ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

2月16日(木)じゅごん茶話会の報告ですー☆

2017年02月19日 | 活動報告
今年は毎月1回ひらこうと思っている『じゅごん茶話会』
2月は16日にひらきました
事務所前の梅の木に、白い梅の花が咲いていましたよ



じゅごんとおやつでお出迎え~。
学びを続けている阿波根昌鴻さんの天国へのパスポートと
「ぬじゅん」という写真冊子(海の中の墜落したオスプレイの写真はすごいです)

この日は久しぶりの方の参加が嬉しい会となりました

さんぴん茶を飲みながら近況報告など

沖縄の友人から届いたやんばるピーナッツ
やわらかくて美味しかったです

・沖縄に行ってきたばかりのHさん
 ぬじゅんの写真の説明をしてくれました。
 オスプレイが墜落してその残骸はまだ残っていて、海を汚している…ことや
 辺野古ゲート前やテント村は緊迫しているが、みなさん腰を据えてがんばっていることを伝えてくれました。
・辺野古にブロックが投入された、、、くやしい、、、
・最近の記事で
 大学が米軍から研究費をもらっていたこと
 南スーダンの自衛隊派遣、「戦闘」を「戦闘行為ではない」という政府
 9条に抵触するから「戦闘」という言葉は使えない、、、、
 現実は戦闘、危険にさらされているのは派遣された自衛隊員
 おかしなことが起こっている
(やはり、9条は守らないと、ますますとんでもないことになる
 9条を真に活かさないと)
他にもいろいろあるけど、ほんとうにいつも憤りでいっぱいになります

そして、生姜紅茶とチョコ(一応バレンタインを意識して)でひと息ついてから
平和の学びのゆんたく(おしゃべり)タイム



天国へのパスポートより
「物が平等に分配されても感謝の心がなければ争いはなくならない」
「私たちは心が正しくても国の政治に無知では人類が住みよい平和で幸福な社会をつくることはむつかしい、
また、如何に広い知識があっても心が正しくなければ真の平和の実現は望めないのではないかと考えました」

幸せとは何か、不安がない、恐怖がない、不足の思いをしない、
人にも物にも、自然にも凡てに感謝する。そして希望を持って働く。
私たちは相手を不利にしたり、不幸にして真の平和の実現はむつかしいと思っております。

阿波根昌鴻さんの言葉を読み合わせ、話し合いました。
このゆんたく(おしゃべり)タイムが好きです~。

次回は、3月23日(木)14時~ひらきます
気軽にゆんたく(おしゃべり)しに来てください



2・18海の生きものを守るシンポジウム2017の参加報告です

2017年02月19日 | 活動報告
京都の梅小路公園「緑の館」で開かれた、海の生きものを守るシンポジウム2017に参加しました
失われる沿岸の自然と公共事業~辺野古・諫早・泡瀬・三陸・湘南~と題して
それぞれの専門家・研究者からの報告は学びの多いものでした。
興味深く貴重なお話がたくさん聴けましたが、すべては書ききれないので
抜粋して報告します。


最初は、海の生きものを守る会代表の向井宏さんの挨拶で始まり


最初に、佐藤正典(鹿児島大学)さんから「閉め切りから20年の有明海・諫早湾」の講演
日本の海岸はどんどん壊されているが、しかし、今その「環境破壊」が忘れられていないか
そして、残っている自然が危機にさらされている…
諫早湾にもこの海にしかいない生き物が生きている
長い裁判の紆余曲折のなか、諫早問題は終わったと思われているようですが
今、農業者と漁業者の対立だけに注目が集まる
本当の問題「環境破壊」が隠されていく
問題の本質に立ち返って考え直さないといけない、と。


続いて、前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会)さんから「泡瀬干潟の現状と失われたもの」の講演
ミナミコメツキガ二がざわざわ、とっても珍しいウミエラ
世界中で沖縄にしかいないクビレミドロ
世界で2000羽しかいないクロツラヘラサギがやってくる
お話しから本当に豊かな干潟ということが伝わってくる
すでに埋立が進んでいるが(埋め立てで失われたものは計り知れないが、、、)
「あきらめていません、残りを守っていくためにラムサール条約湿地への登録を進めている」とのこと
実現させたい


次に、田中克(舞根森里海研究所)さんから「三陸の森里海のつながりを断絶す巨大防潮堤」の講演
巨大防潮堤でいったい何を守ろうとしているのか…
本当の震災復興とは…
ということをいろいろな視点からのお話しはとても印象深かったです。
自然の力はすごい、海が回復していく姿をみて、人々が元気づけられたこと
子どもたちが海に触れ、たくましくなっていく様子
「森は海の恋人」運動、総合学問としての「森里海連関学」は
今後の取り組みに活かしていける学びがたくさんありました。


そして、安部真理子(日本自然保護協会)さんの「辺野古・大浦湾のサンゴ礁の危機と再生」の講演
辺野古の現状から、IUCN決議をふまえての今後の取り組みを話されました。


最後に、大久保奈弥(東京経済大学)さんから「オリンピックにより開発の危機に晒される相模湾」の講演
オリンピックのために大規模な沿岸開発計画が進められようとしていて、自然が壊されていく
どれだけの税金がつぎ込まれるのか
そして、何が残るのだろう…


まとめで、向井宏さんから「沿岸の危機を守るための提言」
沿岸に対する尊崇・保全意識がほとんどみられない
経済優先・土木優先の発想が大きい
「海はだれのものでもない」
失われていくものにどれだけの価値があるのか知る必要がある
科学研究者は、意識して自然を守ることの重要性を指摘していく必要があると話されました。

どの講演からも「根本」「本質」が問われていると実感し
未来のビジョン、何を目指しているのか
生きるために必要なことは、何が大切かを見つめ直していくことが
今必要なのだと思いました。

とても良いシンポジウムでした

ジュゴン保護キャペーンセンターは

ブースを出させて頂き、新署名を集めました。


販売したジュゴンミニマスコットは完売

ありがとうございました。






毎月15日はジュゴンの日♪  

2017年02月15日 | ジュゴンブログ
  毎月15日はジュゴンの日

  

今日はポカポカ 恒例になった沖縄での野球キャンプも賑わっています
 そろそろ花粉症の方は困った季節到来ですね・・ 沖縄は花粉が飛ばずラッキー

  

こちらも恒例となった今年のアースデイ4月22日(土)23日(日)代々木公園で開催されます
10万人が集まるビックイベントです
 SDCCも毎年ブース参加し署名のお願いやグッズ販売 新しい繋がりもできるお祭り

  

ジュゴン箸置きもワイドー(頑張って)作成中です
当日のお手伝い ブースを覗きに来てくれるだけでも大歓迎です。

  

あなたの知らない世界が発見できるかも 
いろんなワンこも見られますジュゴンちゃんとのご対面シーンも見ものですよ




【番外編】おきなわ茶会@モモの家(2月9日)の報告です

2017年02月14日 | 活動報告
大阪は吹田市にあるモモの家でぼちぼち続けている“おきなわ茶会”
今年最初は、2月9日(木)にひらきました

おきなわ茶会は、沖縄をとおして平和を考え学ぶ場として続けています。
映像を観たり、お話しを聴いたりしながら
お茶を飲みながらゆんたく(おしゃべり)しています。

今回は、ドキュメンタリー映画「いのちの森 高江」を観ました
とても良い映画ですよー
戦後72年、今の辺野古、高江の問題まで続く
米軍に「占領」されたままの沖縄の状況が映し出され
同時にやんばるの森の素晴らしさも描かれています

内相詳細は、こちらまたはこちら
プロモーションビデオもあります

映画を観たあとはお茶を飲みながらみんなでゆんたく(おしゃべり)です



感想などおしゃべりする時間はとてもいい時間になりました

(一部抜粋)
当たり前のことがおびやかされている沖縄の人の生活をこの映画を通して知って、
なんでこのようなことを知らずに過ごしているんだろうと、自分の世界のせまさに驚いた。
私のような世代が行動をおこすことが世界を変えるかもしれない。
これからももっと知っていきたい。真実を知りたい。
※20歳の学生さんが参加してくれました。感想も嬉しい

(大きな)メディアから流れてくる情報の後ろにどれだけのストーリーがあるのかを
感じとれる感性や、くんれんが必要やと思いました

自然の尊さをストレートに伝えてくれた映画だった。

目の前の1つ1つをていねいに選んでいきたい。
命を大切にする社会になっていくための選択をしていきたいと思いました。

その他にも質問があったり、いろんな思いを話し合えました

おきなわ茶会はカフェコーナーもあり
この日は玄米ご飯とけんちん汁のメニューがありました
美味しかったです~
手づくりゆずこしょうをくわえるとさらに美味しさアップ


手づくりのサーターアンダギーの差し入れもあり
お腹も喜びました

次回は4月13日(木)19時~を予定しています



2/4すいた環境教育フェスタにブース出展

2017年02月05日 | 活動報告

2月4日(土)、すいた環境教育フェスタにブース出展してきました。
2004年以来毎年の出展、今年のテーマは「世界の声でジュゴンを守ろう!」です。


何といっても、まずは沖縄ジュゴンのことを知ってもらいたいと
「ジュゴンクイズ」を実施しています。
子どもたちを中心にたくさんの方がチャレンジしてくれました。
クイズをした人はジュゴン好きになってくれたはず


折り紙じゅごん教室も大人気。


上手に折れました


ジュゴンが棲む辺野古の海の紹介、昨年のIUCNハワイ会議参加報告のほか、
2/1政府のやんばるの森世界自然遺産登録に推薦についても早速掲示。
熱心に話を聞いていかれる来場者や、市会議員、府会議員さんもいました。


吹田市イメージキャラクター「すいたん」(吹田クワイの妖精だとか)と
ガールスカウトの子どもたちのダンスで開会


たくさんの人でにぎわいました。


環境学習展示で、中学生の作った新聞が掲示されていました。
色々調べて手書きした力作


幼稚園の子どもたちの絵はとてもかわいかったです

今回は、吹田市内にある関大、阪大、金蘭大の学生さんたちも
ブースを出し、グッズ作成やゲームなどで環境問題への
関心を高める工夫をされていました。
そんな学生さんたちも、SDCCのブースに来てくれて
色々話を聞いてもらえたことも良かったです。

皆さま、ありがとうございました。

ZAN

2月のじゅごん茶話会のご案内~2月16日(木)14時~です

2017年02月02日 | イベント案内
はや2月になりましたね
明日は節分“福は内~”ですね

2月のじゅごん茶話会のご案内です


ジュゴンがお出迎え
みなさまの福を祈念していますよ~

2月16日(木)14時~です
今年は毎月1回ひらけたらいいな~と思っています。今のところ~

今年は平和の学習をしていきたいと準備しています。
1回目は沖縄のガンジーと称された阿波根昌鴻さんの天国へのパスポートから学びました
その時の様子は ↓ ブログで報告しています
じゅごん茶話会の報告です~1月26日にひらきました

2月16日も、平和の学びを続けていきます。
そして、辺野古、高江の最新情報などをお伝えしたり
近況などをゆんたく(おしゃべり)したいと思っています。

どうぞ気軽にお越しください
初めての参加も大歓迎ですよ~
お待ちしています


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2月のじゅごん茶話会のご案内です。

じゅごんが泳ぐ宝の海


お茶とお菓子で ゆる~りと
ゆんたく(おしゃべり)しています

辺野古は今どうなってるの?
ジュゴンは?

 2017年2月16日(木) 14時~16時
                    

話して、考えて、できることに取り組んでいきたい!
最新情報をお伝えします
DVDを観たりもします
また、ジュゴンの折り紙を折ったり
ピースリボンにメッセージを書いたり
おしゃべりしながら、その時にできることをしています

ご要望があれば、ジュゴンのミニマスコット作りもできます
材料の準備がありますので、事前に連絡いただければ助かります

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:200円(場所代、資料代など)

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)
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3月は、3月23日(木)14時~予定しています
        ※3月初めの春の沖縄旅の報告を予定しています
          普天間、伊江島、辺野古へ行ってきます




やんばるの森などの2018年世界自然遺産登録申請について(見解)

2017年02月01日 | ジュゴンブログ
2018年世界自然遺産登録実現のためにも
日本政府は国際自然保護連合の勧告と決議を守るべきです。


日本政府は2月1日に西表島、やんばるの森、奄美諸島を2018年世界自然遺産登録に推薦しました。
琉球列島の重要な生態系と豊かな生物多様性を保護する上で喜ばしいことだと思います。

だからこそ、ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)はじめ国内外の環境団体は
日本政府に、辺野古・大浦湾のジュゴンの生息地や高江のノグチゲラ・ヤンバルクイナの保全計画策定を求めてきました。
2000年、2004年、2008年、2016年と、
4度の国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議で日米両政府への勧告や決議を採択してきました。

昨年9月、IUCNハワイ会議では、決議「島しょ生態系への外来種の侵入経路管理の強化」を採択し、
辺野古新基地建設のための埋立て土砂の大量搬入に警鐘を鳴らしました。

世界自然遺産登録での評価基準で「自然遺産の特質のすべてが無傷で包含されているか否か」を意味する
「完全性」が重要
になっています。
絶滅危惧種であるノグチゲラやヤンバルクイナに影響を与えるオスプレイの飛行とヘリパッドの建設、軍事訓練などは大きな支障
になるに違いありません。

IUCN決議にもある沖縄の生物多様性の象徴であるジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナなどを保全する上で
実効性ある保全計画が策定されていないことはきわめて問題です。

今年の夏には、ユネスコ(国連教育科学文化機関)からの委託事業としてIUCNが世界自然遺産の現地調査に来日します。
IUCNは世界自然保護会議で採択された決議をふまえて調査することになります。
また、登録手続きにおいては関係者との協議がおこなわれます。
昨年12月、沖縄県議会(11月定例会)で「沖縄県はIUCNによる検証作業がおこなわれる場合は可能な限り協力する」ことを確認しました。


日本政府は琉球列島の豊かな生物多様性を保護する上で、
2018年世界自然遺産登録を成功させるためにも以下の3点をただちに実行することを要請します。

1)絶滅危惧種である沖縄のジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナの保全計画を策定すること。
2)辺野古新基地建設を中止すること。高江ヘリパッドへの米軍輸送機オスプレイ配備を中止すること。
3)沖縄への外来種の侵入経路の管理を強化すること。
 以上の要請項目を国内世論に訴えるために新署名「沖縄のジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナを守ろう」を始めます。

新署名にご協力をお願いします。


【拡散希望】新しい署名運動を開始します。目標は当面2万筆です。

2017年02月01日 | ジュゴンブログ
【拡散希望】
新しい署名運動を開始します。
目標は当面2万筆です。



①沖縄ジュゴン、ヤンバルクイナ、ノグチゲラの保護
②辺野古新基地、高江ヘリパッド中止
③沖縄への外来種の侵入に関する管理強化 を求めるもの。

昨年9月ハワイでの世界自然保護会議での決議や2000アンマン
2004バンコク 2008バルセロナであがった4度の勧告、決議をふまえたものです。

政府は2月にはやんばるの世界自然遺産登録を申請する予定です。
それにともない、7月にはユネスコの依頼を受けたIUCNの視察団が沖縄にきます。
沖縄ジュゴンとやんばるの自然保護をもとめる4回の勧告、決議を無視したままで、
世界自然遺産登録は不可能です。

やんばるの貴重な自然環境と住民の生活を守るため、国内外の世論に訴え、
基地建設に強行を止め、ジュゴン、ヤンバルクイナ、ノグチゲラをまもり
ましょう!

署名PDFはこちら