漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

恥ずかしいけど、検定結果通知。

2010-07-26 21:29:56 | ◆準1級:その他
 
先週の23日に合格証書が届いていました。

あまり人様に見せられるような点数じゃないので、多少記事に書くのを躊躇していた面は否めません。(苦笑)

自己採点は165点。でも協会の方のお情け?で2点上乗せしてくれたようです。

頂いた合格証書は、額縁に入れる大きなサイズでなにやら無駄に大きい。昨今、カード型の合格証書が主流なだけに本当に違和感を感じる。お年寄りは座敷の額縁に入れて飾って来客がある度に自慢し、子供はピースサインをして親に記念写真を撮ってもらえそうなヤツ。そういう面では十分使い道はあるのかもしれない。



実は昨日、合格率が70%という超難関のeco検定を受験してきました。

そう、「落ちたらすごく恥ずかしい」部類の試験です。

だからプレッシャーはかなりすごい。

でも勉強をしないと合格しないので、厭々ながら頑張りました。
(好きな漢字と違い学習意欲が全く湧かないが)

自己採点ではおそらく大丈夫。(ホッ


そして、いよいよ今日から1級の学習開始。

まずは完全征服の読みから。




ゆっくり、ゆっくり・・・





正しく使ってライバル達に差をつけよう!(笑

2010-07-15 20:36:02 | ◆準1級:書き(四字熟語)
 
おうばんぶるまい




【意 味】盛大なごちそう。また、気前よく物を与えたりごちそうしたりすること。
     江戸時代、正月に親戚などを招き宴会をしたことをいう。
     「椀飯」は椀に盛った飯をすすめる意。

【解 説】「大盤振舞」「大番振舞」は、本来は当て字であるが、
     現在では「大盤振舞」が一般的に使われる。

Wikipedia 「椀飯」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%80%E9%A3%AF




わたしも勘違いというか、当て字の方しか知りませんでした。
よさこいソーランじゃないけど、知名度ではすっかり本家を凌駕してしまっています。
でも、ここは準1級を勉強している者であれば、意地でも「大盤振舞」を使ってはいけません。笑
それに読みも ”おうばん” ではなく ”おおばん” ですしね。


同じく本家を凌駕してしまったパターンの4字熟語として「捧腹絶倒」と「抱腹絶倒」があります。
「ほうふくぜっとう」 意味はどちらもで腹をかかえて大笑いをすること。
出典は『史記』<日者伝>「腹を捧えて大笑いす」とあるのにもとづきます。
これも ”捧える” が本家ですが、 ”抱える” に変化していったみたい。(書換え漢字?)
これもぜひ、「捧腹絶倒」と書くように心掛けたいものですね。


でも、こんなことわざわざ書かなくたって皆さん知っていますよね。。[m(_ _)m]


或る日の会話

2010-07-13 21:52:43 | ◆準1級:その他
 
ちょっとちょっと、あなた知ってる?
今年の秋に常用漢字が大幅に増えることが決まったそうなのよ。


あぁ、最近新聞とかテレビで報道しているのは記憶にあるよ。
我が家にはあまり関係のないことだと思っていたけど、それがそんなに驚くことなのかい?


ンまあ~~~!!
あなた何暢気な事を言ってるのよ! 洋子は今高校1年生よ。常用漢字が増えるということは高校生で習う漢字も増えるということ。それも200字近くもよ。そして大学入試でももちろん出題範囲となるはずよ。


ごめん、ごめん、そんなに怒るなよ。。
そうか、洋子の将来に関係あるようじゃ真剣に考えなければいけないね。でも漢字が増えたら増えたなりに学校が責任を持ってしっかり教えてくれるんじゃないの?


だからあなたはおめでたいって言うのよ。
数年前に政府がゆとり教育って言い出したお陰で、それを鵜呑みにして何もしなかった子が貧乏くじを引いて学力格差を生んだんじゃなかったかしら。本当に誰のためのゆとりかわかったもんじゃないわ。生活にはゆとりを持ちたいと思うけど教育にゆとりなんて誰も必要としていないわ。


そうだったね。。
今の国語の授業時間だってかなり削減してきてるんだから、その時間内で全ての常用漢字を習得するのは無理があるんだろうね。それに教える現場の先生方だっていきなり言われたって、どう教えたらいいのか戸惑っているはずだね。ところで、学校の学習指導要領はどうなるんだろう。


今そのことで盛んに議論しているみたいなんだけど、現在の学習指導要領をちょっと調べてみたの。『高校3年間で常用漢字の読みに慣れ主な常用漢字が書けるようにする』とあるのよ。これは文科省が教える現場の学校に一任してると言うことだわ。
 [文科省 学習指導要領] http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301.htm


なるほど、なんとも曖昧模糊だし、「慣れ」とか「主な」ってなんとも無責任な表現だね。これでは漢字が増えるけど現場では全て教えなくてもいんだよと暗に言ってるようなものだね。わたしだって常用漢字が増えることには異論はなく寧ろ歓迎してるんだけど、何とか全ての常用漢字を読み書きできるようにする良い方法はないんだろうか。


学校での絶対的な授業時間が足りないわね。学校では曖昧でいいのかもしれないけど、大学入試の範囲は常用漢字全てから出題されるに決まってるわ。もう自己解決するしか道はないみたいね。。


ただいまぁ。
ごめんなさい、話 全部聞いちゃった。なんだか大変になるみたいね。他人事じゃないけど。。


あらいやだ、洋子ちゃん帰ってたのね。おかえりなさい。
そうねぇ、後悔したくなかったら自分で頑張るしかないみたい。最後に頼れるものはやっぱり自分しかないと思うわ。





尺貫法 :長さ-尺

2010-07-11 15:55:00 | ◆準1級:読み(音読み)

10-4 10-3 10-2 10-1 100 101
                     
       
                               
        100 x6尺 x10間 x36町

尺=30.3㎝
間=1.818m
町=109.09m
里=3.9273km


 昭和34年に尺貫法が廃止され、”メートル法”により世界が統一されました。

わたしの祖父や父の世代ではまだ日常で尺貫法の方の割合が多かったように思います。祖父などは「6尺を超える大男」ということを普段よく言ってました。父は農家なので田圃の面積はha(ヘクタール)ではなく「畝せ」「反たん」「町ちょう」を使うに決まっています。そんな家庭に育ったわたしも広さの凡その感覚を尺貫法で身に着けていたのは必然だったのでしょう。学校で習うha(ヘクタール)では逆に見当がつきません(苦笑)

 でも尺貫法が廃止になったからといってその時代の書物・名文学で使っている尺貫法の単位についてはそのまま後世に残ることになります。わたし達だって書けないのは仕方ないけれど、読めて感覚を知っておくのは日本人としての教養だと思います。折りしも今秋に採用されるであろう新常用漢字において使用頻度が低いという理由で「勺しゃく」「匁もんめ」が常用漢字から削除されるのは時代の流れとして止むを得ないことなのでしょう。


 そういえば、「百貫デブ」という言葉も最近聞かなくなりました。






Web合否結果サービス

2010-07-08 21:48:41 | ◆準1級:その他
 
 
おそらく 最下位での通過でしょう。

でも素直に喜んでいます。


こうしてブログの漢検挑戦記事で、「一発合格を目指します」なんてデカい口を叩いておいて不合格だったら格好が悪いし、みっともないと思っていたので正直 ”ホッ” としていると言うのが本当のところでしょうか。


 H21年7月 2級合格

 H22年7月 準1級合格


2級合格からちょうど1年で準1級に合格できました。

これで漸く、雲の上のような存在だった1級に挑戦できる権利を得たような気がします。

合格したことはもちろんすごく嬉しいんですが、「1級の勉強ができる」という喜びの方が勝っているのかもしれません。

わたしのような者でも努力すれば準1級に合格出来るんだという夢と希望を与えたという点では少しは貢献出来たのかもしれませんね。

今まで応援してくれた皆様本当にありがとうございました。



新常用漢字について

2010-07-03 09:58:24 | ◆準1級:その他
 
ちょっと暇ができたので、以前から少し気になっていたことを。

heyqlowさんのこちらの記事で取り上げられていた新常用漢字のこと。


多くの漢検受検者が感じていることと思いますが、わたしも基本的に常用漢字が増えることに異論はありません。文化審議会国語分科会での試案では今後定期的な見直しが必要と謳っていますが、いつになることか分からないことですし。でも書けなくてもいい漢字が常用漢字にあるのはおかしいとも思います。


文科省の基本的な考え方は二つ。

 1.敬語に関する具体的な指針の作成について
   社会生活を送る上で「コミュニケーションを円滑化し,人間関係を構築していく」という敬語の機能が重要な意味を持つ。

 2.情報化時代に対応する漢字政策の在り方について
   漢字の習得及び運用面とのかかわり,手書き自体が大切な文化である。


そして選定基準としては、

 ・出版物や新聞などでの漢字の出現頻度
 ・地名都道府県名
 ・法律用語
   ・
   ・


 情報機器が普及すればするほど,手書きの価値を改めて認識していくことが大切である。

なお,情報機器の使用が一般化・日常化している現在の文字生活の実態を踏まえるならば,この漢字表に掲げる字のすべてを手書きできる必要はなく,また,それを求めるものでもない。


と教育現場を混乱させるようなことも言っている。


そして上記を踏まえ決定したのが、

常用漢字への追加 =196字
常用漢字からの削除=  5字(勺、錘、銑、脹、匁)


現在の常用漢字は全部で1945字

+196字-5字=2136字

2010年秋に常用漢字が追加される予定です。


新常用漢字についての各新聞の論調は以下のとおり。

◇朝日新聞
 新常用漢字表をよむ 「書く」から「打つ」に対応

◇読売新聞
 29年ぶり「常用」改定、漢字「どう教えれば」

◇毎日新聞
 増える常用漢字 今でも多いのに 現行1945字の指導さえ苦慮…

◇産経新聞
 【主張】「新漢字表」答申 「制限」の自縛解く好機だ



文化庁 漢字小委員会
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/kanji.html

「改定常用漢字表」に関する試案
http://www.bunka.go.jp/oshirase_koubo_saiyou/2009/pdf/kaitei_kanjihyoshian.pdf




主な漢字をカテゴリ別に分類してみました。笑  :準1級 :1級


■コミュニケーション系
 挨拶
 
 沙汰
 便
 
 謙
 


■体部位、病気系
 
 
 頭
 咽喉
 死
 
 
 
 
 
 
 
 
 脊椎
 
 前立
 
 
 脳梗塞
 血


■法律系
 
 禁
 
 
 賄


■官能系
 
 妖艶
 玩弄
 美
 
 
  ?


■高校3年で書けたら(使ったら)可愛くない系
 
 
 語
 危
 
 憂
 意的
 真
 
 自
 辛
 
 比
 戦
 
 嫉妬
 軽


■なんだかなー系
 焼
 
 長
 右
 
 俳


■これは良い系
 鍛