・時ならぬ天災に皆 戦(おのの) いた。
セン
いくさ
たたか(う)
おのの(く)
戦
【解字】形声文字。戈+単(單)。音符の單は、はじき弓の象形。たたかうの意味を表す。戈はほこの意味を表す。
- たたか-う
・武器をとって争う。いくさをする。「交戦」
・勝負する。競争する。「名人戦」
- たたか-い いくさ。争い。戦争。
- おのの-く ふるう。ふるえる。また、おそれる。
<新漢語林より>
すごく意外です。
「戦争」だって、「戦う」だって勇ましい感じですよね。
それが、全く正反対の言葉で使われているなんて思いもよりませんでした。
戦う人は、勇猛果敢ではあるけれど、実は心の内では恐れおののいているという事なのでしょうか。
なるほど、納得です。味わいがあって美しいですね。
そういえば、”おののく”という言葉、最近とんと耳にしなくなったような気がします。