蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

避難生活終了

2007-12-28 01:13:18 | 杭州・杭州周辺
断水終わりました。
40時間の断水が。

いやあ、未曾有の断水にどのように対応したかというと、簡単な話。
水が出ないのならば水の出るところへ移動すればいい、ということ。
早い話が、2日間、ホテル生活をしたっていうわけ。
だって、まだ出勤しなくてはならないし、風呂にも入らなくてはならないので。

職場の人に頼んで、なるべく安く綺麗なところを探してもらった。
その結果、職場からさほど遠くない、
そして、自宅からもさほど遠くない、
いわゆるビジネスホテルみたいなところへ。

ここは最近出来たところで、
どうやら杭州には3カ所、
上海にはものすごいたくさんあるチェーンホテル。
日本の「○パ」とか、「○横イン」なんてのを思い浮かべればオッケー。

意外と綺麗だった。
普通に泊まっても問題ない感じ。
上海に泊まるとしたら、次回からここにしようと思ったくらい。

気になるお部屋の値段は、ツインで200元程度。
二人で泊まれば、一人100元になるから、貧乏学生さんにはオススメ。

まあ、ちょっとしたクリスマス宿泊みたいな気分。
ってほど、クリスマスを楽しんだわけではないけど。

にしても、水って本当に大切なんだね。
しみじみと感じさせてくれたよ。


で、今日から職場が36時間の断水に・・・・・。


*写真は霊隠寺の空海像の台座についたプレート。「中日友好」の「日」の字が何者かによって削られています。今日、中国にやってきた福田さん。何とかしてくださいね、いろいろと。

ママ、サンタさんっているんだね(怒)

2007-12-25 02:15:52 | 杭州・杭州周辺
メリークリスマス!!
日本はクリスマス連休で浮かれポンチだったことでしょう。
こっちは全く関係なく仕事なんだけど。

さて、現在杭州市内の道路は工事をしまくっている。
家の目の前も例外ではなく、とんでもなく歩きにくい。
雨なんか降った日には、靴がドロドロのぐちゃぐちゃに。

で、そんな影響がもろに出てきた。
今日、相方が掲示板で気が付いた。
確認しに見に行ったが、目を疑った。

それは、こんな内容。

 「25日午後2時から27日朝6時まで断水」

・・・・・・

え??
どういうこと??
このくそ寒い中、40時間も断水??


サンタさんどうもありがとう。
こんな突拍子もないプレゼントをくれるなんて。
計画性とか、利便性とか、そんなものは必要ないよね。
苦しい時間があってこその幸せの時間なんだよね。

そうなんだよね、サンタさん(怒)!!


*写真はずいぶん前に上海で買った品々。

もう年の瀬ですね。

2007-12-22 02:23:20 | 杭州・杭州周辺
あと数日すると、お正月ですね。
その前に、クリスマスもありますが。
いずれにしても、今年も終わりですね。

ですが、
突然ですが、
私、かゆいです。

そう、私、
蚊に刺されました。
昨日、寝室で。
手の指とほほをさされました。
耳元でぶーんと聞こえました。

もう年の瀬ですね。
だから、蚊がいるのですね。


*写真は「授時図」。

慣れないなあ、なかなか

2007-12-21 02:17:33 | 杭州・杭州周辺
久しぶりに髪を切りに行った。
これだけはどうも慣れない。

そもそも、日本でだって要求を告げるのは難しい。
ましてや、中途半端な中国語。
複雑な要求が伝わるわけがない。
といっても、そんな要求自体がそもそもないのだが。

まあ、とにかく、
髪を切りに行くのはちょっと勇気がいる。

ボクが最近行っているのは、
社区(住んでいる地域ね)内にある理髪店。
まあ、なんともシンプルな理髪店。
いつも店の前のちょっとした広場では、
朝っぱらから暇な老人たちが毎日毎日カードゲームに興じている。
そんな中国日常風景ど真ん中な場所にある理髪店。

店員は2人(だと思う)。
今日のボクの担当は女性店員。
ただ単に手が空いていただけだけど。

店内は暖房器具もなく、吐く息が白い。
おねえちゃんもロングのダウン着用。

そんな環境の中、まず、一応洗髪。
服濡れるんじゃないかっていう感じの洗髪。
そのタオル大丈夫かっていう感じの乾燥。

それから、いよいよ髪を切る。
なんと、道具はカミソリ。
はさみじゃないよ、カミソリ。
結構ざっくり切っていく。
「短くしすぎるな」とだけ言っておいたが、ちょいと不安。

途中、他の店員とおしゃべりしたり、
携帯電話に出たりと、自由奔放に行動しながら、髪を切る。

そんなこんなでようやく完成。
その間、約20分。
「短すぎ」はしなかったので、ひとまず安心。
料金は10元(160円くらい)。

にしても、やっぱりなんとなく居心地よくないんだよね。
なんでだろうなあ。


*写真は杭州にある「八卦田」。

行政的強制的飛び級

2007-12-14 23:04:49 | 杭州・杭州周辺
タイトル、漢字ばっかり。

先日知った事実。
中国にも実は「飛び級」があった。

「飛び級」とはご存じのとおり、
あったまのいいガキンチョが、生意気にも何年かすっとばして、
上の学年に人よりも早く進級・進学するという、
「人間は頭の中身だけで成長するんかい?」というあの制度。

アメリカなんかのマネをして
日本でも多少導入されているところがあったような気がするが、
ちっとも定着しないでやんの、っていうあの制度。

その「飛び級」が中国にも存在していた。
しかも、行政的に、
そして、強制的に。

先日、誕生日を迎えた学生がいたときのこと。
年齢を尋ねていたら、周りで、
「この子は私たちより一つ下でこのクラスで一番若い」
なんていう。

これを普通に聞いていると、
日本人のボクなんかは「早生まれ」的なことがすぐ思い浮かぶけど、
でも、9月から新学年がはじまって12月段階では、
いわゆる「早生まれ」には当たらないはずであって、
一体これはどういう事なんだろうか、なんて思って聞いてみると、
結構カルチャーショックな答えが返ってきた。

「私、小学校5年しかいっていないから」

へ?
どういうこと?
頭よすぎて飛び級?

しかし、答えはまたまた違っていた。
なんと、地域によって、
小学校の通学年数が5年の所と6年の所があるとのこと。
聞いてみたら、何人かがちらほらと5年しか行ってなかったりする。

なんじゃそりゃ。
日本じゃ考えられないぞ。
北海道だろうが、沖縄だろうが、
大都会だろうが、田舎だろうが、
工場街だろうが、農村だろうが、
ナイスガイだろうが、
ベストガイだろうが、
織田裕二だろうが、
日本じゃ小学校は6年って決まっている。

中国はやっぱり奥が深い。


*写真は屋外越劇。公園カードさえもっていれば、4元で見られる。なくても15元くらいだったかな。

続く恐怖

2007-12-11 17:11:12 | 杭州・杭州周辺
以前書いたように、
うちの職場のエレベーターはシンドラー。
それだけで、十分に恐怖。
しかも、中国であることが恐怖を増している。

しかし、先日、更なる恐怖が襲ってきた。

エレベーター内の表示板に次回の検査日が記されてあった。
そこには次のような日時が。

 「2007年11月20日」



過去かよ~!!


*写真はかつて(宋代)雨乞いの場であった黄龍洞。