ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

5 口を使うものまね芸人 42ページ目

2011-03-02 20:43:30 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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和音       それは、楽しみですね。

社長       さあ、始めてください。


 ハーモニカは、山口 百恵の『しなやかに歌って』を歌い始めた。


ものまね芸人   しなやかに歌って淋しい時は
  
         しなやかに歌ってこの歌を
         
         しなやかに歌って淋しい時に

         しなやかに歌ってこの愛を

和音       山口 百恵にそっくりだ!

社長       うまい!

         でもなぜこの歌を?

和音       それは、ジュヴレ・シャンベルタンはパワフル

         シャンポール・ミュジニーはエレガント

         モレ・サン・ドニはしなやかなワインと表現されることがあるのです。

社長       モレ・サン・ドニを飲んで、そのように感じたの?

ものまね芸人    なんとなく。

社長       さて、最後のワインはこれです。           

ものまね芸人   おー、ロマネ・コンティだ!

        
 社長の専属ソムリエによって、丁寧に抜栓され、グラスに注がれた。


和音       さすがワインの王様、とてもすばらしいワインだ!

ものまね芸人   私の感想を、ハーモニカ演奏でさせて頂きます。