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ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

第9回ジュゴンオンラインセミナー報告 日米共同声明から“辺野古が唯一”の文言が消えた!辺野古新基地建設は破綻、ジュゴンの棲む海を取り戻そう

2025年05月20日 | 活動報告
5/18に第9回ジュゴンオンラインセミナー
「日米共同声明から“辺野古が唯一”の文言が消えた!辺野古新基地建設は破綻、ジュゴンの棲む海を取り戻そう」を開催しました。


講師は長年、米政府の動きを追い、米議会や米各種団体に働きかけをしてきた吉川秀樹さん
(ジュゴン保護キャンペーンセンター国際担当、Okinawa Environmental Justice Project代表)。


先ずは、辺野古基地建設を巡る経緯の概略から。
大浦湾側に軟弱地盤があることが判明→防衛局が設計変更申請
→玉城知事が申請を不承認→裁判になり、2023年12月政府が代執行
→大浦湾側の工事が再開される


まるで工場地帯のような状態!
軟弱地盤の改良のために7万1千本の杭を打ち込む工事が環境に影響なしとは!


様々な経緯を経ながら辺野古新基地建設が強行され、基地建設を止める取り組みも
ずっと続けられてきましたが、その中で普天間基地返還のためには
「辺野古が唯一の解決策」というナラティブが広がりました。


辺野古についての情報をきちんとアメリカに伝えることが大切であるということで、
沖縄県も軟弱地盤の問題点や辺野古・大浦湾が生物多様性の海であることを
熱心に伝えていましたし、
2022年にはOEJPが、ジュゴンと軟弱地盤の問題点を書き記した書簡を
上院・下院議員送付し、記者会見をしました
(100近くの国内外の団体、米の州・市町村議員40人以上が賛同)。

参考:米国の上院・下院議員に書簡送付 辺野古の新基地建設の中止求め 環境問題のOEJP


米側からOEJPが求めていた情報公開に対して直接返事はありませんでしたが、
2023年11月、在沖米軍幹部が軟弱地盤への懸念や見解を表明しました。

そして昨年6月、モイラン議員(米連邦議会下院軍事委員会)から米国会計検査院に
軟弱地盤に関わる問題等の検証を求める書簡が提出されました。




とても重要な内容なのでと、吉川さんが全部読み上げられました。
日本政府からアメリカ側に、軟弱地盤があっても基地建設はできると
報告しているにもかかわらず、「新基地建設は可能なのかどうか
会計検査院が調査してほしい」と要請しているわけです。


そして今年2月の日米首脳声明からは、2022年、2024年の共同声明に書かれていた
”辺野古は普天間基地問題の唯一の解決策”という文言が消えていました。
これは、辺野古新基地建設と普天間返還のリンクがなくなったということです。


Justice delayed is justice denied /正義の遅延は正義の否定だ 
という言葉があるが、29年間解決されていない普天間の返還問題がこれにあてはまります。
辺野古の建設は止められないとあきらめている沖縄県民、日米の国民たちに、
”米側が懸念を持っていて、作れるかどうかわからないと考えている”という情報を
伝えていくことが大切です。

最後に吉川さんは、
「実現性の極めて低い辺野古新基地建設が、普天間飛行場の危険性の回避にはなりえない!
環境破壊以外の何物でもない工事の即時中止を!Hope Spotの海を守れ!
普天間飛行場の即時閉鎖と無条件返還の取り組みをはじめよう!」
と呼びかけられました。

吉川さんのお話しをお聴きして、まだまだやれることがある!
やらなければ!という気持ちが強くなりました。
多くの方に、このセミナーを視聴してほしいと思います。
1か月間アーカイブが視聴できますので、ぜひお申込みください。
申し込み方法はこちらをご覧ください。

ZAN

「復帰53年」を問う 琉球弧を戦場にさせない デモ&講演会

2025年05月19日 | ジュゴンブログ
「復帰53年」を問う 琉球弧を戦場にさせない デモ&講演会 5/17報告

 

雨天決行です 小降りかと思ったら、土砂降りです

 

小雨になるまで 少し待機です

 
 

琉球弧を戦場にするな

 
 

雨があがり いざ出発

 

事件、事故で失われた尊厳を返してください 海や空、山を返してください 沖縄を沖縄に返してください

 

1972年の5月15日も大雨だったそうです

 
 

憲法9条を守りましよう
沖縄は憲法9条のもとに復帰できると思っていた 実際は、米軍基地はそのままというよりもっと増えた
戦争の恐怖や基地被害から逃れられると思ったけど、違っていた

 

デモ終了後は、講演会 去年に続き会場は満員 雨にも負けず
 遺骨のDNA鑑定の話や、西田議員批判などなど 熱気のある講演でした

 


 
 

 

毎月15日はジュゴンの日

2025年05月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日

 

5月15日は 沖縄本土復帰記念日 1972年のことです いまだ過重な基地負担が続いています
 今年で53歳の人は「復帰っ子」と呼ばれていますね 

 

沖縄は梅雨入りが遅れているようですね 

 

花盛りの季節です 今年も全国的に気温が例年に比べ高い予想だそうですよ  ご自愛ください

 

今度の日曜日はオンラインセミナーです 
 当日視聴できない方も 後日YouTubeで視聴可能ですよ 申し込みお待ちしています

 

★第一月曜日定例 防衛省前行動 

2025年05月14日 | ジュゴンブログ
★第一月曜日定例 防衛省前行動 5/12報告

 

今月は祝日があったので第二月曜日になりました 参加者約100名

 

ジュゴンバルーンも もちろん参加

 

沖縄からの報告は、久しぶりに安次富浩さん です

 

沖縄の基地内の性被害は8年間で949件あり、毎年120件になる 
 泣き寝入りを入れたらどのくらいになるのかひどい数字である

 

軍隊の中では性差別、性被害が横行している。絶対に許されることでは無い 基地撤退が大事だ

 

西田議員のとんでもない発言、許せない
 司会や他の発言者からも西田議員への批判が集中しました

  

土地を取られ、性被害にあい、環境被害にあい、日本政府に裏切らっぱなしだ 
 私たちは、土地を取り返し、平和な島を取り戻したい

 

抗議文、要請文の読み上げ SDCCからも要請文を読み上げました
 

☆金曜定例 官邸前スタンディング報告 

2025年05月10日 | ジュゴンブログ
☆金曜定例 官邸前スタンディング報告 5/9



今にも降り出しそうな 空模様

 

若い人が署名をして 一緒にスタンディングしてくれました

 

嬉しいなぁ 

 

私たちの抗議行動を配信している方も 一緒に大きな声で 辺野古埋め立てやめろ

 

武力で平和は作れない

 

アメリカの言いなりになるな 米兵の犯罪を隠蔽するな

 

米国は性被害者に謝罪しろ 日本政府も被害者に謝罪しろ

 

5月1日の赤旗 じっくり読む人もいましたよ

 
 
 

◆第一土曜日定例 ブルーアクション報告

2025年05月06日 | ジュゴンブログ
◆第一土曜日定例 ブルーアクション報告 5/3

 

前日の官邸前スタンディングと打って変わり 本日 まさに風薫る5月

 

ゴールデンウィークの気持ちの良い日 憲法集会などとも重なりいつもより人数が少なめですが 60人くらい

 

いつもの歌のメンバーが不在でしたが 我らSDCC会員がリードして みんなで、辺野古旅情を歌いました

 

3年前から辺野古に住んでいる男性から安和の事故について あちこちでスタンディングが必要です 現地にも来て欲しい

 

毎月第一土曜日のスタンディング行動 なかなか東京では取り上げられない問題に 声をあげています 聴いてね

配布チラシは日本語と英語バージョンがあります 新宿はインバウンド外国人が多いので英語版が足りない程でした

 

☆金曜定例 官邸前スタンディング報告 

2025年05月06日 | ジュゴンブログ
☆金曜定例 官邸前スタンディング報告 5/2



雨です

 

記者会館のバラ

  

今日は風雨が強いので ギター無しで、歌いました

 

傘をさしているのはSP 警察官は傘はさしません
 
 

総理一行が議員会館を行ったり来たり

 

窓が開いている 声よ届け 

 

辺野古埋め立てるな 杭打ち止めろ 米兵の事件な事故を隠蔽するな

 

ジュゴンを守れ サンゴを守れ 海を守れ 命を守れ

 
 
 

米国大使館抗議行動 4/30

2025年05月05日 | ジュゴンブログ
4.27スタンンディングと連動し 米国大使館へ抗議行動を行いました

 

相次ぐ なくならない 米兵による性暴力事件を糾弾 なかったことにさせない

 

県民大会でも発言したK大学の学生が発言
 進学のため東京に来て、初めて沖縄の日常が他と違うことを実感した

 

米兵や米軍属による性被害が続いている
 2度とこのようなことが無いようにと沖縄の人はずっと声をあげているが、次から次に同じような事件が続いている

 

沖縄の現実をSNSへ投稿、またスタンディングをして、抗議の意思を示しています

 

伊波洋一参議院議員から
沖縄選出の5人の国会議員でうりずんの会を結成し沖縄の声を届ける努力をしている
 今回も外務省や防衛省に抗議したが、これに関して、官房長官は何もコメントしないと言っていると怒りの報告

 

沖縄では性被害だけではなく米兵の刑犯罪も多くなっている 米軍の緩みが出ている
 ようやく、フォーラム(話し合い)を開始するが、今までは性被害は個人の責任として、自分たちは関係ないと言い逃れていたが
やっと日米間で話し合うことになった しかし遅きに失していると強く非難しました

 



ちなみに 4/28は沖縄にとって『屈辱の日』
 沖縄では毎年多くの抗議行動が行われ 戦後80年今も変わらず抗議の声をあげています

 
 

2025・5月1日(木)のじゅごん茶話会の報告です

2025年05月03日 | ジュゴンブログ
5月ですねー
GWの合間、メーデーの5月1日にじゅごん茶話会を開きました


●いつも通りにまずは辺野古の近況などを共有します
防衛省 “自衛隊 地対艦ミサイル部隊”大分県に発足 配備完了 NHKニュース 2025年3月30日
防衛省は、地上から艦艇を攻撃する自衛隊のミサイル部隊を新たに大分県に発足させました。
計画しているミサイル部隊の配備が完了し、来年度から「反撃能力」としても使う長射程のミサイルを各部隊に配備していくとみられます。
着々と軍事化が強行されています、、、なんとか歯止めを

【動画】台湾の漁網にジュゴン 沖縄の個体か 「生きたまま」捕獲は94年ぶり 琉球新報 2025年04月03日
日本の国指定天然記念物で絶滅危惧種に指定されているジュゴンが、3月25日、台湾・宜蘭県の沿岸に設置された定置網にかかり、
その後海に放流された。現地の新聞「自由時報」が報じた。報道によると、台湾で生きたままジュゴンが捕獲された記録は近年ではほとんどなく、
1931年以来94年ぶりとされる。台湾の専門家は「沖縄で生息する個体が流されてきたのではないか」と推測する

続いて嬉しいニュースです
まるで人魚「衝撃で固まった」 久米島近海でジュゴン撮影 台湾確認の個体と同一か 沖縄 琉球新報
政府が煽る“台湾有事”に抗して、ジュゴンは平和外交~
私たちに示してくれてる、がんばってると思わずにいられません



有事に12万人の避難計画、、、1日2万人、6日間ほどかけ輸送、机上の空論、茶番ですね
そもそも、台湾有事はどれくらい現実味があるのか。中国は台湾について平和統一が基本的な路線

グッドニュース
「令和の百姓一揆」 農家ら3200人がデモ「農業は危機的状況」毎日新聞2025/3/31
米の価格高騰が社会問題化する中、持続可能な農業への転換を求めて全国の農家らが30日、東京都港区の公園で集会を開き、
「令和の百姓一揆」と銘打ったデモを行った。デモには農家だけではなく、米の高騰に不安を持つ、
若者や家族連れなど消費者も多数参加、「農業の未来を守ることは子どもの未来を守ること」などと訴えた
米不足、備蓄米放出、それでも高い米価格、、、
根本的に食の未来を考えたいと思う


●続いて、4/18防衛省、環境省との交渉&19、20アースデイ東京参加の報告をしました
省庁交渉は年に2回続けています。今年は4月18日に交渉しました

防衛省と要請交渉中、まず最初にSDCCからの要請書に回答してもらいます

要請書と回答
そして、納得がいかない答えに質問し、追及していきます

お答えすることは差し控える

コメントすることは控える。官僚答弁にはうんざりします
しかし、モイラン議員の書簡について、B27地点(軟弱地盤最深部付近)の大問題、米国は本当に了解しているのかなど
さらに再質問をし、追及を続けて行きます
また、先島諸島からの12万人の避難計画への追及には、危機感の乏しい、責任感のない答弁でした

環境省との交渉

承知しているのに適切に行われているとはどういうことなのか?理解できませんよ
その他にも、大浦湾での杭打ちに使われている海砂の問題、海草藻場の再生などについて質問しました。
環境省には、環境省として(環境をまもるという)重要な仕事をしっかりしてほしい

省庁交渉はほんとに骨が折れますが、続けて行く意味があると思います

続いて楽しくアースデイ東京参加の報告

代々木公園にジュゴン登場

沖縄から、大阪から仲間が集まりがんばりました

若い人たちの参加が嬉しい~

家族連れ、子どもたちも~


舞台でアピールしました

どのくらい広がったかな~
ジュゴンのこと、辺野古の海のこと、平和のこと、忘れないでね

今回資料として配ったのは、ごんずいより「風車の出汁で、水俣鍋をつついてみる」風力問題を考える内容と
カナサ通信(映画「太陽の運命」を紹介)

と基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会のビラです
ビラには「台湾 人々の力で原発ゼロに」の記事があり、うらやましいです



Kさんから宣伝。与那国、宮古、石垣島、京都や大分からのスピーカーです。

●報告のあとは、お茶とお菓子でほっこりしながら次回の茶話会のことを相談
また街頭行動しようということに
素通りしていく人たちに、ちらっとでも振り向いてもらう呼びかけは~、と皆で考えました

次回は、5月29日(木)14:00~ 京橋で街頭行動です






4.27 スタンディング&アピール 報告

2025年04月28日 | ジュゴンブログ
沖縄 米軍人による性暴力を許さない 2017年から行うスタンディング&アピール行動です

 

場所は 原宿駅 降りてすぐ

 
 

若い参加者も増えています

 
 

途中 ワンコの軍団が

 

戦後80年 いつまでも絶えない事件 「なかったことにしないで

 
   

風化させてはいけない 共に考えよう

 

各々 手造りのアピール看板もあり 事務局が準備した黄色のメッセージを持ち 

 
 
 

約100名の参加者

 
 

このスタンディングのきっかけとなった事件 命日がやってきます なくならない被害に憤る

 
                                     (東京新聞より)
今年もYさんは 遺棄された雑木林の入口で献花台を見守っておられるだろうか
 忘れないよ 

 

続報 

 
                                     (朝日新聞より)