● メンタルヘルスの相談援助にはStepがある
メンタルヘルス不調の部下と面談を持つ場合、上司としては解決を急ぎたくなります。しかし、部下が上司の話を十分に聴ける状態でなければ、いくら最適な解決策を準備しても上手くいきません。無理に進めようとすると逆に時間がかかったり、状態を悪化させたりします。援助のStepは、次の通りです。
①部下が自分の気持ちをわかってもらえるということを実感できる
②自分の気持ちや考えを整理し、現在の状態を理解できる
③助言を得ながらも将来に向けた解決策を理解できる
④本人が③の解決策の中から、より良いものを選択できる
● 各Stepでの抵抗
①のStepでは、日頃からコミュニケーションができていればよいのですが、できていなければ「本当にわかってくれているのか」という気持ちを拭い取るのに時間がかかります。②では、本人の気持ちが揺れ動いて後戻りしたりします。③解決策の中には、本人に当面の苦痛を与えるものもあります。④なかなか決断できないことも多いでしょう。
なお、自殺の危険がある場合はStepを度外視し、本人が納得していなくても速やかに対応しなければなりません。
メンタルヘルス不調の部下と面談を持つ場合、上司としては解決を急ぎたくなります。しかし、部下が上司の話を十分に聴ける状態でなければ、いくら最適な解決策を準備しても上手くいきません。無理に進めようとすると逆に時間がかかったり、状態を悪化させたりします。援助のStepは、次の通りです。
①部下が自分の気持ちをわかってもらえるということを実感できる
②自分の気持ちや考えを整理し、現在の状態を理解できる
③助言を得ながらも将来に向けた解決策を理解できる
④本人が③の解決策の中から、より良いものを選択できる
● 各Stepでの抵抗
①のStepでは、日頃からコミュニケーションができていればよいのですが、できていなければ「本当にわかってくれているのか」という気持ちを拭い取るのに時間がかかります。②では、本人の気持ちが揺れ動いて後戻りしたりします。③解決策の中には、本人に当面の苦痛を与えるものもあります。④なかなか決断できないことも多いでしょう。
なお、自殺の危険がある場合はStepを度外視し、本人が納得していなくても速やかに対応しなければなりません。