蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

音楽のある街

2007-02-13 10:52:22 | 邦楽・洋楽・中国楽?
早稲田・高田馬場地域には多くの飲食店がある。
今、ボクがいるのもこの地域。
だから、そんな店に行く機会も当然多い。


すると、あることに気付く。

「ここら辺の店は店内で流す音楽にはジャズを選ぶ。」

ということ。

喫茶店に限らず、
ラーメン屋であろうが、カレー屋であろうが、なぜかジャズ。
カツカレーをたべながら、醤油ラーメンを食べながら、なぜかジャズ。
昼間であろうが、夜であろうが、どんな時間でも、なぜかジャズ。

理由は不明。
学生街だからか?
それとも、なんとなくかっこよく感じるからか?

そういえば、中国出発直前に大学の同級生太田剣くんのライブを聴いたのも馬場の店。
彼はプロのサックスプレーヤー。
もちろん、ジャズミュージシャン。

早稲田・馬場はジャズの街。
みなさんの街はどうですか?

*写真は太田くんのCDジャケット。

歌え、高らかに。

2006-09-23 01:44:18 | 邦楽・洋楽・中国楽?
カラオケに行った。
杭州では有名なカラオケ店「銭櫃」へ。
いつもの食事に行くメンバーとともに。

ここは2度目。
昨年の年末にも行った。
ここはとても綺麗。
ロビーはまるでホテルのよう。

そして驚くべき事に食事が付いていて、
しかもバイキング形式。
つまり、食べ放題・飲み放題(アルコールは別)。
茶館もそうだが、なぜかこの形式多し。
杭州人には食べ放題がお似合い?

さて、我々は6時半に入店。
まず、食事をたくさん取って入室。
所狭しと食事を並べまくる。
一方、曲を入れ続ける女性もいる。

はじめは
普通に歌を歌って、
食事をして、
おしゃべりをして、
という、どこにでもある風景。

ところがある瞬間、
それまで静かにしていた女性が、突如崩壊。
のりのいい曲がかかった途端に、ダンシング開始。
さらには他人のマイクを奪い、絶叫歌唱。

なんじゃ?
みな一瞬あっけにとられたものの、
あとは、全員が大爆笑の大暴走。

それから約2時間、狂ったように歌い躍りまくる。

終了は11時過ぎ。
アルコールが一滴も入っていないのに、あのハイテンション。
返す返すも恐るべき中国女性。
というか、我が同僚。

大丈夫か、このままで?

*写真は杭州市内にある胡雪岩故居の壁にあったレリーフ。どうや当時の杭州市内の様子を描いているようで、画像資料として貴重。手前には店が並んでいます。

ジャケ買いって、久しぶり♪

2006-06-25 04:30:45 | 邦楽・洋楽・中国楽?
いつもは書物購入を書いてますが、珍しくこっちで買ったCDを紹介。
でも、あんまり買ってないんだよね。
日本にいるときはしょっちゅう買ってたのに。
日本のように大型CDショップがないのがつまんないんだよね。
ま、ともかく紹介。

1.范瑋『一比一』(和訳「一対一」)
 こっちでは愛称で「ファンファン」って呼ばれているみたい。
 (ファンファンといえば、岡田真澄が死去したとのこと。合掌)
 こっちきてすぐの頃にテレビで彼女をみて、可愛いなあと思って購入。

2.孫燕姿『完美的一天』(和訳「完璧な一日」。写真がジャケ)
 これいいです!!オススメ。
 特にアルバムタイトル曲の『完美的一天』。アップテンポの楽しい曲。
 たまに、口笛吹いてたりします、気付くと。
 なんか、かつて倉木麻衣とデュエットしたらしいですよ。

3.劉若英『一整夜』(和訳「一晩中」)
 なんとなく購入したけど、結構いい。特に夜にピッタリ。
 3曲目の「光」という曲は玉置浩二作曲なんだって。

4.周傑倫『11月的蕭邦』(和訳「11月のショパン」)
 日本でも有名なジェイチョウ。『頭文字D』に出てたあの人です。
 あまりにも人気があるので試しに買ってみました。
 ちなみに、リーリンチェイ主演の『霍元甲』(邦題『スピリット』)の主題歌も彼です。

5.林志『熟情歌』(上手く訳せない・・・。「聞き慣れたラブソング」?「良くできたラブソング」?誰か教えて)
 なんかジャズ調の曲が1曲あって、それがいい。
 そもそもこれを買った理由が、その曲をテレビで聞いたからなんだけど。
 顔はなんか角松敏生を髣髴とさせます。

6.amin『ACROSS』
 去年、NHK中国語講座の主題歌を歌っていた人です。(今年は知らない)
 去年、紅白でたってホント?

7.中島美嘉『最佳精選』(和訳「ベスト」)
 こっちでは大人気です、彼女。
 カバー曲も良く耳にしますよ。あまりにも聞くので、つい。
 あとはKiroroのカバーも良くかかってますね。

8.張韶涵『潘*(字がでません)拉』(和訳「パンドラ」)
 先日紹介した『愛殺17』の主役の女の子。
 いやあ、バリバリアイドルでした。なんか、間違ってあややを買った見たい(あややは大好きですよ、念のため)。

9.光良『童話』(和訳「童話」・・・)
 ウッチャンじゃありません。(顔はどちらかというとよゐこの有野)
 それにしても、アルバムタイトル曲の「童話」。超名作。
 現在、ヘビーローテーション中。  

剣ちゃん、おめでとう。

2006-03-23 00:56:16 | 邦楽・洋楽・中国楽?
太田剣デビューアルバム『SWINGROOVE』(ユニバーサル・ミュージック)、本日(3月22日)発売!!

彼は、大学の同級生。
同じ語学(中国語)の仲間。
なのに、彼はロシア文学へ。
なぜ?

そして、彼は卒業後、プロのミュージシャンに。
ジャズのサックスプレーヤー。

その彼が目出度く、この度、個人名義のデビューアルバムを発売しました。
もちろん、私は手に入れておりませんが、うちの相方に頼んで早速買ってもらいました。
早く聞きたい。

日本にいる時、彼のライブを2度ほど聴きにに行きました。
私は音楽的才能はなく、もっぱら聴くこと専門ですが、それでもジャズはあまり聴きません。
自分で買ったジャズアルバムだって、マイケル・ブラッカーくらい。
それでも、彼の音が素晴らしいのは何となくわかります。
一言で言うと、「優しい」。
何となく彼の人柄が表れている気がします。

杭州へ来る直前の夏、彼のライブを聴く機会がありました。
その日は、後輩達が私の杭州壮行会を開いてくれた日でした。
夜遅く、最寄りの駅を出て、ふとそこにあった店を見ると、小さな黒板に彼の名が書かれていました。
彼がゲストミュージシャンとして出演することになっていたようです。
その店は、週末になると地下がジャズバーになるところのようでした。
私はプレゼントにもらった炊飯器などの荷物を家に置くと、早速店へと向かいました。

彼はやはり他の飛び入りの人達よりも、素晴らしい演奏をしていたように思います。
「優しい」音を出していると感じました。

彼の休憩時間に、久しぶりに彼と話をした時のことはよく覚えています。
私が中国に行くときに、彼の演奏したCDを持っていきたいので、どれが一番いい?と聴いた時のことです。
まだ、自分名義のものではないから、持って行かなくていいよ。
と、彼は言いました。
その時はすでにCDデビューの話が来ているとは言っておりましたが、表現者として自分名義ということにこだわるプロとしてのプライドを垣間見た気がします。

当時、私も自分名義の本を出版する直前でしたので、彼の言った意味はなんとなくわかりました。
出版後、ある尊敬する大研究者から、研究者は自分の本を出すことが義務である、と趣旨のお手紙を頂いたことを思い出します。

お互い分野は違いますし、
細々となんとか続けていくという私と、
今後間違いなくワールドワイドに活躍する彼とを同列で扱ってしまうのもなんですが、
やはり、同世代に彼のような存在がいることは、私にとっても励みになります。

彼は2枚目・3枚目とアルバムを出していくことでしょう。
私は、果たして2冊目がだせるのかどうかわかりません。
しかし、研究者としての「義務」を果たすべく、日常を生き続けていこうと思います。

ともかく、
剣ちゃん、デビューアルバム発売、おめでとう。