三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「はじめての出来事」

2020-05-31 19:20:18 | 日記
「はじめての出来事」

 この春に自家菜園で初めて収穫したニンニクを、1週間前から電気窯に入れて保温で熟成中である。発酵黒ニンニクを作ろうとしているのだが、桜田淳子風にいえば「はじめての出来事」ということになる。免疫力を高める効果があるといわれているので、新型コロナウイルスの感染予防に役立つことを期待している。



「見解が似ている調査会」

2020-05-30 20:42:47 | 日記
「見解が似ている調査会」

 去る5月29日付けで、北朝鮮人権人道ネットワークとして「ストックホルム合意に基づく解決を求める声明」を発表し、その中で「政府には自らが国民に約束した現行方針に基づき、現実的で実現可能な施策を進めていくことを強く望みます。」と、ストックホルム合意に基づき、残留日本人、遺骨・墓地、日本人妻、拉致被害者、行方不明者など全ての日本人の問題の解決を求めたところである。
 これとは別に、5月7日付けで特定失踪者問題調査会代表荒木和博氏と、特定失踪者家族会会長今井英輝氏は連名で安倍総理大臣と菅官房長官あてに要請文書を提出し、その中でこう述べている。
「4.政府・外務省・厚労省が、人権・人道のために、日本人拉致被害者・日本人妻・在朝日本人コロナウイルス感染者救出のため行動するように、関係各国・国連機関に対し強く要請」とあり、最後の方には「なお、実際の対応においては拉致被害者のみならず救出への北朝鮮人協力者、あるいは帰還事業で北朝鮮に渡った在日朝鮮人や日本人家族、戦後残留者その他北朝鮮避難民がやってくる可能性があります。それらを排除せず、少なくとも一旦は日本に移送して、その後の対応を検討されるよう希望します。」とも書いてある。
 この要請文の全ての項目に賛同することはできないものの、上記の見解には賛同したい。会として拉致問題対策本部長や拉致問題担当大臣に要請文を提出する以上、この要請文に書かれた内容は、調査会及び特定失踪者家族会の公式見解として受け止めたい。ストックホルム合意に対する温度差は我々と両団体にあるはずだが、そうした違いを認め合える、つまり、お互いの人権を尊重しあえる社会に誰もが暮らしている。今後の展開を予測できないが、見解が似ている部分については両団体と協働できる余地があると思う。



「親鸞」

2020-05-30 11:51:17 | 日記
「親鸞」

 この前から伊藤益著「親鸞~悪の思想」(集英社新書)を読んでいて、今日は栗の新緑を目の当たりにして読書を楽しんだ。親鸞については、これまでにも梅原猛氏や五木寛之氏の関連本や唯円の「歎異抄」などを読んだことはあるものの、深く理解しているというわけではない。
 この本によれば、「善人なほもて往生を遂ぐ。いはんや悪人をや」という言葉で有名な親鸞の悪人正機説について、「歎異抄」のなかで親鸞は次のように語ったと唯円は伝えているとのこと。「(前略)その弥陀の真意は、悪人を成仏させることにあるのだから、一切を弥陀の本願に委ねきって他力の立場に立つ悪人こそが、まさしく救いにあずかるべき身である。したがって、善人でさえも往生できるのだから、まして悪人は当然だ、ということになる。」(68P )
 親鸞の悪人正機説と神道の思想、他宗教にも他人の言動にも段々と不寛容になっていく現代、寛容の思想として見つめなおしてみる意義があるのではないだろうか。



「まるでピンクレディーのように」

2020-05-29 15:33:19 | 日記
「まるでピンクレディーのように」

 畑でインゲン豆を初収穫した。今年も豊作間違いなしというところで、この春から、玉ねぎ、スナップエンドウ、そら豆、にんにく、じゃがも、と立て続けに豊作が続いている。まるで、次から次へと大ヒットを飛ばした全盛期のピンクレディーのようだ。これも、氏神様のお陰ということか。



「ストックホルム合意に基づく解決を求める声明」

2020-05-29 10:42:48 | 日記
「ストックホルム合意に基づく解決を求める声明」


 本年5月29日に日朝ストックホルム合意は丸6年を迎えますが、日本人に関する問題として合意に明記された、残留日本人、遺骨・墓地、日本人妻、拉致被害者、行方不明者などの問題においても解決に向けて一歩も前進したとはいえず、いたずらに6年をいう歳月を流しただけという印象を拭うことはできません。
繰り返すまでもなく、安倍内閣の現行方針は、「ストックホルム合意に基づき、拉致問題を始めとする日本人に関する全ての問題の解決に向け全力を尽くしていく」というものですが、なぜ全力を尽くしているのに何の進展もないのか、国民の不信は募るばかりです。
 私たちは、何の進展もない原因は、第一には「拉致は解決済み」との態度を崩さない北朝鮮にあることは勿論としても、我が国政府がストックホルム合意に基づき日本人に関する全ての問題の解決を目指すと公言しながら、全ての問題に公平に取り組んでこなかったことにあると考えます。マスコミへの影響力や国民世論の関心度の高さで問題解決の優先度を図ることなく、公平な取り組みこそが日本人の人権を平等に救済するものではないでしょうか。
 折角、政府担当省庁が全ての問題の解決にためにと努力を積み重ねた結果合意に至り、今もってこの合意よる解決を安倍内閣が閣議により繰り返し決定している以上、ストックホルム合意に基づく日本人に関する全ての問題解決を同時並行的に図ることが最も妥当であり、最も根拠のある施策と考えるものです。
重ねて申しますが、ストックホルム合意に基づく日本人に関する全ての問題の解決は、政府が国民に対して約束した公式見解です。また、国際的連携を図り北朝鮮内の過酷な人権侵害状況の改善に努めていくことは、国連を通じて我が国が全世界に約束した公式見解です。
 国内に拉致問題をはじめとする北朝鮮による人権侵害問題の解決に向けて様々な見解があり、中には政府方針を否定する見解があることも承知しておりますが、政府には自らが国民に約束した現行方針に基づき、現実的で実現可能な施策を進めていくことを強く望みます。
 如何なる形式であれ、拉致問題を始めとする日本人に関する全ての問題を解決するには北朝鮮との対話交渉が不可欠であり、私たちは一刻も早く北朝鮮とストックホルム合意に基づき対話交渉を行うことを政府に重ねて強く望むものです。


令和2年(2020年)5月29日


北朝鮮人権人道ネットワーク(NKHNW)
代 表  陶 久 敏 郎
役員・アドバイザー一同