・曝書(ばくしょ)
・曝(さら)す
【曝書】本を外気にさらすこと。古来からの資料保存対策のひとつ。古い図書館では蔵書点検(棚卸し)のこと。
バク
ホク
さら(す)(ける)
さらば(える)
曝
【解字】形声文字。日+暴。音符の暴は、さらすの意味で曝の原字。
- さら-す。日にさらす。日にさらしてかわかす。
- あば-く。隠されたものを明るみに出す。恥をさらす。
<新漢語林より>
読むことは割り合い簡単だと思います。引っ掛かるところといえば、「曝書」がどういう意味かわからないこと。
この言葉も、図書館関連の業務に携わっている方か、漢検受検者しか知らないと思います。
空調が完備されている図書館において、現在は”棚卸し”の意味にしか使われていないでしょうね。
でも、「曝」から思い浮かべるのは「曝露」「被曝」という放射能を浴びるという言葉なのかな。
----訓読み----
・痩せ 曝( さらば )えた犬が道を横切った。
実はこちらが本題。笑
この訓読みは難しいと思います。
だって、「サラバエル」って何なのか分からないでしょう。普通の人は。
やはり、漢字を覚えるのではなく、日本語を勉強するのだとつくづく感じます。