のぶ君の里親さんが、道端で怪我をして動けない子猫を見つけました。
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ほっておくことができなくて、ドキドキしながら拾ってくれました。
文にしたら、わずか数文字ですが
絶対に当時、頭の中はパニックだったと思います。
ひどく負傷している子猫、どうしていいのかわからず
それでも夢中で拾い上げてくれました。
のぶ君をお譲りするにあたって担当したスタッフさんに
すぐに連絡が入りました。
かかりつけの病院に行ったけれど、怪我がひどくて対応できないとのこと。
またびっくりするような治療費がかかるだろうと言われ
保健所に相談するのもひとつの方法だよとも言われたそうです。
せっかく助けようとしたのに・・・・。
殺処分とかは絶対にできない・・・。
スタッフさんからわたしにすぐに連絡が入りました。
怪我の具合から、後ろ足の切断になる可能性もあるかもと考えて
信頼できる獣医さんをご案内しました。
足を残そうかと先生も思ってくださったようですが、
実際は切断してしまった方が、体への負担が少ないと考えて
断脚手術になりました。
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その子は無事に手術を済ませ、のぶ君宅に迎えられることになりました。
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室内で暮らしていくのなら、後ろ足が1本無いことは
さほどの問題にはなりません。
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暮らす会のスタッフさんに、断脚した猫を迎えてくれた人がいます。
最初は野良気質だった【まめちゃん】というその猫ですが
今では、人馴れ抜群、新たにやってくる子猫たちに家猫のなんたるかを教える
見事な保父猫君となりました。
助けてもらった恩をきっちりお返ししてくれてるわけです。
こういう保父さんをやってくれる子が家にいると
預かりスタッフさんとしては、本当に楽だと思います。
まめちゃんみたいに、恩返し猫になるのかはわかりませんが
ひとまず今回の子猫は、ちゃちゃまる君と名付けられて
家猫になることができました。
もし、のぶ君をもらっていなかったら、
担当スタッフさんを頼れなかったら
ちゃちゃまる君を保護したかどうかわからなかったそうです。
アドバイスをもらえると信じればこそ、
勇気を出して怪我した子猫を拾えたんだそうです。
目に見えない1本の糸が、小さな命を救うことになりました。
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ちょっと怖がりのちゃちゃまる君が、お家でみんなとなじめるかどうかを
病院では心配していましたが
なんのことはなく、それなりに順調にいっているようです。
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ちゃちゃまる君
拾ってくれた人が、心優しい勇気のある人で良かったね。
そして、それを受け入れてくれる家族がいて良かったね。
誰に見つけてもらうかで、小さな命の行方が大きく変わってしまいます。
悲しいことや、悔しいこと、情けなくなることの多い中で
ほっこりする出来事でした。
みなさんにも知ってもらえたらと思い、記事にしました。