![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
昨夜は身体が痛すぎてあんまり眠れませんでした。
おまけに余震のたびしゅりちゃんがしっぽを丸めて(丸めるほど長くないけど)低姿勢で部屋中を走り回るし
しゅりちゃんは小さな揺れでも、揺れる前から暴れ始めます。
地震予知犬となりました。
つるちーはグースカ寝てるけど
今日は新橋演舞場の歌舞伎を観に行く予定でしたが、朝早くに演舞場に電話したら「本日の公演は昼夜ともに中止」とのこと。
昨日も地震直後、幕を閉めたそうです。
もし公演があっても、こんなに余震も続いてるし、昨日銀座から帰ってくるのにドエラくたいへんだったのに、また電車止まったら…と思うと行けなかったかも。
9:00頃に母上さまは泊めていただいた多摩センターのお家から帰ってきました。
ニュースを見てると東北の港町は津波や火事でたいへんなことになっていて、目を疑うような映像が流れてます。
こんな状況だからスーパーとかに物も潤沢にあるとは思えないけど、お鍋の材料を買出ししにいきました。
みんなすごい食材いっぱい買ってるやはり・・・
家族全員の無事が本当に嬉しくて、お鍋がひときわ美味しかった。
メールがつながりにくい状態で細々とした通信のさまたげになってはとどうしたものかと思ったけど、実家が岩手のHaKちゃんにとりあえずメールしてみた。
そしたら実家やご親戚がたいへんな様子…
HaKちゃんのお教室の生徒さんで大船渡在住の方の安否が不明とも。
大船渡の津波の映像が何度もテレビで流れているので心配です。
今日は、ゆっくり休んでいたけど、身体の痛みが増すばかり・・・
昨日銀座を出発するとき、江戸時代は徒歩通勤してた距離だから大丈夫、歩ける!って思ったけど、途方もない距離でした。鬼平さんとか健脚だったのねー。
ま、ヒールのあるブーツだったし。ついうっかり薄着だったし。
あんま痛いので市販が開始されて絶賛好評中のロキソニン飲みました。
3:00前、大きな揺れがあったとき、銀座近辺にいました。
横揺れだったのでそんなに怖さは感じなかったけど、やに長いので「こりゃ地震後は電話が大混線になるー」と思って、揺れてる最中から母上様に電話しました。
でも、すでにつながらない
何度もメールを試みたけど、通信不可。
今日は府中の太極拳のお教室に行ってるはずだから、しゅりちゃんもつるちーもお留守番だぁ
携帯は通じにくいけど固定電話から固定電話へのコールはつながるので、留守電でスピーカーから声が聞こえるかと、おもいっきり「しゅりーー」「つるーーー」と叫んでみました。
もちろんわんこは電話でられないからこちらから様子はうかがい知れず
しゅりちゃんのベッドの前には背の高い本棚があって、も、もしやしゅりちゃんは本棚の下敷きになってるんじゃ?
ドジなつるちーは倒れたテレビの下敷きなってるんじゃ?
ネットで地震情報を見てたら、海外のニュース番組で仙台空港が津波で飲み込まれている映像が目に飛び込んできました。
なんだか信じがたい光景に焦りがつのって、とにかく、タクシー捕まえて帰るとしよう!と街中へ出たのが5:00すぎ。
近所のビルのガラスが割れ道に散乱したり、ヘルメットかぶって歩いてる人もいたり、とにかく家路に向かうであろう人の数、数、数。。。
タクシーは「予約車」の表示ばかりでつかまらないしぃ。
銀座から有楽町へ出て、皇居のほうへまっつぐ進み、桜田門を過ぎたあたりから日が暮れて暗くなってきました。
国会議事堂のあたりには人が少ないし、お店もないし、寒いし・・・
ショートカットで永田町へ抜けたらどっから出てきたのか?また人がどっちゃり。
もうおなかペコペコになっちゃって、「そうだ、半蔵門駅のサンマルクでチョコクロ買ってあったかいコーヒー飲もう」と、向かったらお店は閉まってました
新宿通りに出て、エクセルシオールに列ができてたけど、あいてるだけラッキー!と入って、な・・・何か食べ物・・・と言ったらチーズドックだけ、っていうので、すかざすオーダー。
そしたらそれはラス1でした。
しゅりちゃん、つるちーが待ってると思うと一刻も早く帰らねばと気も焦り、あわてて詰め込み、また出発。
この新宿通りが大混雑。
車はまったく動いていないけど、信号待ちのたびに人が交差点にあふれかえる。
救急車がサイレン鳴らしても通れる状況じゃないし、人も車道にまで出て歩いてるし、両脇の飲食店は行列だし、自分のペースでは全く歩けません
四谷の付近でペットショップがあったのでおもちゃを買いました。
無事生きてることを祈って、帰ったときの喜び顔を想像しながら…
歩きながらもずっと母上さまに電話してるけどつながらないし、数少ない公衆電話は長蛇の列。
やはり公衆電話はつながるのか…
新宿三丁目のあたりで、携帯が鳴り、表示画面を見ると「公衆電話」と。
母上さまが公衆電話からかけてきて、「親切な方がねぇ、泊めてくれるって」と言ってるので、電車動くまで待っててこの寒い中、具合悪くなってもたいへんだし、私がとにかく這ってでも帰るから、落ち着いてから動いてと言って電話を切り、また歩き続けました。
今日はフラメンコのレッスンの日だったけど、こんな状態じゃ行けない~
先生からは、メールが通じずらい中でも必死に生徒宛てにメール送信してるらしく、ときどきつながるメールに心配してるメールがきて、本当に温かさを感じで嬉しかったけど、返信もなかなかできない
そん中、今日から台湾に旅行に行ってるTaKみんぐに「日本はたいへんなことになってるよー」ってメールしたらすぐ返信が来た。
海外だとつながるみたいです。
家まであと2kmくらいのところでは足の付け根やむこうずねが痛くなってきて、怪獣みたいな歩き方になってたけど、でも必死
9:30頃、家に到着・・・。
家の外から「しゅり~」「つる~」って名前を呼びながら入っていったら、玄関フロアーもわんこのいる2階の家の中も地震なんてなかったみたいに何事もなくて、棚の上からマキロンが落ちているだけ、ふたりともすごいしっぽふってふひ、ふひって鳴いて喜んで迎えてくれた。
よくみると、しゅりちゃんがところどころにおそそうしてる・・・
つるちーは自分のベッドをめいっぱいしゅりちゃんのそばに寄せてる・・・
地震、怖かったんだね。
何ごともなかったような家の中で唯一、満タンにお湯をはっていたお風呂の水が、1/4くらいこぼれでていました。
とにかくわんこごはん、と用意をしてたら家電が鳴り、母上さまから。
詳しく話しを聞くと、駅で電車が動くのを2時間待っているうち、余震で危ないと駅からも出され、喫茶店で途方に暮れてたら、隣に座ってる人に声をかけられて、車でホテル探しなどしてくれたけど、どこもいっぱいで、「うちにお泊まりなさいな」と言ってもらえて、今はそのおうちでうどんをいただいてるの、と。
まさか見ず知らずの人のお世話になってるとはおそるべし。
しかし、親切な方に出会って良かった。
兵庫に住むYaIさんから心配してますメールがきて、「テレビで東京は帰宅難民がすごいって言ってるけど、大丈夫?」て。
帰宅難民なんて言葉で世間は騒々しくなってるんだー
ほんとに寒くて、心配で足痛くて、とんでもない体験をしてしまったけど、家に無事帰れただけ幸せ。
しゅりもつるも無事で幸せ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_snow.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_rain.gif)
朝の大雪にはあせってしましました
なぜなら、こよひはKySよんとご息女AySちゃんとお食事会だから~
お足下の悪い中、二人で新宿まで来てくれました
AySちゃんは幼稚園児だけど、小学校3年生に見えるでっかさ。
大きく育ってますなー。
お子さまが一緒なら、ちょいとアトラクション的な空気のあるお店がいっかなーと思って、メキシカンのエルトリートに ほらほら、コロナの風船とかも飾ってあって、気分はメキシカンロック
デフォで出てくるタコス&ディップはちょい辛。
キッズブリトーなるお子さまメニューがあります。
お子さまには嬉しいポテト、チュロス、ゼリー付 アボガドとクリームチーズの包み揚げ
テーブルサイドガッガモ~レ
その名の通りテーブルの横で作ってくれるの
ここに来たからには、はひーたはひーた
Wファヒータ(チキン
&ビーフ
)
コロナもマルガリータもいただきまして、メキシカンロックな夜でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
国立劇場で仁左様大奮闘の通し狂言 絵本合法衢、チケット抽選プレゼントに申し込んで当たったので本日、観劇~
左枝大学之助/立場の太平次:片岡 仁左衛門
うんざりお松/弥十郎妻皐月:中村 時蔵
道具屋娘お亀:片岡 孝太郎
道具屋与兵衛:片岡 愛之助
お米:中村 梅枝
太平次女房お道:上村 吉弥
松浦玄蕃:市川 男女蔵
佐五右衛門:片岡 市蔵
孫七:市川 高麗蔵
道具屋後家おりよ:坂東 秀調
高橋瀬左衛門:市川 段四郎
合法実ハ高橋弥十郎:市川 左團次
お席は3階の一番後ろ。背後は壁でつ。
客席全部を見渡せる席ですが、ぎっちり満員。
仁左様は時代物・大学之助と世話物・太平治の二役。
二役だとどっちかいい人、どっちか悪い人かと思いきや、どっちも極悪人。
躊躇することなくバッタバッタと人殺しぃ~
愛之助くんのけがれを知らぬ好青年や若々しい高麗蔵さんの爽やかさが好対照となりました。
今回、新しいって感じたのが吉弥さん、いい感じの女房
色っぽくて、賢そうでいい奥さんです。
悪を極めた大学之助も閻魔堂の場ではついに追い詰められ着物を脱ぐと、仁木弾正のように白い襦袢の下に黒いあみあみという姿になるはずが。。。白い襦袢が脱げちゃった・・・
絡まりまくってなかなかすきっと脱げなくて、みんながかたずをのんで見守る感じになっちゃいました
最期、仁左様ばったり倒れてしまって悪も断たれてめでたし~となったとこで、むっくり起き上がり
「とざいとーざい。今日はこれぎり~」
と幕。
残虐極まりないお話でも歌舞伎味満載でスカッとおしまいとなりました。
通し狂言 絵本合法衢
平成23年3月5日(土)~3月27日(日)
国立劇場大劇場