“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

賠償基準などに不満

2012年09月03日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き

相馬野馬追い祭りです。人馬の行進風景です。

賠償基準などに不満相次ぐ 富岡町説明会
福島第一原発事故の賠償をめぐって、事故後1年半たってもまともな進展がありません。一部ではなくて、ほとんどの補償、賠償交渉が停滞しています。東京電力が賠償に関する交渉相手にしていることが「間違い」なのだと思います。彼らには支払い能力はありません。東京電力は破綻会社であり、実質的な国有会社であり、政府が責任を持って、賠償基準、補償交渉窓口となり、避難者、被害者の要求に沿って、早急に行うべきです。

<賠償基準などに不満相次ぐ 富岡町住民説明会>

 東京電力福島第一原発事故を受けた福島県富岡町住民説明会は1日、いわき市のいわき明星大で開かれた。国が新たな賠償基準、避難指示区域の見直し、除染について方針を説明。住民からは「再編された区域に関わらない一律賠償は本当に実現するのか」などの質問が上がった。
 午前、午後の2回開催し、午前の部に約1400人、午後の部に約1000人が参加した。吉田泉復興副大臣(衆院福島県5区)、遠藤勝也町長があいさつした後、政府の担当者がそれぞれ説明した。質疑応答では賠償基準や避難区域再編の線量基準などへの不満が相次いだ。
 避難区域再編に伴う賠償の在り方で町と政府の調整が難航している問題では、住民から「政府は一律賠償を実現させたいという町の思いに応えてくれるのか」という質問が上がった。吉田副大臣は町の方針が国に正式に上がった時点で検討する考えを示した上で、「インフラ整備、放射線量、隣町との関係をよく考えて最終的に首相が決める」と述べるにとどまった。
 遠藤町長は国が一律賠償に難色を示していることについて「憤りを感じている」と強調。「(一律賠償という)町と国との約束が破られれば(国が町に提案している)災害廃棄物の受け入れなど、とんでもない話だ」と訴えた。
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日本の政党、近代政党の要件

2012年09月03日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き

相馬野馬追い祭りの争奪戦会場の様子です。この会場で、神旗の争奪戦が行われました。旗は色がついていて、3種類の神旗が打ち上げられました。

日本の政党、近代政党の要件

日本の政治経済の混迷にあるのは、自民党一党支配の時代に政党、官僚組織、大手企業、大手マスコミの利益集団が形成され、その元での政治経済の長期支配の付けが回ってきているのだと思います。自民党は、利権集団とつながり、金権体質・集団と化しました。その結果、国民の意見は無視、富裕層の主張、大手企業の意向を政治経済運営の中枢にすえてきました。時代の変化に対応できず、巨額の財政赤字を垂れ流し、その解決策を国民に付回そうとして拒否されたのが2009年衆議院選挙における政権交代です。そもそも自民とは選挙において過半数の得票を取っていたわけではありません。しかし、政権党として、選挙制度を自らに有利に改正し、対抗政党、政治勢力を追い落としてきたのだと思います。しかし、小手先の選挙制度改正、支持のかすめとりも時代の変化についてゆけず、2009年選挙において野党になりました。しかし、雇うとしての経験がなく(当然のことですが)、政党としてどうすればよいかが分からずにいた。しかし、民主党野田政権の登場で、同類の失態をみて乗り出して、三党合意を“てこ”に、野田政権の追い落としと、自らの政権復帰を画策しているのが実情でしょう。
しかし、彼らが「なぜ、政権党から脱落したのか」理解していない。理解しようとしていません。そこが彼らの限界、おろかさです。

<日本の政党、近代政党の要件>

国民への背信と党利党略に明け暮れる民主・自民の「二大政党」、解散・総選挙が迫り選挙目当てで新党結成や橋下「大阪維新の会」との連携を模索する政治勢力や政治家の動き…。そんななかで、政党の原点とはなにか、政党らしい政党はどこかが国民的に問われています。 自民党谷垣氏は、3年前の総選挙で失った政権を奪回するため、同党が地方組織から立て直しを図ってきた経過に触れながら、こうのべました。
 「日本(の政党)で地方組織をしっかりし、どこへいってもそれなりのレベルの地方議員をもっているのはそう多くない。共産党というのは、そこは敵ながらあっぱれで、それなりのレベルの地方議員を持っている」
 鳥取県知事や総務相を歴任した片山善博氏(慶応義塾大教授)は、『中央公論』9月号の対談で、「政党本来の姿」について論じています。「政党には党員がいて、党員たちの願いをかなえるための政策があり、その政策を実現するために候補者を選定して当選させる。議会でそうした候補者が多数派を形成して権力を握り、政策を実現させていく」この点で、「日本には共産党などを除くと政党らしい政党は事実上ない」とのべています。
 なぜいま、“政党らしさ”“本来の政党”が問題になるのか。
 野田首相への問責決議案が可決された8月29日。テレビ朝日系の「報道ステーション」で、三浦俊章「朝日」編集委員は「『維新の会』、第三極いろいろ動いている」とのべつつ、選挙互助会のような議員集団や政党を渡り歩く議員たちとの連携で、「維新の会」が“神経戦”を繰り広げていると指摘。「小泉(純一郎元首相)さんのときのような劇場型政治がもっとひどくなるのではないか。それは政党政治の基盤が解けてしまっている(からだ)と思う」とのべました。
 7月15日のNHK「日曜討論」では、前出の片山氏が「二大政党はどっちかというと現職議員のクラブ」「政党の体をなしていない」「いろんな(政治)塾が立ち上がるけど、結局、既成政党と同じ事をやっている」と批判し、「本来の政党をつくろうという動きがあってもいい」と問題提起。司会の島田敏男NHK解説委員は、「“自前で組織を”と政党助成金を拒否している共産党はまさにそういう組織論を主張している」と応じ、「政党が足腰をきたえること」が今後の政党の課題だという議論が、出席者の間で交わされました。
 党利党略、個利個略に明け暮れ、国民、有権者から遊離して「浮き草」化してしまった政党や政治家。
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今の日本を表現したら

2012年09月03日 08時00分00秒 | 臼蔵の呟き

秋田大曲花火競技会の写真です。(8月25日)

今の日本を表現したら。
法政大学教授の田中優子さんが週間金曜日(週刊誌)の自己紹介欄で以下のように「日本の現状」を表現しています。非常に的確に今の日本、政治経済を表現しています。

<田中優子教授の日本の現状表現>

人が地に足をつけて生きていた時代から見ると、今はほとんどが、ありもしない風船をつかまえようと、ぴょこぴょこ飛び上がっていますね。そんな風だから「日本」という幻想にもしがみつきます。「一体感」とやらをほしがります。歴史から目をそむけます。無知に逃げ込みます。人々のそういう欲望を利用して、利益をむさぼる人も出てきます。そのために戦争もするでしょう。私は、自分の足もとをみつめながら、孤独に落ち着いて生きる方途を探したいのです。それを探すために、誤魔化しの向こうの事実を少しでも知りたいと思っています。
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