ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

名護市二見以北住民の会の上京行動

2015年07月31日 | ジュゴンブログ
7月29日、辺野古新基地建設を許さない7・29緊急集会が都内で開かれました。
主催は沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。
「辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会」が
国連への要請・返信(生態系の保護は重要)を携えて、政府要請のための上京行動に応えたものです。


集会では、上京行動に参加した6人からそれぞれの思いが語られました。
とりわけ松田藤子会長からは
「本土の平和は沖縄の忍従と、憲法9条があったからこそであり」
「辺野古の闘いは真の民主主義を実現するものです」と、
国会での戦争法案審議を取り上げてのアピールがありました。

 国連環境計画への訴えと返信の経過は以下のとおりです。
今年の3月25日に国連・環境計画事務局宛に
「美しいサンゴやジュゴンのすむ海を埋めあって、自然豊かな地域を破壊しています」との訴えを起こしました。
琉球新報3月27日「国連へ新基地反対の文書を送付」

そして、4月24日付で国連環境計画・アジア太平洋地域事務所代表から
「我々は適切な方法で皆さんの懸念を日本の環境省との間で分け合って対処します」
「皆さんが…関係省庁に直接働きかけるといいでしょう」との返信が届きました。
沖縄タイムス5月10日「辺野古『生態系の保護重要』 国連が住民の手紙に返信」

翌30日に、衆議院議員会館内で、「うりずんの会」(沖縄選出の国会議員5人)主催の会合で、


   *うりずんの会:照屋寛徳衆議院議員(会長)、赤嶺政賢衆議院議員、玉城デニー衆議院議員、
           仲里利信衆議院議員、糸数慶子差参議院議員議員

二見以北住民の会が国連環境計画アジア太平洋事務所代表の返信書簡について
環境省、外務省、防衛省の見解をそれぞれに求めました。
琉球新報7月30日「国連環境計画を基に新基地建設中止訴え 二見以北住民の会」


 今後、二見以北住民の会は翁長知事を支えるために、
埋め立て承認の早期取り消しを求める要請を行います。

 ジュゴンの保護者より

埋め立て承認の取り消しにむけて、沖縄県は沖縄防衛局と協議するべき

2015年07月30日 | ジュゴンブログ



昨日、7月29日に沖縄防衛局が沖縄県に実施設計の協議を申し入れました。
これは埋め立て承認の留意事項に基づくものです。
しかし、沖縄防衛局が提出した協議書は全く不十分なもので、
米軍基地建設の地盤の強度を調査する海底ボーリング調査は未だに完了せず、
市民の反対行動とそれを支える世論の力の結果ですが、
自らが作成した環境影響評価書にある環境保全措置も検討を終えていません。

沖縄県が沖縄防衛局の協議書の取り下げを申し入れたことは当然のことです。
また、米軍もこのような実施設計を信用するとは思いません。
沖縄タイムス7月30日「辺野古基地工事 沖縄県が協議書取り下げ要求」
琉球新報7月30日「県 沖縄防衛局に取り下げ要求」

昨年1月20日、私たちは承認書の留意事項について、沖縄県海岸防災課(当時は仲井真県政)との交渉で、以下のことを確認しています。
「沖縄県・沖縄防衛局の協議は、
沖縄県が沖縄防衛局から単に報告を受けることではなく、
沖縄県が沖縄防衛局からの実施設計などの申請を承認するか否かを判断するものです。
だから、環境保全の懸念が払拭できない状況にはならない」(海岸防災課)
と明言しています。このことは沖縄タイムス(14年1月21日)掲載されています。
また、海岸防災課交渉報告のブログ14年1月21日をご覧ください。

もちろん、私たちは翁長知事が検討している「埋め立て承認の取り消し、撤回」
についてはもろ手を挙げて賛成です。


だからこそ、政府の理不尽な今回の協議申し入れについては
「協議はするが書類が整っていない」と正面から堂々と対応するべきです。

そして、協議をする中で「環境保全の懸念が払拭できない」とその問題点を沖縄県民や国民の前に明らかにすることを通じて
「埋め立て承認の取り消し、撤回」を沖縄防衛局に通告するべきだと思います。



 ジュゴンの保護者より

7/26 平和のためのせんそうてん

2015年07月29日 | 活動報告

7月26日、ユトリート東大阪で開催された2015東大阪 平和のためのせんそうてんに行ってきました。


私たちは、来場者の皆さんにジュゴンの折り紙の折り方を
教えたり、辺野古の基地のことをお話ししました。
子どもたちも大人も、熱心に折り方を覚えてくれました。

持って行った沖縄タイムスや琉球新報の、5.17の報道などを見て
「これが沖縄の2紙やね」「はじめて見たわ」「すごいね」と、
とても興味を持ってもらえました。


この黄色いハンカチは、名護市東海岸で掲示されている
平和の樹に送るためのものです。


私たちも、声かけして描いてもらいました。
子どもたちのジュゴン、かわいい~。


こんなにすてきなものも


地域の生協や教職員組合の皆さんが集まってつくられた戦争展。
こんな体験ガマを手づくりされたり、大きな紙芝居があったり。

企画された方のお一人が、太平洋戦争について、子どもに尋ねると
「広島と長崎で戦争があったんでしょ」との返事。
大阪の空襲や、沖縄戦のことなど、何も知らない子どもの言葉に
もっと、戦争のことをしっかり伝えていかなければと、感じたとのこと。

戦後70年。
子どもだけでなく、大人も、もう一度学び直して、
二度と戦争を起こさせない社会を作っていかねば。

ZAN

7/25 イルカコンサート「イルカ With Friends VoI.11」 河口湖

2015年07月26日 | 活動報告
7月25日(土)山梨県河口湖ステラシアターでイルカコンサート「イルカ With Friends」が開かれ
ブース参加しました。
IUCN親善大使のイルカさんが、2004年から毎年開催している恒例の、このコンサートも今年で
11年目になりました。

 
ステージのバックが開いていますが、そこから富士山が真正面に見えます。
富士山の裾野で空気がきれいな大自然の中でのコンサートです。

毎年出演している江原啓之さんと神部冬馬(イルカさんの息子)さんに、今年のゲストは、
堀内孝雄さん、トワ・エ・モアのお二人、小林幸子さんの豪華な出演者でした。
懐かしい曲が披露され、会場は手拍子で盛り上がっていました。
イルカさん作詞、作曲の富士河口湖町「町うた」の「木の花の開く頃に」を、ふじ山児童
合唱団の子ども達と一緒に歌われました。

 
コンサートの途中で、IUCNのメンバー紹介があり、SDCCもジュゴン帽子をかぶって
ステージに上がりました。IUCN事務局からSDCCを紹介してくれました。
突然、イルカさんからマイクを向けられたので、ジュゴン保護の署名集めとグッズ販売をして
いますと説明しました。

 
ステージからブースに戻ると、ブースは賑わっていました。隣のブースの方が手伝ってくだ
さっていました。
「久しぶりね」と声をかけてくださる方もいました。やはりマスコットと箸置きは人気でした。


隣のブースの方が、ジュゴン帽子をかぶって、
署名集めを手伝ってくれました。


トワ・エ・モアのお二人が愛媛県の観光大使を
されている関係から、愛媛から、ゆるキャラの
「みきゃん」ちゃんが来ていて、ジュースの無料
配布をしていました。
署名を手伝ってくれた方と3人で「みきゃん」
ちゃんと一緒に記念写真

久しぶりの参加でいたが、毎年来場のお客さんが覚えていて下さり、
嬉しかったです。
お手伝いして下さった皆さん、有難うございました。

楽しい一日でした。
来年も、ぜひ参加しましょう。

沖縄、パレスチナ、アフガニスタンの 平和のためにできること

2015年07月25日 | イベント案内

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沖縄、パレスチナ、アフガニスタンの
平和のためにできること

―― 活動の現場から ――
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●日時
2015年8月9日(日) 午後2時~4時30分 (午後1時30分開場)

●場所
エルおおさか 5階 視聴覚室 (地下鉄・京阪「天満橋」駅から西へ300m)
アクセス http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html

●報告
・桐生佳子(RAWAと連帯する会)
 「アフガニスタンの平和を求める闘い」
・池側恵美子、山根富貴子(ジュゴン保護キャンペーンセンター)
 「辺野古新基地建設を止めるために」
・役重善洋(パレスチナの平和を考える会)
 「イスラエルとの関係強化にまい進する安倍政権、その背景と対策」

集団的自衛権、武器輸出の解禁、特定秘密保護法、安倍政権と
その追随勢力は戦争翼賛体制づくりに邁進しています。今回は
沖縄、パレスチナ、アフガニスタンにかかわる3団体共催で平和の
ための取組、現場の闘いなどを報告し、できることを考えたいと
思います。ぜひともご参加ください。

●参加費:700円(学生他500円) ※申込み不要

※趣旨に賛同される団体・個人のブース出店を募集しています
(ブース出店料無料・参加費のみ)。
お問い合わせは、下記までお願いします。

●共催
・ジュゴン保護キャンペーンセンター
・パレスチナの平和を考える会
・RAWAと連帯する会・関西

●問合せ
RAWAと連帯する会・関西
E-mail: rawa-jp@hotmail.co.jp
TEL: 090-3656-7409(桐生)

フェイスブックページはこちら

【番外編】おきなわ茶会@モモの家の報告です~じゅごんの里ツアー報告編

2015年07月24日 | 活動報告
吹田市にあるコミュニティスペースモモの家
定期的にひらいているおきなわ茶会

沖縄をとおして平和を考え学ぶ場として続けています。
映像を観たり、お話しを聴いたりして
その後お茶を飲みながらみんなでゆんたく(おしゃべり)しています。

7月23日のおきなわ茶会は
じゅごんの里ツアーの報告でした


初参加者、今回のツアーに参加してくれた人など11名が集いました。
おきなわ茶会は、カフェで1オーダーして頂くのですが
今回は、ごはんセットあり、焼きたてパイナップルと黒糖ケーキや
しそジュースなどもあって充実してました
(写真を撮りそびれて残念~、美味しかったですよ~)


ツアー報告の前に、この1年の沖縄の動きを振り返り
5月17日の県民大会の新聞記事(沖縄タイムス、琉球新報)をみたりして
オール沖縄の情勢をお伝えしました。


新聞に見入っています

「沖縄の二紙はつぶしてしまえ」という百田発言がありましたが
逆にみさなん、これが事実なんだと理解が深まりました。


写真を紹介しながら、ツアーの報告をしました。



そのあと、みんなでまるくなって
感想などシェアしました。

ツアーに参加したいな~
実際に自分の目で見るってことが大事ですね
辺野古の現状に「ほんまに、なんで」と怒りの感想も
安保法案と辺野古のことがつながって理解できたとの声も

今の日本の政治、危ないね
次の選挙大事だよね
と力強く語る人も


第三者委員会の報告を受けて、翁長知事の判断が8月下旬にも出される予定ですが
取り消しか、撤回か、、、その判断を受けて
安倍政権がどう動くか、大きな局面を迎えます。

その時に、私たちが何をどう取り組んでいくのか
しっかり考えて準備していきたい
と締めくくりました。


ほんとに美しかった辺野古・大浦湾、きらきら輝いている海

しかし、臨時制限区域(進入禁止)のオイルフェンスがはられてる、、、

ジュゴンが泳ぐ、宝(辺野古)の海
そのままに。。。

次回のおきなわ茶会は、9月に予定しています(日程調整中)
また決定したらお知らせします。



じゅごん茶話会(7月16日)の報告です♪

2015年07月19日 | ジュゴンブログ
台風一過、蒸し暑いです~
各地で大雨による被害など出ていますが
大丈夫でしょうか?

台風も大変でしたが、
衆院で安保法案(戦争法案)が通ってしまって
とんでもないことになっていますが
これから参院で審議です
まだまだ止められる、廃案の声を大きくしていかねば

そんな中ですが『じゅごん茶話会』を開きました。
の~んびりとお茶でも飲みながら
ゆんたく(おしゃべり)しましょ
と続けています。

今回は「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の芳沢さんをお迎えして
三線を弾いてみようと、三線を教えて頂きました。

武器をを楽器に
音楽で平和を
なんて大それたことまで思っているわけではないのですが
ちょっとでも弾けたら楽しいな~
輪が広がるかな~
ということでやってみました

三線の練習の前に、お茶を飲みながら
最近のできごとをあれこれゆんたく(おしゃべり)
安倍政権の暴挙に“怒”
そして、ジュゴンの里ツアーの報告も少ししました。

辺野古・大浦湾の海にカヌーで、臨時制限区域のブイまで近づいてきました


辺野古の浜のフェンス「ノーベースギャラリー」にバナーを結んできました




私は初体験
難しそうという先入観でちょっと尻込みしていましたが
いい機会だと思って挑戦してみました
う~ん、指がカチカチ、なかなか思うように動かないものですね~

芳沢さんいわく
「1年練習して、1~2曲くらい弾けるようになったら上等」とのこと
とりあえずがんばってみることにします。





ということで、次回のじゅごん茶話会も芳沢さんが来てくださって
三線教室です。ちょっと三線を弾いてみたいという方大歓迎ですよ~
8月20日(木)14時~です。


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 【じゅごん茶話会のご案内】


今、ジュゴンはどうなってるの?
今、辺野古はどうなってるの?

 8月20日(木) 14時~16時
                   


お茶とお菓子で ゆる~りと
ゆんたく(おしゃべり)しています
最新情報をお伝えします。
DVDを観たりもします。
また、ジュゴンの折り紙を折ったり
ピースリボンにメッセージを書いたり
おしゃべりしながら、その時にできることをしています。
※三線の練習もします

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:無料

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)

ご要望があれば、ジュゴンのミニマスコット作りもできます。
材料の準備がありますので、事前に連絡いただければ助かります。

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平和の象徴ジュゴン
海の神様“龍宮神”と敬われてたりします。
ジュゴンの棲む辺野古の海を
平和の観光スポットへ
ジュゴンの平和のメッセージ、広がれ~





戦争法案に反対する環境NGO共同声明

2015年07月16日 | ジュゴンブログ
環境・人権・平和にかかわるNGOの皆さまへ

「安全保障関連法案(安保法案)に反対する環境NGO共同声明」への
ご賛同のお願い

 環境運動の目的は、自然環境と生物多様性、そして人々の生活環境を保全し、
人権と平和を守り、安全で安心な生活ができる社会を築くことです。
 生物多様性条約など環境に関する国際条約は、生物多様性、自然資源、温暖化、
エネルギー、廃棄物、原発、核兵器、戦争、貧困、格差、差別、マイノリティ、
先住民、地域コミュニティなど、「環境、人権、平和」に関わる幅広い
テーマを対象にしています。これらのテーマは、それぞれが密接に関連し、連携
して解決を図る必要があることを国際社会が認識しているからに他なりません。
 現在、国会審議中の安全保障関連法案(安保法案)は、日本国内だけでなく、
世界の「環境・人権・平和」に大きな悪影響を及ぼすものと言えます。そのため、
私たち環境NGOは、この法案に強く反対し、衆議院での強行採決に抗議し、
その意志を共同声明として発表し、今後の運動につなげていきたいと考えています。
 そのため、皆さまのNGOや団体にも、ぜひ、この共同声明にご賛同いただけるように、
お願い致します。

 なお、賛同の募集や声明発表は、以下の要領で行います。

1. 賛同の締め切りは、7月27日(月)です。賛同されるNGO・団体は、以下の
フォームからご記入いただくか、下記の連絡先に、メールで「NGO・団体名(公開)」、
「担当者の名前とメールアドレス(非公開)」をお知らせ下さい。
2. 共同声明の発表は、7月28日(火)13時~14時に、参議院議員会館(B103)にて行う予定です。
また詳細はご連絡します。

呼びかけ団体:ラムサール・ネットワーク日本、ピースボート、グリーンピース・ジャパン、
       環境市民、ジュゴン保護キャンペーンセンター、FoE Japan

賛同団体登録フォーム:
個人賛同登録フォーム
 
連絡先:
 満田夏花(みつた・かんな) FoE Japan(エフオーイージャパン)
   kanna.mitsuta@nifty.com 携帯:090-6142-1807
 花輪伸一 ラムサール・ネットワーク日本
   Hanawashinichi2@mbn.nifty.com 携帯:090-2452-8555

じゅごんの里ツアー 瀬嵩コースのランチ♡ 

2015年07月15日 | ジュゴンブログ

瀬嵩コースのランチは、大浦にあるWorld Kitchen Ainaさんで。


日々、ゲート前でがんばっているこのおふたりも駆けつけてくれました。


実はこのTシャツ。毎年沖縄に平和キャンプにやってくる
ぶどうの木保育園の特別バージョンなんですよ。


沖縄野菜の入ったグリーンカレー、海ぶどう、タコ、
最高においしい本部牛(一口ですが)とおいしいランチを堪能


World Kitchen Ainaはわんさか大浦パークのすぐ近く
お店の裏のくつろぎスペースもいい感じです。
また行きたい場所です

ZAN

じゅごんの里ツアー3日目 瀬嵩を歩くコース

2015年07月15日 | 活動報告
3日目、ふたつ目のコースは、
「地元おじぃと行くやんばるの暮らしと信仰にふれる旅コース」と題して、
瀬嵩集落を散策しました。


ガイドは、大城幸男さん(瀬嵩在住、農業・地域ガイド)。
まずは、瀬嵩の公民館に集まって顔合わせ。
瀬嵩区長さんと、地域支援コーディネーターの松尾さんも
同行してくださいます。


三人にジュゴンマスコットをプレゼント。
胸に付けてくださいました。


先ず向かったのは、瀬嵩御宮。
国道沿いにあり、今まで幾度となく前を通っているのに、
はじめて階段を上りました。
海の神様をお祀りしています。


ここはネガミヤ(根神家)。
根神とは、村落の旧家(根屋)から出た神女で、
根屋の当主を根人(にっちゅ)というのに対し姉妹のことだそうです。


ここは、カンサという墓所です。
かつて、死者は木の枝に置いて風葬に。
戦前は、ここで火を焚いて踊ったということ。
幻想的な様子が目に浮かびました。


集落の東側の山のふもとにある高山城(タカヤマグシク)跡。
集落の発祥の地と伝えられる場所です。


ここが、知らない間にゴルフ用地として切り崩されてしまいました。
大城さんは、必ず埋め戻してもらうと強くおっしゃっていました。


ほかにも、墓所や屋敷、拝所など色々な場所を案内していただきました。
瀬嵩にこんなすてきな小径があったとは。


木の葉っぱの編み方も教わりました。
扇や、お盆のようなものにも使えるそうです。


沖縄戦後の一時期、南部の避難民で瀬嵩地区は1万3千人の人口を数え、
瀬嵩は瀬嵩市となったそうです(現在の瀬嵩の人口は517人)。
大城さんのおうちにも、数100人が寝泊まりしたそうです。
食料不足で、食べられるものは何でも食べた、そこらの木の葉っぱも
丸裸だったとおっしゃっていました。


瀬嵩には、貴重な文化財、稀少な絶滅危惧種の植物などが
たくさんあり、登録申請なども積極的にされています。
民泊ののぼりにも見られるように、瀬嵩の良さを生かした基地に頼らない
地域づくりがはじまっています。

自作の歌も披露してくださった大城さん。
心から瀬嵩を愛し、私たちに地域のことを伝えたいという思いが溢れていました。
瀬嵩には何度も行ったことがある人も多かったのですが、
今まで行かなかった場所、行ったけれどよく見ていなかった場所が
新しい輝きを持って認識される、新鮮な瀬嵩ミステリーツアーになりました。

猛暑の中、エネルギッシュに集落内を案内してくださった大城さん、
区長さん、松尾さんに感謝、感謝です

ZAN