漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

北の大横綱

2015-12-06 10:42:14 | ◇1級:書き(書き取り)

元横綱北の湖は アンコ 型力士である。







北海道が生んだ大横綱、北の湖親方が先月ご逝去されました。
大変残念であり、謹んでお悔やみ申しあげます。
11月17日の横綱白鵬の「猫だまし」を批判した3日後の11月20日の
ご逝去だったので本当にびっくりしました。




あんこう
鮟鱇



ちょっと意外な漢字だったと思いませんか。

私は、「あんこ」は絶対に和菓子の「餡子」だと確信していました。
あんころ餅のようにコロコロした体型なので、アンコ型だと思った。
だって、鮟鱇は、「あんこう」であって「あんこ」とは変ですよね。

『西の河豚鍋、東のアンコウ鍋』

このような書き問題であれば、誰だって「鮟鱇」と書けますが、
「あんこ」を「鮟鱇」と書くのは、クイズのようでかなりの難度ではないでしょうか。


ちなみに、都はるみの「アンコ椿は恋の花」のアンコは、
伊豆の言葉でお姉さんという意味の「あねっこ」が音便化したものだそうです。



以下Wikipediaからの引用です。

あんことは、肉付きが良く丸い体型をした力士を指す相撲用語。和菓子の「餡子」ではなく、魚の「アンコウ」のような体型に喩えた言葉である。逆に、痩せ型の力士をそっぷと呼ぶ。
そっぷは、相撲用語で筋肉質・比較的痩せ型の力士のこと。「そっぷ」とは本来オランダ語「sob」、つまり「スープ」の事であり、ダシを取った後の鶏ガラに例えてこう呼ぶ。



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遅くなりましたが、H27-2の結果をお知らせします。

169点

特に対義語類義語がめちゃくちゃで、扞格を恭謙に割り当てるという痛恨のミス。
でも、何とか合格点に達することができました。
自己採点と違っていたのは、

 ○ 筌=うけ 

「うえ」をどういう訳か「うけ」と書いてしまいましたが正解でした。
漢字辞典で調べてみると、「うけ」とも載っていました。
ラッキーです。


 ○ 箪食コショウ=瓠漿

ナント、正解でした!
「壺」が思い浮かばず苦し紛れに書いたのが「瓠」。
おそらく瓢箪のようなものに飲み物を入れたと連想しました。
字通で、「壺」は「瓠」と通じ、ふくべ。 とありました。
漢検四字熟語辞典には載っていませんでした。


 × 誡告=譴責

正解を書いたつもりが、「遣」とは書かずに、「遺」を書いてしまった。。
よくやる間違いです。気を付けたいと思います。



 ○ エツによりて食を廃す。=饐

同じく字通では、「饐」は「噎」に通じむせぶ。 とありました。
これもラッキーでした。



 × 輒ち=すなわ

正解を書いたつもりですが、おそらく「すなわち」と書いたのでしょう。



3連勝を目指し、H27-3は千歳会場で受検します。

真価が問われるチャレンジとなりますが、ベストを尽くします!



シ と ハイ

2015-03-08 14:05:11 | ◇1級:書き(書き取り)
 漢字を深く学んで行くとある時期で必ず「杮」コケラという字に出会う。
「柿」カキに似ているけど微妙に違う事に気付き、ついつい蘊蓄を傾けてしまう。
因みに「杮」コケラは漢検対象外の漢字である。


  かき = 木(部首) + シ(音符)

  こけら = 木(部首) + ハイ(音符)



 市イチの立つ場所を示す標識の形。

シを音符に持つ漢字は、
常用  シ、いち
常用  シ、あね   正字=
常用  シ、かき   正字=
一級  ※象形 トウ、ドウ、さわぐ、あらそう (熱鬧、喧鬧)


ハイ
 草木がしげり、花のしべが垂れる形に象る。

ハイを音符に持つ漢字は、
一級  ハイ、はた (大旆、旆旌)
一級  ハイ、おおあめ、さかん (霈然、霈艾の馬)
一級  ハイ、さわ、たおれる (沛然、造次顚沛)
漢検外 ハイ、こけら (杮落し)
常用  ハイ、こころ (肺腑)




ここにひとつだけ例外が存在する。

肺の音符はイチである。
ただし、常用漢字ではイチであるが、旧字ではハイとなっている。
字義からいって、肺の音符は「シ」ではなく「ハイ」でなくてはならない。
分かりにくいですね。金文を見たところ、



確かに、シではなく、ハイとなっている。

ということは、常用(当用)漢字に整理された時に、シになったのであろうか。

文化庁 当用漢字表(内閣告示第三十二号) 昭和21年11月16日
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kakuki/syusen/tosin02/05.html
※よく見えないですね ^^;


常用漢字でシを音符に含んでいる字は、柿と姉だけである。また、常用漢字にはハイを含んだ漢字はなかった。
想像ではあるが、常用漢字が制定された時にシに整理し、肺だけをハイにしたと考える方が自然だ。常用漢字でのシとハイの混乱を避けるためだと思う。なので、常用漢字には、ハイという字は存在しない。ある辞書では、「市シと混同して書かれた」とか「肺は古くから書道では、市シで書かれた」とか書かれているが真意のほどは定かではない。
 ハイ





長々と書いてきましたが、わたしが言いたかったのは次のことです。

 シ



 ハイ


一級の書き取りで、沛などを書くとき、シと同じ書き方ではなく、縦に一画で下してください。
市みたく、亠 と 巾 の間に空白が出来てしまうと不正解になるかもしれないので。

なんだか、書き順辞典みたくなってきましたね(笑)


あれっ、少し違う・・・・

2013-06-18 18:47:32 | ◇1級:書き(書き取り)
一級では許容しない漢字


 1級配当漢字には、常用漢字に使われている字で構成されている形声文字が数多くありますが、常用漢字とは違い、旧字体しか許容されていない字が大部分を占めます。もともと常用漢字(当用漢字)が作られたのは、戦時中の漢字制限も理由の一つですが、義務教育によって日本国民の平均した学力のレベルアップが目的であったはずです。その後、旧字体が簡素化され常用漢字として標準化されました。中国の繁体字が簡体字に移行したような感覚だと思います。しかし、その裏返しで常用漢字以外の字の大部分については、旧字体でしか許容されていないということです。(※許容されている字もあります)
 1級初期の漢字検定では、常用漢字を旧字体に書き改める問題が出題されていましたが、最近は出題されなくなりました。普段から私のように常用漢字に馴染んでる者にとっては、常用漢字と旧字体との微妙な違いに気付かないことがままあります。そこで、わたしの覚書としても一度まとめてみることにしました。


以下、間違えやすい字の 一部抜粋 です。

※機種によっては、表示されない字もありますが、ご容赦願います。
一級配当 常用 旧字
倆 瞞 蟎 裲 魎
儺 儺 饉 攤 艱
剿 勦 樔
吶 訥 肭 蜹 衲
堊 啞 埡 惡 椏 噁 錏 鐚
嚬 顰 蘋 陟 騭
嬪 噦 穢 擯 檳 殯 繽 鬢
嚀 濘 獰 檸
嚊 嬶 鼾
奢 赭 闍
嫋 蒻 嵶 搦 鶸
嫺 燗 癇 繝
慊 歉 蒹 蠊 賺
漿 鏘
滲 糝 蔘
瀝 癧 櫪 靂
燠 懊 襖 澳
猜 睛 倩 凊 蜻
嗔 癲 巓 瞋
懣 瞞 蹣 滿
漿
窿
芨 岌
慴 搨 摎 栩 榻 樛 櫂 歙 瀚 繆 蓼 褶 醪 鏐 驂 鶲
茣 蜈
耘 耙 耦 耡 耨 藉 誄
崢 諍
喙 掾 椽 碌 篆 籙 蠡
怦 拌 絆 胖 苹 萍 袢 鮃
壎 燻 曛 醺 纁 黜 黝 黠 黯 黥 黴 黶 黷
峭 悄 稍 筲 誚 趙 霄 鮹
搤 縊 鎰 隘 鷁





 昨年4月、今までの常用漢字(2級)に準1級・1級から降格した196字が追加され、あらたに新常用漢字2136字と制定されました。しかし、追加された196字の中に今まで常用漢字では許容されていなかった字が少なからずあります。ただ、これらの字は準1級・1級では簡略化された字でも許容字体として採用されていました。結果として常用漢字に許容字体が出来するという珍妙な例外が起きてしまいました。今までの許容字体として簡略化していた常用漢字との整合性を図るための措置だと思いますが、あくまで正字は旧字体で構成された準1級と1級から降格となった196字なのです。←なんだか分かりにくいですね。^^;

常用漢字表で追加された196字について、[ ]で許容している字を以下に示します。
※ただし、許容字体は漢字コードによって差異があるためここでは示しません。


◆改定常用漢字表で明示的に許容字体とされている差
 餌 餅 遡 遜 謎

 食偏 → 簡略形の食偏を許容する
 しんにょう → 1点しんにょう を許容する


◆改定常用漢字表で明示されている明朝体のデザイン差
 茨 牙 釜 隙 鍵 梗 叱 蔑


◆筆写の楷書字形と印刷文字字形の違いが,字体の違いに及ぶもの
 淫 葛 僅 煎 詮 嘲 捗 溺 填 賭 剥 箸 蔽 頬 箋 嗅 喩



これらの許容については、情報機器のJIS漢字コードが大きく影響しています。


ぼぅーーーーーーっ。

2013-03-26 19:11:03 | ◇1級:書き(書き取り)

モウ・ボウ
くら(い)、おろ(か)


【解字】形声。目+蒙。音符の蒙(モウ)は、おおうの意味。目がおおわれている、盲目の意味を表します。
  1. 目が見えない。
  2. くらい(暗)。
    ・目が明らかでない。
    ・道理を分別する能力がない。







最初、違いに気付きませんでした。
日偏、目偏、月偏の違いに。
何も偏がつかない基本形の「蒙」は、”おおわれて暗い” という意味を表しています。
この、 ”おおわれて暗い” という様子を「蒙」に偏を付与することによって、
微妙に使い分けしています。

 ”太陽” がおおわれて暗いのか、
 ”目” がおおわれて暗いのか(道理に)、
 ”月” がおおわれて暗いのか(人体的にも)、
 ”雨” におおわれて暗いのかを。



たとえば、
モウマイ の漢字は、
 蒙昧 曚昧 矇眛 濛昧 矇昧
と、おおわれて暗い様子にもいろいろな意味があります。

モウロウ は、
 曚曨 朦朧 矇朧
と こちらも使い分けに迷うところです。


それぞれのシーンによって偏を使い分けしなければいけないのでしょうか。


自分なりにまとめてみました。



 おおわれて暗い。蒙昧
 くらい。
 の光がはっきり見えない。
曚昧
曚朧
 くらい。
 が見えない。
矇眛
矇朧
 おぼろ。
 がおおわれて暗い。
朦朧
 きり
 はっきり見えない。
濛昧


この他にも、「蒙」に偏が付く漢字が二つありますが、字義にあまり意味がない?
みたいなので今回は例外としました。ごめんなさい。






ということで、過去に漢検で出題されたものを調べてみました。


■四字熟語
無知[モウマイ]
 蒙昧



■故事成語・諺
辛崎の松は花より[オボロ]にて  松尾芭蕉『鎌倉海道』
 朧・朦


■文章題
弦月は我が幻境を照らして[モウロウ]たる好風景得も言われず 北村透谷『三日幻境』
 朦朧・曚朧



「読み」問題は、簡単過ぎるのか、過去に出題されたことはないようです。


 ・四字熟語の蒙昧は、”決まりモノ”なので答えは唯一のものでしょう。

 ・松尾芭蕉の句については、「朧」が正解ですが、「朦」も正解にしているところにジレンマを感じます。

 ・北村透谷の作品においても、「朦朧」が正解ですが、辺りが暗くなるという意味で「曚朧」も正解のようですね。


ついでですが、

  も辺りがほの暗い時を表し、 は、目が暗いを表わしている。



昨年、常用漢字に追加になった、「曖昧」も、もしやと思って調べたところ、
「曖」の俗字で、「瞹」という字が存在していました。


 曖昧

 瞹昧



夏の終わりにサーカス見物

2012-08-31 16:44:28 | ◇1級:書き(書き取り)
 
 水玉模様の道化師が、ありったけの声で空中サーカスの名人達を呼びたてました。すると、楽屋口から肉 ジュバン に金糸の縫い取りのある猿股を穿いた屈強な男達が次々と飛び出してきました。

サーカスの怪人/江戸川乱歩








にくじゅばん
肉襦袢

 肌に密着するように作った肉色の肌着。歌舞伎などで役者が肌を現すときに使う。にくじばん。




 子供の頃、悪いことをしたら親から「サーカスに売っちゃうぞ」と言われたような言われなかったような。

今考えたら随分と差別的な発言だったと思う。

興行期間中で夏休みを挟んだ2学期だけ一時的に転校してきた子がいるらしいというのも怪人20面相だけの世界だったのでしょうか。

私たちの年代の殆どの小学生が読んだであろう怪奇小説ベストセラー江戸川乱歩の怪人20面相シリーズ。

わたしの頭の中では、サーカスといえば ”サーカスの怪人” を必ず連想してしまう。

サーカスは ”子供が知ってはいけない” といった妖しい世界に弥が上にも興味を惹かれる。





そんなイメージを持って何十年振りかでサーカスを観に行ってきた。

夢がいっぱい詰まっている赤いテントを目指して。

まさに「童心に返る」という表現がピッタリ。

最後まで子供のように目を輝かせ、ヒヤヒヤわくわくしながら。。



痴情狡し

2012-07-25 19:27:46 | ◇1級:書き(書き取り)
2012.7.15 札幌市琴似

 
 苦役に耐えるズニン










ズニン
徒人

 律の五刑の一つ。今の懲役刑。1年から3年まで半年毎の五等級とする。流ルより軽く、杖ジョウより重い。徒刑。徒罪。




 中国の隋・唐律を模範に日本古代の律(大宝律)に規定された五種の刑。


  チ
 竹のむちで尻打ち。

  ジョウ
 杖で尻打ち。

  ズ
 懲役刑。強制労働。

  ル
 流罪。島流し。

  シ
 死罪。死刑。



 正確には、「ズニン」が正しいが、「トニン」と記されている辞書がほとんどです。

 
 徒人 ズニン
    トニン

 徒刑 ズケイ
    トケイ

 徒罪 ズザイ
    トザイ



読み問題でいえば、「ズ」も「ト」もどちらも正解なので出題されることはないでしょう。
出題されるとしたら、「ズニン」を漢字で書く問題くらいであろうか。


この中で気になる刑が「流罪」。

 近流(コンル) 越前・安芸など

 中流(チュウル) 信濃・伊予など

 遠流(オンル) 伊豆・佐渡・隠岐・土佐など




明治時代には、北海道への流刑もあったという。
北海道出身のわたしにとっては、現在服役しているみたいで複雑な心境ですね。
もし現在もこの刑があったとしたら、

 ◆北方領土
 ◆竹島
 ◆尖閣諸島


労役に服さず遊んで暮らしていいので、これらの島で日の丸背負って常駐してもらいたい。
というのはあまりにも危険過ぎる発想でしょうか。


最後に「徒」に関連した熟語を並べて。。



 徒花 あだばな

 徒  カチ

 徒然 トゼン、つれづれ

 徒手空拳 トシュクウケン




消えゆく唱歌

2012-06-30 08:02:41 | ◇1級:書き(書き取り)
 
 村の鍛冶屋(作詞作曲不詳)

 暫時(しばし)も止まずに槌打つ響
 飛び散る火の花 はしる湯玉
 ふゐご の風さへ息をもつがず
 仕事に精出す村の鍛冶屋










フク、ホ、ヒ、ビ、ブ
うつぼ、ふいご



【解字】形声。革+備。

  1. かわぶくろ。
  2. 鞴靫(フクサイ)は、矢入れ。うつぼ。
  3. 車前の横木のおおい。
  4. ふいごう。





向田邦子の眠る盃ではありませんが、ずっと

 「火箸(ひばし)も休まず土打つ響」

と唱っていたように思います。

小学校で唱ったのは、おそらく私たちの年代が最後のはず。
ということは、あと30年ほどで完全に誰の記憶にも残らないということ。
この唱歌の寿命もあと30年ほどで自然消滅してしまうのでしょう。
仕方ないのでしょうね、今の子供達では歌詞からイメージが湧かないのですから。
せっかく、鍛冶屋の「冶」も準1級より常用漢字になったと喜んでいたのですが。。


小学生のとき、わたしの親戚が鍛冶屋をやっていました。
初めて目にした「鍛冶屋」は、大音響と火花の散る光で興奮状態になり、小学生のわたしには十分過ぎるほど刺激の強いものでした。
実は従妹と遊ぶよりも鍛冶屋見物の方が楽しみで、一日中飽きもせずずっと眺めていました。


はしる湯玉

これも味わい深い言葉だと思います。
「湯玉」なんていう言葉は、この唱で初めて聞きました。


3番の歌詞がまた奮っています。

 刀はうたねど大鎌(おおがま)小鎌(こがま)
 馬鍬(まぐは)に作鍬(さくぐは) 鋤(すき)よ鉈(なた)よ
 平和の打ち物休まずうちて
 日毎に戰ふ 懶惰(らんだ)の敵と



あまり聞き慣れぬ鉄鋼農機具の名称が並んでいます。
鍛冶屋の仕事は、「死の商人」ではなく、あくまで「平和の使い」であると。
戦うのは、 自身の懶惰(=なまけること)とはなんともうまい。
でも戦時中ということが歌詞に色濃く残っています。


慣用句で

 蹈鞴を踏む(たたらをふむ)
 (蹈鞴=足で踏んで風を送る大型のふいご)

 【意味】 勢い余ってから足を踏む。


というのも1級頻出ですね。




お~~~、コワッ。

2012-05-29 10:57:58 | ◇1級:書き(書き取り)
 
 知人宅で山菜 おこわ をご馳走になる。








おこわ
御強


こわめし(強飯)。赤飯。女房詞。

【強飯】こわめし
おこわ、強飯(コワメシ・ゴウハン)とも。元来は米を甑(コシキ)や蒸籠(セイロウ)で蒸して作った飯のことで、釜で水を加えてたく飯を姫飯(ヒメイイ)というのに対し、堅かったのでこの名前が付いた。現在はアズキを混ぜて赤く染めることが多く赤飯(セキハン)と呼んで、おもに祝事に用いるが、凶事の際などに白おこわといって黒豆を入れて作ることがある。





思った通り「女房詞」でした。


wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%88%BF%E8%A8%80%E8%91%89

女房言葉(女房詞・にょうぼうことば)とは、室町時代初期頃から文書に現れ出した、宮中に仕える女房が使い始めた(現在でも用いられている)隠語的な言葉である。



「おこわ」の ”こわ” が思い浮かばない。

 強面(こわもて)の ”強” から「おこわ」が連想できない。


 強飯 こわめし ⇔ 姫飯 ひめいい

の関係を頭に入れておかないといけないのでしょう。
どちらも普段目にしない、耳にしない言葉ですが。



通常「おこわ」といえば「赤飯」のことを指すようです。

赤飯といえば、北海道では小豆の代わりに甘納豆(大豆)を入れるのをご存知でしょうか。

北海道ではメジャーなのですが、

本州の方に言ったら信じてもらえませんでした。苦笑



甘納豆とゴマ塩、紅生姜のハーモニーが堪りません。


  ヤ

  ミ

  ツ

  キ

  ・
  ・
  ・



からだのことば

2012-04-13 18:56:41 | ◇1級:書き(書き取り)
 
 たたかわない 仲良くつきあい かんかい をめざす。





かんかい
寛解

くつろぐこと。
[医] 病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的あるいは永続的に軽減または消失すること。特に白血病などの場合に用いる。緩解。






常用漢字とは意外だったと思います。

医学用語は難解です。
医者と患者しか聞いたことがないような言葉がたくさんあります。
もしかしたら、わざと難解にしているのかもしれない。(理由は言わない)


他にも一級に出てくる漢字で、

 結紮 けっさつ
 血管を縛って結ぶ

 褥瘡 じょくそう
 床擦れ

 苔癬 たいせん
 皮膚の丘疹

 腓骨 ひこつ
 脛骨とともに下腿骨を成す細長い骨

 厥逆 けつぎゃく
 のぼせ

 瘴癘 しょうれい
 伝染病の熱病


などがある。




以前にも書きましたが、新常用漢字に追加された196字のうち、医学に関する漢字を再掲します。


■医学系

 
 
 頭
 咽喉
 死
 
 
 
 
 
 
 
 
 脊椎
 
 前立
 潰瘍
 腫瘍
 脳梗塞
 血
 
 
 脱
 
 捻挫
 食
 覚
 処方
 
 
 
 
 
 




あらためて見ると「読み」については問題ないでしょう。
そして文科省が指標としている「パソコンで正しく変換できる」もそんなにも難しくはない。
でも、「書く」となるとそうとう厄介だ。

日本は、特に明治以降「読み書き」を主要科目として義務教育により国民全体のレベルアップに成功した。
「読み」ことにより読解力をつけ、それを「書く」ことによって”体”に浸み込ませたのだと思う。
「読み書き」をセットで勉強することにより”とにかく”成果をあげた。

何度も言うが、義務教育(含高等教育)が「読み書き」から「読み打つ」では本当の力にはならないと思う。



わたしは感覚だけで生きてきた人間。
リクツじゃない。
だって、今まで成果をあげてきたのに方針を変えることはないはず。


やっぱりうまく言えない。




ぶりっ子。

2012-03-16 14:07:43 | ◇1級:書き(書き取り)
写真と本文は関係ありません。

 
    かまとと を装う。






かまとと
蒲魚


(蒲鉾を「これは魚(トト)か」と聞くことから言う)わかっているくせにわからないふりをすること。なにも知らないような顔をして上品ぶり、また無邪気らしくふるまうこと。またその人。うぶを装う。「とと」とは、幼児語で魚のこと。







片仮名の「カマトト」が正解だと思いました。笑

魚(トト)とも、魚魚(トト)とも書くようです。

わたしは北海道で生まれ育ちましたが、魚のことを「とと」とは言いませんでした。

 

「とと」 → 魚・鳥・鶏などを言う。(広辞苑第六版)




そういえば、昔わたしが小さい頃、家で鶏を飼っていました。

親が鶏を追うときに、「と~ととととっ」 と声を出しながら追っていましたっけ。

その頃は漠然と鳥だから「とと」なのかなと思っていました。


どうやら発祥は、江戸時代の大阪の遊女が使った言葉のようです。


Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310735868

「かまとと」の語源は、かまぼこにあります。ご存知のように、かまぼこは魚
のすり身からつくられますが、江戸時代のかまぼこは蒲の穂(がまのほ)の形を
していて、現在のちくわのような形をしていました。

江戸時代の大阪で、あるとき遊女が客に、
 「かまぼこは、トトからできているの?」
と聞きました。
トトとは、昔の幼児語で、魚のことです。

遊女は庶民の食べるかまぼこの事など何も知らないというふりをしたのですが、
だいたい、遊女の出身は貧しい庶民あがりがほとんどなので、かまぼこを知ら
ないはずはなく、知っているくせに知らないふりをすることを「かまとと」と呼ぶよ
うになったということです。

ちなみに、かまぼこは漢字で書くと、蒲鉾と書きますが、この蒲鉾という名前は
古来は蒲の穂そのものをさしていて、その穂の形が昔の武器である鉾(ほこ)
に似ている為にそう呼ばれました。
そして食べるかまぼこもその形から、「かまぼこ」と呼ばれるようになったので
す。
現在はかまぼこの形は変わり、鉾の形はしていませんが、名前はかまぼこの
まま残ったという訳ですね。





ついで。







<Wikipedia>
おっとっとは、森永製菓が製造・販売・発売している魚介類の形をしたミニスナック菓子。1981年5月発売。語源はある日社員が酒を注がれた際に「おっとっと」と口にし、この語にインパクトがあり魚を表す「とと」に通じることから名づけられた。全国各地にも「ご当地おっとっと」が出現、明治製菓の「ご当地カール」、江崎グリコの「ご当地プリッツ」などと共に、地域限定スナックの1つに挙げられる。バリエーションとして袋入りのスーパーおっとっとも存在する。 マスコットの名前はとと丸(モチーフは鯨)。CM後のサウンドロゴ「♪おっとっとと~のおっとっと」は有名である。






それにしても、まさか「カマトト」に漢字なんてあると思いませんでしたよね。



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本日、サプライズが!

明日(3/18)、わたしの♪Happy Birthday to S@toshi を前に、憧れのEりなさんからこの記事を読んでくれてプレゼントをいただきました。
本当にタイムリーなことです。

ありがとう、Eりなさん!
家宝にしますっ。







そして、続々と。。



エンターティメンター夢ちゃんからもこんな素敵な歌を詠んでいただきました。

春きざす風に木の芽のふくらみて
    今日生まれ日の君をことほぐ

               夢子


※ブラウザがIE以外は正しく表示されないかもしれません。


なんだか歌会始めみたいな感じです。
君ってわたしのことですよね。テレちゃいますぅ。笑

みやびな歌をありがとう、夢ちゃん!