ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

2024 3月28日(木)のじゅごん茶話会の報告です。街頭行動をしました!

2024年03月30日 | ジュゴンブログ
春めいてきました~
心軽やかに動いていきたいです

今回のじゅごん茶話会は街頭行動をしました
京橋の連絡橋で。ここはグッドスペースです
屋根があって、メッセージが貼りだしやすく、程よい人通りなのです

春休みなんですね~
若い人たちが多くて何だかにぎやかな感じでした
反応もよかったですよ~


いつも通りに、Kさんが持ってきてくれたメッセージボードを設置します



そしてYさんが準備してくれたBGMを流してスタートです
今回は少し工夫しました

どう呼びかけたら振り向いてくれるかな
いろいろ考えました




じっくり話を聴いて署名してくれた人も
高校生くらいの子たちも、話を聴いて、全然知らんかったけど、そう思うわ~と署名してくれた
辺野古の海とやんばるの森を守るための署名、辺野古新基地建設ストップのバイデン米大統領宛の署名
そして、イスラエル大使館へFAXする抗議(平和)のメッセージを集めました





春だからなのか・・・?
今の政治のだめさからなのか・・・?
前回よりも手ごたえがありました
署名するまでいかなくても、メッセージを見てうなずいている人がちらほら
またやります

1時間ほど街頭行動をしたあと、お茶を飲みながら休憩して
感想などをシェアしました。次回はどんな工夫をしましょうかと考えました
そして、最近のニュースなどをみながらゆんたく(おしゃべり)

ひどい状況です

「ジュゴン調査規模縮小を」辺野古の環境監視委員会が提言 3月20日RBC 
普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、環境保全策を指導する国の第三者委員会が、ジュゴンの生息調査の規模を縮小するよう助言しました。

環境をジュゴンを守る立場の人たちが、ジュゴンの絶滅論文を書いたり、生息調査を縮小したり、、、
なんてことでしょう
専門家、いえ御用学者というのでしょうか
専門家としてのプライド、人としての良心はいったいどこへ
ジュゴンがいると困る人たちの愚かな行いです

でもジュゴンの糞が見つかっています
ジュゴンはがんばって生きています
私たちもがんばるからね

3月20日、沖縄県うるま市石川で、「自衛隊訓練場計画の断念を求める会」の市民集会が開かれ
1200人以上が参加し、女子高生が「政府による9条違反」を壇上から訴えたそうです

平和憲法9条は尊いです
取り戻していきたいです
取り戻していきましょう

元気になるじゅごん茶話会でした

今後の予定は
   4月25日(木)14時~
   5月23日(木)14時~  です
 




2/18第7回ジュゴンオンラインセミナー「佐喜眞美術館より ~沖縄戦の図と普天間基地~」報告

2024年03月24日 | 活動報告
たいへん遅くなりましたが、2月18日のジュゴンオンラインセミナー
「佐喜眞美術館より ~沖縄戦の図と普天間基地~」の報告です。

沖縄県宜野湾市にある佐喜眞美術館は館長の佐喜眞道夫さんが
「心静かに“もの想う場”をつくりたい」と、普天間基地に接収されていた
先祖代々の土地を取り戻して1994年に建てた美術館です。


かつて、普天間から首里に続く街道沿いには、見事な松林が続いていたのですが、
沖縄戦でほとんどの松の木が鉄の暴風で吹き飛び、残った木も米兵がすべて切り倒してしまいました。


米軍は戦争しながら、基地建設を進めていきます。
家も墓地も木も、米軍によって引きならされフェンスに囲まれてしまいます。
写真は、フェンスの外から地域の拝所(うがんじゅ)を拝んでいるところです。


佐喜眞さんは接収されていた先祖代々の土地を取り戻すため、那覇防衛施設局(当時)に
3年以上通い詰めますが、なしのつぶて。
そこで地元宜野湾市の桃原正賢市長や比嘉盛光企画部長に協力を求めると
在沖米海兵隊の不動産管理事務所長ポール・ギノザさんを紹介してくれました。
沖縄系移民3世のポール・ギノザさんは「美術館が出来たら宜野湾はよくなる」と
1回の会談で土地の返還をOKしてくれたのです。
「あんなところ(日本政府)に話をしたってだめだよ」とポール・ギノザさん。
日米安保条約は対等の関係ではなく、従属の関係であることが
ありありとわかった出来事でした。


佐喜眞さんと、地元の市長さんたち、沖縄にルーツのあるポール・ギノザさん。
佐喜眞美術館は、沖縄を思う3つの心が奇跡の化学変化を起こして出来たのです。
上の写真は、基地に食い込むように建てられた佐喜眞美術館(赤線が基地の境界)。


佐喜眞美術館は、「原爆の図」でも知られる丸木位里、丸木俊夫妻の
「沖縄戦の図」を展示するために設計されました。


6月23日の慰霊の、祈りの日。その日にちなみ、6段と23段でつくられた屋上の階段。
夏至の日には夕日が窓に一直線に差し込みます。



「沖縄戦の図」を描くために沖縄にやってきた丸木夫妻のもとには、
多くの人が集まってきて沖縄戦の体験談を語ったそうです。
またその方たちがモデルになって、沖縄戦の図が描き上げられました。
島ごとに異なる着物の柄も忠実に再現した細かい描写に
「沖縄の人にしか書けない絵だ」と言われるほどです。
“戦争をみんなで記憶し、描いた「沖縄戦の図」は、「命どぅ宝」の思いを可視化したもの。
沖縄の思いが世界に通ずる言葉になった”と佐喜眞さん。


「沖縄戦の図」を全国の人に知ってもらいたいという思いで
昨年、映画『丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部』が作られ、
2023年キネマ旬報の第3位に入り、全国で上映されました。
ミュージアムショップで、DVDを購入することもできます。

佐喜眞美術館での沖縄戦の図全14部の展示は、3月24日に終わりましたが、
いつも何作かは常設展示されています。
沖縄島を訪問される際は、ぜひお立ち寄りください。

ZAN

毎月15日はジュゴンの日

2024年03月15日 | ジュゴンブログ
 毎月15日はジュゴンの日 本土ではソメイヨシノが咲く頃でしょうか

   

沖縄では今年のサトウキビの収穫期が終わりました

 

あと10年後位には、もしかすると那覇の街に路面電車が走るかもしれないそうですよ
(今日の新聞に載っていました)

   

もうすぐお彼岸
 沖縄は小菊の生産はなんと全国一位なんですよ
 トルコギキョウの生産量も伸びています キレイでしょ 

3/8国際女性デーのつどい参加報告

2024年03月09日 | 活動報告
3月8日は国際女性デー
大阪・天満橋のドーンセンターで開催された「国際女性デーのつどい」に参加してきました。

メイン講師は在日コリアンの方で、2月、大阪法務局に
人権侵犯被害の申し立てをした3人の女性のひとりです。
3人の女性は、2016年スイス・ジュネーブの国連女性差別撤廃委員会に参加。
同じ場に出席した杉田水脈議員がブログなどで、
「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん・・・」
「はっきり言って小汚い」などの投稿をしたことは皆さんご存じかと思います。
2月18日杉田水脈議員は、このことで大阪法務局から『人権侵犯』の認定を受けました。

この方は、高校までは通名、大学になって本名を名乗り始めたといいます。
それでも、アルバイト先で通名を名乗るなど、幾度かの迷いがあったと。
日本社会の中で、在日コリアン、かつ女性であることの生きづらさを
語ってくださいました。

今年10月にスイスのジュネーブで国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)の
日本報告審議が予定されいて、それに向けて準備されているそうです。


ジュゴン保護キャンペーンセンターは、ブースを出して
署名集め、グッズ販売をしました。


国際女性デーのつどいに参加したのは、はじめてです。
フィリピンの子どもたちの支援をしているグループ、
アフガニスタンの女性や子どもたちの支援をしているグループなど、
色んな活動をされている女性たちから、報告があり、元気が出ました。
男性参加者が少なかったのが少し残念。
2023年の日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位、
web上のヘイトスピーチもひどい状態ですが、
みんなで平和で自由で人権が尊重される世の中を、作っていきたいと思いました。

ZAN

2024・2月のじゅごん茶話会の報告です

2024年03月02日 | ジュゴンブログ
3月になりましたね
暖かくなってくると気持ちもやわらいでくるような

2月29日にじゅごん茶話会をひらきました
日々のニュースに、世界の、日本の状況に焦燥感を抱きながらも
仲間が集って話し合うのは心が元気になります

今年のじゅごん茶話会のテーマは「自然再生の未来創造へ」です
大きな問いを皆で考え、学び、深めていけたらと思っています

・まずはいつも通りに、辺野古の近況をシェア
知事の権限を奪う「代執行」で工事は強行されて
キャンプシュワブゲート前での座り込み、海上行動、安和・塩川での阻止行動は続けられています

サンゴ移植前に護岸工事へ着手 新基地建設の「K5」護岸 「着工可能」と環境監視等委員会が結論 
「移植が必要」沖縄県は国と係争中 沖縄タイムス2024年2月7日

自然再生どころか壊している暴挙、早く止めたい

【速報】代執行取り消し求め国提訴 辺野古住民ら 那覇地裁 琉球新報2024年2月22日
原告団の東恩納琢磨団長(62)=名護市瀬嵩=は「豊かな海を壊すまで、新基地建設が必要なのか。
裁判所には中身の審理に入ってもらいたい」と訴えた。
そして「まだまだあらゆる闘いができる。不条理を止めたい」と話されています
あきらめてなんかいられません
全国から支援したいです
自然豊かな海をみんなで守りたい

そして、「自然再生の未来創造へ」を考えます
今回は、けーし風119号とごんずい170号を資料にしました



けーし風119号の中の「アキノ隊員訴訟が切開する グローバルな共闘と連帯」阿部小涼さんの論考から
~アキノ隊員のやんばるの森の生きものたちを愛するが故の、米軍廃棄物問題への直接行動をふまえて
 環境主義から米軍基地に鋭く抗議する市民の存在は、ますます重要性をおびている、とあります~

SDCCの取り組みも重要なのだと力づけられます
まさに軍事と自然保護は両立しないということ
戦争は最大の環境破壊だということ

世界遺産条約、生物多様性条約など国際条約を活かして、国際社会に訴え
やんばるの森と海を守っていく取り組みは重要で展望があります
自分たち(あらゆる生きものたち)が生きていくための環境を守っていく、そんな未来創造を


そして、ごんずい170号「特集 漁民たちの闘争から100年」から考えます
水俣病事件を考える時、「なぜ、排水は止まらなかったのか」が大きな問いです

「女島の虹に見る『水俣の思想』」小林直毅さんの論考より
~豊かな海に暮らす人々、漁民がいちばん求めたのは「排水を止めて、元の海に戻す」でした
 しかし「排水を止めてくれ」の切実な声は「チッソを守れ」の声に押し殺された
 そこに「傲慢で粗雑な経済価値」があったとあります~

2つ読み合せました
1つは「水俣病事件100年目に〈東北〉から」山内明美さん
~東日本大震災から、南三陸の漁師たちは「海の環境をもっとよくしたい」と願って
 養殖の過密が深刻だった海で、養殖イカダの数を1/3まで減らしてがんばってきた
 これからという、去年2023年の夏、汚染水(処理水)が海洋放出された
 漁師たちは反対の声を挙げ続けたが、その声は押し殺された~
水俣病事件と同じようなことが、今も変わらずに起こっているのです

2つ目は「南へ北へ~つないでひらいて百年の祀り」姜信子さん

屈することなく、周縁から、粘り強くしたたかに しなやかに行動しようと語られている
姜さんが呼びかけられている「百年芸能祭」はおもしろそうです
足元からできることをして、つながって、現状を崩していきましょう

資本主義、経済成長ありきの「傲慢で粗雑な経済価値」から離れて行こう
価値観の大転換を

最後はいつも通りにシェアタイム

映画の紹介をしてくれました
この映画のナレーションは、去年訪れた石垣島でお会いした山里節子さん
着々と強行される軍事化(自衛隊配備)の様子がえがかれています
観に行かなくちゃ

次回のじゅごん茶話会は街頭行動です
 3月28日(木)関西事務所に13:30集合、14時から街頭行動 京橋OBP連絡橋で