ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

ワインバーでのひととき ファースト(改訂) 37ページ目 女性ソムリエとの出会い

2012-01-14 23:15:55 | ワインバーでのひととき1改訂四話 完
【37ページ】

「赤と白どちらにしますか?」

「マスターのお奨めは?」

「スロヴェニアの年間ワイン総生産量の内約65%は白ワインが占めています。

白ワイン用の土着品種のレブラはいかかですか?」

「レブラ?」

「はい、軽やかな柑橘系の香りや花の香りを楽しめます。酸味はしっかりしてますが、

軽快なワインになるそうです。」

マスターは、土着品種レブラから造られるワインの特徴を説明した。

そして、取り出して和音に見せたのは、『バグエリー・レブラ2008年』の上級ワイン

であった。

「それをボトルでいただくよ」

マスターの坂場は、バグエリー・レブラ2008年を抜栓し、グラスに注いだ。

「どうぞ!」

「おいしいワインだ!マスターのレブラの説明と違って、白にしてはボリューム感

のある味わいだね?」

「レブラの中でも上級ワインですから」


 モニターテレビの上についているライトが光った!

店内に人が入って来ると、センサーで反応するのであった。

モニターテレビを確認すると、田辺 良子が映っていた。

「良子さんは、早番だったのね」美紀が胸の中で言った。



※マスターの土着品種レブラの特徴の説明は、My Wine Club2012年

春号の記事を参考にさせていただきました。


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