ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

9月のじゅごん茶話会の報告です

2017年09月29日 | 活動報告
月1回 ぼちぼち 続けている じゅごん茶話会

(沖縄で咲いていたお花~

9月は28日(木)にひらきました

おやつはちんすこう
35Coffee(サンゴコーヒー)は沖縄土産です
その他にも、黒豆ケーキや岡山のきびだんごの差し入れあり


この日は、9・3シンポin那覇の報告をしました
シンポの基調講演やパネルディスカッションで話された
・やんばるの森の世界自然遺産登録と辺野古・高江の基地建設は両立するのか?
・米沖縄ジュゴン訴訟の差し戻し判決と今後の取り組み
・これまでのIUCN(国際自然保護連合)への参加
について伝え
国際社会を巻き込んで、米国を当事者として前面に引き出し
市民の声を届け、日米政府を正していく取り組みに
新たな展望を感じ、熱気にあふれたシンポになったことを報告しました

そして

シンポのあとに辺野古を訪問したこと
石川真生さんの写真展を見に行ったことなども話しました

石川真生さんの写真展のことが、アエラNo41に掲載
読谷村のチビチリガマの事件のことが、週刊金曜日1153号に掲載
それらのことも一緒に考え、話し合いました

そして、選挙のことも
たいへんだけど、できることがんばらなくちゃね

様々な問題があるけれど
どれも本質はつながっていると思う
“ほんとうにたいせつなもの”
を見失わずに
しっかりと1つ1つに向き合っていきたいと思う

お茶を飲みながら
じゅごん茶話会に来てくださる皆さんと
ゆんたく(おしゃべり)していると
一緒にがんばろうね
と元気になります
ありがとう~



次回は、10月19日(木)14時~です








10/1沖縄に連帯するつどい

2017年09月29日 | ジュゴンブログ
東京大田区で、東京新聞論説・編集委員の半田滋さんをお招きして講演会を開催します。みなさまお誘い合わせの上、ご参加ください。

「沖縄に連帯するつどい」
~辺野古新基地建設と先島諸島への自衛隊配備~その狙いと危険性
日 時:10月1日(日)13時半開場 14時開会
場 所:大田区入新井集会室 Luz大森4階
    (大田区大森北1-10-14 JR大森駅徒歩5分)
参加費:前売り800円(当日1000円)
講 演:半田 滋(東京新聞論説・編集委員)
    「辺野古新基地建設と先島諸島への自衛隊配備~その狙いと危険性」
主 催:ZENKO南部
共 催:ジュゴン保護キャンペーンセンター
後 援:平和・環境・人権しながわ、首都圏なかまユニオン南部支部
連絡先:090-2737-3069(佐々木)


9月の京橋街頭行動

2017年09月25日 | 活動報告
9月24日(日)大阪京橋のOBPへの連絡通路で街頭行動をしました。


久々にジュゴン登場
遠くからでも目立つので、「あ~、ジュゴンだ~」って、
色んな人が寄って来てくれます。


きのうは少し蒸し暑かったものの、前回8/20の行動の時に比べると、ずいぶん過ごしやすくなりました。
そのせいか、リーフレットの受け取りもよく、
ゆっくりお話を聞いてくださる方も多かったです。

「基地ではなくジュゴン保護区を」と説明すると、
「北朝鮮のミサイルが心配」という方もいましたが、
平和を守るのは、基地(軍隊)なのか、考えるきかっけに
してくださるといいなと思いました。

ZAN

沖縄県への緊急提案~IUCN来日に向けて

2017年09月23日 | ジュゴンブログ
沖縄県と9月20日に話し合いをしました。
9月3日に那覇市内で開催した「世界は見ているーユネスコ/IUCN調査団が沖縄に」
「やんばるの森と辺野古の海を守ろう」シンポジウムと海勢頭豊コンサートで確認した
5項目(注)の実行を求めるためです。9月4日の申し入れに続く2回目の話し合いです。

(9月3日シンポ)

(9月4日県に申し入れ)
沖縄タイムス(9月5日付)「『北部訓練場考慮を』世界遺産登録 国に市民団体」

(注)5項目
1.世界自然遺産推薦地域を保全する十分な緩衝地帯を設定すること
2.世界遺産の「完全性」を担保するために、管理計画の対象に「北部訓練場」を含めること
3.オスプレイの訓練を中止し、配備を撤回すべきこと
4.辺野古・大浦湾を視察地に含めること
5.IUCN第6回世界自然保護会議で採択された決議「島しょ生態系への外来種侵入経路管理強化」をふまえて、辺野古・大浦湾の埋め立て土砂の外来種対策に取り組むこと

県側は自然保護課長、辺野古対策課長、基地対策課副参事です。

(1)9・3シンポの確認5項目について、各課から回答を求めました。
 しかし、沖縄県は世界自然遺産登録について、
「環境省は…」と沖縄県の意見を言わず政府の立場を説明するなど
自らが自然遺産管理責任者としての自覚がありません。

2月にIUCNに提出した推薦書にも、沖縄県が問題とする意見は何ら明記されていません。
これでは「不十分な緩衝地域の問題で絶滅危惧種への危機」はなんら解決しません。
また、「北部訓練場が明記されていない」ことは、IUCN現地調査で自然遺産対象地域の境界確認の時、
説明のしようがありません。事実と異なるからです。
オスプレイの訓練による排気熱などの影響などをどうするのでしょうか。


(2)自然遺産の隣に基地がある米軍を世界自然遺産のステイクフォルダー(利害関係者、当事者)と考えていません
推薦書には米軍の存在が明記されていないのです。

 県は「政府は米軍と協議していると思うが、米軍との関係は難しいので働きかけをしていない」と小さな声で答弁します。
 これでは、沖縄県の主体性はありません。
 私たちは、「米軍に直ちに協力を要請すべきです」
 「JEGSで米軍は規制されている。遺産条約でも規制はある。ステイクフォルダーとして、米軍をテーブルに着かせるべきだ」と
 声を大にして説得。沖縄県に資料を提供して、勉強するように厳しく要請しました。

(3)IUCNから辺野古埋め立て外来種対策の協力の申し出を断るなど
環境団体が17年にわたって作ってきたIUCNとの関係を大事にしてはいません
IUCN本部はハワイ決議(沖縄など島しょ生態系への外来種対策の強化)をふまえて、
世界自然遺産と辺野古外来種問題を一体として受け止めていることは
5月の沖縄県への返書(4月に沖縄県はIUCNに要請書を出しています)で明らかにしています。

しかし、沖縄県は6月にIUCNに出した返書では辺野古埋め立て外来種問題を世界遺産登録と別の問題としているのです
IUCNは不信感を持っているに違いないので、現地調査までにIUCNにアクションを起こすべきと厳しく申し入れしました。
琉球新報(9月8日)「IUCN調査 沖縄県辺野古と別協議要請 自然遺産登録 政府と同調」
沖縄タイムス(9月9日付)「知事の書簡が『誤算』 自然遺産登録、辺野古と別協議望む県の思惑」

話し合いの最後に、10月11日から20日に行われるIUCN現地調査までに、
自然保護課は自然遺産登録で問題ありと思う点をはっきりと主張すべき、
辺野古対策課は現地調査までに辺野古の外来種対策についてIUCNに協力を求めるアクションを起こすべき、
と申し入れ
、上司に報告しますと小さな声で答えました。

琉球放送RBC(20日放送)
「IUCN視察~市民団体が県に要望『辺野古大浦湾も視察地に』」
琉球新報(21日付)
「基地除外は『非現実』 世界自然遺産登録環境団体、県に指摘」

沖縄タイムス≪22日付)
「世界遺産 米軍協議を 北部登録を市民団体県に要請」


 ジュゴンの保護者より 

毎月15日はジュゴンの日♪  

2017年09月17日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日  台風で遅くなりました

  

台風18号・・暴れん坊さんでしたね 
速度が遅いから24時間以上暴風域で大雨も伴いヤレヤレ
我が家はなんと本日停電復旧しました 

  

自慢のサボテンもボキッボキ

早い段階で停電したもので宮古島での被害もわからずに、通過するのをジッと待つ。
大丈夫と届くメールで状況を知る あらまぁ大変

 

今朝折れたサボテンはめげずに、立派な花を咲かせていました 
さぁ後片付け頑張るぞ~

やっとついたTVを見ると暴れん坊の18号さんは本土縦断中ではないですか
皆さまお気を付け下さいね。 

台風一過から朝の空気に秋を感じております





9・3遺産シンポを終えて、石川真生さん写真展へ

2017年09月17日 | ジュゴンブログ

那覇で、開催初日、石川真生さんの写真展へ行きました
『大琉球写真絵巻 Part1~4』







見応えがありました
見ていて辛くなってきました

作られた写真ではあるけれど
だからこそ 伝わってくるものがありました
目を背けてはいけない

薩摩による琉球侵攻
明治政府による琉球処分
日本に捨て石にされた沖縄戦
米軍占領、今なおある米軍基地

そして、新たな基地を造ろうとしている日本

真生さんに
「どれが一番印象に残った」と聞かれた
「全部…。特に米兵による暴行事件」とこたえた
「何も変わっていないよ。今も同じだよ」と真生さん



去年、20歳の女性が殺害された。

基地あるが故

何もかわっていないよ

重くひびいている


真生さんの写真
心に残っている写真


平和な島に戦争よ やってくるな






9・3遺産シンポを終えて、辺野古へ~報告②おまけ

2017年09月17日 | ジュゴンブログ
旧盆中で、キャンプシュワブゲート前はお休み
毎日座り込んでいる皆さん、少しお休みできて良かった
(しかし、旧盆は親戚周りで大忙しかな…)

私たちも少しのんびり沖縄旅を楽しみました

いつもじゅごんの里ツアーでお世話になる東恩納琢磨さんの
『じゅごんの里』に行ってみました
修学旅行などでカヌー体験など開催しています


わんさか大浦パークで休憩
シークヮーサージュースやマンゴーアイスなど美味しいですよ~
地元産のお野菜なども売ってます


すこし観光も、国際通りをぶらり
海外からの観光客が多いです

ゴーヤジュースを飲んでみました。う~んちょっぴり苦い


牧志公設市場のなかの魚屋さん、青い魚~ぎょっとするけど美味しいんです


国際通りの近くの公園に咲いていたお花
めずらしい~とパチリ


名護の居酒屋さん、海の幸が美味しい~
島らっきょやもずくやその他色々
泡盛がすすみます~


海を眺めて
美味しいものを食べて
おしゃべり

あたりまえのくらし
安心できるくらし
誰もがそんなふうに暮らせますように
そう、願います

世界中のだれもが

EMIKO☆


9・3遺産シンポを終えて、辺野古へ~報告①

2017年09月17日 | ジュゴンブログ
9・3シンポジウムと海勢頭豊コンサート
『やんばるの森と辺野古の海を守ろう』を終えて、普天間、辺野古へ

9・3遺産シンポは熱気にあふれたとても良い場になりました
米沖縄ジュゴン訴訟、IUCN(国際自然保護連合)での4度の勧告・決議
そして、やんばるの森の世界自然遺産登録に向けた動き
国際社会と連帯した取り組みを分かち合い
これからの取り組みを話し合い
新たな展望が開けたと感じるものでした

ジュゴン訴訟の今後の展開や
IUCNの世界自然遺産登録の調査など
国際社会への働きかけがますます重要です
がんばらなくては

元気をもらい、普天間、辺野古へ

普天間基地は世界一危険な基地だから即時閉鎖・撤去のはずなのに
変わっていない現状…

この日も普天間基地にはオスプレイが…

ずっとフェンスが続いている

野嵩ゲート前でアピールしました

赤嶺さんにお会いして、一緒にアピール
自宅の頭上をオスプレイが飛ぶ…

辺野古座り込みテントへ
テント訪問、しばしゆんたく(おしゃべり)しました

いつもお世話になっている孝子さんとパチリ



テント前の浜に 大量のホンダワラが打ち上げられていました
『この海が自然豊かってことだよ』と



ジュゴンの好きな海草が混じってます
ジュゴンにとって貴重な餌場なのですよ、辺野古の海は


ミナミコメツキガニがわさわさ、近づくとさっと砂にもぐってしまいます
が、じっとしているとわさわさ、かわいいんです



辺野古の浜のフェンス ノーベースギャラリー

誰がならべたのかな
かわいいお花も咲いていました



ほんとうに自然豊か
生き物がいっぱい
壊しちゃだめですよ
龍宮神(海の神様)が怒りますよ

辺野古の座り込みテントのすぐそば
辺野古漁港の先に龍宮神(ジュゴン)が祀ってあります

安部の海岸にも行ってきました
静かでのどかな海岸
ほとんど人工物がない自然のままの海岸
ここにオスプレイが墜落した

オスプレイの騒音はいらない
オスプレイはいらない

キャンプシュワブ・ゲート前にも行きました
旧盆でお休みでしたが、当番の人がいらして
スイカを御馳走になりました

ジュゴンが座り込んで(寝転んで?)いました


基地が無ければ…
基地を無くさなければ…
辺野古の新基地建設は止める







9.3シンポジウムと海勢頭豊コンサート ロビーの様子

2017年09月14日 | 活動報告

9.3シンポ会場は、那覇県庁前の「パレット市民劇場」
入り口にじゅごんのバナーを掲げました。




開場するとどんどん参加者が来てくださり、大忙し
署名もたくさん集まりました。



海勢頭豊さんのCD・書籍、ジュゴングッズもたくさん売れました。



昨年のハワイ会議に持って行ったバナーを展示し、
今回また新しいバナー2枚にメッセージを集め、1枚は翌日辺野古テント村に持って行きました。






稲嶺市長や登壇者の皆さんのほか、
たくさんの方がメッセージを書いてくださいました


集まったメッセージの一部です。



また、会場に牧志治さんの辺野古・大浦湾、高江のすばらしい写真を展示しました。


終了後も興奮冷めやらぬロビー。
旧盆にもかかわらず来てくださった皆様、沖縄県外から足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
「元気をもらった」という声に、わたしたちも元気と勇気をいただきました。

ZAN

9.3シンポジウムと海勢頭豊コンサート「やんばるの森と辺野古の海を守ろう」報告

2017年09月11日 | 活動報告
9月3日、那覇県庁前のパレット市民劇場で、
シンポジウムと海勢頭豊コンサート「やんばるの森と辺野古の海を守ろう」を開催しました。
ユネスコ/IUCN(国際自然保護連合)調査団が世界自然遺産の現地調査で来沖する時期に合わせたもので、ウンケー(旧盆初日)の忙しい時期にもかかわらず、
約250名の方にご参加いただけました。

来賓は、昨年9月IUCNハワイ会議に参加したお二人、稲嶺進・名護市長と安次富浩・ヘリ基地反対協共同代表。

稲嶺市長は「差し止め訴訟を闘う翁長雄志知事を支え、来年2月の名護市長選挙で
3期目を実現する」と決意表明されました。


安次富さんは「8月21日のジュゴン訴訟の勝利判決で明らかなように国際連帯が広がっている」
と、辺野古埋め立て阻止が可能だと訴えられました。


特別報告はジュゴン訴訟原告団の東恩納琢磨・名護市議会議員。
IUCNハワイ会議での決議をふまえて市議会決議を実現。
IUCN本部に決議の履行を求める書簡を送り、
同本部は「日本政府に4度の決議の履行を求めるとともに、
必要ならば埋め立て土砂の外来種対策に協力する」と返書。
うりずんの会(沖縄選出野党国会議員団)の政府交渉で
IUCN決議の履行を求めたことなどを報告しました。

シンポのパネラーは真喜志好一(沖縄平和環境ネットワーク世話人)、
桜井国俊(沖縄大学名誉教授)、吉川秀樹(SDCC国際担当)の皆さん。



真喜志さんはジュゴン訴訟の取り組みの経過と勝利判決を説明。
ノグチゲラが原告になっての訴訟は可能だが、原告の根気と
米国内のカウンターパートナーが重要だと指摘されました。



桜井さんは「辺野古・高江の基地建設と世界自然遺産は両立するのか」で、
沖縄県はIUCN現地調査で「辺野古埋め立て土砂の外来種対策が重要」
「米軍の北部訓練場でのオスプレイの訓練による被害」と
「米国もやんばるの森・世界自然遺産の当事者である」を強調すべきだと主張しました。



吉川さんは「ジュゴン訴訟は世界自然遺産と辺野古の海を守る」で、
ジュゴン訴訟の国家歴史保存法や世界遺産条約は「市民の参加を保障している制度」
なので、「自然保護を前面に出して、米国領事館などに手紙を出すべき」と提案。
「米軍が法制度を無視しているならば、第三者のチェック機関である海洋ほ乳類委員会や
歴史保存諮問委員会にNGOからレポートを出せば取り上げられる」。
その取り組みを始めていると報告しました。




海勢頭(うみせど)豊コンサート。
やんばるをテーマに「ザンの海」「椎の川」「喜瀬武原(きせんばる)」など6曲を演奏。
参加者は大いに元気づけられました。


コンサート後、参加者からの質問に答える形で、ディスカッションを行いました。


議論をふまえて、「沖縄県知事への要請」を提案。
①世界自然遺産推薦地域を保全する十分な緩衝地帯を設定すること
②管理計画の対象に北部訓練場を含めること
③オスプレイの配備を撤回すること
④辺野古大浦湾を視察地に含めること
⑤辺野古埋め立て土砂の外来種対策に取り組むこと(抜粋)を確認しました。


最後に、海勢頭豊ジュゴン保護キャンペーンセンター共同代表からごあいさつ。
「闘いはこれから、みんなで力を合わせてがんばっていきましょう」


翌9月4日、沖縄県に知事への要請書を提出。
現行の世界自然遺産の管理計画では登録の基準を満たせないと厳しく追及し、
また、IUCNの現地視察に辺野古・大浦湾を含めること主張することを求めました。