伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

NHKのど自慢、その裏側!?

2012-01-11 00:23:46 | みなさんにおしらせと独り言
伊賀市HPより「NHKのど自慢出場・観覧者募集

今から思えば、当地では何回も「のど自慢」は開催されているようで、近いところでは「伊賀市合併記念のど自慢」がありました。(平成18年ですから記憶に残っております(笑)。)
その時(平成18年6月18日)の「出場者」さんの、生の声、なかなか興味深いものです~~


【「NHKのど自慢の裏側をみて」○○○○(伊賀○○○代表:上野○○○町)

NHKのど自慢の一寸覗けぬ裏側を出場者として披露してみます。

NHKのど自慢は戦後の時代から歌い継がれてきた国民的人気番組、これ程息の長い番組は無いのじゃないかと思われます。最近の伊賀では「上野市制50周年記念NHKのど自慢」が平成3年11月14日文化会館で催され、その15年後の今年「伊賀市合併記念NHKのど自慢」が6月18日前回同様文化会館で催されました。

カラオケというものが生れ、今は市民総歌手時代で「マイク持たざる人は居らず」という昨今、この背景の中での「のど自慢募集」ですから今回は800人余りの応募があったと聞きました。復便に予選会の案内が来たときはさほど思わなかったのですが、番号を見ると207番とあり、207人目に歌うのかと思うと気の遠くなるような気がしました。

6月17日の予選会へ来て250人が予選に選ばれたのを知りました。予選会では誰でも早く済ませゆっくり皆さんの歌を拝聴したいと思うものですが207番目ではねえ…。

出場者は11時に集合し観客席の一角の出場者席へ適宜収まりましたがこれからが長かったです。予選というものは1人40秒だけ歌い審査されますが、この審査は歌唱力のほかパフォーマンスや話題性で番組を盛り上げる人も容れ、番組の目的を最高になるように作り上げていくと説明されました。しかし予選の状況をみるとたった40秒しかないので前奏は短く略され、ピアノ伴奏が中心であることから歌に入れないまま終る人や途中から歌い出す人が続出するなど余程の達人でないと曲に乗るのは至難の技でした。歌う順番は曲名のアイウエオ順になっているため同じ曲を出した人達は連続で同じ曲を歌うこととなり歌い手は大変だっただろうと思われました。舞台の上では時間運びが厳しく1秒でも早くして下さいということで、歌の打切りの「ありがとうございます」が入ると次の人は間髪を入れずマイクを手に歌い出せるようにとの指導など秒単位の舞台が此処から始まっておりました。予選は4時過ぎに終り、選考結果が少し遅れ6時に明日の出場者20名が発表されました。この発表では、発表の時会場を離れていた人は失格とし次点の人が対象者となる旨注意がなされておりましたのに1名失格者が出るというハプニングがありました。

予選通過した人達に局側は「予選が本当ののど自慢の様なもので明日の本番はお祭りですから」という様な事が話されたので皆さん飛び上がって喜んでおりました。本人紹介の為の趣味とか近況について宮本アナから1人1人の聞き取りがあり、プロデューサーは衣装等細かく確認しておりました。このあと音合わせを1人1人確認し、舞台の並び方等こまかく打合せ家に帰ると10時過ぎ、その夜は皆さんもあまり眠られなかったようです。翌朝8時までに絶対集まること、単独行動はしないこと、離れる時は係に申し出てから離れることなど舞台に影響がない様大変な気の使いようが伝わってきていやが上にも緊張の夜となり眠れないのは当然だったようです。

翌朝7時過ぎから皆来て舞台の動きの練習とか発声の練習をしておりましたが、8時からは舞台でのオープニング、エンディングのリハーサル、個々の人のリハーサル、ゲストの伍代夏子・山川豊さん等のリハーサル、音合わせ、カメラリハーサル、舞台での動き、とりわけ秒を争うので次の人との交代の仕方、通路の方向等こまごまと決め、本番1人当たり1分5秒に納めるべく練習がなされました。皆極度の緊張とライト等の暑さから舞台の上は若い人も平常のリズムから程遠い状況でしたがそのまま本番へと入りました。

昨日同様満員の盛況でカメラ・ライトが舞う中で宮本アナの第一声から入ったのはテレビで見ていただいた状況の通りです。

舞台の上では観客の熱気とライトの熱気で口の中はカラカラ、喉をうるおすこともならぬまま本番でしたが、あれ程リハでは全員3点かといわれていたのに本番とは恐ろしいもので、そうは問屋が卸さないのがのど自慢です。

出演の若い人で控室へ戻るや座り込んで沈む人も居て、やはりあの環境に打ち勝つのも競技の一つであることがつよく感じられました。

この苦労からか同志会を作ろうかという声があり、たった2日間でしたが同じ釜の飯を食った仲間意識が出てくるのも自然のようで、各地にそんな同志会的なものもあるようです。私はそれ以来テレビから流れるのど自慢番組をみる眼が変わり、あの苦労の中で歌っているのだと思うと、非常に愛しく感じられるようになりました。(平成18年8月記)】


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