【1ページ目】 第一話 美しい切子のワイングラス
食品総合メーカー社長の鯵元は、切子職人の桐山が来るのを待ちわびていた。
鯵元は立ち上がって、切子のワイングラスが並べられているボードのところに行った。
「なんてすばらしい切子のワイングラスだ!」
鯵元は、つぶやいた。
ボードに並べられた切子のワイングラスは、すべて切子職人の桐山が製作したものだ。
桐山は、切子職人として全国的には名が知られていない。
なぜなら彼の製作した切子のワイングラスはすべて鯵元が独占し、世に出回っていないからである。
そして今日が、桐山が新作の切子のワイングラスを持ってくる日であった。
「旦那様、桐山さんがお越しになりました。」
メイドが桐山の到着を知らせた。
「こちらにお通ししてください。」
しばらくすると、桐山が通されて、部屋に入ってきた。
「先生、お待ちしていました。 どうぞおかけください。」
「失礼します。」
桐山がソファに座ると、早速切子を取り出した。
「おっ・・・・」
鯵元は感嘆の声をあげた。
「今回は、オリンピックをイメージして、闘う女性を描いています。」
「こちらのワイングラスには、レスリングと柔道の女性のデザインですね?」
鯵元は、もう一方のワイングラスを手に取った。
食品総合メーカー社長の鯵元は、切子職人の桐山が来るのを待ちわびていた。
鯵元は立ち上がって、切子のワイングラスが並べられているボードのところに行った。
「なんてすばらしい切子のワイングラスだ!」
鯵元は、つぶやいた。
ボードに並べられた切子のワイングラスは、すべて切子職人の桐山が製作したものだ。
桐山は、切子職人として全国的には名が知られていない。
なぜなら彼の製作した切子のワイングラスはすべて鯵元が独占し、世に出回っていないからである。
そして今日が、桐山が新作の切子のワイングラスを持ってくる日であった。
「旦那様、桐山さんがお越しになりました。」
メイドが桐山の到着を知らせた。
「こちらにお通ししてください。」
しばらくすると、桐山が通されて、部屋に入ってきた。
「先生、お待ちしていました。 どうぞおかけください。」
「失礼します。」
桐山がソファに座ると、早速切子を取り出した。
「おっ・・・・」
鯵元は感嘆の声をあげた。
「今回は、オリンピックをイメージして、闘う女性を描いています。」
「こちらのワイングラスには、レスリングと柔道の女性のデザインですね?」
鯵元は、もう一方のワイングラスを手に取った。
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