けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

逆境

2007-10-13 09:54:07 | football
離脱
デンマークとの試合はオーフスという首都からはだいぶ離れた場所で行われます。そんなスペイン代表にまたも問題発生。
前夜の最終調整で、フェルナンド・トーレスが内転筋を痛めて離脱。今のところの報道では全治10日となっていますので、デンマーク戦の出場は絶望的です。

先発1トップ予定だったトーレスに代わって出場するのは、エスパニョールのタムードの見込み。MARCAの予想では、先発はGKいける、DF右からセルヒオ・ラモス、アルビオル、マルチェナ、カプデビラ、MFがアルベルダ、セスク、チャビ、イニエスタ、ホアキン、1トップタムード、となります。

ビジャが離脱した中で、アラゴネスの頼みの綱は愛弟子のトーレスだっただろうと思うのですが、この直前のタイミングで離脱。もっともバレンシア戦でタムードの調子は確かに良さそうだったし、トーレスファンには申し訳ありませんが、スペイン代表のトーレスには個人的にはかなり懐疑心がありますので、誰が出場してもまあそれなりだろう、という感じなのでそれほどショックではないかも。スペイン国内でどうなのかはわかりませんが。
心配なのは、バレンシア戦でタムードがちょっと疲れやすいように見えたこと。90分持つかな、という心配があります。あと代表でとりわけ良かった、という記憶がないのも少し心配…ですが、ずっとスペイン代表自体が良かったことなんてないのでこれは仕方ないか。チームメイトのルイス・ガルシアを傍に置いてやればもっと期待できるかなとも思いますが、アラゴネスがそんな大胆な方針転換をするとも思えないので、途中出場での可能性ありというところでしょうか。クロスを高く上げるのではなく、足元中心でパスを速めに回すようにすれば、試合がよく動きそうな気がします。中盤はテクニックの高い選手ばかりですし、代表の救世主になっているイニエスタが攻撃にどう絡んでくるか、それなりに楽しみは楽しみです。

放送は、某W様がLIVE!でやってくださいます。
10月13日(土) 深夜2:50
10月15日(月) 午後6:00

…土曜日のこの時間に放送できるなら、普段のリーガの土曜20時も放送できるんじゃないか。なぜやらない。


アラゴネス監督:「ラウールはW杯もユーロも勝ってない!」
馬脚を現す。この記事を読んで、真っ先に思いついた言葉です。遂に本音が出たな、というか、ああやっぱりね、というか。記事内でも指摘されていますが、矛盾していてまるで論理的でない批判で、子供でも反論できるようなばかばかしい発言です。じゃあ今のスペイン代表に誰も召集できないじゃないですか。誰もW杯もユーロも取ってませんからね。ところでアラゴネスさんご自身はスペイン代表の監督をやって、もしくは選手時代にでもW杯かEUROを取ったんでしょうか? 結論としては、ラウルを召集しないことにアラゴネスは何ら論理的な理由をもっていない、ということになります。

語る、後編

2007-10-13 02:58:27 | football
日付が2回変わりましたので、新しい記事にしました。ASの記事の続き、最後までです。
だんだん話が飛んだり脱線したりですが、アトレチコ未遂事件は知りませんでしたし、ユニ収集マニアなところとか、ちょっと面白い裏話も出てきました。イリエとか懐かしい。

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フェルナンドはアンフィールドからメスタージャに移り、「多くの金を失った」。そこで“チェ”のトップサラリーについて話してもらうことにしよう。
「これが理由でバレンシアに来ないという選手もいるかもしれない。僕にとっては、他の人が自分以上にもらっていようと、それは問題ではなかった。ビッグクラブには飛びぬけたクオリティを持つ選手がいるもので、だから彼らはより多くの給料を受け取る。僕はそれを完全に理解している。これまで所属したクラブがそうだったからね。給料に制限があることは、そういう理由で偉大な選手が来ることを妨げる」
常に高度に統制された組織に関して、モリエンテスは次のように認めた。
「僕の注意を引くのは、バレンシアが外からも中からも同じように見えること。他のクラブにいたときは、ここではいつもスポーツ上のもしくはスポーツ外の問題があるように見えた。今僕は内側にいて、同じような見方をしている」

モリエンテスは、ピッチ上での自分の理想的なポジションは、
「ビジャの前でプレイしたい。一番前だ。でもダビドがシュートをするときに、より疲れていない状態にあるように皆が望んでいることもわかっている。だから僕は自分を犠牲にする。何も問題はないよ」
今シーズンは前線の競争が激しくなった。問題のひとつは、モロがジギッチの隣でプレイするかどうかということだ。
「それはイエスだと思うよ。以前リバプールでは、同じような特徴を持ったクラウチの隣でプレイしたからね」
実際、彼のイングランド時代は2人のハードなセンターバックとの戦いを思い出させたようだ。
「テリーとリオ・ファーディナンド、2人の野獣だね。それがすべてだよ」
そして我々のリーグでは、彼は別の偉大な選手を挙げる。
「アジャラ。目覚しいCBだよ」
フットボール選手の話になると、彼は間違いなくこの選手にハイライトを当てる。
「ジダン。誰よりもインパクトがあった。彼がプレイしたりトレーニングしたりするのを見るのは楽しかった。彼のユニフォームを保存しているほどだよ」
そしてモリエンテスの秘密の趣味は他の選手のユニフォームを集めることだ。
「リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、リーグ・アン、そしてスペイン代表で200枚以上持っているよ。ビジャレアル時代のアルベルダのもあるし、バレンシアのイリエのも。一番たくさんあるのがクライフェルト。いつも交換していたんだ」

会話は、チームメイトのペジェグリーノの隣で過ごしたイングランドでの経験に及んだ。
「どの道も左側を走るんだよ」
モリエンテスはさらに秘密だとして次のようなことを語った。
「僕は足指の痛みを避けるため、穴の開いたスパイクでプレイし続けていた。でもアディダスが内側に薄い布を付けてくれて、穴が見えないようになったんだ」
モリエンテスの将来のプランは、
「バレンシアとの間に残っている契約を全うして、その後更新がなければ、ヨーロッパの外での経験を試してみることも。アメリカやカタール…」
将来のことが確かならば、過去のことを思い出す。
「アルバセテのフベニールの時にパテルナに試合をしに来て3ゴール決めたよ」
モリエンテスがカルロス・ベルモンテ(アルバセテのスタジアム)を離れてサラゴサに来たのだが、これを知っている人はほとんどいないだろう。
「僕はアトレチコに行くことになりそうだった。モリーナやサンティに続いてね。でも最終的に問題があって、サラゴサに行くことに決めた」


ルイIIで、DDと

それからレアル・マドリーに移り、フロレンティーノ・ペレスおよびバルダーノとの不一致により彼のような選手には不適切な去り方をする。
「彼らはもう、僕がどんな気持ちを持っているか分かっているだろう。僕はモナコに行き、そこであらゆる意味で僕のキャリアにおいてベストなシーズンを過ごした。理想的な運命だったし、デシャンのような偉大な監督に会えた。僕たちがマドリーに勝った時、僕はベルナベウでゴールを決めた(4-2の2点目)。僕はチームメイトに、このゴールは勝ち抜けにつながると言ったんだ。チームメイトたちは、まるで僕がおかしくなったというように見ていたよ。でも2nd legでそれが実現した。皆が僕を祝ってくれたよ」
その後モリエンテスはマドリーに戻り、リバプールへの移籍の道を勝ち取った。
「彼らは僕をリヨンに移籍させたがっていた。でもリヨンなら僕は行かない、唯一行くとしたらアンフィールドだと言ったんだ」
そしてアンフィールドに行った。最後まで順応しきれなかったが。
「気候や街にはね…でもファンやスタジアム、クラブとしては素晴らしかった。順応するのは難しかったけれど」
そして彼はバレンシアに現れたのだ。

ここで彼に笑顔が戻った。彼は4番目の子供の誕生を待って幸せなのだ。すべてにおいて謙虚さと少年の頃の夢を失わないモリエンテスは、子供の頃済んでいた家のことを話した。
「ウエルバに試合に行った時、僕たちと一緒に住んでいたグアルディア・シビルの家族が僕のいるホテルに会いに来てくれた。僕にとって彼らは家族のようなものだよ」
最後に、モリエンテスはバルサ寄りだった理由を教えてくれた。
「小さい頃は本当にレアル・マドリーだった。兄と同じようにね。でも僕たちが店にユニフォームを買いに行くと、マドリーのが1枚、バルサのが1枚しか残ってなかった。兄は僕より大きかったからマドリーを取って、僕はバルサを選ぶしかなかった。それを着るようになって、僕はバルサに興味をもつようになったんだよ」
今はカタランのクラブを最高のパノラマのひとつと見ている。
「誰もが彼らのようにプレイするとは思わない。バレンシアもバルサのようにプレイすることはできないだろう。僕たち自身のスタイルを見ることだよ」

フェルナンド・モリエンテス、誠実さと純粋なフットボール。
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4人目のお子さんができると…ラウルのところと競争でもしているんでしょうか。


バレンシアのこと
週末はお休みになるらしいバレンシア留守番組ですが、本日(金曜日)、エドゥ、カネイラ、ビセンテの負傷&リハビリ組が一気に全体練習に合流。といってもまだフィジカルトレーニングを一緒にやる程度のようですが、やっぱり別メの時より表情もぐっと明るくなった気がします。Tvviのニュース映像では、軽くボールを回す様子も流れていました。


おまけでスーペルのこちらの記事。見出しが「Villa y Silva, pulso por el trono de Japón」となってまして。さて、ビジャとシルバが日本と何なのか?
ものすごくざっとしか見ていませんが、ビジャとシルバへの日本からのインタビューの申し込みが増えていて、これは「ちびっ子で速くてテクニックに優れた」というビジャ&シルバの特徴が、日本人の好みにぴったりフィット…というような内容のようです。何度かアイマールの名前も出てきたり、女性ファン層の好奇心を引いている…というような記述もありまして、まあそんな感じで日本人ファンは受け止められているということのようです。

モリエンテス語る

2007-10-11 23:53:17 | football
ASに載っていた、Cadena Serバレンシア版(?)に語ったらしいモリエンテス。まずは前半部分から、ますます遠のいている気がする代表への思い、フランスW杯の話、2002年の話、バレンシアの現状など。

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彼はラス・ロサスに行くことを望んでいただろうがアラゴネスの目はフェルナンド・モリエンテスに向かず、モリエンテスは本紙とバレンシア-カデナ・セルとの時間を過ごした。バレンシアニスタとして7人目の代表になるかもしれなかったモリエンテスは、日曜日には希望を持っていた。
「ビジャみたいに負傷した仲間の代わりに代表に行くのは好きじゃない。でも、いつでも代表に行くのは僕にとって夢のようなものだし、こういう試合の場合ならなおさらだ。ルイスが選ぶ人間であり自分が選ばれるのは難しいことは分かっていたけど、僕は代表50キャップに到達したかった。今47キャップなんだ。2006年のW杯にいけなかったように今回も期待は裏切られたけれど、それでもまだ到達したいと思っている」

“エル・モロ”はゴールとタイトルに飾られた、さらには特別な親友のラウルとレイナがいる自身の軌跡を振り返る。代表に関して思い出すのは、
「僕にとってはフランスW杯が特別だった。僕たちはマドリー史上7回目のCLチャンピオンを獲得してそのまま代表に行った。ラウルはASに載った優勝のポスターを僕たちの部屋に架けていたよ。でもすぐに事態はうまくいかなくなった。僕は若くてあの経験を最大限に楽しもうとしてはいたけどね。周囲は緊張して、ピリピリしていた。グループリーグ敗退は痛手だった。ブルガリア戦ではゴールを上げたのにそれは何もならなかったから(補足:ナイジェリアに2-3、パラグアイに0-0、ブルガリアに6-1)。覚えているよ。僕はゴールを上げて、ゴールを喜んで走ったけれど、自分がひとりだということに気づいた。仲間たちは、もうゴールが何にもならないということを知っていたんだ」
4年後、日韓W杯で事態はもっと悪くなった。
「無力感、あの偏ったレフェリングで試合から追いやられたんだ。最悪だよ。もう少しでいけたのに、僕たちのW杯になったのに、でもAl Ghandur(審判)に邪魔をされたんだ」


98W杯当時、背番号は7

フェルナンドは“赤”の話を止めて、白と黒に話を移しチームの悪い状態を分析する。
「僕が思う一番の問題は、チャンスを作れていないこと。ゴールにならなかったゴールを僕は覚えていないよ。そこまで到達できるのはほとんどなかったんだから。たぶんそういう問題の背後には他の問題があるんだろう。でも昨シーズンは、僕たちはボールを奪い、スピードを上げてすぐに相手のエリアに突入できていた。今は違う。そこまで到達するのがとても大変になっている。(一文割愛)」
バレンシアはメスタージャでプレイするのがプレッシャーになっている。モリエンテスも観衆の要因に触れないわけにはいかない。
「1-0で勝ってこいなんて言われたら注意をひかれるけど、それはまず聞こえない。でも事態が悪くなると、ずっと多く不満が聞こえてくる。それは明らかに選手たちに緊張を与えるし、最終的に他の人に速くボールを回そうとしたらそれは良いことではなくなる」

スタンドではキケへの不満が口にされているが、モリエンテスは責任は選手たちにあるのだと言う。
「キケとはとてもうまくやっている。これまで多くの監督と一緒にやってきたが、僕は彼のことを良く理解している。皆は監督の重要性を知らなければならない。試合中のこともだし、重要なのはトレーニングでの重要性だ。トレーニングは監督の仕事の95%、試合中はその影響はごくわずかになる。残りの5%だ」
この点においては、リバプールでの経験から、モリエンテスはプレミアリーグのトレーニングのやり方を好んでいる。
「2年や3年の猶予がないのはイングランドでは奇妙なことだろう。ここでは毎日が査定で、すべてを複雑にしている」
キケの試みの1つはローテーションである。
「僕にとっては、ローテーションはとても良いことになっている。50試合全部を戦うことが自分にはできないことは理解している。僕の身体が無理だと言うんだ。もう24歳の頃と同じではないんだ。でもローテーションが他のチームメイトには負担になっていることもわかっている」
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とにかくだいぶ量があるので途中まで。残りはいつ読めるのかな…。
後半には、さらにバレンシアのこと、他の選手たちのこと、将来のこと、マドリーとモナコのこと、バレンシアにはバレンシアなりのスタイルがあること、などが語られています。ざっとみただけですが、バレンシアとの契約更新がなければヨーロッパを出る(米国、カタール)ことも考えている、なんていう驚きの発言があったり、アルバセテの後にアトレチコに行く話もあったが結局サラゴサに移籍することになった、という裏話も。何度か繰り返しになりますが、どうも現役にあまり執着していない印象がみて取れることや、素直にフィジカル面の衰えを口にしてしまう辺りが、モリエンテスらしいような寂しいような気がします。ファンの勝手な思い過ごしなら良いんですが。

実験台

2007-10-10 22:23:38 | football
大事な試合ではあるもののどうもスペイン代表のニュースにはモチベーションが沸かないし、バレンシアも酷い形でインターナショナルウィークに入ってしまったのであまりぱっとしたニュースもないし、マドリーがビジャを取りに行くなんてお茶目なMARCAのニュースも大した事ないだろうし、ラポルタ&カタルーニャの問題はややこしいことになりそうなので首を突っ込みたくないし、アウディオビスアルとかソヘカブレとか文字見るだけで腹が立つし、そんな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。


MARCAのニュースなのでにほんごになるかもしれませんが、こんなニュース。ざっとまとめました。

FIFAクラブ世界選手権の試合では2つのアシスタントが付くだろう
FIFAが12月7日~16日に行われる次のクラブ世界選手権で、2つの実験を行う予定であることをアナウンスした。1つはアシスタントレフェリーを2人増やすこと。このアシスタントレフェリーはペナルティエリアの監視を行うことがお仕事になる。
もう1つは「インテリジェント・ボール」と呼ばれるアディダス社謹製マイクロチップ内蔵ボールを使用すること。完全にゴールラインを超えたかどうかの判断に使われる。このシステムは既に2005年のU-17世界選手権でテストされている。

ということです。既に出場が決まっているのが、ACミラン、ボカ・ジュニオルス、パチュウカ、ワイタケレ。ワイタケレはニホンのリーグ優勝クラブとプレーオフを行い、他にアジア代表とアフリカ代表が出てくる…あれ、そんなレギュレーションだったんですか。

ともあれ、そんなテストケースになるんだそうであります。アシスタントレフェリーを増やすのは有りだなあと思いますが、主審との権限のバランスはどうなるんでしょうね。2つ目の、ゴールラインをまたいだかどうかをコンピュータ管理するのはまだ賛否両論ある点でしょう。運・不運も含めてフットボールだという見方もあるでしょうし、どのタイミングでどういう基準で適用するのか(つまり常にこのシステムが稼動するのか、怪しい場合にのみ参照するのか)というのも決まっていないでしょうし、そんなところに力を注ぐよりもタイトに詰め込んだスケジュールを何とかすることを考えろとか、いろいろあるとは思いますが、まずは実験、テストです。


おまけ

デルビー・マドリー、デルビー・クラシコの「元恋人」が意味深です。でも一番気になるのはマドリーとバレンシアの「コスプレ仲間」です。

…やってみただけです。

いつまで続くのか

2007-10-08 03:24:55 | football

先制点はラウルからルートへ

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 7
Real Madrid C.F. 2-0 Recreativo Huelva

マドリーの得点:ファン・ニステルロイ(72)、イグアイン(90+2)

まずはハイライトを探すところから始まる、最近のリーガ・エスパニョーラです。さすがマドリーと言うべきか、Youtubeに上がるタイミングも早くてありがたいことです。


この動画から分かること
・試合前の黙祷は、1年前のマドリー遠征でなくなったレクレファンのためのものだと思われる
・前半はかなり惜しいシーンが何回もあったらしい
・守備も相当バタバタしたらしい

あとはテキストを読んでそのうちに。

追加:このままではつまらないので、ASの寸評
Perfecto(完璧):ラウル
ファン・ニステルローイの1点目をアシストした上に,特に後半に危険な場面を作り出していた。

Fenomenal(驚異的):カシージャス
26分には2つのパラドン(ビッグセーブ)でマドリーを救った。

Muy bien(非常に良い):マルセロ
左サイドバックに適応してきている。この試合でのベストプレイを見せた(次の文章不明。4回良い働きがあり、しかし最後にボールを奪われる?)

Bien(良い):ロッベン
前半は左サイドから危険な場面を多く作り出した。すぐにフィジカルの失敗で交代となった。

Mediocre(平凡):グティ
イグアインが決めた2点目をアシスト。それまではいつもほどのアピールはできなかった。

Mui mal(非常に悪い):ディアラ
マークされていない仲間にパスができず、66分に交代となった。


シーズン第1号
レバンテのアベル・レシノ監督、解任


07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 7
Osasuna 3-2 Villareal

好調のビジャレアルを止めたオサスナ、2点目のアシストはプラシルの模様。左脚のプレースキックを任されているようです。がんばれがんばれ。ビデオへのリンクはこちら
ちなみにこの試合、なぜそうなったのか詳しく見てはいませんが、後半ロスタイムにGKリカルドが退場。交代枠を使った後なので、プニャルがGKを務めたそうであります。


こちらもシーズン第1号?
セグンダより、セルタのフリスト・ストイチコフ監督が解任されました。後任は、元マドリー、ラシン、レバンテのロペス・カロの模様。

2007-10-07 17:37:19 | football
まず最初に
昨夜の試合、前半わずか18分で負傷交代になったビジャ。現時点では左足首の捻挫で3週間の離脱で、この後行われる代表戦、デンマーク戦とフィンランド戦は無理との見方が強まっています。MARCAが報道する代替選手は、アトレチコのルイスガルシア、バレンシアのモリエンテス、エスパニョールのタムード、そしてマドリーのラウル。アラゴネスはどうするか。


あまり書く気が起きない
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 7
Valencia C.F. 1-2 Real Espanol
バレンシアの得点:バラハ(4)
エスパニョールの得点:リエラ(20),ルイス・ガルシア(80)

GK:ヒルデブラント
DF:ミゲル,アルビオル,アレクシス,モレッティ
MF:マルチェナ,バラハ,アングロ,アリスメンディ(46,ホアキン)
FW:ビジャ(18,シルバ),ジギッチ(62,モリエンテス)

○カーサで連敗。これまでなんとか勝ってきたのは、勝負強さというよりも本当に綱渡りだったのか……。
○どうしたらいいんでしょうね。泥沼の予感です。
○ベンチスタートのシルバ。ようやく休めると思っていたら、ビジャの負傷により前半18分から途中出場。
○ビジャは少しかかりそう。まさか代表に拉致されていくことはないと思いますが…。
○CBはアルビオルとアレクシス。アレクシスはラインケアが得意ではないんでしょうか。
○1点目のリエラの得点は本当にきれいに左右に振られて崩されたものでまあいいとして、2点目はラインの裏に飛び出されてオフサイドが取れなかった。
○なんかミゲルもバタバタしてるし、ピボーテも軽いし……ディフェンスの練習中心だっていう話ですが、どうなの。
○攻撃も良い連動なんて見られません。
○この試合では、サイドも元気がない。というか良い形でボールを持てない。
○ジギッチ、リーガでスタメンデビュー。ビジャとのコンビは楽しみだったのに、評価できるにはもう少しかかりそう。
○としても、攻撃での連動がない。単発、シュートになかなか持ち込めない。
○ベンチで途中出場の支度をするモリエンテス、両隣のエルゲラ&アルベルダからしきりに何かを言われている。ピッチ内に伝えてほしい意見だったのかもしれません。ベンチで見ていて相当歯がゆいところがあったんでしょう。
○ボールが来なかったから仕方ないというべきか、影が薄いモリエンテス、ホアキン。
○攻撃練習してください…。
○最悪の中での良いこと、その1。インターナショナルウィークがあけるとビセンテが帰ってくる予定。
○最悪の中での良いこと、その2。やっとモレッティが休める。
○最悪の中での良いこと、その3。上海GPのおかげでMARCA辺りでの取り扱いがとっても小さい。

○ここからは某W様への雑感。
敗戦した上にワイドオープン・アナにS藤氏の解説と、なんとも目覚めの悪い連休の真ん中でありました。申し上げておきますが、このチームの名前はバレンシアであってチェルシーではありません。ラウル・ガルシアはアトレチコにいます。「アジャラが抜けたディフェンスライン」って今シーズンいっぱい言われ続けなければいけないんでしょうか。ところでワイドオープンって何でしょう?贔屓目に見て「サイドに開いた選手がフリーの状態」と解釈していましたが、この試合ではまだ自分の陣内にいて中央付近でボールを持った選手もワイドオープン呼ばわりでした。とってもオールマイティな単語のようです。


内容が悪くとも結果が伴っていればまだ良いのですが、カーサで結果を出せない事態が続きしかも内容に改善が見られないようでは、監督の去就問題が出てくるのは致し方ない気がします。だからといって即、監督交代しろというのではなく、監督交代にまでなりかねない事態だという緊張感を持って改善に努めていただきたいと。そう思うわけです。


またです
そろそろ全世界の関係メディアが一緒になって、LFPなりソヘカブレなり訴えても良い頃ではないかと思います。今夜予定されていた、バルサvsアトレチコの試合の放送はなくなりました。マドリーの放送も絶望的です。空いた枠には…たぶんラシンvsバジャドリの放送はラ・セクスタがやるそうなので大丈夫だと思いますが…ね。

想定の

2007-10-06 00:01:18 | football
範囲内ではありましたが:スペイン代表

そんなに嫌いか、ラウルが。
(もしくは、そんなに嫌いか、レアル・マドリーが)

GK:イケル、レイナ
DF:パブロ、ペルニア、プジョル、セルヒオ・ラモス、アルビオル、マルチェナ、カプデビラ
MF:セスク、イニエスタ、チャビ、リエラ、アルベルダ、アングロ、ホアキン、シルバ
FW:ルイス・ガルシア(エスパニョールの)、フェルナンド・トーレス、ビジャ

アルビオル初召集おめでとう。しかしバレンシアは相変わらず根こそぎですね。だから監督はキケにして、合宿場所もバレンシアにすればいいのに。


それはやめて
ローテーション制を引いているバレンシア。ですが、諸事情(カネイラの負傷とデルオルノの移籍)によりローテーションの効かないポジションができてしまいました。両サイドバック、特に左ラテラルのモレッティテの疲労が目立つ。ということでバレンシアは、冬の補強としてモナコの左サイドバック、ヴィンセント・ムラトリに白羽の矢を立てました。

……やめてください。

今シーズンからトップチームに上がったばかりのムラトリですが、リヨンからわざわざ獲得したベルト、昨シーズンはニースに出向して戻ってきた先輩のヴェニョという壁を乗り越えて、左サイドバックのファーストチョイスになった選手です。まだ危なっかしそうなところもありますが、意外に落ち着いたプレイを見せているしエスポワール(フランス・ユース代表)にも呼ばれるようになり始めています(10月の召集は外れる)。もう少しモナコで成長してもらいたいので、あまりちょっかいを出さずによそを当たったほうが良いのではないかと思われます。
ま、世界的にラテラルは品不足のように思いますが…。

ひとこと

2007-10-04 22:26:08 | football
風邪を引いて朦朧としながら見ていた上に録画も忘れていたので、まだちゃんと試合を見ていません。試合レポどころか雑感すら書けないのですが、とりあえずひとこと。

07/08 UEFA Champions League Group B
Valencia C.F. 1-2 Chelsea FC


勝てた試合。前半のうちに決められたのに。ドログバはさすが。ビジャもさすが。モリエンテスが最近元気がない、というかあまり前らしい仕事ができていない印象があるのが心配。ジギッチは大きい。


公称186cmのモリエンテスともこの身長差


キケは首が疲れる



07/08 UEFA Champions League Group C
Lazio Rome 2-2 Real Madrid


ほとんどバレンシアのほうを見ていたので、こちらはもっと短いひとこと。勝ち点取れて良かった。

この日行われた8試合中、カーサで勝てたのはセルティックのみ。それぞれの力の差があるとはいえ、全体的に見て波乱の日でした。

やっぱり当番

2007-10-03 20:10:53 | football
やはりCL当番モリエンテス。RADIO MARCAに語ったという前日インタビューです。

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モリエンテスがバレンシアの「チャンピオンズ男」なのは間違いない。ヨーロッパの偉大な大会でのゴール、タイトル、そして価値ある蓄積された経験。それに抗する人はほとんどいないだろうが、モウリーニョとの間には特別な愛と憎しみの関係があった。モリエンテスがモナコでCL得点王を取ったとき、ポルトガル人監督はタイトルは彼に取らせなかったのだ。そしてバレンシアのセミファイナル進出も妨げられた。バレンシア、ラジオ・マルカがモリエンテスの話を聞く。

Q:チェルシーにリベンジをする時がきましたが…
M:楽しくもあり難しい試合にもなるだろう。でも僕たち皆がテレビやピッチの上でそれを楽しむことになるだろう。特別な試合だよ。前日から既に特別な雰囲気が息づいている。チャンピオンズリーグの意味は僕たちはもう理解している。

Q:皆の目に焼きついている試合というものがありますが…
M:僕もたくさんの試合が目にやきついているよ。いくつかの試合を覚えている。例えば昨シーズンのチェルシー戦は厳しいもので終わりになってしまった。でも今回は素晴らしい試合になるだろう。

Q:チェルシーはモウリーニョなしでやって来ました。これはつまり…
M:彼は、敵のベンチにいてほしくないと思う監督だね。確かに彼らにとってはいつもと違ったことになるし、これまでにあったような特別なライバル関係でもないかもしれない。それでも彼がいないとしても、この試合は難しいものになるだろう。

Q:あなたにとって彼は常に勝者でした。最初はモナコでファイナルで当たった時、そして昨シーズンのメスタージャでの試合。彼が去ったのは喜ばしいことでは?
M:モウリーニョなしならはるかに良いね。幸運なことに彼はいない。なぜなら彼は重要なパーソナリティを持っていたから。彼はプレイしない。でも外側から非常に素晴らしいキャラクターを見せてくる。おそらくチームが彼を信じていたから、信じ続けているから、モウリーニョはチームに影響を及ぼすことができるんだろう。

Q:チャンピオンズであなたは多くのゴールをあげてきました。特別な感覚のあるゴールを思い出して下さい。
M:重要なゴールはいくつかあったよ。モナコ時代、準決勝でチェルシー相手に決めたゴール、ベルナベウでアンデルレヒト相手に決めたゴール。素晴らしいものだね。それから特に、バレンシアとのファイナルで決めた先制点。でもそれはもう過去のことだよね(笑)。あれもとても重要なものだった。初めてのチャンピオンズの準決勝でボルシア・ドルトムント相手に決めたのも良いゴールだった。

Q:昨シーズン、メスタージャでチェルシー相手に決めたのも素晴らしかった…
M:もし勝ちぬけていたら、目に焼きつくものとして残っていただろうね。怪我をした後のゴールで特別なものだった。でも何も助けにならなかった。

Q:あの時は、肩を保護してのゴールでした…
M:酷い怪我をしてのプレイだった。その月は試合でプレイするためだけに練習していた。いつもと違う怪我で、どんな形で落下しても危険だった。

Q:テリーをどう見ている?
M:信じられないくらいすごいよ。彼は僕をマークするだけではなく、主にチームのディフェンスや困難な事態に影響を与える。試合中はいつでもボディコンタクトをとってくるプレイヤーだ。彼は大きくて強い。重要だからというだけではなくて、そのクオリティからいっても完璧な選手だ。

Q:マスクをつけることが彼に影響すると思いますか?
M:彼は問題を抱えてプレイしなければならなくなる。その感覚はわかるよ。いつもハンディキャップになっていた。彼がマスクをすることでイコールになるから僕はありがたいね。彼はまるで何もつけてないかのようにヘディングするだろう。

Q:もし勝利を手にできたら、グループ突破の決定的な証拠になると思いませんか?
M:それで決定的になるとは思わない。でもとても重要なステップになっていくだろう。

Q:こういう厳しいチームに負けないためのキーは?
M:この試合のための重要な選手たちがいる。でもおそらくキーになるのは中盤の支配だろう。

Q:外側から見た印象としては、チェルシーはパワフルなチームだということです…
M:彼らは強いんじゃないよ。とても強いんだ。プレミアリーグとそして特にこのチームはヨーロッパにおいて最も強いチームなんだ。僕たちは彼らの欠点を突いて試合に勝たなければならない。

Q:彼らに勝つには、おそらくシルバのイマジネーションが必要になるでしょうね?
M:フットボールの素晴らしい点は、フィジカルよりもクオリティによって事態を動かす選手がいるということ、必ずしも強いものが勝つわけではないということ。確かなことは、僕はシルバは特別好きで、彼にはこの先もつづいていくだろういう何事に対しても謙遜の気持ちがあるんだ。彼にアドバイスしてあげたいよ。彼はアドバイスを求め、その受け入れ方を知っている人だから。
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こんな記事もありますが、MARCAのこのインタビュー中ではモリエンテスはテリーを絶賛。確かにモリエンテスが好むタイプの選手ではない、ボディコンタクトの激しい選手かもしれませんが、敬意は払っているということなんでしょう。今夜は出場する可能性もあるそうなので怖いです。

チームとしては、やはりモウリーニョが抜け、開幕からあまり調子の出ていないチェルシーということで少しバレンシアにも余裕がある気がします。が、余裕のあるバレンシアなんてろくなものではございません。しっかり気を引き締めていただきたいと思います。


おまけ
珍しいエルゲラのインタビュー…は読む時間がなさそう。残念。

2007-10-01 10:31:25 | football
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 6
Getafe 0-1 Real Madrid

マドリーの得点:セルヒオ・ラモス(65)

ゴール直後。残り時間はちゃんと起き上がってプレイできていました


結局国外配信はなく、オンダマドリ(ラジオ)を聞きながら。最後30分ほどはどうにか見られるところを見つけ、セルヒオ・ラモスのゴールを確認できました。ラジオではずっとヘタフェの方が優勢に聞こえていまして、というのはマドリーの選手で呼ばれる名前が目立つのが、ガゴ、カンナバーロ、ミゲルトーレス、セルヒオラモス、なんといってもカシージャス。あとはウチェの名前がいっぱい。カシージャスは「パラドン=ビッグセーブ」連発だったようで、後半途中で「本日5個目のパラドン~」とアナウンサーのおっちゃんに言われていました。
そんな中でカウンターで得点が決まってしまうのもまた面白い。最終ラインでボールを奪って前につなぎ、中盤のたぶんラウルから右にいるロッベンにボールが出て、最後はロッベンと併走していた「なぜそこにいる?」というセルヒオ・ラモスがゴール!…直後、戻ってきたヘタフェのDFの勢いに押されポストに腹部から激突していたのが少し心配でしたが…。良い試合ではなかったかもしれませんが、勝ち点を積めればまずはOK。
ハイライト、ゴール動画などはこちらの掲示板から行けます。


07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 6
Recreativo Huelva 0-1 Valencia

バレンシアの得点:ダビド・ビジャ(5)
アマリージャ:キケ・アルバレス、カムニャス、コンゴ、カセレス、アリスメンディ、ミゲル、モレッティ、エルゲラ、モリエンテス、シルバ
ロハ:ビクトル・ムニョス(監督さん)、カルロス・マルティンス


少しオフサイドっぽいが、飛び出して交わして…はいかにもビジャらしい


こちらも耳が頼り。Radio 9で試合聴戦です。前半早々ビジャが得点し、ああシルバまた使われているのかかわいそうに、ピボーテはマルチェナバラハか、アングロの名前が聞こえてくる…気を失いました。正しくは寝てしまいました。
勝ってよかったです。審判が暴れたようで、紅葉の季節になってきた感じです。モリエンテス今期2枚目?いつにない良いペースですね。ジギッチはいつ使われるんでしょうか。まさかチェルシー戦?
バレンシアの試合の動画は…現時点ではビジャのゴールしか見当たらない。こちらからどうぞ。何か見つかったら追加するかもしれません。

悲観的

2007-09-30 15:33:36 | football
日曜日、ですが未だWOWOWのページでは今日のリーガ放送のカードが出ていません。開幕から1ヶ月が過ぎたのに放映権問題は未解決のままというかますます泥沼というか。どういう仕組みでこんな事態になっているのか私もどうもよくわかりませんが、

1:「ソヘカブレ&アウディオビスアル」陣営と「メディアプロ&ラ・セクスタ」陣営との間で、リーガ・エスパニョーラ放映権の譲渡に関する問題がこじれている
2:海外への放映権販売権を持っているのはメディアプロ側らしい
3:しかし各クラブの放映権はいずれかの陣営に託されている
4:なのでソヘカブレ側クラブとメディアプロ側クラブとの対戦は海外に放映されるかどうかわからない

詳細はリガブログさんのこちらを参照。LFPも調停に乗り出していますが、解決していないところを見るとたいして役に立っていないようです。

そして問題の今週末。先ほどチェックしたMARCAにいや~な感じの記事がありました。
ヘタフェ-マドリー戦、本来PPVで放送する契約をLFPと結んでいるためスタジアムに準備にやってきたメディアプロを、ソヘカブレのプレッシャーによってヘタフェが締め出した。アウディオビスアル(おそらく国内放映権を持っている)が海外にも配信しなければ、スペイン国外ではこの試合は見られない。ソヘカブレのプレッシャーは他のクラブにも及んでいるそうで、従って他の対戦カードの放送も…。

と、相変わらずなんも進んでません。
MARCAの記事が少し進歩したところは、この事態によってレアル・マドリーが経済面・イメージ面からの被害をこうむるのは問題である、と書いている点。ようやくどれだけの影響が出るのか気づいたのか…でも一番の被害をこうむっているのは間違いなく視聴者。


ぎりぎりまで待って、事態が好転するように祈りたいと思います。


後刻
日本時間19時30分過ぎに出た、今夜の放送予定です。そういうことのようです。

9月30日(日) 深夜1:55~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
サラゴサ vs セビージャ

9月30日(日) 深夜3:58~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
ビジャレアル vs アスレチック・ビルバオ

1ヶ月

2007-09-29 21:36:39 | football
ミッドウィークにも試合があり、少しサボるとあっという間にまた次の試合が来てしまいます。とりあえずマドリー戦。

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 5
Real Madrid C.F. 2-0 Real Betis Balompie

マドリーの得点:ラウル(66)、バチスタ(84)

ペナルティ、誰が蹴るんだろう…と思っていたところに画面にアップになったのはなんとラウル。「うわー」と驚きながら見届けるのも怖いからチャンネル変えようかなと悩んだ次の瞬間、ごくあっさり決まった先制点でありました。ラウルがペナルティを蹴るのはいつ以来でしょうか。数年前に1回あった気もしますが、非常にレアなものを見た気になりました。
というか、鬼門のペナルティを蹴ろうと思えるほどラウル自身が調子のよさを感じているのではないかと思います。この試合、ファン・ニステルローイはフィジカルに問題があってベンチも外れたため、先発2トップはラウルとサビオラ。前半からラウルには何回もシュートを打つチャンスがあり、なかなか決まらないのはそれはそれでちょっと問題ですが、あれだけラストパスが集まるポジションでのプレイというのは、やはりラウル本人にとってやり易いのだろうと思います。

あとはもう箇条書きに雑感。
○バチスタのチレーナ!ものすごい迫力…
○ロッベンが次第に良くなってきている気がする。あのドリブル抜きはベルナベウで好かれる材料になりそう。
○スネイデル&グティの好調コンビはちょっと一休み。
○ようやくミゲル・トーレスが右SBで先発。スピードに弱いところが心配ですが、バックラインならどこでもできるというのは強み。
○そういえばせっかく補強したCBがどこかへいなくなってしまいましたね。
○ありがとうポスト。


好調?バレンシア?
6連勝中。内容がイマイチなのに勝てている現状は、昨シーズンの勝ちきれなさを思うと素晴らしい進歩だと思われます。しかもけっこう大胆なローテーションを繰り返している中での勝利。余談ですが、「ベストメンバー」問題でまるで現場のことを理解していない見当ハズレな文句をつけている某協会の某偉い人は、こういうチームをどう評価するんだろうと思ってしまいます。
ただ心配なのが、ちょっと負傷者が目立つようになってきたこと。足首を痛めていたのに9月頭の代表戦以来出場を続けていたシルバは、痛みが消えなかったため金曜日のトレーニングを回避。ラウル・アルビオルはトレーニング中に、夏に手術してからまだサポーターが取れない手首を強打。開幕以来フル出場のモレッティも、トレーニング中にどこだか打って痛みを訴えていたとのこと。さらに本日のスーペルを見ると、足を気にしているモリエンテスとアルベルダの画像が。モリエンテスは、昨シーズンもやっていた足指がシューズに擦れて痛くなっている状態のようです。
良いニュースとしては、カニサレスがトレーニングに復帰、カネイラがピッチでダッシュをスタート、それからビセンテがマドリーから帰ってきました。月曜からチームのトレーニングに合流するとのこと。


あそこが痛いだの疲労がたまってるだの言っても、次の試合はやってきます。フエラでのレクレ戦召集リストは以下の通り。

GK:ヒルデブラント、モラ
DF:ミゲル、アレクシス、マルチェナ、アルビオル、エルゲラ、モレッティ
MF:アルベルダ、サニー、バラハ、アングロ、マヌエル・フェルナンデス、ホアキン
FW:アリスメンディ、シギッチ、シルバ、ビジャ、モリエンテス

ミッドウィークに控えているチェルシー戦を念頭に置いた選手起用が必要になりそうです。ちなみにこのレクレ戦、「現時点」では日曜日の21時キックオフ予定です。あくまでも現時点では。


あれから1ヶ月
それでも人生は続いていく。それでもフットボールは続いていく。

せわしないフットボールカレンダーに追われている中では、1ヶ月の経過はあっという間でもあり、その間にいろいろなことが起きるからとても長い時間が過ぎていったようでもあります。あれから1ヶ月、日々のニュースに名前が出てくることはなくなってはいますが、サンチェス・ピスファンの「Puerta 16(16番ゲート)」の周囲は赤いキャンドルと花と手向けの言葉や写真に埋め尽くされたまま。サンチェス・ピスファンの改装工事の予定があるそうですが、Puerta 16の辺りの改装はペンキ塗りなおし程度の最小限にとどめられる予定だそうです
先日、エスパニョールがサンチェス・ピスファンを訪れた際には、試合前にプエルタが倒れた近く(向かって右手のゴール横)に花束が捧げられていました。今シーズンいっぱいは、どこかのクラブがサンチェス・ピスファンを訪れるたびに同じような哀悼の光景が見られるのかもしれません。


これはニュースだろう

2007-09-27 04:31:16 | football
0-0 <empate>、約9ヶ月ぶりの復活。



後刻追加:まだ見ていませんが
情報を遮断して放送まで待つ、ということができない性分です。某W様の2時間遅れのON AIR!すら待てないわけで、ましてや23時間遅れなんて耐えられません。と言い訳を書いてからバレンシアの結果。

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 5
Valenci C.F. 2-1 Getafe

バレンシアの得点:ダビド・シルバ(15),ダビド・ビジャ(30)
ヘタフェの得点:ブラウリオ(77)

アボンダンシエリに代わってヘタフェのゴールを守ったアルゼンチン期待の星、ウスタリ。は、良い選手なのか悪い選手なのか…。ハイライト映像を見ただけですが、ビジャのオーバーヘッドシュートをパラドンしているかと思えば、バレンシアのゴール1点目はモリエンテスのクロスを正直に正面にはじき出してしまいシルバに詰められたものだし、2点目はカウンターでビジャが飛び出したのを止めようと思ったのか前に出すぎていて、ビジャは長い距離からウスタリの頭を越すようにしてシュート、ゴール。ただバレンシアの失点も…あれは誰が悪いんでしょうか。運が悪かっただけか。
ざっと記事を眺めただけですが、前半はいい展開で後半はてろてろとした感じだったようです。詳細は今夜の放送で。ちなみにキケとラウドルップ、両監督はマドリーでの94~96までの元チームメイト同士。まずはキケの勝ちでした。付け足すと実はカニサレスも当時はチームメイト。

それから、この試合でモリエンテスがリーガ・エスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオンの300試合出場、ビジャが同じく150試合出場を果たしました。ふたりともおめでとう。


後列右端がキケ、左から2番目がラウドルップ



オサスナ4-1レバンテ
前のサラゴサ戦でやらかしてしまったからかどうかはわかりませんが、プラシルはベンチスタート。しかし左サイドのデルポルテが負傷し早めの交代出場となりました。バレンシアのラジオを聴いていたのですが、オサスナは対戦相手がレバンテということもあって試合経過が入ってきてました。後半途中にはゴールのアナウンスと共に「プラシルプラシル」言っているので、得点したのか!と期待したのですが、どうやら3点目のアシストをしたようです。おめでとう。

火・水・木

2007-09-25 22:25:37 | football
休むまもない厳しい日程。今週はミッドウィークにもリーガがあります。火曜日は先陣を切ってセビージャvsエスパニョールのUEFA杯ファイナルのリベンジマッチ。水曜日には大部分、8試合が行われます。バレンシアvsヘタフェは26日20時キックオフ。バルサvsサラゴサのミリート兄弟対決は26日22時。木曜日には残り1試合、マドリーvsベティスが21時から。某W様なりの努力で、放送は

【1】 バルサvsサラゴサ 9月26日(水) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE
【2】 バレンシアvsヘタフェ 9月27日(木) 深夜1:55~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
【3】 マドリーvsベティス 9月27日(木) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE

放映権問題はなし崩しに解決したんでしょうか…。


ラマダン
先日の試合放送中にも少し話題になっていたようですが、現在はラマダン、イスラム教の断食月に当たります。断食といっても大雑把に言うと日の出から日の入りまで水と食物を摂らないということで、決められた時間になれば食物を口にするものだそうです。ただしこれがサッカー選手となると、かなり大変な状況に。EL PAISにディアラの事情が記事になっていました。


イスラムの戒律を守り現在断食を実行中のディアラ。身体を酷使するサッカー選手にとって飲食の制限は、試合のパフォーマンスに直結する問題になりかねません。が、疲労回復を図り試合に出るだけのフィジカルを守るため、マドリーのメディコ、フィジコは様々なケアをしています。
この断食がフィジカルケアの上で問題になるのは、試合よりもむしろトレーニング。確かにマドリーの試合は日没後にやることがほとんどなので試合前の食事や給水は可能でしょう。でもトレーニングは午前中。通常のトレーニングでは選手は2リットルほどの水分を消費するそうですが、ディアラのためにトレーニングは特別メニューを組み水分をできるだけ消費しないようにしています。トレーニング中は心拍測定装置をつけ、試合後に体重を計ることで疲労の程度をチェック。先日のCLブレーメン戦にディアラがサスペンションでお休みだったのは、メディカル部門からすると非常に好都合であったとのことです。食事に関しても、夜に食べることができると言っても量を詰め込めば良いものではないしそれはそれで問題になってしまう。なので、浸透圧を調整して吸収を良くしたドリンクを処方し、タンパク質や炭水化物を摂らせるようにしているとのこと。

リーガにいるムスリムはディアラだけではなく、ラマダンへの取り組みもそれぞれ。セビージャのカヌーテやケイタなどもおそらくラマダン中でしょうが、一方でEL PAISによるとアビダルとヤヤ・トゥレ(共にバルサ)はラマダンを6月まで先送りにした様子。またこの時期はユダヤ教にも守るべき戒律があるようで、先日はデポルのアワテに関するこんな記事もありました。
日本に暮らしているとなかなか実感することができない、興味深い話題でした。たださすがにバジャドリに振り回されたあとなので、ディアラの回復状態は心配です。ベティス戦のピボーテはガゴ辺りでどうでしょう。


バレンシア
どこの世界もおば様という方たちは強い。昨日バレンシアのニュース映像をネットでチェックしていましたら、セビージャからの帰り、空港にいるチームの様子が映し出されていました。そこへ現れるおば様の一群。おば様の好みはキケとアルベルダ、モリエンテスでした。モレッティがカメラ係でした。おば様はマヌエル・フェルナンデスを捕まえ、「Amunt Valencia!」と言わせていました。スペインのおば様というのも素敵なものです。

ヘタフェ戦の召集選手です。
GK:ヒルデブラント、モラ
DF:ミゲル、アレクシス、マルチェナ、アルビオル、モレッティ、エルゲラ
MF:マヌエル・フェルナンデス、アルベルダ、サニー、アングロ、ホアキン、バラハ、マタ
FW:ビジャ、シルバ、モリエンテス、アリスメンディ、シギッチ

先日のベティス戦後は、アリスメンディが肩を痛めていたりモリエンテスが膝を強打していたりシルバの足首が痛かったりといろいろ問題はありましたが、それぞれ間に合ったようです。そしてついにシギッチが召集メンバー入り。ベティス戦でのプレイ時間が短かったモリエンテスと組むのか、ビジャと組むのか、いきなりひとりなのか、アリスメンディとカオスなコンビになるのか、ちょっと楽しみ。

テスト中

2007-09-24 12:46:57 | football
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 4
Real Betis Balompie 1-2 Valencia C.F.

ベティスの得点:ソビス(86)
バレンシアの得点:ミゲル(69)、ホアキン(83)

GK:ヒルデブラント
DF:ミゲル、アルビオル、エルゲラ、モレッティ
MF:ホアキン(86、サニー)、マルチェナ、マヌエル・フェルナンデス、シルバ
FW:アリスメンディ(71、アングロ)、ビジャ(78、モリエンテス)


CLからのフエラ連戦、ほぼ昼間といっても良い17時開始の試合、暑い、ローテーションにローテーションを重ねるテスト期間、ということですから、まずは勝ち点3を取れたことは評価できるのではないかと思います。カニサレスのケガの影響もあるとはいえ、懸案のGKにはヒルデブラントを使うことができたし、スタメンからマヌエル・フェルナンデス、ビジャとアリスメンディの併用。
守備は、アルビオル&エルゲラでだいぶ安定感が出てきているように思います。2人ともアグレッシブな守備で頼もしい。とはいえ、失点シーンはふっと緊張が解けた感じで、エルゲラが縦に走られヒルデブラントの出るタイミングが……。ヒルデブラントは、確かに最近のパフォーマンスが酷かったカニサレスよりは安定感はありましたが、プレシーズンの試合でも出るタイミングを誤って慌てていたシーンがあったような。ちょっと気になる点。
マヌエル・フェルナンデス、今更ですが良い選手ですね。合流してそれほどたくさんの試合をこなしているわけではありませんが、既にチームにフィットしているように見えます。運動量もスピードもパワーもある。まだ波がある感じもしますが、もっとチームに慣れていけば良いパフォーマンスになるのではないかと期待。
アリスメンディは…なんとも言いようのない選手。一応ビジャの相棒ではあるのでしょうが、左サイドが好きらしい。もちろん中に入って仕事もしていましたが、ビジャも左サイドに開きたがるタイプなのでこのコンビはどうだろうと少し気になります。中に入ってのお仕事はあの見事な宇宙開発に尽きるわけですが…でも、全体的に見ると悪くない。サイドでキープもするし、中でチャンスにも絡むし。なんか不思議。

と、新加入選手中心の感想でした。試合はミゲルがグイグイとドリブルで上がって行きそのままシュートのゴールに、モリエンテス→アングロ→ホアキンのゴール。ホアキンがボールにタッチするたびにブーイングだったのは、敵になった元アイドルへの礼儀みたいなものかもしれません。ゴールの後と交代の時の大きな拍手がベティコたちの本当の気持ちだろうと思うと、ゴールを決めて泣き顔になってしまったホアキンと共に、良いものを見た気になりました。
あとは気になるのが、両ラテラル。特にモレッティ。疲れてますね…。休ませてあげたくとも、カネイラがまだ負傷中なので代えようがない。この先、ミッドウィークにヘタフェ戦、その次にレクレ戦、チェルシー戦、エスパニョール戦と週2試合のペースが続きます。


おまけ。今日のベティスが試合開始前に着ていたTシャツは、背中に「15」が見えたので、おそらく先日左膝の前十字靭帯を損傷して全治6ヶ月と診断されてしまったナノのためのものでしょう。今シーズンも膝の恐怖は消えていません。リーガではありませんが、セルタからバーミンガムに行ったオウビーニャ、デポルからユーヴェに行ったアンドラーデがこの週末に立て続けに膝の靭帯損傷と見られる負傷を負いました。両者とも今シーズンにアディオスの可能性が。オウビーニャはセルタに戻って治療を受けるそうです。なんともやりきれない……。


07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 4
Real Valladorid 1-1 Real Madrid C.F.

バジャドリの得点:ペドロ・ロペス(70)
マドリーの得点:サビオラ(86)

バジャドリすごい。走りに走って、最後まで走ってました。マドリーがどこでボールを持っても2人、3人と寄ってくる。バックラインですらプレッシャーをかけられるわけで、まともな攻撃の組み立てはほとんどできませんでした。
さらにサイドバックの守備が今日は苦しかった。今期初出場のサルガドは、散々交わされるしそれを無理なファウルで止めようとするしで非常に危なかった。ブレーメン戦で良かったマルセロも、守備に回ると軽くすぐに転んでしまう。対面のシシが良かったせいもありますが、こちらも危なっかしかった。ミゲル・トーレスを召集すらしていないのは、本当に納得が行かない。シュスターは、ミゲル・トーレスに関してよほど気に食わないことがあったんだろうかと邪推すらしたくなります。
状況を打開できない中で、両サイドをロビーニョ→イグアイン、ドレンテ→ロッベンと入れ替えましたが、これも効果はあまりなし。的は外していたけど少ない攻撃を作っていたロビーニョは下げないほうが良かったかと思いますし、一瞬いいかな?と思ったロッベンは、ボールをキープしすぎてはロストする点が印象に残るし…。
それでも、MARCAのトップにあるとおり「1ポイント&Gracias」の通り。厳しい試合でしたが勝ち点1を積めたのは良かったと思います。


リーガの洗礼
ひっそり気にしていたオサスナのプラシルは移籍後初のスタメン、でしたが…。サラゴサの決勝点となるペナルティを与えたのは、ディゴ・ミリートの足元に身体ごと飛び込んでしまったプラシルのファウルでした。Deporitivo de Navarraには「ボールに当たったがディエゴ・ミリートにも当たってしまった」そうで…ま、次がんばれ。