってきたので、みなで食べに行くことに。

初めに目指したところは、すでになかった。
中国は昨日まであったところが今日にはない、
なんてことは日常茶飯事なので、それほど驚かず次の目的地へ。
そこは四川料理の店。
しかし、混んでいて20分待ちとのこと。
腹が減っていた我々はその20分を待つことが出来ず、近くの別の店へ。

我々6人は個室に通された。
一人一品、ってことで都合6品注文。
食事が待っている間、みなでわいわい楽しくおしゃべり。

しばらくして、キャベツの炒め物がやってきた。
このときは何の疑問も持たずにみな箸を進めていた。
しかし、2品目がなかなか来ない。
みんなも徐々にいらだち始めた。

ようやく2品目の豆腐鍋が到着。
少しはみんなの気も落ち着いたが、
やはり、3品目がやってこない。

一人が催促をすると、3品目がやってきた。
これは薄い皮で挽肉やピーマンなどを炒めたものを巻いて食べるもの。
当然、あっという間になくなっていった。

このころには、もう話題の中心は、
「料理が出てくるのが遅すぎる」というもの。
しかも、一人が先ほどの料理に「髪の毛」が入っていることを発見。

業を煮やした3人が厨房へと降りていく。
「遅すぎる、いつになったら出てくるのだ!!」
「あと5分もかかるのか!!」
「料理に髪の毛が入っていたぞ!!」
大声で怒鳴る声が店中に響く。

埒があかないと見た我々はついに店を出ることに。
当然、レジ先でも言い合いがはじまる。

「今作っているところだから、もうすぐできる」
と店側は慌てて主張するが、
「ふざけるな、もう出る。時間がないんだ」
「料理に髪の毛が入っていて気持ちが悪い」
と更に大きな声で反撃。

結局、髪の毛が入っていた料理のお金は払わず、2品分だけを払って店を出た。

いやあ、いいものを見せてもらいました。
これぞ、中国の食事風景って感じですよ。
みんな、食事になるとかなりの割合で短気。
しかも、こういうときは女性がすごいね。

で、その後どうなったかというと、
腹が減っていた我々は、結局四川料理の店へ行って食事を済ませました、とさ。


*写真は図書館前の古本市。毎週土日の晴れた日に開催。

ご挨拶です

2008-01-01 16:27:18 | 杭州・杭州周辺
喪中なので、恒例のご挨拶は抜きで。
(今年、年賀状全く書いていません。すいません。
一応、喪中ということでお許し下さい。
本当ならそのはがきを出さなくてはいけなかったんですが、中国にいるためそれもままならず・・・・)

今年も杭州にいます。
3度目の杭州正月。
しかし、日本のような正月気分にひたることはできず。

あ、でも、今までで一番正月っぽいかな。
理由はいくつかあるような気がするけど、
一つはめちゃんこ寒いこと。
そして、晴れていること。
さらに、日曜日からこちらも連休のところが多いこと。
(中国は元旦だけが休日なのです。一般的に)
そんなこんなで正月っぽいのかも。

そして、私は昨日は昼から同僚と大騒ぎ。
食事(鍋)→マージャン→食事(洋食)
今日は、別の同僚と夕食に。
明日は、相方の知人の日本人と夕食に。

と、まるで年末年始。
実際、年末年始だが。

そんなこんなで元気に生きています。
今年もいろいろとネタを見つけては、
しこしことブログにアップしていきますので、
適当に期待して読み流して下さい。

では、本年も宜しくお願いいたします。


*写真は、寝室に掛けている壁掛け。
100元でした。(相方が交渉にチャレンジして値切ったもの)