冬に
2009-01-15 | 詩
憂鬱は
熱の冷めやらぬ白昼夢
空は重く垂れ込め寂しい
壊れた時計
ブラウン管の映像劇
ギブソンのレスポールを持った
ランディー・ローズは美しかった
洒落たステップを踏む老夫婦
マドラス酒場の窓から
港から鳴り響く汽笛の行方
浮かれた熱病
パーティーのその後の予感
空気が震え窒息しそうになる
駄目だ
前提とされた安息など
何処にも見当たらない
赤いカーペットの上に
ワインの染みをつける向こう
僕等はまたいつか会えることを誓ったんだ
守られない約束はとてもとても切ない
世界の在り様を咀嚼できず
優しさをもって
皮肉な笑いに泣き崩れた
冬なのさ
友人が呟き
空気の重さが少しだけ輪廻する
門構えだけが美しい奇妙な洋館は
部屋が12もあって驚くのさ
優しさが記憶を醗酵させる
部屋の扉をひとつずつ開けてみるんだ
その数だけ「世界」が解放され
哀しみの枠が是正される
寒いんだ
重く垂れ込めた空
守られぬ約束ほど
憂鬱な烙印はないね
冬なのさ
インフルエンザを羅漢して
タミフルを服用する
38度5分の発熱で
蒸発される体内の水分
熱の冷めやらぬ白昼夢
空は重く垂れ込め寂しい
壊れた時計
ブラウン管の映像劇
ギブソンのレスポールを持った
ランディー・ローズは美しかった
洒落たステップを踏む老夫婦
マドラス酒場の窓から
港から鳴り響く汽笛の行方
浮かれた熱病
パーティーのその後の予感
空気が震え窒息しそうになる
駄目だ
前提とされた安息など
何処にも見当たらない
赤いカーペットの上に
ワインの染みをつける向こう
僕等はまたいつか会えることを誓ったんだ
守られない約束はとてもとても切ない
世界の在り様を咀嚼できず
優しさをもって
皮肉な笑いに泣き崩れた
冬なのさ
友人が呟き
空気の重さが少しだけ輪廻する
門構えだけが美しい奇妙な洋館は
部屋が12もあって驚くのさ
優しさが記憶を醗酵させる
部屋の扉をひとつずつ開けてみるんだ
その数だけ「世界」が解放され
哀しみの枠が是正される
寒いんだ
重く垂れ込めた空
守られぬ約束ほど
憂鬱な烙印はないね
冬なのさ
インフルエンザを羅漢して
タミフルを服用する
38度5分の発熱で
蒸発される体内の水分
早く治ること祈ってるわ。
蒸発した水分は、治ったりタップリね