ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

3.8国際女性デーの集いin大阪

2008年03月09日 | ジュゴンブログ
大阪天満橋のドーンセンターで開催された
IFC(イラク自由会議)イラクの女性たちと連帯する3.8国際女性デーの集い
に参加してきました。

会場は200名以上の人でいっぱい!
今回SDCCはブースを出しませんでしたが、チラシの折り込みと
署名・カンパ集めをしました。


IFCは「スンニでもない、シーアでもない、我々は人間だ」という
スローガンのもと、非暴力・政教分離・男女平等を掲げ闘っています。
IFCの女性たちの闘いをサナ平和テレビ局の映像から紹介されました。
サナテレビはIFCが配信している衛星テレビで、日本版の視聴をする
こともできます(有料)。こちらをご覧ください。
イラク平和テレビ局inJapan


集いのメインはイラクから来られたIFC女性局長のフィリアル・アクバルさんの
お話です(右の方です。左の男性はアラビア語から英語への通訳の方)。
アラビア語→英語→日本語と2段階を経てのお話でしたが、彼女の力強い言葉は、
まっすぐにこちらに伝わってきました。

イラクでは、今女性の人権がひどく侵される状況になっていて、
自由な恋愛・結婚はできません。「違う宗派の男性と恋愛をした」
というだけで、身内から殺されるということが起こっています。
これを「名誉のための殺人」と呼ぶそうです。

フィリアル・アクバルさんが、自宅にかくまった16歳の女性は、
妹が兄弟に殺されるのを目撃してしまい、身の危険を感じて
逃げ出してきたそうです。イラクにいる限り身内や親戚に見つかって
しまうおそれがあり、彼女を守ることができないと判断した
フィリアルさんは、彼女をトルコに逃がしたそうです。

そのほか、実際にイラクの女性の身に起こったことを聞くにつれ、
イラクのひどい女性差別、人権侵害のあまりのひどさに愕然と
する思いでした。フィリアル・アクバルさんは「こんなひどい状況は
フセインのもとではなかったし、かつてイラクでこんなことが
起こったことはなかった」とおっしゃっていました。
今起こっている人権侵害は、アメリカの占領政策によるものだと
言えるのではないでしょうか。


休憩時間に、「基地に反対し、ジュゴンを守る活動をしています」と
ジュゴンの缶バッジをお渡しすると、さっそく胸につけて素敵な笑顔を
向けてくださいました。

休憩後、質問コーナーや海外からの連帯アピールの紹介、日本の働く
女性たちの姿をインタビュー構成でつづったコーナーなど、盛りだくさんの
企画でしたが、どれも具体的で力のこもったものでした。

最後に「沖縄の米兵による少女に対する性暴行事件に抗議する」特別決議が
採択されました。

イラクでも日本でも、女性も男性も人らしく生きられる世の中にするために、
世界中の人たちと手をつなぎましょう。

TA-KE

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