三年生になってはじめて、かきぞめのれん習にでられました。
冬休みの一番はじめのれんしゅうの時は、むねがどきどきしました。でも次の日からはおちついて書けたのでよかったです。
れんしゅうの時はいろいろ校長先生に注意されたけれど、だんだんなれてきたら、足がいたくなったりして、とてもいやでした。
それでも一番さいごの日となってあまりいいのが書けなかったので、その時は、いっしょうけんめい書きました。
てんらん会に出したの返って来たのが、一年生の教室の前にはられているのを見たら金しょうだったのでよかったです。
家に帰ってからみんなに、そのことを話したら、うち中の人がよろこんだのでよかったです。しょうじょうをもらう時も、むねがどきどきしました。
わたしは、れん習の時とてもがんばってやったので、近所の人にまで、
「くみちゃんは字がじょうずだね。」
と、ほめられました。
鎌形小学校『三年生の文集』1975年(昭和50)3月