それでは、連載第54回目は、DD51 1187をお届けします。
最初は、山陰本線餘部鉄橋で、トンネルから出て来る寝台特急「出雲」を牽引する、1187号機(写真)。まさか、因縁の場所で初対面とは。
そして、鉄橋を通過する、1187号機(写真)。少し、恐怖を感じました。
1187号機は、後藤のカマとして寝台特急などを牽いた栄光の1両ですが、ジョイフルトレイン「あすか」転落事故(いわゆる「餘部鉄橋車両転落事故」)の当事機で、唯一の生き残りでした。同機にとって、餘部鉄橋は因縁の地です。
そして「サンライズ出雲」運転開始で「出雲」は廃止、運用減で同機は廃車、津山機関区の扇形庫で保存されました(写真)。一般見学日の撮影です。
現在同所は、扇形庫を中心に「津山まなびの鉄道館」となり、ディーゼル機関車、気動車といった内燃機関車両の殿堂となり、一般公開されています(写真)。
因縁の1両ですが、せっかく保存が決まったのですから、永く保存して欲しいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。
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