それでは、連載第13回目は、10000形、後のEC40に続く電気機関車をお届けします。
いきなりのヘタレ画像で申し訳ありませんが、写真の電機は、国産初の電機、ED40です(写真)。これも横軽用、EC40への追加増備により、無煙化達成のために製造された電機です。駅ではパンタグラフで集電、走行時は第三軌条で集電します。
大宮の、鉄道博物館開館前の内覧会での一枚です。
軽井沢方先頭(写真)。見てのとおり電装部品のみで、運転台は横川方のみ、片運転台です。これは、EF63に至るまで、このスタイルです。
この春に、鉄道博物館を再訪し、再び撮影しました(写真)。カメラとレンズの性能が上がり、リアルな写真となっています。
反対側(写真)。強制発光に頼らず、感度だけで対応できました。
横軽での心臓部、ラックレールと歯車の噛み合わせ(写真)。同機は横軽引退後、東武日光軌道線で使用され、その際に歯車部分は撤去されましたが、同線廃止で東武から返却され、永く大宮工場で保管されていました。同館開館に併せアプト式も復元され、往時の雰囲気を醸し出しています。
また、落ち葉等障害物対策で、集電のための第三軌条は下向きで、下側から集電します。
そうすると、次も分かる気がすると思いますが、そのとおりです。ご期待下さい。
それでは、次回をお楽しみに。