そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

ちゃちゃまる君のお話し

2023-12-05 21:19:23 | 病気&事故の話し/猫編
のぶ君の里親さんが、道端で怪我をして動けない子猫を見つけました。



ほっておくことができなくて、ドキドキしながら拾ってくれました。
文にしたら、わずか数文字ですが
絶対に当時、頭の中はパニックだったと思います。

ひどく負傷している子猫、どうしていいのかわからず
それでも夢中で拾い上げてくれました。

のぶ君をお譲りするにあたって担当したスタッフさんに
すぐに連絡が入りました。

かかりつけの病院に行ったけれど、怪我がひどくて対応できないとのこと。
またびっくりするような治療費がかかるだろうと言われ
保健所に相談するのもひとつの方法だよとも言われたそうです。

せっかく助けようとしたのに・・・・。
殺処分とかは絶対にできない・・・。

スタッフさんからわたしにすぐに連絡が入りました。

怪我の具合から、後ろ足の切断になる可能性もあるかもと考えて
信頼できる獣医さんをご案内しました。
足を残そうかと先生も思ってくださったようですが、
実際は切断してしまった方が、体への負担が少ないと考えて
断脚手術になりました。



その子は無事に手術を済ませ、のぶ君宅に迎えられることになりました。



室内で暮らしていくのなら、後ろ足が1本無いことは
さほどの問題にはなりません。



暮らす会のスタッフさんに、断脚した猫を迎えてくれた人がいます。
最初は野良気質だった【まめちゃん】というその猫ですが
今では、人馴れ抜群、新たにやってくる子猫たちに家猫のなんたるかを教える
見事な保父猫君となりました。

助けてもらった恩をきっちりお返ししてくれてるわけです。
こういう保父さんをやってくれる子が家にいると
預かりスタッフさんとしては、本当に楽だと思います。

まめちゃんみたいに、恩返し猫になるのかはわかりませんが
ひとまず今回の子猫は、ちゃちゃまる君と名付けられて
家猫になることができました。

もし、のぶ君をもらっていなかったら、
担当スタッフさんを頼れなかったら
ちゃちゃまる君を保護したかどうかわからなかったそうです。
アドバイスをもらえると信じればこそ、
勇気を出して怪我した子猫を拾えたんだそうです。

目に見えない1本の糸が、小さな命を救うことになりました。



ちょっと怖がりのちゃちゃまる君が、お家でみんなとなじめるかどうかを
病院では心配していましたが
なんのことはなく、それなりに順調にいっているようです。



ちゃちゃまる君
拾ってくれた人が、心優しい勇気のある人で良かったね。
そして、それを受け入れてくれる家族がいて良かったね。
誰に見つけてもらうかで、小さな命の行方が大きく変わってしまいます。

悲しいことや、悔しいこと、情けなくなることの多い中で
ほっこりする出来事でした。
みなさんにも知ってもらえたらと思い、記事にしました。

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