ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

評価書先送りは陸上案のため

2010年03月04日 | ジュゴンブログ
3月1日、読売新聞夕刊が「普天間代替施設の評価書先送り」を流しました。
これは防衛省のリークです。

翌日、沖縄タイムスも、琉球新報

「現行計画の評価書を提出すれば候補地の選定作業に影響を与えかねないと懸念。
先送りの判断に傾いた」と同じトーンでコメントしています。

これは、誤りです。

防衛省は米国を怒らせるようなことはしません。
その後の報道にも明らかなように、
キャンプシュワブ陸上案を進めるために評価書を先送りしているのです。


3月1日読売新聞夕刊がリーク記事を掲載した日に、
毎日新聞は、

長島政務官がある会合で「オスプレイは12年10月から24機、沖縄に随時導入されることになっている」、
「現行案と決めてもオスプレイの話が一切入っていない」と、
環境影響評価をやり直す必要性があると言及したことを報道しています。


防衛省が現行案の評価書を先送りした狙いは、
陸上案で早期着工をするために、環境アセスメントの手戻りを避けるためです!

現行案の準備書を一部修正し軽微な修正と居直ることで、
アセスメントの関門を潜り抜けようとしているのです!!

こんなことを許すわけにはいきません。

県外移設、国外移設は大手マスコミの世論調査でも半数を占めています。
キャンプシュワブ陸上案など米軍海兵隊に迎合する政策など、
国民は認めるはずもありません。

第3回公判を終えた辺野古アセス裁判の意義もますます高まってきます!!!

キャンプシュワブ海域の海草藻場やサンゴ礁を守るために、
基地ではなくジュゴン保護区の署名にご協力をお願いします。

 ジュゴンの保護者より







辺野古アセス第3回公判

2010年03月04日 | ジュゴンブログ
昨日、3月3日、沖縄那覇地裁で辺野古アセス第3回公判がありました。
公判のポイントは被告・国が方法書や準備書を公判に提出するか否かでした。

事前集会が午後1時から地裁前の公園で行われました。



3月1日から週2回の抗議行動に立ちあがった普天間爆音訴訟から新垣副団長の挨拶。


通行妨害で不当にも起訴された高江の伊佐原告から3月19日10時30分からの第1回公判への参加が訴えられました。



今回も傍聴者が多いため抽選でしたが、無事傍聴できました。
しかし、公判は30分で終了。

原告からは「方法書や準備書などの作成のやり直し義務があることの
確認の訴えの意見陳述権は個別具体的な権利である」との門前払いの主張を批判しました。
次回、4月28日(水)第4回公判(午後4時)で、国側が反論を述べることになり、次回公判に持ち越されました。

その後、八汐荘に場所を移して弁護団と学習会。
行政訴訟の理解を深めることで、裁判闘争を発展させるために学習会が持たれました。
参加者は40名。


訴訟の意義をふまえて、論点が整理されました。
「意見陳述権は個別具体的な権利ではないから、訴えを却下すべき」
との国側の主張の根拠なども議論しました。
パブリックコメントによる法見直しなどを理由に挙げるのではないかと
活発な議論になりました。