ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

憲法公布60周年の集い

2006年11月03日 | ジュゴンブログ
 11月3日、大阪城公園野外音楽堂で開催された、憲法公布60周年の集いに参加し、国会請願署名をあつめてきました。

 秋晴れの空の下、開会の2時がちかくなると参加者の列はとだえることがありませんでした。たぶん2000名以上の参加があったと思います。
 SDCCは会場前の遊歩道に机をだして署名をお願いしました。署名をしていると数年前、福祉まつりに参加し「ジュゴンの涙」の紙芝居をしたときに、その場におられた方と出会いました。よく覚えてくださっていて、署名もこころよくしていただきました。ありがとうございます。

 憲法といえば、最近ダグラス・ラミス「憲法は政府に対する命令である」を読みました。

 憲法は主権者である国民が、基本的人権と平和を「政府に守らせる」ための命令であり、「天皇または摂政および国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」と定めたもの。現在憲法を変えようとしている人たちは、憲法を「政府が国民の活動を制限する」規範に転換しようとしており、このような改変は現憲法で定められた「改正」には予定されていない。したがって「新憲法制定」いうべき。これはあらゆる市民の生活の隅々に影響をあたえるもの・・・ということが要点と思います。そして「復帰」後も憲法の事実上の適用範囲外にあり、安保によって支配されてきた沖縄は、今回の新憲法制定に関する政府の動きに対して、どの地域よりも関心をもち、「新憲法」のもとに「国民」として参加するかどうかもふくめて考えざるをえないだろう、と述べています。

 憲法21条は「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」と定めています。沖縄に憲法を適用させ、ジュゴンのすむ海をまもるために、「不断の努力」があらためて必要だと思いました。   
                     
  ☆じゅごん

沖縄県知事選

2006年11月03日 | ジュゴンブログ
11月19日に投開票される沖縄県知事選の告示が2日にありました。
基地、振興争点に 知事選告示3氏届け出 (琉球新報11/2)

『任期満了に伴う県知事選挙が2日告示され、無所属・新人の前参院議員・糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、自由連合、国民新党、新党日本推薦、そうぞう支持=、琉球独立党・新人の会社代表・屋良朝助氏(54)、無所属・新人の前県商工会議所連合会会長・仲井真弘多氏(67)=自民、公明推薦=の3人(届け出順)が立候補を届け出た。』

神戸新聞(11/2)にも記事が載っています。
新人3人の争いが確定

『日米両政府が合意した米軍普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設が最大の争点で、国外移設を訴える糸数氏と、条件付きで県内移設を容認する姿勢の仲井真氏の事実上の一騎打ちとなる。』

豊かな自然環境を生かした振興策と基地の国外移設を願っています。