蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

だって男の子の日だもん

2009-05-29 15:45:01 | 杭州・杭州周辺
がんばらなくちゃ!

昨日28日は旧暦の5月5日。
つまり、昨日は端午の節句。
今年からこの日が休日になった。
とはいえ、来年からはどうなるか不明だが。

休日だったものの朝早くから用事がありでかけた。
前日は北京から来たお客さんらと茶館でお茶を飲み、
その後、同僚とコーヒーを飲んだためか、
あまり眠れずに、睡眠時間は2時間程度だった。

しかし、仕事の一環だからしかたがない。
昼には大勢の人と食事をし歓談にふけった。
もちろん、チマキも食べ、紹興酒も飲んだ。
しっかし、昼からお酒を飲むとどうしてあんなに調子が狂うのか。
結婚式の披露宴とかって、終わった後なんだか疲れるよね。

それはともかく、用事は一応昼に終わった。
午後は休日らしくゆっくり過ごし、
テレビを見たり、残った仕事をしたり。

前日が遅かったので12時過ぎには寝る準備をした。
ベッドの上で、恋文マスターになるために、
コヒブミー教授の『恋文の技術』を読んでいた。
すると、同僚から1通のメールが。

「寝た?」
「いや、まだ。何?」
「今からカラオケ行くけど行く?」
「今から!?」
「うん、じゃ待ってるから」

それから、朝5時半まで。
同僚と3人で歌いまくり。
終了時にはすでに朝日が昇っていた。

久々の徹夜だ。
しかも若者風味の。
さすがにきつい。

でも、ま、いっか。
折角の休日だしね。
気分転換にもなったし。

そう簡単には渡せねえぜ、ふふふふふ

2009-05-27 01:15:30 | 杭州・杭州周辺
という声が聞こえてきそうな感じ。

杭州では確か昨年くらい(一昨年?)から、
お店の領収書に、抽選がつくようになった。
理由はお店が収入をちょろまかさないため。
抽選を付ければお客さんも領収書をもらうだろう、
というのが、恐らく杭州市政府の狙いのはず。

ボクも関係なくてもよくもらうようになった。
当たったらもうけもんだし、
それにスクラッチって結構楽しいし。

しかし、そんなに世の中甘くない。
これが、なかなか当たらない。
ちっとも、当たりゃしない。
いつもいつも「謝謝您」。

ところが、先日、ついに当たった!
それも、何と100元が!
何だかとっても嬉しかった。

というわけで、早速レジに行き、
当たったぜ、と100元を要求。

しかしどういうわけだろう。
店員は頑なに首を縦に振らない。
「うちの店では現金を渡せません」とか言う。
領収書の裏には、500元までは現金オッケーって書いてあるにもかかわらず。
何度そのことを指摘しても、決して譲らない。

めんどくさくなったので、携帯電話にお金をいれることに。
この抽選、現金かそれとも携帯料金補充かが選べる仕組み。
早速、裏に書いてある電話番号に電話してみた。
というより、一緒にいた中国人に電話してもらった。
しかし、音が小さくてよく聞き取れないらしく断念。

日を改めて、同僚にお願いした。
同僚が職場の電話を使って指定の番号に掛けた。
今度は音がよく聞こえるらしいのだが、
何だか異常に時間がかかっている。

同僚曰わく、
とんでもなく複雑でめんどくさい、とのこと。

抽選にしても、これじゃぁなんだかいただけない。
もう少し一般の人の目線に立ってやってもらえませんかねえ。
杭州市政府さんよ。


*証拠写真を記念に撮ってみました。

朝日ソーラーじゃけん

2009-05-21 19:26:33 | 杭州・杭州周辺
前回7階の住人について書いた。
書いたからといって何かが変わったわけではない。
相変わらず、シーツはぶら~んと垂れ下がっている。

しかし、つい最近あることがわかった。
7階の住人にいらいらしていたのは、
私と5階のおっさんと4階の女性だけではなかったのだ。

1階の彼らの部屋の郵便受けに紙が貼られていた。
こんな内容だった。(超訳)

「てめえんちのソーラーシステムの機械から水が漏れちょる。
以前にも一度注意したけど、またもや漏れてやがる。
我慢ならねえから、てめえんちの電気をとりあえず止めたからな。
文句があるなら、管理所まできやがれ!」

そもそもソーラーシステムなんてあったんだ、と驚いたが、
その、電気を止めるというやり方が、なんとも凄い。
よほど腹に据えかねていたんだろうか。

しかし、7階の住人、反省はしてないんだろうなあ。


*写真は鳥をむしるおばあちゃん。

夏近し 上つは何を する人ぞ!

2009-05-17 17:15:43 | 杭州・杭州周辺
我が建物は7階建て。
我が家は6階。
なので、上にもう1階ある。

ということは、
上にも住人がいる、ということ。

そしてこの住人、
もういい加減にして欲しい。

何がって!
全くマナーってものがない!

まず写真を見て欲しい。
ここは我が家の物干し台なのだが、
緑色の庇の向こうに何か布がたれているのが分かると思う。
これは7階の住人が干しているシーツなのだ。
つまり、我が洗濯干場までシーツが侵入してきているのだ!
日照権なんてものは全くない。

それだけではない。
ある休みの日、朝早くドアをノックする者があった。
眠い目をこすりながら、渋々ドアを開けると、おっさんが一人。
何か文句を言っている。

よく聞いてみると、
「お前のところの洗濯物のせいでうちの布団が濡れてた」とのこと。

違うって。
7階の住人だって、それは。
7階の住人がまだ絞り切れていない洗濯物を干して、
水滴がボトボトと下に落ちていき、
5階の住人の布団を水浸しにしていたのだ。

こんな事もあった。
女性が血相を変えてドアを叩いた。
手にはやはり洗濯物が。
彼女はこういう。
「お前のところは花を育てているか」と。

どうやら、7階の住人が植木にあげた化学肥料が下にたれ、
その女性の服を台無しにしてしまったようだ。
女性は早速7階に怒鳴り込みにいった。

それ以外にもいろいろある。
子供が住んでいるようで、よく跳んだりはねたりしている。
下に住んでいるものとしては、うるさくて適わない。

そして、その子供よく泣く。
泣くのは仕方がないが、
聞いていて嫌なのが親の叱る声。
もういいじゃないか、っていうぐらい大声で子供を怒鳴りつけている。
それじゃ泣きやむ子も泣きやまない。
聞いていて、ホントに気持ちが悪くなってくる。

そして今。
窓の外をふと眺めると、
空からポテトチップスの袋が落ちてきた・・・・・。

ちゃんと躾しろよ!!

忘れてはならぬもの

2009-05-12 02:45:24 | 中国・その他地域
四川の地震からちょうど一年が経ちました。
その間、北京オリンピックなどがあり、
何となく忘れている人もいるかもしれませんが、
やはり、これは忘れてはならないことなんではないかと思います。

中国ヤフー(雅虎)も今日は黒です。
http://cn.yahoo.com/

それにしても、
よりにもよって新型インフル大陸1号が四川だなんて。

よく左にあります。情がになるのは右。

2009-05-07 23:46:32 | テレビ・映画
全くもって意味不明。

田中麗奈はあまりドラマに出ない。
特に連続ドラマには出ない。
日本では『猟奇的な彼女』くらいだと思う。
初主演!なんてことでちょっと話題になったと思う。

だけど、実はそれより前に連続ドラマに出ている。
しかも、ちゃんとしたヒロイン役として。
それが中国ドラマ『愛在左 情在右』。

田中麗奈は日本人役。
ある理由から弟と二人で中学生の時に中国にやってきた。
そのためか、中国人名(陳美顔)も持ち、中国語もネイティブ。
もちろん、中国語自体は吹き替え何だけど。
(だけど、麗奈ちゃんは何となくそれ風に口を動かしています)

ストーリーは、まあ、有り体に言えばよくある話。
田中麗奈とその親友の女性二人と、
イケメン二人のちょびっと入り組んだ恋愛模様。

イケメンは何となく細川茂樹似と伊藤英明似。
家電マニア細川は、小さなパソコンショップを営む庶民。
それに対し、マジックマッシュルーム伊藤は、麗奈ちゃんの勤める会社の若社長。
はじめは伊藤が麗奈ちゃんに一目惚れし、交際を申し込む。
一方、細川は実は麗奈ちゃんと同じ中学の先輩で、その当時から気があったことに気付き・・・・・。
そんでもって、麗奈ちゃんの親友がちょこちょこ絡んでくる。

なんて感じ。
日本だったら必ず性的な描写があるが、それは中国のこと。
全くそんなものはなく、ひたすらいい大人がプラトニック。

書いてしまうと単純だが、
このドラマの肝は実はもう一つある。
麗奈ちゃんの弟は実は知的障害者。
その弟と家電ライダーのおじいちゃんとの心の交流話がある。
これがとてつもなくほのぼのとしており、
そして最後にはお涙頂戴物にまで発展する。

全20回で、途中中だるみもあったが、
最後まで楽しんで見られた。
彼女の住む家がなかなかおしゃれでそれも見物。

日本ではやらないのかしらん?

*ちなみに件名の文章。DVDのパッケージに書いてあった言葉。
たぶん、中国語題を日本語に訳したつもりなんだと思う。

今日の指名手配

2009-05-02 10:36:58 | 杭州・杭州周辺
若い女性を殺害した犯人。
逮捕に繋がる有力な情報の提供者には、
人民元で「2万元」(約30万円)の懸賞金を出すそうです。

みなさんも発見したら連絡してみて下さい。

今までとはひと味違う。

2009-05-01 01:23:58 | テレビ・映画
さて、先月から大々的に中国国内で公開されている映画。
それは、『南京!南京!』。
題名からして想像つくように、南京大虐殺をテーマにした物語。

結構お客さんが入っていて、
評判もなかなかいい。

ストーリーは言わずもがな。
こういった映画はストーリーよりも描き方が重要。

オープニングですでにほぼ南京陥落状態。
そのため残存兵と日本兵との戦闘が描かれる。
これがなかなかしっかりとしている。
戦争映画としても出来はいいと思う。

もちろん、映画の大半は南京陥落後。
もうそれはそれは凄惨な殺戮シーンが登場する。
初めのうちはいつものようにざわついていた観客も、
映画が進むにつれて静かになっていった。

ここまでだったらいつもと同じ様な南京大虐殺の描き方。
しかし、この映画は違っている。
日本人の目線を通しての南京大虐殺をしっかりと描いているのだ。

中国的には主演は劉(リュウ・イエ)となっているが、
彼はかなり早い段階で死んでしまうため、
むしろ本当の主役は日本兵だったりする。

そしてこの日本兵役がいい。
中泉英雄という役者さん。(写真の彼)
恥ずかしながら知らなかった。

中国国内のネット等でも彼の演技の評判は上々。
http://comment4.news.sina.com.cn/comment/skin/simple.html?channel=yl&newsid=28-3-2430462
を見れば、なんとなくわかると思う。

ところでこのサイト、中国語だけど見てみることをオススメする。
彼の演技に対してだけではなく、
中国人の南京大虐殺等に対する感覚等が感じ取れるから。
日本人が思っているよりもずっとずっと冷静で理知的なことがわかるから。

果たしてこれは日本で上映されるのだろうか?
よく知らないので教えて欲しいのだが、
是非とも日本でも上映すべきだと思う。
意見は賛否両論あるだろうけど、
賛否両論あるからこそ上映すべきだと思う。

なお、予告編等は
http://ent.sina.com.cn/f/m/nanjing/
ここで見られます。