ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

3月のじゅごん茶話会の報告です

2020年03月28日 | ジュゴンブログ
こんにちは
コロナ騒動たいへんです
悩むところですが、じゅごん茶話会をひらきました
(換気したり、手洗いしたり、除菌シートを準備したりして

少人数だったこともあり、いつもよりゆんたく(おしゃべり)出来たと思います
3月のじゅごん茶話会、いつもの通りに進めました
・まず最初は、辺野古の近況を共有します
コロナ騒動はおかまいなしに、土砂投入の強行は続き
座り込みは続けられています

軟弱地盤やその他諸々の問題はまったく解決していないのに
工事強行を続けるなんて、まったくの税金の無駄使いだし
環境破壊だし、ほんとうに愚かなことです
工事を中止したら、その工費を他に使えるのに



けーし風105号
「辺野古新基地建設の現在 辺野古・工事計画変更案の概要と問題点
 工期短縮のための無理な工法変更、環境への深刻な影響」 北上田毅著
をパワポにまとめて報告
防衛省の設計変更の内容は、どんでもない環境破壊を引き起こす
まったく環境保護は考えていないことが明らかです
先行盛土って、、、
外周護岸の造成前に大量の土砂を投入するって、、、
仕切りを造らずに土砂を投入したらいったいどうなる
大浦湾全体に汚濁が広がる
いったい何を考えてるのだ
詳しくはけーし風105号をお読みください

これにだまっているわけにはいきません
大騒ぎハガキを出そう
他にもできることをしなくちゃ


2月3日にサンフランシスコ第9巡回裁判所で米ジュゴン訴訟控訴審(結審)が開かれ
現在、判決を待っているところです
この冊子の、吉川さんの論考「環境問題でつながる沖縄と世界 成果と課題」から
「ジュゴン訴訟のいちばん大きな成果は、沖縄の米軍基地問題を、
 初めて、米国司法の場に引き込み、闘っているということだ。
 もちろん、歴史的評価を待つ必要があるが、安保条約や地位協定の『壁』に潰されることなく
 基地問題を解決する可能性を示していると私は考える」

判決がどう出るかはわかりませんが、どういう結果でも
まだまだできることはあります。1つの大きな可能性として取り組みを続けていかなくちゃ

ちょっと休憩、お茶とヨモギ餅で


それから、けーし風105号より、読み合わせ、それぞれ大事なことを学びます
・「ジュゴンは生きている! ともに暮らす『幸せ』を取り戻そう」浦島悦子著
 メディアの報道の仕方の重要性、それを読み解き理解する力が私たちに必要ということを考えます
・「戦後沖縄史のデジタルアーカイブ化を終えて」村岡敬明著
 資料を保存し、記憶を継承していくことの重要さがわかります
 公文書改ざんなんてとんでもないことです
 「ホロコーストを次世代に伝える アウシュビッツ・ミュージアムのガイドとして」中谷剛著を紹介
・佐喜眞美術館だより「鎌を研ぐとき」上間かな恵著も読み合わせました

・特集1の「多様性こそが種子のいのち」桜井国俊著のなかの
 脅かされる食の安全から、いろいろ話がひろがりました
 日本の食料自給率(カロリーベース)は37%、とても危ういなと実感
 コロナ騒動でマスク不足、、、
 もしも輸入が途絶えたら、マスクだけでなく、食糧輸入が途絶えたら
 小麦に大豆に、いろいろ、、、
 怖いなぁ

 話は、コロナ騒動から広がって
 様々な問題がみえてきて
 暮らしの根本を見直さなくちゃね、、、と

 Yさんから「村構想」というキーワードが
 なかなかいいな~
 次回も話し合っていきたいと思っています

 もう一人のYさんが
 沖縄の泡瀬干潟が一望できる博物館カフェ「ウミエラ館」が閉館されるということで
 泡瀬干潟のことやウミエラ館のことを話してくれました
 閉館は残念
 海のゆりかご泡瀬干潟をゆっくり眺めるこができる素敵なカフェでした

話は尽きず、、、次回のゆんたく(おしゃべり)を楽しみに

次回は、4月23日(木)14時~@京橋事務所です
  ※コロナ騒動の状況によっては、お休みする場合もあります








3/21 第20回SDCC総会報告

2020年03月27日 | 活動報告

3月21日に、大阪天満橋のドーンセンターで、第20回SDCC総会を開きました。


新型コロナ対策で、始まる前に、イスやテーブルを除菌シートで拭き、
受付に除菌ジェルを置き、全員にマスク着用をお願いしました。


都合で、海勢頭豊代表が来阪できなくなり、事務局長からご挨拶。


続いて国際担当の吉川秀樹さんのお話しです。


Connecting the Green Dots(緑の点をつなぐ)
緑の点は、米国のジュゴン訴訟やその関連する政府機関、
IUCN(国際自然保護連合)など、環境に関する米国や国際機関のこと。
日本国内だけでなく、米国や国際的機関や制度に辺野古のことを訴えて、
その成果をつないでいこうというのが、Connecting the Green Dotsという取り組みです。


SDCCとして、ジュゴン訴訟へのサポート、IUCNへの働きかけ 
Hope Spotへの取り組み、2020年度米国国防権限法への取り組み
などを行ってきました。


ジュゴンは世界では数万頭生息し、IUCNのレッドリストで危急 (Vulnerable)種と評価されています。


昨年12月に、IUCNが南西諸島のジュゴンを新たに個別個体群と位置づけ、
「近絶滅種」(Critically Endangered)と評価しました。
そして、「なかでも沖縄島の辺野古周辺のジュゴン生息地における
米軍基地の建設に伴うが海草藻場の消滅が懸念される」と警戒を表していることは、
基地建設がジュゴンに影響を与えないとする防衛省や米国防総省への大きな反論材料になります。
こちらを参照


2月3日の米国ジュゴン訴訟控訴審(結審)に参加した、蜷川共同代表からの報告
判決の行方はわかりませんが、沖縄基地問題を初めて米国司法の場に
引き込んだことは大きな成果です。


ジュゴン訴訟審理後、日米の環境団体メンバー、弁護士、市民が集まりました。
黄色いバナー、ピンクのじゅごん帽はSDCCから送ったものです。
海を越えた連帯が大きな希望です。

事務局からの総括として、OKINAWAじゅごんを救え!大騒ぎキャンペーン!
年2回の政府交渉、沖縄県交渉、じゅごんの里ツアーでの稲嶺前市長との交流などの
取り組み報告をしました。
方針としては、大騒ぎキャンペーン!は今後も継続していくこと、
じゅごんの里ツアーは今年秋に予定していることなどのを報告しました。


首都圏会計から、昨年度の会計と活動の報告をしました。


関西からは、会計報告のあと、活動報告と、
2月のマニラピースキャンプツアー報告をしました。
マニラの就学前の子どもたちと保護者の方々にジュゴンのお話をしてきました。
詳しくはこちらをご覧ください。





マニラの子どもたちと保護者の方々が描いてくださったジュゴンの絵を、
会場に展示しました。

日本で、世界で、環境や平和を守るつながりを広げていきましょう。

ジュゴン保護キャンペーンセンターは2001年に設立されました。
今年は、いよいよ20年目になります。
新型コロナの感染拡大で、イベントの中止などがあいついでいますが、
できることはたくさんあるはず
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

ZAN

沖縄県知事が国防総省に辺野古案撤回を求める要請書を送りました!

2020年03月26日 | ジュゴンブログ
3月9日に玉城デニー知事が国防長官ら4人に、
「沖縄ジュゴンの保護のため、辺野古案の撤回を求める要請書」
送りました。

これは私たちが昨年11月1日に沖縄県交渉で要請したことです。
「県は市民運動を励ますべき」
をご覧ください。

 翁長前知事に続いて、玉城デニー知事が国防総省に要請書を送った意義は、次の通りです。
18年8月にサンフランシスコ地方裁判所で敗訴しましたが、
その判決文では翁長前知事が18年4月に国防総省に送った「米国国家歴史保存法に基づく、沖縄ジュゴン保護についての協議の要請」が国防総省が利害関係人と協議していない、
「考慮の手続き」に反している事実として重視されました。
だから、ジュゴン訴訟控訴審結審までに玉城デニー現知事が国防総省に態度表明をすることが重要だったのです。

今年2月3日にジュゴン訴訟控訴審がサンフランシスコ第9巡回裁判所で結審しました。
報告の記事「海を越えた連帯」をご覧ください。
この結審には間に合いませんでしたが、
要請書には建設工事に関する緊急の2事項を明らかにし、調査を要請しました。
すなわち、
1.日米政府は「基地建設と運用がジュゴンに悪影響は与えない」としているがジュゴン1頭の死と2頭の行方不明が起こっている。
 国際自然保護連合(IUCN)がこのことを指摘しているので、是正する早急な対策を行うこと。

2.軟弱地盤に係る技術的な問題などで工期の目途が立たないばかりか、
 基地が機能しないことを確認するためにも現地調査をすることを求めています。

ジュゴン訴訟控訴審の判決に向けて、
玉城デニー知事が国防長官らに送った「沖縄ジュゴンの保護のため、辺野古案の撤廃を求める要請書」を
国内外に広げましょう。


ジュゴンの保護者より



毎月15日はジュゴンの日♪  

2020年03月15日 | ジュゴンブログ

毎月15日はジュゴンの日

  

3月です。

昨日首都圏では桜の開花宣言と思ったら、雪が舞う天気でしたね

  

沖縄では与那原の名産「ひじき」の収穫が始まりました。

5月まで50トンの収穫見込とのこと。 

  

海岸に流れ着いたひじきの残骸も。 磯の香プンプン

  

潮が引いた沖ではアーサーを採ったり磯釣人の姿も

先の見えないコロナ対策に気持ちも沈みがちですが 

日々の日常の有難さに気付かされました。

 

 

 


3月のじゅごん茶話会のご案内です~3月26日(木)14時~@京橋事務所

2020年03月15日 | ジュゴンブログ

こんにちは

3月のじゅごん茶話会のご案内です

新型コロナがたいへんではありますが、気を付けながらひらきたいと思います

感染症との向き合い方もしっかり考えないといけないですね

辺野古・大浦湾で軟弱地盤が見つかって、大幅に経費も工期も膨らんで

技術的にも本当にできるのか?環境破壊はどれほどなのか?

ジュゴンも行方不明のまま…

新基地建設計画は破綻してるのに

それなのに、埋め立て土砂の搬入は止まらない、、、

辺野古の海を守るため、新基地建設を断念させるため

現状を知り、今、何ができるのか

みなでゆんたく(おしゃべり)して、考え、動いていきたいです

いろいろとお話しましょう

どうぞご参加を

ジュゴンも一緒に学んでいます~

 

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じゅごん茶話会のご案内

 2020年3月26日(木)14時~16時半くらい
                         


辺野古をとおして、平和や環境のこと
学んで、語り合って、考えて、できることに取り組んでいきたい
辺野古の最新情報をお伝えします
DVDを観たりもします
その時にできることをしています

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:200円

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)

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沖縄、伊江島の阿波根昌鴻さん
米軍から土地を取り戻す、生活の中から平和運動を続けられた
「平和の武器は学習」「人を幸せにして 自分も幸せになる 平和学習をしましょう」
と言われた言葉をかみしめて学びの場を続けていきたいと思っています

「この世の素晴らしいものはみんなタダ
 愛情 太陽 勇気 想像力 好奇心
 それが私の生き方である」(伊江島通信57号より)

そんな生き方にほんの少しでも近づきたいなぁ

 


第20回ジュゴン保護キャンペーンセンター総会のご案内

2020年03月11日 | イベント案内

皆さん 新型コロナウィルスの影響で日々の生活が大変な状況にありますが、

沖縄ジュゴン保護活動を振り返り、

ジュゴン訴訟や辺野古大浦湾の埋め立て阻止の闘いなどの

活動の展望を議論しあう場なので、総会を開催したいと思います。

 

体調のすぐれない方は無理しないでください。

3月号のニュース(3月末発行)に総括・方針・決算・予算案の議案を同封しますので、

それをご覧ください。

 

会場には、滅菌スプレーや除菌シートなどを準備していますが、

出席される方はマスクを着けてご参加ください。

日時:3月21日(土)午後2時30分~4時30分

会場:大阪ドーンセンター(京阪・地下鉄天満橋駅下車徒歩5分)セミナー室

アクセス

参加費無料、予約不要

開会のあいさつ:海勢頭豊共同代表

ジュゴン訴訟とIUCNレッドリストについて:吉川秀樹国際担当

総括・方針・決算予算案提案、ジュゴン訴訟に参加して:蜷川義章共同代表

ほか

会員外の方も大歓迎です。

(海を越えた連帯~ジュゴン訴訟控訴審 裁判所前)