ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 新型ロボットソムリエ 139ページ目

2010-09-12 23:36:28 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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専属ソムリエ   おまけの性能で気になるのですが?

博士       何だね?

専属ソムリエ   いえ、それはいいです。

博士       気になることをはっきり言いなさいよ。

専属ソムリエ   ボディはどのようになっているのですか?

博士       外見上は、女性の体といっしょだよ。

専属ソムリエ   もし痴漢や変質者が女性と見間違えて、体を触ろうとしたら?

博士       相手の手から避けるようにインプットされている。

専属ソムリエ   それでも体を触られたり、抱きつかれた時は?

博士       一定時間を経過すると、変身するようになっている。

         たぶん相手は、腰を抜かすだろう。

専属ソムリエ   余計な質問をしてすいません。

博士       いや。

         さて、新型ロボットソムリエの推測能力を試してみよう。

         これは、製造から一年経った酸化防止剤無添加ワインだ。

         一年前のデータはインプットされている。

専属ソムリエ   酸化したワインに対してどのような反応をするか試すのですね?

博士       そうだ。

         実験では、推理がうまくいっている。

         しかし新型ロボットソムリエの完成品としては、初の試みだ。