蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

暗くて見えにくいですが(追加版)

2009-07-22 11:08:33 | 杭州・杭州周辺
皆既日食です。
今は時間がないので、とりあえず写真だけ。
詳細は後日。

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後日(24日です)
というわけで、詳細を。

当日は朝から雲が厚かった。
前日までは超快晴で、気温も高かったのだが、
なぜか、当日になると雲行きは怪しくなった。

内心、これは無理か?と思った。
折角、楽しみにしていたのに、
折角、日食専用眼鏡を購入していたのに、
折角、張り切って早起きをしていたのに。

仕方なく部屋の掃除を簡単にして、
それから、銀行に行って用事を済ませていた。

しかし、銀行にいると、
行員たちが騒ぎ始めた。
交代交代で眼鏡を持って外に出て行った。

「太陽が出てきたの?」と聞くと、
店員たちは「そうだ、おまえも見てみろ」と答えた。

手続きが終わり、
急いで外に出た。
鞄から眼鏡を出し、
空を眺めてみた。

本当に日食が始まっていた。
行員たちが言っていたように、
半月のようになっていた。

もう落ち着いていられない。
全食まで残り15分程度となっていた。
急いで、自宅付近まで戻っていった。
時折、立ち止まり眼鏡をかけ食分を確認しながら。

眼鏡をかけていると、
多くの中国人が質問してきた。
その眼鏡どこで買ったんだ、と。
すでに日食が始まっているのに、何て呑気な人たちなんだ。

徐々に太陽が欠けていって行った。
そして、徐々にあたりが暗くなっていった。

そしてついに!
太陽が完全に隠れた。
と同時に、あたりは完全に暗くなった。
まさに夜そのもの。

周りから歓声が上がった。
ボクも思わず声をあげた。
向こうでは花火が打ち上げられた。

約5分間の天体ショー。
なんだか見とれてしまう。
よくわからないがうっとりしてしまう。

そして、再び太陽が現れる瞬間。
いわゆる「ダイヤモンドリング」が現れた。
本当に本当に美しい瞬間だった。
(デジカメの動画で撮ったんだけど、
容量が大きいらしく、ここで紹介できないのがホントに残念)

聞くところによると、
上海では雨が降っていて、
それどころか杭州市内から十数キロ離れた場所でも雨だったらしい。

ホントにラッキーだった。
ホントについていた。
神様、どうもありがとう!

何だかとっても得をした気分だ。