5月31日に沖縄選出野党国会議員「うりずんの会」が主催した政府交渉に参加しました。
沖縄県名護市議会「環境監視等委員会の透明性を確保し、辺野古・大浦湾の現地調査を行い名護市議会への説明を要請する意見書」
(防衛省宛H27年5月14日)、
及び「IUCNの協力を受けるように日本政府に求め、及び沖縄県がIUCNに協力を要請することを求める意見書」
(外務省、環境省宛H29年3月24日)について意見交換しました。

出席者は「うりずんの会」6人の議員(照屋寛徳、赤嶺政賢、玉城デニー、仲里利信、糸数慶子、伊波洋一)、
東恩納琢磨・名護市議会議員、日本自然保護協会・安部真理子、ジュゴン保護キャンペーンセンター3人。
防衛省整備計画局計画官付、地方協力局沖縄調整官付。
外務省北米地位協定室、大臣官房国際文化協力室、国際協力局地球環境課。
環境省自然環境局自然環境計画課、同野生生物課です。

防衛省には:
①2年前に防衛省に提出した名護市議会意見書が、環境監視等委員会に回付されていないことが明らかになりました。
名護市議会意見書を軽んじる防衛省の姿勢に抗議し、
今後名護市議会が提出した意見書については環境監視等委員会に回付することを約束しました。

②海底ボーリング調査が沖縄ジュゴンに影響を与えていることを追及しました。
沖縄防衛局のH27年度事後調査(27年4月~28年3月)で、大浦湾で目視されていたジュゴンが発見されていません。
H26年5月から7月には大浦湾西側、美謝川河口域で150本のジュゴンの食み跡が発見されましたが、
同年7月に海底ボーリング調査のためのフロート設置以降はジュゴンが発見されていません。
この事後調査資料を環境監視等委員会で検討し、ジュゴンが大浦湾に回遊していない原因を明らかにすることを強く求めました。

環境省、外務省には
①IUCN事務局長が名護市議会議長宛の返書
「沖縄県名護市辺野古及び大浦湾における米軍基地建設に係る日米政府の計画に関する回答」(2017年2月17日)で、
昨年9月のIUCN世界自然保護会議の決議20をふまえて
「日本政府に対しては辺野古の外来種侵入経路に着目するように呼びかけ、
さらに日米両政府に対して外来種の侵入を防ぐよう適切な措置を講ずるよう」に求めています。
環境省、外務省はこの事実を認めました。
しかし、「決議20に基づき、日本政府の要請があれば…すべての主要な関係機関と協力させていただく」との申し出は拒否、
「防衛省が適切な対応をする」との態度に終始しました。

②IUCN事務局長が協力を申し出たのは、
日本政府が2018年世界自然遺産に推薦している「やんばるの森」への外来種の影響を危惧しているからです。
世界自然遺産登録の最大の課題が外来種対策です。この夏にはユネスコの依頼を受けて、IUCNがやんばるの森などに現地調査に入ります。
環境省が期待している防衛省が、辺野古の外来種対策について環境監視等委員会で議論する日程は決まっていません。
この夏のIUCN現地調査には間に合うはずもありません。この点を厳しく追及しましたが、環境省は下を向いたままです。
日本政府・環境省が2018年世界自然遺産登録を真剣に考えているのかどうか疑わしいです。
ジュゴンの保護者より
沖縄県名護市議会「環境監視等委員会の透明性を確保し、辺野古・大浦湾の現地調査を行い名護市議会への説明を要請する意見書」
(防衛省宛H27年5月14日)、
及び「IUCNの協力を受けるように日本政府に求め、及び沖縄県がIUCNに協力を要請することを求める意見書」
(外務省、環境省宛H29年3月24日)について意見交換しました。

出席者は「うりずんの会」6人の議員(照屋寛徳、赤嶺政賢、玉城デニー、仲里利信、糸数慶子、伊波洋一)、
東恩納琢磨・名護市議会議員、日本自然保護協会・安部真理子、ジュゴン保護キャンペーンセンター3人。
防衛省整備計画局計画官付、地方協力局沖縄調整官付。
外務省北米地位協定室、大臣官房国際文化協力室、国際協力局地球環境課。
環境省自然環境局自然環境計画課、同野生生物課です。

防衛省には:
①2年前に防衛省に提出した名護市議会意見書が、環境監視等委員会に回付されていないことが明らかになりました。
名護市議会意見書を軽んじる防衛省の姿勢に抗議し、
今後名護市議会が提出した意見書については環境監視等委員会に回付することを約束しました。


②海底ボーリング調査が沖縄ジュゴンに影響を与えていることを追及しました。
沖縄防衛局のH27年度事後調査(27年4月~28年3月)で、大浦湾で目視されていたジュゴンが発見されていません。
H26年5月から7月には大浦湾西側、美謝川河口域で150本のジュゴンの食み跡が発見されましたが、
同年7月に海底ボーリング調査のためのフロート設置以降はジュゴンが発見されていません。
この事後調査資料を環境監視等委員会で検討し、ジュゴンが大浦湾に回遊していない原因を明らかにすることを強く求めました。


環境省、外務省には
①IUCN事務局長が名護市議会議長宛の返書
「沖縄県名護市辺野古及び大浦湾における米軍基地建設に係る日米政府の計画に関する回答」(2017年2月17日)で、
昨年9月のIUCN世界自然保護会議の決議20をふまえて
「日本政府に対しては辺野古の外来種侵入経路に着目するように呼びかけ、
さらに日米両政府に対して外来種の侵入を防ぐよう適切な措置を講ずるよう」に求めています。
環境省、外務省はこの事実を認めました。
しかし、「決議20に基づき、日本政府の要請があれば…すべての主要な関係機関と協力させていただく」との申し出は拒否、
「防衛省が適切な対応をする」との態度に終始しました。


②IUCN事務局長が協力を申し出たのは、
日本政府が2018年世界自然遺産に推薦している「やんばるの森」への外来種の影響を危惧しているからです。
世界自然遺産登録の最大の課題が外来種対策です。この夏にはユネスコの依頼を受けて、IUCNがやんばるの森などに現地調査に入ります。
環境省が期待している防衛省が、辺野古の外来種対策について環境監視等委員会で議論する日程は決まっていません。
この夏のIUCN現地調査には間に合うはずもありません。この点を厳しく追及しましたが、環境省は下を向いたままです。
日本政府・環境省が2018年世界自然遺産登録を真剣に考えているのかどうか疑わしいです。
ジュゴンの保護者より

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