ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

じゅごんの里ツアー2日目 シュワブゲート前とピースキャンドル

2015年07月12日 | 活動報告

カヌーを終えた後、夕方にキャンプシュワブ・ゲート前に行きました。


島ぐるみバスの方たちは帰られた後でしたが、
24時間体制の座り込みは続いています。
7月7日で座り込み丸1年。
毎日ありがとうございます。おからだにお気を付けください。


大阪でメッセージを集めたバナーをお渡ししました。


ツアー参加者も座りこみに参加。


毎日座り込みをされている高垣さんから、座り込みがはじまった経緯、
現状についてお話していただきました。


そして、18時半から、ピースキャンドル行動にも参加。
毎週土曜日に、家族で辺野古の海を守ろうと
ろうそくを灯して訴え続けていらっしゃる渡具知さんにお話を伺いました。


じゅごんの里ツアーでは毎回この行動に参加しています。


渡具知さんの子どもたちが「大浦湾を守ろう~」
「じゅごんの棲む海を守りましょう~!」と、とってもいい声で呼びかけます。
私たちも一所懸命手を振りました。


ジュゴンも応援


今年は、今までより、手を振り返してくれる車が増えたように思います。


向かいには、ピースキャンドルならぬピースライトも設置されています。


座り込みテントに、すばらしい版画が掲げられていました。
目をまわしているジュゴンを助けるために、色んな動物が集まってきています。
ともに手を取り、ジュゴンの棲む海を守りましょう。

一日も早く、基地計画が撤回され、豊な地域づくりに
力を注ぐことができるよう、私たちもそれぞれの場で、
できることに取り組みます。

ZAN

じゅごんの里ツアー3日目 やんばるの沖縄戦ー収容所跡を歩く

2015年07月12日 | ジュゴンブログ
じゅごんの里ツアー3日目、お天気に恵まれて、暑いー

3日目は2つのコースがあり
うち「やんばるの沖縄戦ー収容所跡を歩く」コースの報告です。
戦後70年ということで、やんばるの沖縄戦を通して、
戦争のこと、今辺野古で起こっていることを考えようと企画しました。

ガイドは名護市在住の浦島悦子さん
フリーライター、「ヘリ基地要らない二見以北十区の会」共同代表。
名護市史編纂調査員。「北限のジュゴン調査チーム・ザン」のメンバー。
著書に「やんばるに暮らす」「シマが揺れる辺野古4部作(最新刊『名護の選択』)など


民宿てるやさんの居間でスタート
「やんばる沖縄戦と久志地域収容所」のレクチャーです。



1944年10月の十・十空襲で那覇の町は灰虚となり、北部へ避難が始まる。「北部疎開計画」
4月に沖縄島中西部海岸に米軍上陸、沖縄島を南北に分断し侵攻、制圧していく。
名護湾にも米軍上陸。米軍は北部を収容地区として、各地に収容所をつくった。


瀬嵩灯台跡から大浦崎収容所跡(辺野古崎)をみる。
大浦湾を臨む現キャンプシュワブ一帯が久志村大浦崎収容所となった。
本部半島や南部から強制移住させられ、収容された。



美しい海。



しかし、
オレンジのフロートが張られている。
この内側で辺野古埋め立てに向けたボーリング調査が強行されている。
ほんの70年前の沖縄戦、この地は収容所とされ、多くの住民が苦難を強いられた。
そこには、今、キャンプシュワブがあり、さらに新しい基地が造られようとしている。
沖縄の「怒」の深さがわかってくる…。





伊江島集落跡、記念碑、学校跡などをみる。
伊江島は、米軍が上陸し、惨劇の場となり、苦難を強いられる。
4000人が島に取り残され、激戦に巻き込まれて2000人が命を奪われた。



このあたりが伊江島集落跡(収容所)で、わずかな土地に4000人が詰め込まれたという。
収容所では食糧に困窮し、マラリヤや栄養失調で多くの人が亡くなった。

収容所から帰還すると、そこは基地に盗られていた…
それが今も続いている。

ほんの70年前の沖縄戦、その後米軍に占領され、日本に復帰しても基地は残ったまま。
今も沖縄島の18%が基地だ。
基地の負担を沖縄に押し付けたままで、日本が平和な国なんておかしい
そのことを実感させられる。



昼食は、地元の三原にある「さらばんじ」というお店
庶民的な沖縄料理が食べられるお店です。お薦め。
ゴーヤチャンプルー定食、ナーベラーチャンプルー定食、美味しかったです。
ナーベラーってへちま、味噌炒めが美味しい~

国会では、安保法案が審議されている
集団的自衛権、自衛隊海外派兵…
そのことが何をもたらすのか、辺野古に立ってみるとリアルに感じられる
「戦争は二度とごめん」おばぁの言葉が頭を離れない

ほんの70年前、戦場だった沖縄
そんな過ちを繰り返したくない

そう、深く感じるコースとなりました。