第23回国民文化祭・いばらき2008協賛事業として、10/11~11/24の間特別展示「幕末日本と徳川斉昭」が行われている。今日は、この展示で説明しきれないことをさらに説明するために開催されているミニ講座の最終日である。題目は「斉昭・慶喜父子の食と養生」と題し、講師は県立歴史館学芸部主席研究員永井博氏である。
斉昭は、水戸学講座(2008/10/19:第3回「賛天堂と医学教育」)のときに勉強したが、天明時代からの人口減の対策として、子供を増やすこと、そのためには医学・医療に力を注いだ。
それまで開設されていた稽医館(小川町)に加え、敬業館(湊)、益習館(太田)、暇修館(大窪)の郷校を開設。また、天保14年には弘道館内に医学館を創った。上述水戸学講座では賛天堂記を読んだが、斉昭の見識が立派である。
斉昭の医薬や食に関する著作も多く、また息子慶喜への書簡などにもよく現れている。
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