松竹大歌舞伎巡業の初日、お江戸は水戸藩邸に程近い文京シビックホールにて興行です。
一幕目、楽しい歌舞伎への誘い
ご案内:松本錦弥
吉原の街をバックに阿国・山三の舞で歌舞伎創始の説明から、歌舞伎の荒事、和事、歌舞伎舞踊の説明、客席から2名舞台に呼び出し体験コーナーとおもしろい趣向で歌舞伎ワールドに入り込みやすい雰囲気づくり。これってセリフ(解説文?)が多くてたいへん~
二幕目、吉原雀
鳥売りの男:中村信二郎
鳥売りの女:市川高麗蔵
吉原の装置をそのまま使うのかと思いきや一部残してホリゾントは別物。
全国を廻る巡業なのにすごいなー。
鳥売りの男の浅黄の装束が似合う信二郎さんの丁寧な踊りにかたずを飲んで見守っていたらば最期は変身する鳥売り達。ドラマ性いっぱいでおもしろ~
三幕目、歌舞伎十八番の内 勧進帳
武蔵坊弁慶:松本幸四郎
源義経:市川高麗蔵
亀井六郎:坂東亀三郎
片岡八郎:坂東亀寿
駿河次郎:澤村宗之助
常陸坊海尊:松本錦吾
富樫左衛門:中村信二郎
ふくみ笑いで「関を通る」って言うんでどうも「これから一芝居打つぜ」な魂胆ありな感じの弁慶さん。
回数重視だからかセリフが早回しで聞き取りずらいのが気になったけど、四天王の緊張感が救いでした。
亀三郎くんの低音もいいし
信二郎さんの富樫が美しい特に斜め後ろの立ち姿。
問答のあと「くっ」と天を仰ぐとこの角度もえぇのぉ。
今日は信二郎さんを見にきたんだもんねー
弁慶さんがちょいと企んでる風なので「純な富樫をだましたなー」ってな気になってしまったのでR。
見せ場のちょっと前から拍手する高麗屋さんのファン力にもちょっとびっくり。
松竹大歌舞伎
10月30日(月)14:00~
文京シビックホール
いつもは夏の終わりだったと思うんですが、今年は秋の開催でした。
NHKホールで収録の古典芸能鑑賞会。
第一部 色彩東西六佳撰
筝曲・河東節掛合「熊野 (ゆや)」
京舞「信乃(しの)」―八犬伝・莟の八房―
三枚続廓賑
狂言師の茂山宗彦、茂山茂のお二人で狂言風発声で進行・案内で幕開きです。
河東節は唄と琴の演奏で、赤い緋毛氈に黒の着物でずらっと勢ぞろいの圧巻でおごそかな一幕。
・・・寝ちゃった。
続いて井上八千代 さんの京舞。
小柄なので竹本綱大夫さんの歌にのって踊っている姿が人形のよう。
かなりメリハリはっきりの踊りですねー。
そしてかなり楽しめたのが浅草、博多、新橋の芸者さんがそれぞれ特色をいかした
「浅草太鼓」「博多みやげ」「江戸の粋曲」 の3部構成のお座敷芸。
特に新橋の芸者さんたちは踊りもすばらしくて、みなさん粋ですてきでした。
是非来年の東おどりを観にいきたいです。
やってみたいのは浅草太鼓だけど
第二部 歌舞伎 新古演劇十種の内「土蜘」
叡山の僧智籌実は土蜘の精:尾上菊五郎
源頼光朝臣:中村時蔵
平井左衛門尉保昌:坂東三津五郎
侍女胡蝶:尾上菊之助
番卒太郎:市川團蔵
藤内:坂東秀調
次郎:片岡亀蔵
巫女榊:市村萬次郎
太刀持音若:尾上右近
渡辺源氏綱:河原崎権十郎
坂田主馬之丞公時:市川男女蔵
碓井靭貞之丞貞光:尾上松也
卜部勘解由季武:尾上菊市郎
長唄囃子連中:尾上菊五郎劇団音楽部
菊ちゃんの胡蝶、能の所作もばっちりで堂々としてて姉さんな雰囲気。
そして観ててもうっとり時蔵さんと三津五郎さんの主従が歌舞伎顔の美しさでさすがっ
四天王もみんな美形揃いであった
でもやはり、菊パパのハデなお顔の智籌の怪しさ、ものものしさがしびれる~。
放映は12月3日(日)21:00~教育TVです
第33回 NHK古典芸能鑑賞会
平成18年10月29日(日)
NHKホール(東京・渋谷)
日本橋の百貨店のお化粧品売り場にいるMaFちゃんとこはあたくしのスキンケア御用達店。
ファンデーションと下地クリームがそろそろなくなったのでYuTちゃんと訪問。
今月の歌舞伎の筋書に日本橋三越での『衣裳・小道具で見る歌舞伎』招待券が入っていたので待ち合わせ前の30分で かけあしで見ました。
大星由良助の衣装の全てや、女形衣装を360度見れるようにレイアウトされていて細部にわたって観察~
さすが男の人が着る衣装だ、でかい。
小道具も作られる工程の展示とかもあって小さい展示会ながらも面白いモンでした
MaFちゃんのお店で買い物をすませクラブハリエでお茶してYuTちゃんとはバイバイ
お昼からは日本橋劇場@NaEさんのお三味線の発表会です
幕が開いたらあら、びっくり。
松葉目ものじゃぁないの
西流という流派の会で、幕開きは西流オリジナル「西 三番叟」
そして民謡や端唄などの演奏でNaEさんは5曲演奏~。
すごいー。譜面とか見てないんだよー。覚えてるんだー。
ラスト「華の舞」現代風な曲調で58人の合奏。
大勢で弾いてるとは思えない音の乱れのなさ。一体感に感動しました。
三味線っていい音です
衣裳・小道具で見る歌舞伎
日本橋三越本店
10月24日(火)~11月5日(日)
西流『西の会』孫弟子発表会
10月28日(土)12:30~
日本橋劇場
バーゲンってコツがあるよねー
アパレルメーカーに努める方からいただいたファミリーセールのご案内。
半休とって昼から突入
1000円で5着入ってるパックや60%OFFのホンマもん毛皮コートとか予想外なものをげっちゅーして居酒屋で祝杯をあげたあたくしと母上さまなのでした
日頃なにかと手厚くお世話をしているIsKちゃんが御礼にとTaSちゃんとあたくしを招待くださったのが虎ノ門の串焼屋串粋。
何を食べてもいちいち美味しい
お通し。サーモンごま豆腐
って言いながら豆腐じゃないんだって
キムチ
・・・と言って出てきたのがクリームチーズと鶏肉入りとかわりダネ
TaSちゃんリクエストのえいひれ
あたくしリクエストのささみネギソース
スペシャルサービス柔~いスモークレバ
こっからコースの串焼きずら~
きつねがどーのーこーのー(名前忘れた)
あられにまとわれてるつくねちゃーん
豚さん。あやしい茶色のぐにゅぐにゅはくるみの入った味噌
ぶーさんトマトチーズはふんわりあつあつ。
???とりにく??
マグロ(お魚よ)
でんでん太鼓をモチーフ焼太鼓
ぐはー。ありがとよーIsKちゃん。
マキロン吹きかけたら、しみたらしく怒っちゃった
『しゅりの4コマ劇場』~
↓
「傷口うんじゃうからお薬つけなきゃ」
ぎょ
熱が出て、下がったと思ったら声が出なくなって、声が出るようになったと思ったら咳がとまらなくなって、咳のしすぎでお尻筋肉が痛くなって一週間。
これが不思議で筋肉痛が一日3cmくらい下がってくる
今はももの後ろあたりが痛い
この痛みがはんぱじゃなくて、足を取りたいくらいなのよねー。
もちろん今日のフラメンコレッスンなんてぜんぜん音もでないほど足が動かないし、早いパソについていけんかった
こんな症状、ご存知ですか
ふっかふかベッドを与えられてボフは冬眠に入りました。
『ボフの4コマ劇場』~
↓
「ボフちゃん、ボフちゃん、ご主人様のおかえりですよ」
わしゃ眠いのじゃ。
朝寝坊してもそーっと起きてきたら『寿曽我対面』を幕見しよと母上さま。
あわてて仕度し、東銀座へ。
一幕見 寿曽我対面
工藤祐経:團十郎
曽我十郎:菊之助
曽我五郎:海老蔵
幕見席から見る対面は1枚の豪華な絵で眼福でございます。
遠目で見ても海老菊の五郎十郎の端正な姿がくっきりと目に飛び込んできます。
杯をうけてムカ~っと怒り出す五郎をたしなめるようにそっと足元に手をおく十郎のポーズが健気で凛々しくて良い~と思っていたら、その写真売り出されてました。
しかし、売り切れ・・・夜の部の休憩時間に焼き増しされてたのでGetできましたが
松竹スクエアにある台湾海鮮で昼ごはん。
小龍包がぅまぅまよ
ひりり激辛豚としょうがの炒めとXO醤チャーハン。
別腹はとらやのあんみつ~
16:30からは夜の部だじょー
一幕目 仮名手本忠臣蔵
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場、二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
早野勘平:仁左衛門
斧定九郎:海老蔵
千崎弥五郎:権十郎
女房お軽:菊之助
不破数右衛門:弥十郎
おかや:家橘
一文字屋お才:魁春
二幕目 梅雨小袖昔八丈 髪結新三
髪結新三:幸四郎
家主長兵衛:弥十郎
手代忠七:門之助
下女お菊:宗之助
お熊:高麗蔵
弥太五郎源七:段四郎
海老さま定九郎、TVドラマ「仲蔵狂乱」で斧定九郎の役つくりを演じてた頃、舞台でも定九郎をやっていたとき以来ですー。
やっぱ仲蔵が演じてるような錯覚に・・・
口から血ぃだら~「げふっ」みたいのがリアルできょわかった
菊ちゃんの泣きの演技にはぐぐっときます~。
浅黄色のご紋服がすっきりお似合いの仁左さまのことホントに好き~みたいな視線が熱い
仁左さまが青年風味で菊ちゃんの女形が姉さん風味なので実際の歳の差を感じない夫婦でした。
髪結新三はねぇ・・・菊パパ新三ファンクラブ会員なので。すみません。
「違う、違う」と首ぶんぶんしながら観てしまいました。
弥十郎さんの大家さんが楽しかったけどー
芸術祭十月大歌舞伎
平成18年10月2日(月)~26日(木)
歌舞伎座
TSミュージカルの10作目『AKURO 悪路』はドラマチックな歴史大作でした。
安倍高麿:坂元 健児
坂上田村麻呂:今 拓哉
謎の若者/アテルイ:吉野 圭吾
鈴鹿御前/アケシ:彩輝 なお
イサシコ:駒田 一
オタケ:平澤 智
ヒトカ:藤本 隆宏
小者の源太:西村 直人
ヤイラ:川本 昭彦
キクリ:福永 吉洋
アラカオ:平野 亙
クスコ:武智 健二
鹿の精霊:藤森 真貴
上演前にケータイ切れとか、カメラVideo撮影はダメとかのアナウンスがお子ちゃま。
なぜかみんな聞き入っていた。これは効果的~
そしてみちのくのお話しだから?舞台にはねぷた風の絵が掲げられてます。
男性アンサンブルによる群誦で始まる・・・(うっ、オレステス風。)
おっとこクサイです。
メンズ31人、女性キャストはアケシの彩輝さんとダンサー藤森 真貴さんだけ。
だからこそ女性のよさが際立ってたのかな。ふたりともすてきでした。
「信じなければー信じてみなければー」と歌っておるが、誰が裏切り者かわかんない。
敵だったのにみかたになったり、身近なものが実は裏切ったりと民族抗争の中で意外な展開。
そんな中でもブレない柴犬のようなサカケン。するとAkOちゃん、「しかも豆柴ね」と。
高麿とアケシの間にほんのり恋心がめばえて胸きゅんになった瞬間、サカケンが「俺の子を生んでくれ」
えっ直球プロポーズやね。
宍戸 開がいるいえいえ、藤本さんでした。
眉も整っててきれいだけど、マッチョだなー。
きれいといば圭吾くん。すんごい美しー。
田村麿呂@今さんがだんだんジャベール化していく・・・こぶし握りあげてたし
終盤の立ち回り、ダンスが組み込まれてるので工夫されて、ほぅと思う動きがいっぱいあるけど、狭いし、人数多いし槍とかぶつかってた・・・
まだ2日目だからねー。も少し経てばスムーズになるかな。
お席がかなり前だったので迫力にのけぞってしまった。
和太鼓が魅せます
衣装が倭+中国+韓国で時代考証無視風味だったけど、華やかでかっこよさ増量させてたので良いでしょう
今さんが劇中あまりにも悪いヤツだったのカテコの良い人今さんがおかしかった。
一緒に観劇したAkOちゃんと、いつものように終電まで。
TSミュージカル『AKURO 悪路』
2006年10月19日(木)~29日(日)
サンシャイン劇場
知る人ぞ知るパワーストーンのお店で作ったブレスレットに多いに興味を持たれたSiMちゃん。
「私も欲ちー」
で、またまたやってまいりました。中目黒のとある一室。
SiMちゃんに必要な石でパワーが入ってくるという左手につけるブレスレットを作ってもらい、とっても嬉しそう
これであなたもうっほうほに幸せになっちゃうわよん
パワーストーンブレスつけた二人は中目黒駅すぐ横のらーめん専門店キングコングへ。
らーめん専門店といえど、餃子もある嬉しいお店。
まずはと餃子
さて、ラーメンは醤油、塩、味噌、ヤンニンジャンとあります。
チャン、リン、シャン・・・?いえ、ヤンニンジャン。
辛い味噌味、しかもどっちの料理ショーで紹介されたとのPR付。
それにしましょう。
辛くて、コクがあっておいし
っていう以前に注意事項がでけへん。ふぅ・・・
せっかくのギターとのコラボもできんかった。ふぅ・・・
アタマでわかってんのになー。ふぅ・・・
脳みそと足ってつながってないのかなー。ふぅ・・・