ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

2024・4月のじゅごん茶話会の報告です

2024年04月27日 | ジュゴンブログ
こんにちは
春は足早に過ぎ、なんだか夏になったような
やっばり地球温暖化、いえ気候危機か・・・

こんなニュースが
スイス政府に人権侵害判決 欧州人権裁判所「気候変動から市民守らず」 (朝日新聞2024年4月11日)
「この裁判ではスイスの女性ら2千人以上で作る団体が
気候変動の影響を緩和する十分な行動をとらなかった政府の「怠慢」は
自身の健康に深刻な害をおよぼしかねないと主張
欧州人権条約第8条に反すると訴えていた」(抜粋)
すごいなー


アースデイ東京、代々木公園のベンチで、ジュゴン

4月25日(木)にじゅごん茶話会をひらきました
まずは、辺野古の近況をシェア
辺野古新基地反対への決意を新たに 名護市で「県民大集会」 結束の力を再認識 玉城デニー知事も訴え 2024年4月15日沖縄タイムス
「代執行に抗議する「民意・自治・尊厳を守り抜く4・14県民大集会」が14日、名護市の瀬嵩海岸で開かれた。
玉城デニー知事も出席し「辺野古の新基地建設は絶対に認めない、
沖縄を二度と戦場にさせないという願いは未来の子や孫に対する最大の責任」と訴えた。」

「ジュゴン調査規模縮小を」辺野古の環境監視委員会が提言
環境保全、ジュゴンの保護策を指導する立場の環境監視等委員会が
防衛省にジュゴンの生息調査の規模を縮小するように助言

「ジュゴンが琉球列島の広い範囲で生息」 環境研、学術誌に掲載 2022年に2カ所でふん見つかる 2024年4月6日沖縄タイムス
「一般財団法人・県環境科学センター総合環境研究所の小澤宏之所長らは5日、
国の天然記念物ジュゴンが現在も琉球列島で広範囲に生息していることを裏付ける論文を
学術誌「Scientific Reports」に掲載した。
小澤氏は「世界に対して、沖縄でのジュゴンの生息を知らせる意義がある」と語った。」


(2024年4月13日 朝日新聞夕刊)

ジュゴンがいたら困る人たちが、ジュゴンの生息調査を縮小しようとしているけれど
ジュゴンの糞が見つかって、ジュゴンが広範囲に生息していることがわかっている
ジュゴンは生きてるよー

そして、4月12日の政府交渉の報告をしました



伊波洋一議員が環境省交渉に参加してくださいました
大椿ゆうこ議員が顔を出して下さいました


防衛省、環境省が要請書の回答として出してきた資料です
適切に対応してまいります、差し控えます、努めてまいります、などの官僚答弁ですが
SDCCは言うべきことを言い、追及することは追及し、情報収集しています
その1つ1つの積み重ねがとても重要なのです
詳しい交渉内容は こちらをどうぞ

そして、4月13,14日アースデイ東京参加報告を



たくさん人が集まるイベントで、ブースを出し、リーフレットを配り、署名を集めて情報発信しました
代々木公園のメインステージでアピールできました
そして、なんと加藤登紀子さんに出会い、写真をパチリ
がんばりました

そして、最近の新聞記事をシェア



米軍基地の負担を沖縄に負わせ続けているのをどう考えるのか、、、全国知事にアンケートがされました
どんどん、なし崩し的に強行されている軍事化にどう抗うのか
日々、問われていますね

お茶タイムをして
後半は、伊江島わびあいの里の資料を使い

花は土に咲くから、「2023年3月伊江島と石垣島を訪ねて」を読み合せました
読みながら思うのは、まだまだ知らないことだらけということ
権力や不条理に抗い続けた先人たちのことを知るたびに
勇気と希望を見出します
長い歴史の大きな流れの中で、先人たちの努力に励まされながら
それらをふまえながら、今、何ができるのかじっくり見据えて
微力でもできることをしていきたい

そして、最後にKさんからAKAYの活動報告をしてもらいました






動画を通してのフィリピンのABAKADAの皆さんとの交流は
いつも楽しく元気いっぱいになります
フィリピンではなかなか知ることができないガザの状況をKさんたちは伝え
それに応えてフィリピンからガザへの連帯、平和のバナー作成などの報告が返ってきました
小さな集まりでもつながっていることの大切さを感じます

Yさんは原発問題のいろいろな取り組みを教えてくれて
Hさんは「コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~」の映画紹介をしてくれました

今回も充実した時間だったなぁ

次回は、5月23日(木)14時~です
3月に与那国島と石垣島を訪れた方からお話をお聴きします



4月12日政府交渉(防衛、環境)の報告

2024年04月16日 | ジュゴンブログ
   伊波洋一議員とともにHOPE SPOT大浦湾を守る(バナー)


毎年4月、11月に政府交渉。今年は4月12日から始まりました。

防衛省には
「軟弱地盤の改良の実現性について米国政府は了解しているのか」と更に追及。
 軟弱地盤改良工事は日本政府の独断であると昨年来批判してきましたが、
 昨年9月、在日米軍幹部が「辺野古新基地建設工事に懸念」を示したことからも
 明らかです。(参照:昨年12月1日政府交渉報告

環境省には
「30by30」海洋保護区の実現に向けた環境省の姿勢を
具体的に明らかにさせることでした。

(防衛省交渉)
1.沖縄防衛局の環境監視等委員会が環境保全の役割を果たしていないと追及しました。

昨年4月、沖縄県が辺野古近隣の久志海域でジュゴンの糞を発見。
今年4月、沖縄県環境科学センター小澤所長らが英国科学雑誌(Scientific Reports)に、
論文「ジュゴンが琉球列島に生息している科学的証拠」を公表。
一方、環境監視等委員会の海生哺乳類関係委員3人は
同雑誌に論文「沖縄ジュゴン絶滅」を21年5月に投稿、
私たちの批判で「ジュゴン絶滅論文を修正」しています。(参考:22年4月16日ブログ)

この環境監視等委員会が3月19日(第46回委員会)で、
「ジュゴンの生息が確認されなくなったので」と、
「ジュゴンの生息調査を縮小する」(琉球新報3月20)ことを助言しました。

琉球列島で最大のジュゴンの餌場、海草藻場が密集している辺野古大浦湾を破壊することはジュゴンを絶滅に追い込むことになります。
2月22日沖縄県が沖縄防衛局に「ジュゴン調査の拡充」を要請しています。
事業者責任ある沖縄防衛局の横暴を許してはなりません


2.「軟弱地盤の改良の実現性について米国は了解しているのですか」との
厳しい追及に「答えられない」との本音を漏らしました。

軟弱地盤の改良工事の結果、陸海にわたる滑走路が「不同沈下」で1cm以上の誤差が起こると
軍用滑走路としては認められません。だから、在日米軍幹部も「懸念」を示しているのです。
軟弱地盤改良工事の結果がでない限り、米国政府が了解するはずもありません。

在日米軍司令部が懸念を示しているもう一つの理由は、
普天間飛行場移設条件である「緊急発着する固定翼機の代替滑走路を県内で選定する」対象が
明らかになっていないからです。防衛省はこのことについても明らかにしませんでした。


(環境省交渉)
1.生物多様性家戦略30by30の具体化について
 ①国立公園内の海洋公園地区を倍増し、保護地域の管理の質の向上を図る
 ②OECM候補海域の抽出・検討を進める
 としています。
 しかし、OECM認定一覧では海域が少ない理由については
「沿岸域の管理に係るステークホルダーの状況が一般的には分かりづらいので
 関係者の意見を聞いてから」に止まっています。

2.沖縄県が「おきなわ戦略」(2010~20)の行動計画で
「海洋保護区の拡充を検討」。今、「改訂版」の作業に入っています。

 今年2月、私たちは沖縄県知事に
 ①「改訂版」の検討を公開すること
 ②HOPE SPOT大浦湾を自然共生サイトのOECMに申請すること
  を提言しました。

 2月22日沖縄県議会の代表質問で山内末子議員(てぃーだ平和ネット)が、
 上記2点を質問しましたが「2024年度中にめどを出す」との答弁に止まっています。

 そこで、「環境省は自治体の取り組みにどのように援助するのか」と追及。
 自然環境計画課長補佐から「技術的な助言など全面的に協力する」と回答を引き出しました。

3.やんばるの森を真の自然遺産にするために、
 自然資源管理計画2024版の作成と
 「在日米軍、環境省と地域社会とのパートナーシップを早急に進めるべきだと追及しました。

 伊波洋一議員からは「米国政府は日本環境管理基準を守ることを在日米軍に指示している。
 だから在日米軍は日本の自然を守らなければならない」
 「環境省は在日米軍に日本環境管理基準を守らせるべきだ」と叱咤激励しました。

 防衛省、環境省に交渉で明らかにされなかった点などについては再質問を出しました。
 2週間後には文書回答があると思います。

 (ジュゴンの保護者より)

毎月15日はジュゴンの日

2024年04月14日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日

    
 
旧暦の3月3日沖縄では浜下り(ハマウリ)といい海水で手や足を清め健康を祈願したり豊漁を願ったりします

     

海勢頭豊代表の生まれ島平安座島では3日間龍宮祭が行われます 行ってきました

  

正午過ぎ自治会館をタマンやタコ、カメのみこしで道ジュネスタート 儀式を行うテントに到着 いたー豊さん神役です

  

ギャラリーも沢山集まってきました 神女に魚をささげ島民の無病息災などを願う「トゥダヌイユー」です

  

高級魚のタマンとマクブをもりで突き刺す舞を披露 太鼓や三線カチャーシで盛り上がります

 

記念撮影タイム

  

お次は海まで道ジュネ みこしの担ぎ手は地元の中学生 この日は午後は学校はお休みになるそうです

 

小学生は大きな声で「ワッショイワッショイ」

 

海に付きました 目指すは目の前の岩礁「ナンザ」です

 

レッツゴー みこしも担いでジャブジャブ 引き潮にあわせて・・・

 

・・・思ったより深いぞ ももまで浸かってるぞ

 

あぁー疲れた カメさん背中に乗せてちょうだい

   

まだまだ、見晴らしのいい頂上を目指すのだ 島の発展を願い祈願とお祝いの舞を披露します

 

ここでもカチャーシー

 



私も辺野古をはじめ沖縄の海の自然が守られ ジュゴンが戻ってきますように
 そして龍宮神の化身にちがいない豊代表の益々の健康を祈願

 

帰りも頑張って海歩くぞー

   

海岸沿いを少し歩いた先にある 龍宮神=ジュゴンを祭る祠へご挨拶によろしくお願いします

 

自治会館に戻り 仮想大会やら宴は続くのであった・・・(皆さん元気だなぁ



 





  

3/31「日本とフィリピンの 子どもたちとともにつくる平和の集い」参加報告

2024年04月07日 | 活動報告
2024年3月31日、大阪天満橋のドーンセンターで開催された
「日本とフィリピンの 子どもたちとともにつくる平和の集い」
(フィリピンABAKADA & AKAY JAPAN共催)に参加してきました。


ABAKADAは、フィリピン・マニラの貧困地域にある就学前の子どもたちの教育施設で、
AKAYはABAKADAを支援している団体です。


ABAKADAは子どもたちと家族と共に、平和な世界を築くための学習や取り組みを
されています。
今回、フィリピンでは、ガザの情報が手に入りにくいということで、
AKAYから多くの情報を送り、ガザの状況を共有したそうです。
ABAKADAのアカデミックプログラムディレクターのアミーさんが
「イスラエルの空爆でガザ地区の子ども、女性、その家族が大量殺戮されています。
私たちは、世界の人々と団結し、戦争を止めよう!」
とアピールされ、事務局長のポール・ガランさんからは、
2023年度の平和教育活動についての報告や今後の取り組みが紹介されました。


日本からは、AKAYの取り組み報告、関東子全の子ども和太鼓の演奏などがあり、
ジュゴン保護キャンペーンセンターからは、
辺野古の海はHopeSpot希望の海の動画を紹介しました。
フィリピンには、ジュゴンが生息し、かつて米軍基地がありました。
そんな共通点もあり、ABAKADAのセミナーでこの動画が教材として使用され、
親子で平和メッセージを書いたそうです
ジュゴンを守る事は平和を守る事。海をこえて平和の心をつなぎましょう

どうぞ動画をご覧ください。
辺野古の海はHopeSpot希望の海  @2024年「日本とフィリピンの 子どもたちとともにつくる平和の集い」


ZAN

ジュゴン ちゃんぷるニュースVol.133(2024年4月2日発行)を発送しました

2024年04月02日 | ジュゴンブログ
ようやく暖かく、暑く?なりましたね
4月ですね~、何か新しいことを始めたくなる季節でしょうか
春ですね

ジュゴン ちゃんぷるニュースVol.133号ができました
発送しましたので、会員の皆様にはもうすぐ届きます



目次 巻頭言 「いのちと暮らしを大切にする世界に」
    
   2-3 情勢 「辺野古大浦湾を保護海域に~沖縄県への提言」
          「殺傷兵器の輸出進める岸田内閣~国会で議論を」
          「ホープ・スポット辺野古・大浦湾を守れ! 世界自然遺産やんばるの森を守れ!」

   4ー5 報告 2/18第7回オンラインセミナー「佐喜眞美術館より~沖縄戦の図と普天間基地~」
          不当な「代執行」による大浦湾の埋め立てを許さない3・7学習集会報告
          ポスト「代執行」辺野古の闘いー取り組みのために~SDCC国際担当 吉川さんの東京での講演~
          辺野古 兵庫の仲間と海上行動に参加しました

   6-7 交流広場 「美ら海よ 永遠に!~沖縄のたたかいに心をよせて~」
       本の紹介 けーし風
       こらむ・コラム 「龍宮神の絶対平和思想」
       わんさか通信★ジュゴンのわ 「わびあい・やすらぎ・命どぅ宝」

   8   INFORMATION

今号も読みごたえがありますよー
辺野古大浦湾を海洋保護区に
国際的な取り組みも進めています
セミナーや各地での学習会、辺野古での海上行動
軍事化に抗う様々な取り組みを続けています
今こそ龍宮神信仰の絶対平和思想を広げていきましょう

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