三笑会

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「安倍政権の北朝鮮政策を検証する」その43,44

2019-01-30 15:32:22 | 日記
「安倍政権の北朝鮮政策を検証する」その43
第190回国会(常会)
平成二十八年一月二十日:有田 芳生
質問第二〇号:日朝ストックホルム合意文書に関する質問主意書

三 合意文書には「行方不明者」とありますが、これは警察庁が拉致の可能性を排除できない行方不明者として全国で捜査・調査している、いわゆる特定失踪者のことですか。警察庁は、平成二十七年七月二十七日現在でこれらの行方不明者数は全国で八百七十七人存在することを明らかにしています。合意文書にある行方不明者は、この八百七十七人のことですか。

三について(答弁)
 北朝鮮は、拉致被害者及び行方不明者を含む全ての日本人に関する包括的かつ全面的な調査を行っていると承知している。いずれにせよ、政府としては、北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)第二条の規定に基づき拉致被害者として認定されている十七名以外にも北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者が存在しているとの認識の下、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国、拉致に関する真相究明並びに拉致実行犯の引渡しのために引き続き全力を尽くす考えである。

六 合意文書には北朝鮮側の対応として「第二に、調査は一部の調査のみを優先するのではなく、全ての分野について、同時並行的に行うこととした」(以下「北朝鮮側第二」とする)とあり、日本側もこれに同意しています。
 しかしながら、安倍首相は平成二十六年三月二十八日に家族会と面談した際に、「言うまでもなく、安倍政権は拉致問題を最重要課題、最優先課題として取り組んでいます」と語っています。この安倍首相の発言は、合意文書の北朝鮮側第二の趣旨と相反していますが、政府の見解についてお示し下さい。

七 政府が同意した北朝鮮側第二の趣旨は、北朝鮮側が各人権課題について同時並行的に調査をし、日本側も調査報告は一部の調査報告のみを優先するのではなく、全ての分野について同時並行的に受け取ることとしたと理解してよろしいですか。

六及び七について(答弁)
 御指摘の「北朝鮮側第二の趣旨」及び「同時並行的に受け取る」の意味するところが必ずしも明らかではなく、また、お尋ねは、御指摘の面談における具体的なやり取りを前提としたお尋ねであるため、お答えすることは差し控えたいが、いずれにせよ、政府としては、拉致問題をはじめとする日本人に関する全ての問題の解決に向け全力を尽くしている。



「安倍政権の北朝鮮政策を検証する」その44
第190回国会(常会)
平成二十八年二月四日:有田 芳生
質問第三七号:日朝ストックホルム合意文書に関する再質問主意書

二 答弁書第二〇号二についてには、「拉致問題については、外務省、内閣官房拉致問題対策本部事務局、警察庁等が連携を密にし」とあります。この拉致問題には、日朝ストックホルム合意に明記されている行方不明者はふくまれているのですか、お示し下さい。
 また、「その具体的な内容については、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えを差し控えたい」とあります。この答弁は、国民の知る権利を阻害していると判断するものですが、「お答えを差し控える理由」をふくめ、政府の見解をお示し下さい。

三 答弁書第二〇号三についてには、「拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国、拉致に関する真相究明並びに拉致実行犯の引渡しのために引き続き全力を尽くす考えである」とあります。これら全てを実現することが、拉致問題の全面解決ということですか。また、これら全てが実現しない限り、国交正常化も実現しないと理解してよろしいですか。

二及び三について(答弁)
 政府としては、拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化はあり得ないとの方針を堅持し、北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)第二条の規定に基づき拉致被害者として認定されている十七名以外にも北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者が存在しているとの認識の下、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国、拉致に関する真相究明並びに拉致実行犯の引渡しのために引き続き全力を尽くす考えである。これ以上の詳細については、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えを差し控えたい。
 また、いわゆる国民の知る権利については、十分尊重されるべきものと認識しているが、お尋ねの「お答えを差し控える理由」については、先の答弁書(平成二十八年一月二十九日内閣参質一九〇第二〇号。以下「前回答弁書」という。)二についてでお答えしたとおり、今後の対応に支障を来すおそれがあるためである。

「エル・おおさか」で感じたこと

2019-01-29 16:16:15 | 日記
「エル・おおさか」で感じたこと

 26日にエル・おおさかで開かれた「拉致問題を考える国民の集い㏌大阪」に参加したことは前にもお伝えしたが、ほぼ満員となった会場に詰めかけた人たちはどんな感想を持ったのか、私自身の感想を含めて問いかけてみたいと思う。
 まず、主催者である拉致対本部・大阪府・大阪市・府内全市町村の関係者、及び登壇された家族の皆様のご労苦に敬意を表したい。しかし、拉致問題の解決にはもう後がないと叫ばれている割には、集会の内容にこれまでの集会とは違う工夫や具体的提案があったとは思えない。拉致問題解決のためにどう取り組むか、それぞれの立場で具体的に所見を明らかにしなければ、関心が薄れている現状で、多くの国民の胸には届かないと感じた。
 次に、冒頭の挨拶だけで会場を後にした拉致問題担当大臣に申し上げたい。お忙しい体であることは良く分かるものの、安倍内閣の最重要課題・最優先課題と位置付けている拉致問題の担当大臣としては不適切な対応ではないだろうか。いま国民が政府に対して知りたいことは、ストックホルム合意に基づく解決なのか、全拉致被害者の即時一括帰国なのか。或いは、日朝交渉による解決なのか、米朝交渉に解決を委ねるのか。その方針と選択を、拉致問題担当大臣の口から、時間をかけて会場に直接語るべきであったと思う。
冒頭の挨拶だけですぐ帰る、これでは拉致問題は安倍内閣の最重要課題・最優先課題という言い回しで、政府は、全ての拉致被害者の家族と国民世論をなだめる為に方便を使っていると思われても仕方がない。



「安倍政権の北朝鮮政策を検証する」その39,42

2019-01-28 12:48:10 | 日記
「安倍政権の北朝鮮政策を検証する」その39

第190回国会(常会)
平成二十八年一月四日:有田 芳生
質問第三号:北朝鮮における日本人遺骨に関する質問主意書

一 政府は平壌郊外にある龍山墓地が二度にわたって移転した経緯をどう認識していますか、年次とともに理由をお示し下さい。

三 政府は龍山墓地を果樹園にする計画があることを認識していますか。

一及び三について(答弁)
 お尋ねについては、政府として様々な情報に接しているが、直接確認する手段がないことから、お答えすることは困難である。

二 政府は墓地の移転にあたって北朝鮮政府に費用負担をしましたか。そうだとしたら負担をした経緯と金額をお示し下さい。

二について(答弁)
 御指摘の「墓地の移転」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、北朝鮮の龍山墓地の移転費用を政府が負担したとの事実はないと承知している。


「安倍政権の北朝鮮政策を検証する」その42
第190回国会(常会)
平成二十八年一月二十日:有田 芳生
質問第一九号:日朝ストックホルム合意に明記された人権人道課題などに関する質問主意書

一 北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)第二条第一項第四号に定義された被害者の家族に対して政府から支出された費用について、平成二十四年度から平成二十六年度まで、年度ごとに支出項目別に分けて費用額をお示し下さい。

一について(答弁)
 お尋ねの「北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)第二条第一項第四号に定義された被害者の家族に対して政府から支出された費用」の範囲が必ずしも明らかではないが、北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)第五条の規定に基づき「永住被害者、永住配偶者及び帰国し、又は入国した被害者の子等であって本邦に永住する意思を有して本邦に居住するもの」に対して支給された拉致被害者等給付金及び同法第五条の二の規定に基づき「永住被害者又は永住配偶者」である者のうち「六十歳以上である者」又は「六十歳未満である者であって六十歳以上の永住配偶者又は永住被害者の配偶者であるもの」に対して支給された老齢給付金の支出項目は、内閣本府共通費の項の拉致被害者等給付金及滞在援助金の目であり、その支出額は平成二十四年度に四百八十四万四千円、平成二十五年度に四百七十四万円、平成二十六年度に五百三十四万千百円である。

二 北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者、いわゆる特定失踪者に対して政府から支出された費用について、平成二十四年度から平成二十六年度まで、年度別に支出項目別に分けて費用額をお示し下さい。

二について(答弁)
 政府が、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者であることをもって支出の対象としたことはない。

三 拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律(平成十八年法律第九十六号)第六条第三項に基づき、民間団体に行った財政上の配慮その他の支援について、その支援団体数、団体名、支援内容、支出費目及び支出額について、平成二十四年度から平成二十六年度まで、年度別に明らかにして下さい。あわせて、この法律以外によって支出した実績がある場合は、その法律名と実績を同様に明らかにして下さい。

三について(答弁)
 お尋ねの「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律(平成十八年法律第九十六号)第六条第三項に基づき、民間団体に行った財政上の配慮その他の支援」については、一概にお答えすることは困難であるが、例えば、民間団体に対して情報提供を行っている。




「阿波人形浄瑠璃公演」③

2019-01-27 19:47:28 | 日記
「阿波人形浄瑠璃公演」③

 最後の演目である絵本太功記十段目・尼崎の段も無事に終わり、座員一同が舞台に並んでお礼の挨拶をした後、人形を連れてホワイエに駆け付けて観客をお見送りした。
 大勢の観客であったとは言いにくいが、それでもこの寒い日に駆け付けてくれた大切な人たちである。「ありがとうございました」と声をかける人形にも、自然と力がこもる。


「阿波人形浄瑠璃公演」②

2019-01-27 19:35:02 | 日記
「阿波人形浄瑠璃公演」②

 我々中村園太夫座は、式三番叟、恵比寿舞、絵本太功記十段目・尼崎の段の演目を上演したが、これまでの練習において紹介してきたことからここでは割愛したい。
 一緒に出演した新野中学校民芸部の演目は、毎年おなじみの傾城阿波の鳴門・順礼歌の段であるが、これの出来栄えが素晴らしい。人形師・勘禄氏の指導を受けているとはいえ中々のレベルであるとみて間違いない。
 頑張れ、新野中学校民芸部!