漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

この字にあまり良いイメージはない。:曝

2010-01-20 22:30:04 | ◆準1級:読み(熟語読み)
 
 ・曝書(ばくしょ

 ・曝(さら)す


   【曝書】本を外気にさらすこと。古来からの資料保存対策のひとつ。古い図書館では蔵書点検(棚卸し)のこと。



バク
ホク
さら(す)(ける)

さらば(える)



【解字】形声文字。日+暴。音符の暴は、さらすの意味で曝の原字。


  1. さら-す。日にさらす。日にさらしてかわかす。
  2. あば-く。隠されたものを明るみに出す。恥をさらす。
    <新漢語林より>



読むことは割り合い簡単だと思います。引っ掛かるところといえば、「曝書」がどういう意味かわからないこと。
この言葉も、図書館関連の業務に携わっている方か、漢検受検者しか知らないと思います。
空調が完備されている図書館において、現在は”棚卸し”の意味にしか使われていないでしょうね。

でも、「曝」から思い浮かべるのは「曝露」「被曝」という放射能を浴びるという言葉なのかな。



----訓読み----

 ・痩せ 曝( さらば )えた犬が道を横切った。





実はこちらが本題。笑

この訓読みは難しいと思います。
だって、「サラバエル」って何なのか分からないでしょう。普通の人は。

やはり、漢字を覚えるのではなく、日本語を勉強するのだとつくづく感じます。