三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「エル・おおさか」で感じたこと

2019-01-29 16:16:15 | 日記
「エル・おおさか」で感じたこと

 26日にエル・おおさかで開かれた「拉致問題を考える国民の集い㏌大阪」に参加したことは前にもお伝えしたが、ほぼ満員となった会場に詰めかけた人たちはどんな感想を持ったのか、私自身の感想を含めて問いかけてみたいと思う。
 まず、主催者である拉致対本部・大阪府・大阪市・府内全市町村の関係者、及び登壇された家族の皆様のご労苦に敬意を表したい。しかし、拉致問題の解決にはもう後がないと叫ばれている割には、集会の内容にこれまでの集会とは違う工夫や具体的提案があったとは思えない。拉致問題解決のためにどう取り組むか、それぞれの立場で具体的に所見を明らかにしなければ、関心が薄れている現状で、多くの国民の胸には届かないと感じた。
 次に、冒頭の挨拶だけで会場を後にした拉致問題担当大臣に申し上げたい。お忙しい体であることは良く分かるものの、安倍内閣の最重要課題・最優先課題と位置付けている拉致問題の担当大臣としては不適切な対応ではないだろうか。いま国民が政府に対して知りたいことは、ストックホルム合意に基づく解決なのか、全拉致被害者の即時一括帰国なのか。或いは、日朝交渉による解決なのか、米朝交渉に解決を委ねるのか。その方針と選択を、拉致問題担当大臣の口から、時間をかけて会場に直接語るべきであったと思う。
冒頭の挨拶だけですぐ帰る、これでは拉致問題は安倍内閣の最重要課題・最優先課題という言い回しで、政府は、全ての拉致被害者の家族と国民世論をなだめる為に方便を使っていると思われても仕方がない。