ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

6月25日のじゅごん茶話会の報告です

2020年06月28日 | ジュゴンブログ
久しぶりにじゅごん茶話会をひらきました
顔を合わせて、ほっとして、嬉しかったです
ゆんたく(おしゃべり)はやっぱり良いものですね
気を付けながら、可能な範囲で続けていきたいと思っています

このコロナ禍でお休みしている間も、世の中いろいろありました
辺野古でもいろいろあり、問題は解決していません


まず最初は、辺野古の近況を報告、シェアしました
6月23日は沖縄の慰霊の日でした
思いを巡らせ、平和を願うそんな日です


読谷村のチビチリガマの入り口に咲いていた月桃の花
“慰霊は日々の暮らしの中にある”
水俣病患者の田上義春さんの言葉です。「みな、やっとの思いで坂をのぼる」永野三智著より
日々、忘れず、学び、考え、できることを続けていきたいです

コロナ禍で作業が中止されていた辺野古でしたが、6月12日に工事の再開が強行されました
県議選でデニー知事を支える与党が過半数を維持したその5日後にです
政府のやり方には怒りしかなく、嫌になります

2020年6月13日(土)朝日新聞

陸上イージスの配備が停止されました
合理的でないという理由で
ならば辺野古も停止ですね
軟弱地盤にジュゴン保護など問題だらけで
いつできるのか、ほんとうにできるのか、いったいどのくらいの費用がかかるのか
わからないのですから

そして、ほんとうに嫌になりますが
コロナ禍の緊急事態の最中に、防衛省は埋め立ての設計変更申請を出しました
良心のかけらも感じられないやり方です

私たちは、だまっていません
設計変更申請は、沖縄県が内容審査した後に公告・縦覧されます
縦覧期間中(3週間)には誰もが意見を出すことが出来ます
これは見逃せません
沖縄県知事が変更申請を「不許可」とする後押しをし
辺野古NOの民意を何度でも示すために
多くの意見を出したいと思います
 意見書ハガキを準備中です
      出来上がり、縦覧が開始されたら広く呼びかけます
      どうぞご協力くださいね

そして、国際的な動きとして
米国海洋哺乳類委員会(MMC)へ要請文を提出することを紹介しました
これは、MMCが米軍基地建設に関連する米国国防総省のジュゴン保護の取り組みについて
検証し、コメントをすることを要請するものです


お茶を飲んで、ひと休み
差し入れのこだわり手作りケーキやお菓子が美味しかったです
ありがとう~

後半はコロナ禍から考える、とちょっと大きなテーマでゆんたく
・環境、気候危機
・働き方、暮らし方
・文明とは、コロナ後を考える
という視点で話しました






(朝日新聞より)

フィリピンの厳しい状況を教えて下さったり
(コロナ禍は格差、グローバル経済の脆弱さを浮き彫りにしましたね)
政治のだめさ加減も浮き彫り、次の選挙をどうするか、、、
などと話は尽きません

今、文明を見つめ直し、変わっていけるチャンスなのだと思います
続けて、次回も学んでいきます

次回は7月30日(木)14時~の予定です




辺野古埋め立て工事の中止を~沖縄県が沖縄防衛局に再三の指示!

2020年06月27日 | ジュゴンブログ
6月25日、沖縄県が沖縄防衛局に三度目の埋め立て工事停止を求める文書を出しました。
「ジュゴンの生息範囲に変化があったことを再確認すること」「直ちに工事を停止すること」を求めています。
(琉球新報6月12日)
(参考)琉球新報6月26日「辺野古工事「ジュゴン保護の姿勢見られず」 沖縄県が防衛局に影響評価を再要求」


3月にも工事施工区域内のK4地点で、ジュゴンの鳴音が確認されています。
3月6、9、13、25、29日で、6、25日は工事時間帯です。
(参考)6月12日ブログ「工事の再開を許さない!工事区域内のジュゴンの食み跡調査を行え」

5月15日の第26回環境監視等委員会で委員から
ジュゴンの生息範囲の変化の調査を求める意見が出されました。
「「K4地点の周辺の海底がどのようになっているのかを、もう少し詳細に調べたほうが」
「データーを回収する際にダイバーが潜るから、その機会に半径150mから200mのエリアの海底調査を」と
具体的な提案が出されました(議事録p32)
「ジュゴンが大浦湾の中を生息場としている可能性がある」(p34)

しかし、事務局の沖縄防衛局は
「大深度高機能無人探査機(ROV)」そして、「K4地点付近の状況を詳細に把握するために、
4月21日より4隻体制で監視を実施している」と消極的な姿勢に終始しました。
その結果、「ジュゴンの食み跡は見つからなかった」(6月11日沖縄防衛局回答文)と居直っています。

環境アセスメントの時に、
「事前調査」の名目でジュゴンを辺野古海域から排除した前科を思いだします。


近絶滅種の沖縄ジュゴンを守るためにも
 「K4地点の食み跡の潜水調査と運搬船の夜間航行を中止せよ!」
環境省は黙ってみているのですか。

 ジュゴンの保護者より


コロナ感染を防ぐためにも、日米地位協定の早急な改定を!

2020年06月21日 | ジュゴンブログ
6月20日米軍三沢基地は米本土から到着した航空機の搭乗員がコロナ感染していたことを明らかにしました。

他にも3人が感染していることが明らかになっています。(朝日新聞「新たに複数のコロナ感染者」6月21日)
しかし、青森県には感染者数や行動歴など詳細なことは明らかになっていません。
今年3月、沖縄県嘉手納基地所属の米軍人が感染したときも、
沖縄県に詳細は明らかにされませんでした。

岩国基地では今年5月にコロナ感染対策として、
日本人従業員の子どもらは公立小中学校に登校することができませんでした。
憲法にもとづく教育を受ける権利を妨害するものです。
(朝日新聞5月22日)

新型コロナ感染第2波に向けた医療体制の充実などが急がれるとともに、
在日米軍の入国審査の免除や検疫不要を見直す必要があります。
早急に、全国知事会が求める日米地位協定の抜本的見直しをすべきです。

 ジュゴンの保護者より 

毎月15日はジュゴンの日♪  

2020年06月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日
 ひと足お先に梅雨明けした沖縄です 暑いマスクが暑い

   

マスクといえば・・おとといやっと政府からのマスクが届きました
 頂いてなんですが今はもう普通に買えるし・・2ヶ月遅いんじゃぃ

   

沖縄は5月以降コロナ感染者がでていないので、慰霊の日の縮小案が少しだけ改善されました。
 200人規模で招待者以外は参加できませんが、別会場でなく例年通りの場所で開催できます。

   

二度と繰り返してはいけない戦争。今年は離れた所から黙とうをささげます



   

まずK4地点の食み跡の潜水調査と運搬船の夜間航行を中止せよ!

2020年06月15日 | ジュゴンブログ

(塩川港から大浦湾に埋め立て土砂を搬出する運搬船)
(参考)ブログ6月12日「工事の再開を許さない!工事区域内のジュゴンの食み跡調査を行え」

第26回環境監視等委員会(5月15日)で、
3月にも5日間で23回、ジュゴンの鳴音が、工事施工区域内のK4地点で確認されていることが明らかにされました。
そして、第26回委員会議事録が6月12日に公開されました。
第25回委員会で委員から「ジュゴンの好きなウミヒルモは水深10mより深いところにもあるから調査を」との意見には、
「大深度高機能無人探査機(ROV)による調査中で、食み跡らしき跡が発見された箇所を潜水調査員が目視観察する」(p29)と
不要不急の工事を進める一方、絶滅の危機にあるジュゴン調査は二の次にしています。

  「大深度高機能無人探査機(ROV)」
そして、「K4地点付近の状況を詳細に把握するために、
4月21日より4隻体制で監視を実施している」(p29)と、
「調査」の名によるジュゴンを餌場から排除した「前科」を思い出してしまいます。

他の委員からは「K4地点の周辺の海底がどのようになっているのかを、もう少し詳細に調べたほうが」
「データーを回収する際にダイバーが潜るから、その機会に半径150mから200mのエリアの海底調査を」と
具体的な提案が出されました(p32)
しかし、事務局(沖縄防衛局)は「ROVの調査がまとまってから」
「潜水調査については検討する」と、
したくない姿勢がミエミエです。(p33)

2か月間にわたるジュゴンの必死の鳴声(K4地点で)と
ジュゴンを守れの国内外の世論が、
隠ぺい、ねつ造体質の安倍内閣、防衛省のウソを暴き始めています。

「個体Cが大浦湾内に回遊してくることも環境保全図書で予測評価している」(p33)との事務局の発言に、
驚いた委員から「個体Cは個体Bとともに古宇利島…を主たる生息場という前提で環境保全措置の助言を行った」
「ジュゴンが大浦湾の中を生息場としている可能性がある。引き続き注意を」(p34)と、
弁解とズッコケタ意見が出されました。

環境影響評価書(2012年12月補正)の「ジュゴンの生息場所及び移動範囲」(6章16ジュゴン)では、
「ジュゴンの出現状況の推移」(表6.16.1.45)の確認場所の分類が、
「古宇利島沖周辺」、「辺戸岬沖」、「嘉陽沖周辺」となっています。
個体Cが大浦湾で確認(H21,22年)されても、嘉陽沖周辺に分類されているのです。
ここに防衛省の隠ぺい、ねつ造体質が現れ、そこに環境監視等委員の驚きが出たようです。
*このねつ造資料が米国防総省が「ジュゴンには工事の影響がない」に「活用」されたのです。
(参考)ブログ2月29日「ジュゴン訴訟控訴審(結審)に参加して~海を越えた連帯」

また、沖縄防衛局は自ら作成した環境保全措置すら守っていません。
「事後調査及び環境保全措置の内容」(第1回環境監視等委員会 H26年4月11日)では、
「工事中に実施する環境保全措置」の「工事時間の規制」(ジュゴン)では「海上工事は、日の出1時間から日没1時間前」(p18)、
「工事用船舶とジュゴン・ウミガメ類との衝突回避」では「見張りを励行するほか、衝突が避けられるような速度で航行する」(p22)、
「大浦湾の湾口域から施工区域に接近する場合は、施工区域に向かって直線的に進入する航路をとり…」(p22)などなど。
埋め立て土砂の運搬船の夜間航行など以ての外でしょう!!!

 ジュゴンの保護者より 







工事の再開を許さない!工事区域内のジュゴンの食み跡調査を行え。

2020年06月12日 | ジュゴンブログ
6月12日沖縄防衛局は、新型コロナ感染対策が整ったからと、埋め立て工事を再開しました。
 #辺野古新基地建設の再開に抗議します。

(沖縄タイムス20年6月13日)

沖縄県議会選挙(定数48議席)で与党会派が過半数の25議席、
新基地建設反対派が29議席と民意がまたも明らかになったにもかかわらず、
菅官房長官は「(自民党の議席増は)辺野古移設の理解が進んだ」と居直っています。


県議選挙前の5月15日、第26回環境監視等委員会が開かれました。
委員会の資料5「ジュゴンの生息・警戒サブシステム」による監視」では、
今年2月につづいて、3月にも工事施工区域内のK4地点でジュゴンの鳴音が確認されていることが明らかにされました。
3月6、9、13、25、29日(6、25日は工事時間帯)です。(議事録は今日時点で未掲載)
琉球新報5月16日「ジュゴン3月にも辺野古で鳴き声か 計23回 希少サンゴも見つかる」

2月に確認されたジュゴンの鳴音について、4月10日第25回環境監視等委員会で議論になりました。
「ジュゴンの好きなウミヒルモは水深10mより深いところにもあるから調査をしたら」との委員会からの意見に
事務局の沖縄防衛局は「検討する」(議事録p9)。「ジュゴンにほとんど影響しないとの見解は検討すべき」との意見にも、
「目視で確認されていないので」(p27)と逃げの姿勢に終始しました。
ブログ(4月24日)「沖縄県が沖縄防衛局に工事中止を求める命令~辺野古工事海域でジュゴンの鳴音」を
ご覧ください。


沖縄県は上記の経過をふまえて、
沖縄防衛局に4月17日付で「普天間飛行場代替施設建設事業に係る工事の停止」を求める行政指導を行いました。
そして、4月17日付け文書に関して、
沖縄防衛局に報告を求める6月4日付文書「普天間飛行場代替施設建設事業に係る工事の停止について」を出しました。
工事再開前日、沖縄防衛局は「ジュゴンの保護策は適切」との居直った回答を沖縄県に返送しました。

沖縄防衛局は工事施工区域内K4地点でのジュゴンの鳴音の事実をふまえて、
直ちに埋め立て工事を中止し、K4地点周辺を調査すべきです!!


CF琉球新報「辺野古新基地きょう工事再開」(6月12日)

(参考)沖縄県の指摘事項
1 ジュゴンの鳴音が検出された際の事業の実施状況及びその時の対応状況
2 ジュゴンの生息範囲に変化があったことに対する貴局の考え及び対応状況
3 事業を停止してジュゴンの来遊状況や生息環境等を確認することについての
貴局の考え及び対応状況
4 IUCN の専門家グループから調査提案された「日本産ジュゴン個体群の調査計
画(Research Plan for Japanese Dugongs)」を参考とした調査の実施につい
て、貴局の考え及び対応状況
5 南西諸島のジュゴンが IUCN のレッドリスト IA 類に評価されたことなどを踏
まえ、事業によるジュゴンへの影響を再評価することに対する貴局の考え及び
対応状況

ジュゴンの保護者より

スピーキングツアーに参加してきました。

2020年06月08日 | ジュゴンブログ
6月7日、神戸青年学生センターで全交のスピーキングツアーに参加してきました。
自粛要請が解除されて初めてのイベント参加でした。
ソーシャルディスタンスを保って椅子を離し、マスク着用、手指消毒、扉の開放など対策がとられていました。


ZOOMで繋ぎ20か所で開催されましたが、初の試みとあって音飛び、音割れ、接続ミスなどあり
スタッフの方は大変だったと思います。


せっかく沖縄から出席してくれた儀保昇さんの話がよく聞き取れませんでした。
でもまだ辺野古の工事は再開されていないと聞き、安堵しました。


次は、岩国米軍基地に反対する田村順玄さん。
子どもの学校再開となったのに米軍に配慮して
米軍基地で働いている人の子は自粛が求められていたそうです。
どんだけ米軍様なんでしょうか。アメリカ人は夜の街に出ているというのに・・・。




久しぶりのイベント参加で疲れましたが、お話しが聞けて良かったです。
ありがとうございました。

            ごんばな 

6月のじゅごん茶話会のご案内 ~ 6月25日(木)14時~久しぶりにひらきます

2020年06月06日 | ジュゴンブログ
こんにちは
6月は、じゅごん茶話会を再開しようと思います

紫陽花の季節ですね

新型コロナの感染はまだまだ心配なところで
迷ったりもしていますが
充分に注意をしながら、開きたいと思います
6月25日(木)14時~
(状況によっては、中止する場合もありますのでご了承ください)

さて、みなさま、緊急事態宣言中の生活はどうされていたでしょう
どんなことを考えていたでしょう

集えないということは、なにか物足りなく寂しいものだと感じていました
顔をあわせて、お茶でも飲みながら、ゆっくりゆんたく(おしゃべり)する
そんな時間がとてもだいじなことだったと実感しています

ぼちぼち、集いたいな~と思い始め
常連さんに相談して、6月25日(木)にひらくことにしました

この間のいろいろのことをゆんたく(おしゃべり)しましょう
感じたこと、考えたこと、そして、これからのことなどを

じゅごん茶話会なので、辺野古の近況もお話します

どうぞご参加ください
(どうか無理のない範囲での参加をよろしくお願いします
 マスクをご持参くださいね)


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じゅごん茶話会のご案内

 2020年6月25日(木)14時~16時くらい
                         


辺野古をとおして、平和や環境のこと
学んで、語り合って、考えて、できることに取り組んでいきたい
辺野古の最新情報をお伝えします
DVDを観たりもします
その時にできることをしています

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:200円

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)

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沖縄、伊江島の阿波根昌鴻さん
米軍から土地を取り戻す、生活の中から平和運動を続けられた
「平和の武器は学習」「人を幸せにして 自分も幸せになる 平和学習をしましょう」
と言われた言葉をかみしめて学びの場を続けていきたいと思っています

「この世の素晴らしいものはみんなタダ
 愛情 太陽 勇気 想像力 好奇心
 それが私の生き方である」(伊江島通信57号より)

そんな生き方にほんの少しでも近づきたいなぁ