それでは、今回は、アプト式最終回、ED42の2回目をお届けします。
写真は、軽井沢町内の小学校に保存される、ED42 2です(写真)。「ED42」と検索すれば、Wikiでも載っている製造数ですが、現存では最終号機となっています。台車横にT字形のロッドが見えていますが、これはモーターから回転力を伝えるロッド、台車に1台、つまり車輪用には2モーターということで、これとは別に中心には歯車用の同形モーターが装備され、計3台のモーターで駆動しました。
主要幹線となるべき信越本線が、登山鉄道並みの特殊装備では、当然輸送量が逼迫し、戦後の高度経済成長時に支障となるのは目に見えています。そこで、通常の鉄道のような特殊装備の無い鉄道を目指し、いろいろな研究、設計を重ね、結果昭和38年の粘着(線路と鉄輪だけの事を指す)新線が開業するわけですが、その前に旧来の車両を説明する必要があるので、その話はその時に。
それでは、次回をお楽しみに。
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