Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５８

　それでは、連載第５８回目は、ＤＤ５１　８２５をお届けします。

　末期には愛知機関区に配備され、関西本線貨物を中心に使用されました。

　四日市駅構内で、停泊中の姿（写真）。既に、ＪＲ更新色です。

　向きを変えて（写真）。ナンバーは切り抜き文字で、ナンバープレートではありません。

　愛知機関区にて停泊中の姿（写真）。

　名古屋貨物ターミナルに入線中の姿（写真）。入換中です。

　関西本線、石油タキを牽く姿（写真）。慌てていて、編成になりません。

　その後、稲沢の愛知機関区で微妙な位置に移動した同機（写真）。

　その後、「一休車」の札が入り、いよいよ引退かと思われました。

　しかし、検査期限と転配の都合か、あるいは愛知機関区内での比較の結果、見事復活し、セメントタキを富田から四日市までピストン輸送する運用に就いていました（写真）。

　最期の晴れ姿か、南四日市行きのコンテナ貨物を牽きました（写真）。

　その後の運用減で引退と思いきや、今年３月の時点では車籍があるらしく、いまだ存命です。もしかしたら、また、逢えるのでしょうか。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５７

　それでは、連載第５７回目は、ＤＤ５１　８００番台へと進めていきたいと思います。

　ＤＤ５１　８００番台は、ＤＤ５１　５００番代と比べると暖房用ＳＧが設置されない機関車で、ＤＤ５２として計画されていたらしいですが、当時の国鉄の極度に硬直化した労使関係が原因で新形式とすることが出来ず、結果新番代として登場したものです。この辺の経緯は、ＥＦ６４　１０００番代と同じです。

　写真は、ＤＤ５１　８２２です（写真）。恐らく撮影は紀勢本線鵜殿駅、鵜殿駅近くにある紀州製紙工場の製品輸送のための貨物列車で、未明から午前に送り込み、夕方以降に輸送というパターンでした。当初はＤＤ５１重連で運転され、新宮で切り離し単機で鵜殿に戻るという運用だったようですが、輸送量減により単機に、その後高速道路等の代替交通機関の整備により結局廃止となりました。残念です。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５６

　それでは、連載第５６回目は、ＤＤ５１　５００番代最終号機である、１１９３号機をお届けします。

　周囲の景色から、吹田でしょうか、チキ車を牽く１１９３号機（写真）。当然、現役です。

　これも先回と同じ場所です、チキ車を牽く１１９３号機（写真）。現在も、宮原に所属するようです。

　５００番代は運転席中央に蒸気暖房用のＳＧが搭載され、それが居住性を悪くしているという問題があり、その改善を求められていました。その結論が、次からでしょうか。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５５

　それでは、連載第５５回目は、ＤＤ５１　１１９２をお届けします。

　吹田でしょうか、向日町でしょうか、関西でしょう、車庫の側線にて停泊する、１１９２号機（写真）。当時も、臨時や工臨などの仕業はありました。

　現在も「宮」、則ちＪＲ西日本網干総合車両所宮原支所（旧称「宮原運転所」）所属で、現役とのこと。ＪＲ貨物では間もなく運用終わり、旅客会社では残って欲しいです。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５４

　それでは、連載第５４回目は、ＤＤ５１　１１８７をお届けします。

　最初は、山陰本線餘部鉄橋で、トンネルから出て来る寝台特急「出雲」を牽引する、１１８７号機（写真）。まさか、因縁の場所で初対面とは。

　そして、鉄橋を通過する、１１８７号機（写真）。少し、恐怖を感じました。

　１１８７号機は、後藤のカマとして寝台特急などを牽いた栄光の１両ですが、ジョイフルトレイン「あすか」転落事故（いわゆる「餘部鉄橋車両転落事故」）の当事機で、唯一の生き残りでした。同機にとって、餘部鉄橋は因縁の地です。

　そして「サンライズ出雲」運転開始で「出雲」は廃止、運用減で同機は廃車、津山機関区の扇形庫で保存されました（写真）。一般見学日の撮影です。

　現在同所は、扇形庫を中心に「津山まなびの鉄道館」となり、ディーゼル機関車、気動車といった内燃機関車両の殿堂となり、一般公開されています（写真）。

　因縁の１両ですが、せっかく保存が決まったのですから、永く保存して欲しいと思います。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５３

　それでは、連載第５３回目は、ＤＤ５１　１１８６をお届けします。

　末期には後藤総合車両所に所属し、山陰、伯備各線の客車列車の牽引機として使用されました。

　写真は岡山駅、夜行快速「ムーンライト八重垣」を、岡山でＰＦから引き継ぐ、山岳区間牽引機として現れました（写真）。ＥＦ６４　９ではなくて、残念に思いましたが、２両では仕方ありません。

　「ムーンライト八重垣」出雲市到着の図（写真）。

　寝台特急「出雲」お名残乗車時の、牽引機でした。鳥取にて（写真）。

　続いて、松江にて（写真）。

　そして、終点出雲市にて（写真）。

　かつて「出雲」が２往復であった時代、「出雲１号」はここで編成を切り離し、５両程度で浜田を目指しました。それも、今は昔です。

　そして西出雲で休憩の後、再び出雲市駅に据え付けられた、上り「出雲」（写真）。米子で運用は終了、以降別のＤＤ５１で牽引されました。

　未だ同機は健在で、臨時列車などを牽くべく後藤に在籍するそうです。まだ、勇姿が見られるのでしょうか。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５２

　それでは、連載第５２回目は、ＤＤ５１　１１８３をお届けします。

　京都鉄道博物館のデッキから眺めているときに入線した、１１８３号機（写真）。網干総合車両所宮原支所（旧称「宮原運転所」）所属で、区名札は「宮」、臨時列車用の機関車、工臨もこなすようです。

　ＪＲ西日本は、ＳＧ付きの５００番台が多いらしく、集結しているようです。ＪＲ貨物では間もなく全機引退ですので、最後の牙城となるのか。要注目です。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５１

　それでは、連載第５１回目は、ＤＤ５１　１１７９をお届けします。

　寝台特急「出雲」、電化区間は城崎までありますが、その他の寝台特急等の都合で、京都で機関車交代となっていました。

　先ずは、東京行き「出雲」京都駅０番線据え付けの図（写真）。ＤＤ５１のヘッドマークも、今はまず見られません。

　そして、米子からの運用から解放され、暫し休憩です（写真）。入換灯が点いています。

　そして、未明に京都駅２番線に据え付けられた下り「出雲」に、連結され出発を待つ、１１７９号機（写真）。出雲市までは、長いです。

　同機はまだ後藤で臨時列車用に現役らしく、まだ姿が見られるようです。臨時快速「ムーンライト八重垣」でしょうか、それとももう走らないのか。期待したいのですが。

　それでは、次回をお楽しみに。

Ｄｉｅｓｅｌ Ｌｏｃｏｍｏｔｉｖｅ＃５０

　それでは、連載第５０回目は、ＤＤ５１　１１６６をお届けします。

　かつての出雲電車区、現在の後藤総合車両所出雲支所の側線で、寝台特急「出雲」の２４系客車と昼休みをする、１１６６号機（写真）。所属は当然「後」で、この日の夜の牽引機でもありました。

　寝台特急「出雲」も廃止となり、しかし伯備線客車列車にはＥＦ６４ではなくＤＤ５１を使うことから、まだ見込みはありそうです。しかし、同機は現存しません。

　それでは、次回をお楽しみに。