@頭の良さは往々にして「説明力」に比例する、とはこの書である。その知恵は「短時間に如何に要約したものをわかりやすく説明できるか」を解いたものだ。
「説明力のフォーマット」は分かり易く、如何に肉付けするか、練習と体感次第ということになる。
『頭の良さとは説明力だ』齋藤孝
ー「頭がいい人」=「知性」
それは説明力が優れている=「上手な説明」=時間感覚+要約力+例示力
「なるほど! そう言うことか」と言われると「頭がいいね」と感心する
ー「説明力」のフォーマット
1、まず一言で言うと「~」です
本質を要約して一言のキャッチフレーズにする
2、つまり、詳しく言えば「~」です
ポイントは3つに絞り、優先順位を加味する
3、具体的に言うと「~」です
例示、エピソード、体験談で補足
4、まとめると「~」です
これまでの説明の最終的なまとめ
ー「組み立て方」
1、キーワードを3つから5つ選ぶ
2、補足で図解、比較表(対比)、比喩、具体例
3、A4一枚に収める構成力(問い・答え)
ー日常生活で「説明力」をアップさせる方法
1、日常会話で説明力に必要な瞬発力を鍛える
経験と感想・意見
2、説明話術が身につく「一五秒練習」
TVのCMをヒントに要約説明
3、子どもにわからせるように説明する
なるほど=理解できるわかりやすい説明
ー心を動かす「説明力」の応用
1、出だしから相手を引きつける「通説but」の説明法
「今まで言われていたことは~ですが、しかし(but)実は~なのです」
2、インターネットを超える説明力とは
人の感情や情熱、生き生きとした部分が伝えられる(心を動かされる瞬間)
自分の経験(体験)値を披露する
3、参加型の説明が心を動かす「雰囲気」
実物・体感・「お得感」「ここだけの話」「得した」「役に立ちそうだ」
「実はここがコツなのです」
4、時系列に拘らない
結論から説明での良い
一緒にやる(タブレット・携帯などで検索などさせてみる)
5、最後に
キャッチフレーズを繰り返す
3つの要素を繰り返す
「私はこう思います」と締める
ー説明した人を称賛する習慣をつける
「素晴らしい!」「説得力がありました」など