ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

8月26日(木)のじゅごん茶話会の報告です

2021年08月29日 | ジュゴンブログ
こんにちは
大雨のあと、暑さが戻ってきて、たいへんたいへん
そんな中ですが、じゅごん茶話会をひらきました

今回の前半のメインは「土地規制法」です
けーし風111号で特集が組まれていて、読みごたえがあります
それをまとめてシェアしました



まず最初は、いつも通りに辺野古の近況です

南部の土砂問題を訴えた「東京ハンスト」琉球朝日放送
具志堅隆松さんが、8月14日、15日に靖国神社前でハンスト、南部の土砂の問題を訴えられました
ほとんどの人がこの問題を知らない、落胆せずに発信を続ける、、、と

「カン、カン」辺野古の海に響く作業音...岩盤固定へ砕く場面も 記者が見たサンゴ移植 2021年8月11日琉球新報
辺野古サンゴ、周辺地は移植せず工事へ 防衛局「濁り拡散せず」生物学者ら懸念 2021年8月18日琉球新報
オスプレイから落ちた部品 実際は4.7倍の大きさだった米軍が過小報告 重さも再確認中 2021年8月21日 沖縄タイムス
【独自】沖縄本島で初、地対艦ミサイル部隊配備へ 勝連に23年度めど 2021年8月20日琉球新報

政府の言う、沖縄に寄り添って、負担軽減とはいったい何でしょう?
辺野古の海を埋め立てるのに、サンゴを壊して、遺骨が混じる土砂を使おうとするありさま
基地による被害はなくならず、負担は増すばかり
宮古島、石垣島へのミサイル基地配備は強行され、沖縄島にもミサイル部隊を配備するという
黙っているわけにはいかない

そして、けーし風をまとめて「土地規制法」を学びました(詳細は、ぜひけーし風をお読みください)
6月16日未明、強行採決で「土地規制法案」が成立
 正式名称:重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律案

馬奈木厳太郎(弁護士)インタビュー記事より抜粋
 馬奈木氏は参院で参考人質疑、web論座などで問題を指摘されている

”この法律は政府が重要だと考える施設の「機能」を保護するために、
施設の周辺あるいは区域指定した範囲について、1つには利用実態等の調査をすることができるということ。
それから、その調査に基づいて機能を阻害する明らかな恐れがあると判断されるときには、
罰則をともなうかたちで勧告や命令等を行い、規制することができるということです。
重要とされる土地には「施設」と「国境離島」という2つの類型がありますが、
特に沖縄の場合は、「国境離島」というかたちで沖縄島も含めて沖縄県の有人島すべてが入る。”

土地規制法の何が問題か
・総論的に、広範な権限が政府、特に内閣総理大臣に委ねられる
 裏を返せば、一般市民の基本的人権が広範囲に制限される内容になっている
・調査の内容、調査対象者、調査期間、調査手法、いずれも条文上は縛りがない                             
・立法事実がない
・罰則の規定がない
・等を乱用、法の体をなしていない

その他
・憲法違反の人権侵害を許さない(加害者が被害者を監視する)赤嶺政賢(衆議院議員)
・安保口実に稀代の悪法 屋良朝博(衆議院議員)
・「重要土地等調査規制法」と沖縄 伊波洋一(参議院議員)
・沖縄を狙い撃つ「土地利用規制法」の危険性 前泊博盛(「沖縄国際大学)
・国際人権法から重要土地規制法を問う 星野英一(琉球大学名誉教授)
・物言う者を許さない時代の到来 桜井国俊(沖縄環境ネットワーク世話人)
とこの法の問題点が列挙されている

沖縄の人々の反応ははやく、沖縄の地元紙はこの問題を大きく取り上げ
北谷町議会、名護市議会ではすでに廃止を求める意見書が決議されています
しかし、本土ではほとんど報道されていないようです
「この格差をいかにして克服するかを真剣に考えねばならない」ということを、桜井国俊さんが書かれています

そう思う、この差をなくす取り組みが重要だとひしひしと感じます
がんばらねば


特集の中から「母親として、沖縄から重要土地規制法を考える」「現在は新たな戦前の序章」を読み合せました

お茶タイムでひと息のあと
後半は、何か具体的にできることを考えてみようとゆんたく 

 
気になる記事を並べてみました
シチリアに熱波48.8度、気候危機人類へ警戒警報、防衛費大幅増の要求見通し
原発処理水1キロ沖で放出へ、原発作業員増える感染クラスター、原発廃炉の放射性廃棄物の輸出規制見直し
介護施設の利用料大幅増、食糧自給率37.17%最低に、、、

どれもこれも、あかんやん、なんとかしたいというのばかり



人新生の「資本論」が読まれているらしい
地球の限界を考える
資本主義にさようならを

資本主義にさようならしたい
くらしを自分たちの手に、足元にひきもどしたい

みなでゆんたく(おしゃべり)していると
なんだかできそうにおもえてくる
1つ1つできること、いろいろある

3.5%のチカラ
3.5%の人々が大きく動き出せば、社会が変わるという研究もある

あきらめない
楽しもう


いつもの名護デモと
Yさんが配ってくれた資料

もっともっとゆんたく(おしゃべり)して動いていきたいです

次回は9月23日(木・祝)14時~で予定しています

毎月15日はジュゴンの日♪

2021年08月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日 76年目の終戦記念日
 今日の沖縄は雲多めですが良い天気です

  

76年前ここ南部の景色はどんな惨状だったでしょう・・
  
  

さて私は今日ワクチン接種1回目を受けてきました。なんで8月15日にと思ったのですが今日しか空きがなかった
 会場では役場の方、医療従事者の方他、休日返上で丁寧に対応して下さいました

   

最近の自粛慣れ気分が非日常の接種場を目の当たりにして、ひた向きに対応して下さる方への感謝と共に
 また自分にできる予防と我慢を続ける事を改めて意識する事が出来ました。 もう少し我慢

   

沖縄のお盆は旧暦なので今週金曜日からの3日間です。 ・・・我慢のお盆
 スーパーではお供え物が勢揃い

  

短いサトウキビ & 長いサトウキビ(ご先祖様が帰りの杖にするそうです)

  

 緑色が多い?と思ったけれど色は関係ないそうです。 バナナは男性リンゴは女性の祖先を象徴しているそうですよ

7月29日(木)のじゅごん茶話会の報告です

2021年08月01日 | ジュゴンブログ
暑い夏ですねー
コロナ禍での五輪、選手も暑さもあってたいへんでしょう、、、
なんだかすっきりしない気持ちです

7月29日(木)にじゅごん茶話会をひらきました
常連メンバーが集まって、あれこれゆんたく(おしゃべり)しました


今回、準備した資料です



まずは、いつも通りに辺野古の近況をシェア
辺野古サンゴ訴訟、沖縄県敗訴 裁判官5人中2人が反対意見 知事「主張認められた」2021年7月7日琉球新報
敗訴し、サンゴの移植が始まるかと落胆していたら、
玉城デニー知事が、条件を守っていないと、一度許可したサンゴ採捕許可を撤回しました
サンゴの専門家は、サンゴ移植の成功率は低いと言います
その場所が適しているから、そこにサンゴは生息しているのです
どこから見ても、辺野古新基地建設は無理、破綻しています
それに、国の違法な関与は、地方自治をないがしろにしています

米軍コンテナ落下に抗議 渡名喜村議会が決議 「恐怖計り知れず」2021年7月17日琉球新報
嘉手納基地周辺の湧水で有機フッ素化合物、基準の22倍 環境省調査2021年6月23日沖縄タイムス
米軍、PFAS汚染水放出は「経費のため」 宜野湾市は焼却処分求める 普天間立ち入り2021年7月13日 琉球新報
米軍基地があることで、いろいろな面で、日常の暮らしが脅かされているのが現状です

土地利用規制法の廃止求め意見書 賛成多数で可決 名護市議会2021年7月3日琉球新報
土地規制法は、沖縄全域を「注視区域」や「特別注視区域」にします

基地のない平和で豊かな沖縄を目指す会72号より
「米軍基地の被害者である住民が救済を受けるどころか監視対象にされてしまう」
廃案にしなければなりません、沖縄だけでの問題でもありません

南部土砂 断念要請を ガマフヤー 全国1743議会に訴え2021年7月20日沖縄タイムス
ハンストをし、抗議を続ける具志堅さんが、全国へ呼びかけられました。
「全国の皆さん何卒よろしくお願いします
 一人一人の想いと行動が未来を変える力を持っています」と
各地で取り組みが広がればと思います
具志堅さんは、8月14・15日、全国戦没者慰霊式が行われる東京・武道館付近でハンストを予定されています

沖縄戦遺骨土砂の使用に「元軍人の会」が抗議 米国防総省機関へ2021年7月16日琉球新報
沖縄出身のハリウッド俳優ら114人も「沖縄戦の遺骨が眠る土砂を使わないで」2021年7月1日 沖縄タイムス
米国でも、声が挙がっています

住民投票削除を可決 石垣市議会 市自治基本条例を賛成多数で改正2021年6月29日琉球新報
南西諸島への自衛隊のミサイル基地配備の強行が続いています
住民投票をさせない、なんとも卑怯なやり口です
石垣島でも宮古島でも住民の反対の取り組みは続けられています


いったいどこまで突き進むのでしょう、、、
中国脅威、台湾有事、、、と危機を煽り
日米の軍事化が進められています
安全保障は軍事強化という思考停止を変えていかなければ
有事が起こったら(を起こす)のではなく、起こさないようにと思考転換を
1つ1つできることで抗っていきましょう

そして、「奄美黄大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されました
やんばるの森が登録されたのは歓迎です。登録されるべき貴重な自然だから
しかし、大きな問題があります
登録された森に隣接して、北部訓練場(米軍基地)が広がっています
一部返還された場所には米軍による有害廃棄物が残されたままです
自然保護と軍事基地は両立しない
やんばるの森が真の自然遺産となるように
この問題を世界自然遺産委員会に働きかけました

39の地域住民グループ、NGO、市民団体でユネスコ世界遺産委員会へ書簡/要望書を提出!

米軍北部訓練場の問題を解決するためには、世界遺産という枠組みは非常に有効かつ大切
その枠組みを活かすために、要所要所で言うべきことはできるだけ大きな声できちんということが大切だと考えています(YHさん談)
           
米軍基地の問題を、国際機関に問うていく、世界の軍事化に抗う取り組みだと思っています
粘り強く取り組みを続けていきたいです

そして、お茶タイムです
Yさんが準備してくれたDVDを見ながら


シャーク湾のジュゴンの映像や辺野古・大浦湾の森と海の映像など
シャーク湾には浅瀬が広がっていて、海草が豊富です。
海草を食べにジュゴンがやってきます
映像を見ながら、辺野古の海に海草藻場が復活したら、ジュゴンは戻って来ると確信していました

後半は、ごんずい(水俣病センター相思社の季刊誌)より
「熊本県立大学で録画講話」を読み合せました
水俣は、資本主義経済が、かけがえのないものを収奪していった傷口が
いまだ血膿を滲ませているところです。その傷口から、
現代社会を見つめなおしていただくことが私の願いですと最後に書かれています

見つめなおしていきたいと思います



気候危機は目の前の現実
軍事化が進み、老朽原発が再稼働され、、、
フクシマの汚染水は海洋放出か、、、

限りある地球、人間中心主義ではない
持続可能なくらしを創っていきたい

次回は8月26日(木)を予定しています
 (コロナ感染状況により、変更もあります)
 秋には衆院選ですね、選挙に向けて何かできることを考えたいなと思っています

コロナ感染拡大中です。どうぞみなさま充分に気を付けてお過ごしください