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和音は、ワインを飲んだ後、グラスをじっと見つめていた。
そのグラスには山のデザインが描かれていた。
そして山には、道らしきラインがあった。
道らしきラインを凝視すると小さな、小さなワイングラスがいくつも描かれているのが判る。
「このレ・フォール・ド・ラトゥールはシャトー・ラトゥールのセカンドワインであるが、
メドックの格付け2級と同等の品質のワインであると言われるほどすばらしいワインですね?」
「ラトゥールとまったく同じ製法で造られていますからね。
違っているのはブドウで、ラトゥール用の畑の若いブドウの木のブドウとその他2つの畑のブドウ
を使用しているそうです。」
和音は、又グラスを見つめる。
「このワインを飲んだ後、またこのワインを飲みたくなった!
2,003年のレ・フォール・ド・ラトゥールはすばらしいワインでした。
しかし飲みたくなったのは、この切子のワイングラスのせいでは?と思ったのです。」
「どうしてそう思いましたか?」
鯵元社長が訊いた。
「凝視しなければ、この切子のワイングラスのデザインは道のある山と見えるでしょう。
しかし道はワイングラスでつながっているのです。
どんどんワインを飲んで、酔いの頂上に上ってくださいと暗示しているようです。」
「切子職人の桐山先生は、このグラスは、お酒が進むワイングラスだと言っていましたが、
そういうことだったのだ!
さあ、もう一杯飲んで、私の話の続きを聞いてください」
和音は、ワインを飲んだ後、グラスをじっと見つめていた。
そのグラスには山のデザインが描かれていた。
そして山には、道らしきラインがあった。
道らしきラインを凝視すると小さな、小さなワイングラスがいくつも描かれているのが判る。
「このレ・フォール・ド・ラトゥールはシャトー・ラトゥールのセカンドワインであるが、
メドックの格付け2級と同等の品質のワインであると言われるほどすばらしいワインですね?」
「ラトゥールとまったく同じ製法で造られていますからね。
違っているのはブドウで、ラトゥール用の畑の若いブドウの木のブドウとその他2つの畑のブドウ
を使用しているそうです。」
和音は、又グラスを見つめる。
「このワインを飲んだ後、またこのワインを飲みたくなった!
2,003年のレ・フォール・ド・ラトゥールはすばらしいワインでした。
しかし飲みたくなったのは、この切子のワイングラスのせいでは?と思ったのです。」
「どうしてそう思いましたか?」
鯵元社長が訊いた。
「凝視しなければ、この切子のワイングラスのデザインは道のある山と見えるでしょう。
しかし道はワイングラスでつながっているのです。
どんどんワインを飲んで、酔いの頂上に上ってくださいと暗示しているようです。」
「切子職人の桐山先生は、このグラスは、お酒が進むワイングラスだと言っていましたが、
そういうことだったのだ!
さあ、もう一杯飲んで、私の話の続きを聞いてください」