アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

土曜日の結果

2012-02-18 14:39:54 | 競馬
9R ダイヤモンドアスク 9着
そんなに遅いスタートだったとは思わないが、
全体的に素晴らしいスタートだったので、相対的に遅め。
そのまま後方のインで構えて行くことになった。
前は離れたが後ろは団子に近かったので、
それについて行って脚を使って、という競馬を選択。
人気どころが近くにいたのでそれを目標にする形。

無視された前はスローペースを作って淡々と進んでおり、
後ろの馬に出番はなくなっていた。
ビッグスマイルが届かないのに、アスクが届くはずもなく、
ゴール板でようやく集団に追いついてゴール。
こんな展開ではどうしようもないなw
まあ、あんまり良い脚を使えなかったってのも事実だろうけど。




11R スマートロビン 3着
いやあ、ある意味ビックリしたわw

まあまあのスタートから軽く仕掛けて先手を取りに行った。
内からケイアイドウソジンが進出していたので、
これを壁にして2番手に折り合おうと苦心。
最初、少しだけ気合が乗ってしまっていたが、
上手く2番手で宥めることに成功した。
3番手に人気薄のセイカアレグロが収まり、
4番手がそこから離れる形になったことで、
正直勝利を確信して見ていたのだが・・・。
スローペースになり、これは前3頭で決まるかもと思える展開に。
2200mを過ぎてリッカロイヤルが浮上してきて、
それを見てからジワッと進出開始。
動き始めたのは3角を過ぎたあたり、全く予想通り。
迫ってきた後続をあっさりと振り切ってケイアイに並びかけに行き、
抜群の手応えで直線に入って少し我慢してから追い出した。

後ろから間に合う気配は全くなく、
これはどれだけ突き放して圧勝するんだと思ってニヤニヤしていたら、
追われてまさかの超ジリ脚。まあジリ脚なのは別に構わないけれど、
ケイアイドウソジンに勝てないとは微塵も思わなかったわw
改めて、何もかもが完璧なレースだったと思う。
何度やってもこういう展開になって欲しいし、こういう風に乗りたいというレース。
まさかこれで負けるとは・・というか3着になってしまうとは、
ただただビックリしたとしか言いようがない。

一つだけ、思いつく敗因はある。
まだちょっと太いのかもね。

土曜日の騎乗馬と予想

2012-02-17 20:09:49 | 競馬
超久々にこんな時間に更新。幸せですw




9R ダイヤモンドアスク ▲
伊藤正師
「スローペースをよく追い込んだ。
 牝馬限定戦ならこのクラスでも通用。距離も守備範囲」
前走は五分のスタートからジワッと下がって末脚勝負。
ややスローの流れになって馬群がばらけなかったので、
直線で行き場をなくして苦労していたが、
外に出て抜けてからは一歩ずつ脚を伸ばしてきて、
もうひと息で2着というところまで頑張った。
このレースの勝ち馬は準OPも制しており、
2着馬も準OP実績を持っている馬だったことからして、
一応、レベルの高かったレースと言えるのだろう。
格上挑戦ではあるが、ある程度通用することは疑わなくて良い。
その前にはレインボーダリアの2着があるしね。

が、所詮は1000万条件を勝ちきれていない馬。
少頭数とはいえ重賞好走歴もある馬がいる準OPを勝てるかというと、
まあ、ちょっと厳しいんじゃないかなと思える。
5着にならばかなりの確率でいると思うんだけどね。
末脚は堅調でこれが武器の馬なので、
アンカツになってそれに磨きがかかれば・・・ってところか。
どこまでこの馬の脚を引き出せるのか、鞍上次第の面が強そうだ。

逃げるのは3番のカトルズリップスしかいない。
2番手に6番チャームポットがつき、3番手に7番クーデグレイス。
この並びになる可能性が8割くらいだろう。
残りの6頭は差しや追い込みに慣れきっている。
もちろん、物理的に全馬が追い込みになるわけがないので、
ゲートを出たなりに適当に順番が決まって、
そこで思い思いに脚を溜めて直線勝負となるのだろう。
ちなみにアスクは1枠なので少し出るかもしれないな。
牝馬重賞でも通用したビッグスマイルを筆頭に、
ラインジェシカ、ギンザボナンザ、デリキットピースと、
末脚自慢の牝馬が揃っていて相手は手強いが、
格上挑戦でそう人気もないことだろうし、
内で進んで思い切って狭いところに突っ込む競馬で良いと思う。

正直、どれが強いのかよく分からんw
断然人気になりそうなビッグスマイルは、
そんなに抜けてないんじゃないかとは思うんだけど。
切れ味勝負ならデリキットピースのほうが上な気がするし。
そういう意味で、BOX買いをしたほうが良いのかな。
まあ、少頭数のくせに結構難しい気がするので、
アスクの単複を買ってどれだけ頑張れるかを見守りたい。




11R ダイヤモンドS 芝3400m スマートロビン
松田国師
「ひ腹のあたりがしっかりして、
 きっちりケイコを積めるようになってきた。
 早めにスパートをかけて、
 後続に脚を使わせるような形になれば」
前走時よりも倍以上と言える質量の調教を積んできた。
大袈裟でもなんでもなく、倍以上である。
前走時は帰厩から10日の出走でありえない馬体重となったが、
今回の中間は、極悪馬場が続く栗東CWで2度の1番時計。
特に今週の馬場は言葉で言い表せないくらいに酷かったが、
この馬場で 81.6-66.3-51.7-38.4-12.9
普通に良い時計を出してしまったのだから素晴らしい状態だろう。

先々週から早くも1番時計を叩き出しており、
とにかく状態が良さそうなので今回も大いに話題になると思っていたら、
デイリー馬三郎にて月曜から金曜まで微塵も話題なし、
サンスポ、スポニチ、報知のネット上でも情報なし。
アンカツ地元の中スポでも伏兵扱いで印は4番手から5番手。
ちなみにブックの週頭の評価では7番手にすら入らずその他大勢扱い。
スポニチネットでは7頭も記事になってるのにロビンは記事にならず。
唯一、日刊が良い状態で期待できると取り上げただけだった。

もはや出走するのかどうかを疑いたくなるレベルの扱いだったのだがw
今日、喫茶店等でいろいろと見ていたら、
ブックは全体的に本命扱い、携帯版デイリー本紙が本命だったりと、
普通に◎がそこそこあって、逆に腹立たしかったw
馬三郎は追いきり後のアンカツの感触くらい報じてくれよ・・・。
でもスポニチ、サンスポ、報知あたりの印は5番手くらいだったので、
(特にスポニチは△と無印が大半で、
 社をあげてスマートロビンはないと思っている感じだ)
この辺が総合されて最終的にどんな人気になるかな。
前走の人気には正直辟易とさせられたけど、
今回は過剰人気しても仕方ない臨戦態勢に状態だと思われるところ、
そこにメディアの印の浅さを加えて、どう収まるかな。

前走はさすがに買えなかったけど今回は厚く行こうと思っているだけに、
出来るだけ人気がないほうが嬉しい。
ここまで扱いが悪かったなら、最後まで人気薄にならないものか。
客に対するメディアの影響度・信頼度がどこまであるか、
駄目だ(人気になってしまう)とは思いつつ、ちょっと期待しているw

さて、週半ばを楽しめなかった愚痴はこれくらいにしておいて、
レースについてざっくりと考えていきたい。
前走は逃げてしまったスマートロビン。
もし逃げるなら速いペースで行くのは当然の事で(俺は予想でそう書いた)
適当な作戦ではあったが、その中で必要な手は打てていた。
直線でずっともたれてしまったのは、太目の面が大きすぎたわけで、
今回は体調面の大幅な前進と、展開面での変化が期待できるはずだ。
逃げ馬は不在だが、4番のネコパンチは逃げれる馬。
この馬が押し出されてか、仕掛けてになるかは分からないけど、
スッと楽に先手を奪うというのが一般的な見解だろう。
続いて、7番スマートロビン、12番リッカロイヤル、15番トパンガ、
このあたりの先行力のある馬が並ぶのは間違いない。
それから5番ケイアイドウソジン、6番ビートブラック、
13番サンテミリオン、1番ヤングアットハートあたりが好位を形成。
実績断然の3番マイネルキッツはやや動きが重いようで、
序盤から少し置かれ気味に中団あたりが予想される。
これの付近に人気の一角の大外ギュスターヴクライがつく。
2番オウケンブルースリは後ろ目からだろう。
アブソリュート、トウカイトリック、セイカアレグロ、ピエナファンタスト、
後ろのほうの馬はほぼ決まっていると思われる。

ネコパンチがどこまで行くかによってくるのだが、
基本的には遅い流れでレースが進むのだろうと思われる。
3400mあるし、流れが遅くともそんな派手に動ける条件じゃない。
それがあるとしたらマイネルキッツになるけれども、
別に調子が良いわけじゃないようだから、今回は危ういとしたい。
最初に決まった団子に近い隊列でダラダラと進み、
2周目のどこかからペースアップするレースが予想される。
スマートロビンが先団で鍵を握っているのは言うまでもなく、
好位の一団は全てがこの馬を目標にしているだろうから、
スマートが動き始めて、そこから本番がスタートとなりそう。
どの地点からのロングスパートになるかだけども、
東京なのでそう派手なことは出来ないと言いつつも、
武器である長く良い脚を使ってレースを決めたいことを考えると、
3角を回ったあたりで少しエンジンをかけ始めて、
4角を回っているところからもうスパートかもしれない。
イメージは昨年のアルゼンチン共和国杯のトレイルになるかな。

これに反応した馬たちと直線の半ばまで争い続け、
そこで生き残った馬が、差しに賭けてやってくる馬と激突する。
まあ、先団の中にスマートに勝てる馬がいるとは思わない。
スマートが後続を振り切った後、そこに追ってくる馬たち、
オウケン、ギュスターヴ、ピエナファンタスト、
この辺の差し馬たちが2、3着を占めるんじゃないかと考えた。
単勝と、馬単3点、3連単6点で行きたい。

今週の騎乗馬

2012-02-16 22:38:41 | 競馬
時間がないので短縮バージョンで。
明日からは余裕があるはず・・・。



バリアシオン とりあえず大丈夫で阪神大賞典か日経賞へ
故障を心配したが滑っただけだったようだ。
次走については流動的になっている。
それはそうだろう。
考えなしにホイホイ進むようだと怖くて見ていられない。
俺はそもそも使うべきじゃないように思うんだが、
春天前にもう1つ使えるとなったなら、大いに喜びたい。




ブライトラインでアーリントンCへ
予想通りにブライトラインでアーリントンCへ向かう。
予定を繰り上げて中山遠征したらグダグダになってしまったが、
立て直して地元で距離短縮の一戦。
今度は絶対に良いところがあると信じている。
人気はないだろうし、これは楽しみ。




レッドデイヴィス 順調
来週の中山記念に出走するデイヴィスは、
今週アンカツが乗って追いきられた。
坂路で55.0-14.1という時計はめちゃくちゃ悪く見えるが、
全体で見ると895件の追い切りの中で18番目。
53秒台で走った馬が1頭しか馬場開場直後の1頭しかいないという、
もはや異常事態とも呼べそうな馬場の中でのことなので、
その中でこの時計が出たのはかなり良い状態なのだろう。
レースが楽しみだ。




1日8鞍騎乗
何が起こったのか、いきなり1日8鞍騎乗になっているw
アンカツの1日8鞍騎乗は1年2ヶ月ぶりのこと。
2010年12月11日に8鞍乗っている。
ちなみにこの時は3-2-1-2という成績だったね。
2009年以降、1日に8戦も騎乗したことは3回しかない。
そんな超レアケースだが、どんな結果になるか楽しみにしよう。






土曜 東京
9R 初音S 芝1600m ダイヤモンドアスク
伊藤正厩舎、ジャングルポケット産駒の4歳牝馬。
まだ1000万条件を勝っていない馬だが、
牝馬限定の少頭数ということで思い切っての格上挑戦だろう。
この馬、記憶に新しいところで昨年夏の北海道にて、
レインボーダリアのレコード駆けについてきて2着だった馬。
ダリアはその後のエリザベス女王杯で5着に走っているし、
それを追った力があれば準OPの限定戦くらいと思えなくもない。
人気はないはずなので、ちょっと単複で楽しみたい。




11R ダイヤモンドS 芝3400m スマートロビン
松田国厩舎、ディープインパクト産駒の4歳牡馬。
前走は壮絶な太目残りでの登場。しかも作戦は逃げ。
その割にはよく頑張って走った。
叩かれて型通りに良くなってきたね。
今週の追いきりでは栗東CWの1番時計をマーク。
この中間で2度目の1番時計になる。
前走時とは雲泥の差じゃないかな。
そんな強い相手もいないし、楽しみだ。

どうでも良いが、前走時はありえないくらい過度に押し出されたのに、
今回はデイリーもサンスポもスポニチも同馬を取り上げることはなく、
ほぼ全メディアで無視されているといった状況。
いやいや貴方達、常識的に考えて扱い方が逆だろうw
1番時計出してるのに、記事にすらならないとは思わなかったわ。
出走しないんじゃないか?と疑いたくなったってのw






日曜 京都
2R 3歳未勝利 ダート1800m マコトアンバサダー
鮫島厩舎、ゴールドアリュール産駒の3歳牡馬。
デビュー前はそう期待されておらずアンカツは乗らなかったが、
実戦で見所十分の走りをしたので乗ることになったのだろう。
スタートがバラバラだった一戦で同馬も出遅れ。
中団後ろでジッと進んで直線に入ってから外に出して追った。
内の3頭が抜け出したレースで、1頭だけ外からよく伸びており、
(というか、後方集団からこの馬だけが伸びてきた)
2戦目でさらなる前進が期待できそうだ。
サントスシチー、ベストサーパスが人気を集めるだろうが、
割って入ることは十分に可能だと思われる。



3R 3歳未勝利 ダート1400m メイショウモストロ
藤沢則厩舎、スタチューオブリバティ産駒の3歳牡馬。
新馬戦は芝のマイルで8番人気8着、そこからの2戦目。
これだけだと、何を間違えて乗るんだという感じなのだがw
レースを見ると能力のありそうなところは見られた。
スタートは悪かったのだが、鞍上が追っつけまくっていた。
そしたら気合が乗ってしまったね。ドンドン上がって行ってしまい、
鞍上が引っ張って押さえてようやく3番手からの競馬に。
4角からも前を行く2頭に掛かり気味に並びかけに行ったが、
直線の半ばで完全にばてて終わったという内容。
レースの内容は全く褒められたものではないが、
なんか能力がありそうだなということは感じられた。
ダートで距離短縮ってのも良さそうな感じがする。
初戦もそうだったのだが、調教でも結構動く馬なんだよね。
前走の惨敗でそう売れないだろうし、これもちょっと楽しみだ。




5R 3歳未勝利 芝2200m ゼログラヴィティー
松田博厩舎、シンボリクリスエス産駒の3歳牡馬。
初戦は実に惜しい3着。
しかし内容は素晴らしいと手放しで褒めたいものだった。
2戦目で型通りに前進すれば、楽勝を期待できるだろう。
前走で先着されたエアルプロン、実績上位のダノンキセキ、
主にこの2頭が相手ということになるだろうが、
一杯に追うところなく倒せるだろうと考えている。




6R 3歳新馬 芝1600m スズカアーサー
橋田厩舎、ラスカルスズカ産駒の3歳牡馬。
先週デビューしたアドマイヤラックの調教パートナー。
こちらのほうが動くだけに楽しみである。
最近は極悪の馬場が続く栗東だが、
重い馬場を苦にせず走るパワーがある模様。
橋田厩舎ゆかりの血統ではあるが、別に良血ではないし、
調教の良さを考慮しても3番人気くらいじゃないか。
どれくらいやってくれるか、楽しみだ。




7R 3歳以上500万 ダート1800m ウイニングサルート
松永幹厩舎、フレンチデピュティ産駒の3歳牡馬。
ダートに矛先を向けてからの3戦を全て好走。
前走は勝ったダノンゴールドを唯一追い詰める走りを見せた。
500万条件ならあっさりだろうという力を見せており、
ここはミルクディッパーとの一騎打ちで大いに期待されるところだが。
唯一の不安はとにかく使い込んでいること。
12月24日から、この2ヶ月でなんと5戦目。
凡走を挟むわけでもなく常に頑張って走っているので、
さすがにバテがこないかというところだけが心配。
出てくる以上は大丈夫だと期待したい。
ここを勝って休みを手に入れて欲しいね。




10R 河原町S ダート1400m スノードラゴン
高木厩舎、アドマイヤコジーン産駒の4歳牡馬。
昇級戦だが勢いに乗っている。
3歳限定ではあるがOP実績もあるし、
条件戦でならばそれなりの戦いを期待できそうだ。
ここは、5頭ほど明らかに実績上位の馬がいるハイレベル戦で、
相手関係からはかなり厳しいと思われる。
これからどれだけやれるか、力を見たい一戦になるね。




11R 洛陽S 芝1600m マルカベンチャー
松永昌厩舎、フジキセキ産駒の6歳牡馬。
除外権を求めて登録したのだと思っていたが、
枠に入っちゃったので、せっかくだからと出てきたのかなw
14走前に準OPで芝1400mを走っているが、
この時は最後方から凄い脚を使って追い込んでの6着。
芝でも大して変わらないのか?ってところは見せていた。
砂での安定感が抜群なのでそちらに専念しているが、
やろうと思えばあの時くらいは走れるだろう。
まあ、砂の時よりもさらに展開待ちになることは否めない。
距離がマイルとなれば、その要素がさらに強くなる。
まあ何というか、気分転換みたいなところもあるんじゃないか。
前走で初めて7着以下になってしまったし、
ちょっと気持ちを入れ替えたいってところだろうね。




12R 4歳以上1000万 ダート1400m ガクニホシ
伊藤伸厩舎、デザートストーリー産駒の6歳牡馬。
1000万に昇級して3戦を6、4、3着と徐々に前進中。
中団から堅実に追い込む脚質で、いよいよ勝負圏内といったところ。
前進あるのみ、と言いたいところだが、
今回はこれまでと違い距離が1400mになる。
1200mのスペシャリスト的な成績、
というか、むしろ1000mよりの馬なんだよね。
1400m以上は4戦して全て秒単位の大敗となれば、
過去のこととはいえ、やはり強気に見ることは出来ない。
能力自体は純粋に通用しそうなので、
後は上手く内目を進んで距離を稼ぎ、運良く前があけば、といったところか。
今回に関しては安定感がないと思うけど、
しかし能力があることも確かなので期待はしたい。

先週の反省

2012-02-13 23:00:54 | 競馬
土曜 京都
10R アドマイヤバートン 9着
「良い感じだったし、展開も良かったと思うが、
 いつもほど伸びてくれなかった。
 久々で少し太かったのかなあ」
好スタートを切ってゆっくりと後退。
楽な感じで後方3番手のインに収まった。
前半のペースはそれほど速くなかったが、
そんなことはバートンには関係なし。
じっと脚を溜めていて、その気配は絶好と思える。

内々を走って直線に入り、ガラ空きのインを狙って追い出したが、
こちらの目の前外をずっと走っていたデンコウジュピターが、
こちらよりも遥かに良い脚で突き抜けるのを見届けるだけ。
それを追って、ジリジリとしか伸びないままに終わった。
内を走りすぎかなとも感じたけど、
デンコウがこちらの前を抜けきった以上は、問題なかったのだろう。
そうであるから、アンカツの言う通りにレース運びに文句はない。

最近はずっと460キロ台で競馬をしていた馬だけに、
今回の482キロってのは太かったってことかね。
その敗因に納得は納得である。
まあ、どのみちはまるかはまらないかの馬なので、
次も同じように考えて買うしかないだろう。




11R ナニハトモアレ 7着
「終いは確実に来ているんだけど、
 今日は1900mで外枠なので大事に乗ったからね。
 1400mとか1600mのほうがレースがしやすくて良いと思う」
上々のスタートから軽く促す程度の入り。
馬のほうは慣れたものでいつもの後方に下がっていったので、
鞍上もそれを良しとして後方3番手に収まった。
そのまま後方のインでじっと我慢して行く形。
コーナーの全てを内ラチ沿いにいたように、
距離を意識して少しでもショートカットしようとしているのが分かる。
内々を走って直線でも内に切れ込むと、
追われてかなり鋭い脚を繰り出しているんだけど、
上位5頭の争いには全く関係ないところで終わった。

終い伸びたのは丁寧に進んでロスがなかったからだろう。
逆に、それで36.4でしか伸びられなかったというのは、
やはり距離に限界があるのだろうと感じる。
勝った馬が36.2で上がれているだけに、
いつも繰り出している35秒台には入って欲しかったのだが。
これは距離と太めが重なってるかな。
馬の調子が落ちたとかそういうことは一切ないと思う。
距離が短くなる次は積極的に買いたい。






日曜 京都
3R テストマッチ 13着
「ダートに入ったら全然だった。
 こなせるかなと思ったけど、芝のほうが良かったかな」
スタートしてから100mは普通だったのだが、
そこからいきなり終わった。
砂に入った瞬間にこんなに駄目になった馬を久々に見たw
今回のレースからは、砂が駄目だったとしか言いようがない。
ただ、前走でも急に走る気をなくした走りをしているので、
もしかすると芝砂の問題ではないのかも。
次は静観したほうが良いだろうね。




5R アドマイヤラック 8着
「攻めと同じで道中で脚が溜まらなかった。
 その分、良い感じで行けていても追ってからが案外だった」
アンカツは1週前にこの馬に乗っているけれど、
どうも調教のときから追って案外だったようだね。
時計を見る限りは良いようにしか見えなかったんだけど。
レースでは2番手を楽に進んだが、何も出来なかった。

んー、馬の特徴がそうならば、
もっとペースを上げるように前を煽る競馬をしないといけないが、
まだキャリア1戦なので、決め付けずにいろいろと試して行かないとね。
とりあえず前にサッと取り付く脚があることは悪くない。
常に展開利を願うことが出来るから。
それがOPへ繋がるかといえばそうではないけれど。




8R アドマイヤカーリン 5着
「道中は良い感じで行けたし、4角の手応えも抜群だったけど、
 追い出すと逆らうところを見せていた。
 前走は前に行かせて駄目だったので、
 今日は馬任せで運んではみたんだけど」
前で競馬するのも慣れたもので、
アンカツの言う通りに馬なりでの競馬だったが、
最初からスッと動いて行って3番手から。
離して逃げる2頭には絡まず、
道中は後ろから絡まれるということもなかったので、
これまで以上に楽なレース展開だったのだけども、
4角からナイスミーチューにこられて簡単に終わった。
とりあえず上位で雪崩れ込んではいるけど。

これでもう5戦続けて先行する競馬をしている。
今回はっきりしたが、馬が先行する競馬に慣れた。
そして同時に直線で頑張る事を拒否している。
悪い感じに競馬観が固まってしまった。
これは嫌な育て方をしてしまったね。
後ろから行く馬を前に出すのは容易だが、
前に出る事を覚えた馬を下げるのはとても難しい。
これ、一回形を壊したほうが良いんじゃないかな。

適当に走っても5着くらいに雪崩れ込む力はあるから、
500万では常に勝ち負けではあるんだけど、信頼感は全くない。




10R ラフォルジュルネ 8着
コメントなし

これはとても良い競馬だったと思う。
何もなかった先週だが、この馬だけが救いだった。
後ろからダラダラと差を詰めるだけの馬になってると思ったが、
今回は道中の雰囲気から追い出すまでの雰囲気が最高。
内の馬で決まってしまったので出番はなかったが、
今回の気配なら近いうちに馬券に絡んでくると思う。
今回は馬のやる気を起こさせるのに主眼を置いていたように思うが、
自分からハミを取って行くところがあったので、
次はもう一つ位置を前にして競馬すれば行けるんじゃないかな。
この結果ならそう人気しないだろうし、狙い目だろう。




11R ウインバリアシオン 6着
「4角手前で馬場に脚を取られて滑るような感じになった。
 そこからトモがついてこなくて、
 不自然なフットワークになってしまったからね。
 何ともなければ良いが・・・」
歩様が狂ったのは4角の前。
内からヒルノダムールを交わしていこうとしたところか。
一瞬だけ良い勢いで動き始めたんだけど、
それですぐに終わってしまったという感じ。
直線は後ろを気にするばかりで追っていない。

そこに至るまでも何かおかしかった。
向こう正面でヒルノとダークに追いついたんだけども、
これはアンカツが結構しかけてようやく追いついたもので、
とにかく最初から重苦しい動きをしていた。
神戸新聞杯のように、もっと楽な追走を期待していただけに、
何もかもが期待外れだったのだけども、
とにかく検査の結果で何事もなければそれで良い。

他にゲシュタルトも馬場に脚を取られてレースを放棄、
レース後には故障を心配していたが、
今の京都の内目は、駄目な馬には駄目な状態なんだろうね。
アンカツが馬場の内々を走らせることはそんなにないんだが、
今回はあえて内を選んで走らせていると思われ、
最初から余裕がなかったことが、最後に繋がってしまったと思う。

来週の特別騎乗予定馬

2012-02-12 18:42:54 | 競馬
今週は何もないにもほどがあったw
って、何もないだけなら別に良いんだけども、
バリアシオンの歩様が怪しくなるという事態になってしまい、
とにかくこれが何事もない事を祈るばかりだ。

向こう正面でアンカツの手が動いてる地点で既に怪しいんだが、
3角4角を内々を選んでるってのでもう駄目。
有力どころで内を走ってるのはバリアシオンだけだった。
それくらいに余裕が全くなかったのだろう。
とりあえずショートカットしてダークとヒルノには並んだが、
それで終了、コーナーリング中にふらつき始めて、
立ち上がりのところではっきりとバランスを崩している。
直線はアンカツが何回後ろ脚を見てるか分からんくらい。
当然一回も鞭を入れなかったし、流してきただけだ。

何もないならそれで良い。
まさかこんな心配をする羽目になるとは思わなかった。

レースはトレイルブレイザーがアルゼンチン共和国杯を再現。
ノーマークのロングスパートを打てると強いね。
昨日書いた通り、これを合図に後ろが動き出すと思っていたのだが、
人気のダークシャドウは前は無視して後ろがくるのを待っていた。
まあ、考え方としてはそう間違っちゃいないんだけど、
残念ながらヒルノダムールの行き脚は鈍く、
バリアシオンは上記の通りでそれどころではなく、
ダークの福永は「来ない馬達を待っていた」ということになるw
これもまた競馬だねえ。
ヒルノダムールとバリアシオンは自分の責任による敗戦なのだが、
相手を認めて競馬したダークシャドウにはお気の毒な敗戦だったな。
(悪く言うならトレイルを見誤ったとも言えるんだが)

今回の結果をもって、ダークがトレイルに劣るってことはないだろう。
かつて、有馬記念でダイワスカーレットが後続を待っているうちに、
マツリダゴッホに出し抜かれて負けたのを思い出す。
これ、どうしようもないんだよね。
「伏兵の強さが理解の範疇にない場合」はこうなりがちだな。


改めて、今週は本当に何もなかったねえw
ラフォルジュルネは次買えそうかな、というくらい。
何か今年は1週間ごとに良い悪いを繰り返している感じだが、
そろそろ良い波に乗って欲しいところだ。
今年の最初から気になって仕方ないのは、
仕掛けて前に行った馬がことごとく馬券圏外になってること。
何か微妙に意識が前のほうにずれてるかなとは思う。
もう少し馬なりで競馬を出来たら良いんだけども。
まあ、また先週みたいに良くなってくれるだろう。






土曜 東京
初音S 芝1600m 未定




ヒヤシンスS ダート1600m 未定




ダイヤモンドS 芝3400m スマートロビン
松田国厩舎、ディープインパクト産駒の4歳牡馬。
前走は2ヶ月明けのレースなのにプラス26キロで登場。
さすがにいろいろと無理がある状態だった。
さらに作戦は逃げということで、何の収穫もないレースに。
「1回使った」というだけのレースだった。
まあ、行ってしまったけど折り合ってはいたし、
今回以降、逃げたがることがなければそれで良い。

・・・のだが、今回の登録23頭には逃げ馬がいない。
ネコパンチかリッカロイヤルのどちらかが出てきてくれたら、
多分行ってくれて助かるのだけども。
まず相手関係よりもそちらのほうが気になるな。
その上で相手を見て行くと、
やはりマイネルキッツが最大の敵か。
3000mを超えて馬場が荒れてようやく真価を発揮する馬で、
9歳になっても元気なもので感心させられる。
それから、オウケンブルースリということになるが、
こちらはさすがに全盛期の力はもうなくなっている。
それでもまだ、マイネルキッツくらいには走るか。
後はギュスターヴクライ、ビートブラックあたりが人気どころ。
どれも手強い、というほどではない。ロビンと互角くらいな感じ。
やはり相手関係よりは上手く好位に収まれるかが気になるね。






日曜 京都
乙訓特別 ダート1400m 未定




河原町ステークス ダート1400m スノードラゴン
高木厩舎、アドマイヤコジーン産駒の4歳牡馬。
デビュー当初は安定して走っていた馬だね。
基本的に好位から進んでサッと脚を伸ばす馬で、
破壊力はないが安定感を感じさせる馬であった。
人気したヒヤシンスSで距離が原因に見える止まり方をして、
伏兵の立場になった昇竜Sで追い込んで3着に好走。
レース経験を積むごとに少しスタートが不安定になってきており、
そのせいで少し後ろからレースをしていることもあるが、
前走はいつもの、というか自分の競馬で完勝。
そう時間をかけずに準OPまで上がってきた。
OPでどうかと言われると今はちょっと疑問を感じるけど、
準OPでなら最初から安定してやれそうな感じを受ける。

ただ、今回は相手がかなり強くなりそうかな。
エアウルフ、サイオン、ニシオドリーム、
フィールドシャイン、メイショウマシュウと強豪が勢ぞろい。
これらが全部出走してくるってわけじゃないだろうけども、
どれと当たっても手強い相手になることは間違いない。
まあ、力試しって感じかな。





洛陽S 芝1600m 未定

日曜日の結果

2012-02-12 11:04:22 | 競馬
3R テストマッチ 13着
好スタートを切って、仕掛けて先行。
スッと先団に加わったのだが。
芝部分を抜けたところで4番手にいたのだけど、
ダートに入った瞬間からズルズルと後退していって終わったw
見た目では、砂が合わなかったとしか表現のしようがない敗戦。




5R アドマイヤラック 8着
好スタートから気合を入れて前へ。
行き脚がついて外から内を締めて行くように動き、
8番のシゲルデリシャスを行かせて2番手から。
最初は逃げるシゲルを煽るような感じで動いていたが、
徐々にペースを落として、落ち着いて進んだ。
序盤は速かったが、1000mの通過では平均より落ちており、
しっかりと息を入れて直線に向かうことが出来たと思う。
4コーナーでもまだ余裕があって、直線で堂々と先頭に立ったのだが、
そこから目標をなくした馬の典型的なふわつき方をして、
全馬の目標にされてあっという間に交わされてしまった。
左右にフラフラしながら、ジワジワと伸びてはいたけども、
よく分からんうちにレースが終わったという感じじゃないか。

こりゃ前に行き過ぎたな。早く先頭に立ちすぎた。
次はもっと後ろから競馬をしたいところだろう。
スタートと二の脚は良いので、スッと出て静かに下げる競馬をしたいね。




8R アドマイヤカーリン 5着
まあまあのスタートから軽く気合を入れると、
最近の中で一番行きっぷりが良く、浮上して行って2番手に。
行ってしまったものの、大外のイーグルが駄目で外からくる馬がいないと思いきや、
15番のセイカフォルテが一気に上がってきてビックリ。
ただ、勢いよく交わして行ってくれたので助かった。
前2頭が暴走気味の競り合いを始めたため、
離れた3番手になったのは良かったと思ったのだが・・・。
道中、気合を入れながらの追走なのは仕方ないか。
馬の行きっぷりはあまり良くない。
それでもばてる前に対しては相当に楽で、
4角では余裕を持って先頭に並びかけに行けた・・・のだけどね。
こちらを目標に一度下げて外に持ち出したディアヴァンドームが、
良い勢いで並んできたのでもう駄目だった。
しかも4角出口から馬がバランスを崩している感じで、
追い出しに入るよりも、隣とぶつからないように気を使うので精一杯。
交わされてからようやく追い出したけど話にならなかった。

確かに流れにはしっかり乗るようになったね。
そして終わりかかっているように思う。
このまま進んで何かが待っているとはとても思えない。
もうちょっと違う成長がなかったものか。
次はレース条件か作戦を大きく変えて挑んで欲しい。
このままではせいぜい1000万の馬で終わってしまう。
血統的には完全に晩成なだけに、
レース間隔が開いてからもう一度期待してみても良いかな。




10R ラフォルジュルネ 8着
スタートはイマイチ。まあ近走と同じ感じか。
そこからジックリと馬なりで入った。
馬も慣れたものでゆっくりと入って最後方から。
予想で書いた通りに前で決着すると思っていたので、
これは間に合わんだろうと思っていたらw
400mを過ぎて態勢が整ってからの行きっぷりが素晴らしい。
ハミをグッと噛んで、しかし暴走はせずにじっくりと進出開始。
外々を少しずつ、少しずつ押し上げて行く感じ。
めちゃくちゃ雰囲気が良いなと思いながら見ていた。
4角にかけても抜群の雰囲気で上がってきて、
直線に入ったときは一気に差しきるかと感じたんだが。
追い出されてからひと息で、前との差を詰められなかった。

今回はちょっと内目の馬で決着してしまったので厳しかったが、
今日の感じで走れるなら、近いうちに何とかならないか。
とにかく妙に雰囲気が良かったのでビックリした。
これならば次は買ってみたいと感じた。




11R ウインバリアシオン 6着
んー、何もなさ過ぎたなこれw

五分に出て、全体にじわっとついて行く感じ。
1コーナー前に後方3番手あたりになっていたので、
まあ予想していたくらいだなと思ったのだが。
道中、全馬が馬なりで動いているところでどんどん離されて行く。
小さい画面だが、馬なりってより少し手が動いているのが確認できる。
急かされて1000mのところでようやく前に追いついたが、
馬場の良い外に出る余裕は全くなく、距離を稼ぎながらの追走。
この地点でもう駄目だなという感じだった。
ヒルノダムール、ダークシャドウは射程圏にいたのだが、
4角を回って追い出そうとしたところでふらついている。
アンカツが何かを確認しているような感じ。
途中からは形だけ追っていただけだろう。

これ、故障とかしてないよな?心配でならない。
たんなる調教になったならそれで良いのだが。

日曜日の騎乗馬と予想

2012-02-11 23:38:57 | 競馬
今日は2頭とも派手に太かったねw

さあ、明日は京都記念。
俺の馬が負けるわけがないという気配を見せる3頭の陣営と、
相手に敬意を表しつつも虎視眈々と逆転を狙う伏兵3頭を加えて、
6頭の激しい戦いとなりそうだ。
今年最初のG1級のレース。必見だね。





日曜 京都
3R 3歳未勝利 ダート1400m テストマッチ ◎
音無厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。

音無師
「稽古の動きから上のクラスでも通用する馬。
 距離短縮とダートで変わり身を期待したい」

新馬戦は馬に走る気持ちがなく、
鞍上に急かされ続けて、嫌々走っての3着。
使って大きく変わるだろうとアンカツは言っていたし、
俺も絶対に変わってくると思って単勝勝負に出たのだが。
アンカツが香港遠征で乗れなかった前走、
好スタートから上手く3番手に収まって、行き脚も上々。
これは楽勝だと思って見ていたら、4角で終わってしまった。
そこまで楽だったのが急に動かなくなって、
乗り代わりで騎乗した北村もビックリしたかもしれない。

再びアンカツに戻って舞台をダートに移しての一戦。
初戦の3着が現実に存在している以上、
前走が実力ってことはありえないわけで、
今回、芝のマイルで3着に走った実力を砂で発揮できれば、
あっさりと勝利を得ることが出来て良い。
父のカメは芝砂兼用のリーディングサイヤーであり、
母系にはプロフェッショナルやリュシオルなどの砂馬がいるので、
血統的には何ら問題なく走れるだろうと思われる。
問題はやはり、この馬の気持ちが乗ってくるかどうかだけだね。
前走の走りでは、さすがに話にならないだろう。
よって期待と不安が半々と言わざるを得ない。

メンバーを見渡すと、そんなに強そうなのはいない。
1月21日にサトノジョリーが勝ったレースの、
2、4、5、6着馬の再戦といったムードが漂っていて、
そこに別路線から加わるテストマッチがどこまでやるのか、
という感じのオッズだね。
成績だけ見ればカラヤンが一本被りになって良いんだけど、
そこまで被りそうな雰囲気がないのは、
各新聞記者が前走をよく見ているということになるだろうか。
4、5、6着馬それぞれに逆転のチャンスが十分な感じ。
特に、追い込んできた5着馬エスペリアは確かに見所十分だ。

テストマッチはこれらに対して完全な別枠なので、同列で語れない。
上位人気馬が並レベルで、なおかつそれほど力差がなさそうなので、
テストが普通に走ればあっさりだろうし、駄目ならどこにもいない、
そんな感じに考えるのが自然だと思われる。
一応、先行力は十分にあるので、
砂を被らずに前目で競馬をすることは期待できそう。

展開と言っても、カラヤン、ウエスタンムサシ、エスペリア、
ロードエストレーラ、テストマッチ、それからワイルドガンズ、
この人気サイド6頭が先団を形成してそのままになりそうなレース。
この中ではエスペリアのスタートに注目ってところだろうか。
そしてこれに加わるテストマッチがどんな走りをするか。
見所はそれだけだ。
楽勝を期待して単勝を買う。これは複勝はいらんね。
後は名前を出した面々全てを買えば当たるはずだが、
それではアホらしいのでエスペリアの一変も期待し、
テストの1着固定、エスペリアを2、3着に置いて、
残りの馬にパラパラと流してみたい。




5R 3歳新馬 芝1800m アドマイヤラック ◎
橋田厩舎、アドマイヤムーン産駒の3歳牝馬。

橋田師
「血統的に楽しみにしている馬。
 まだ目一杯はやっていないが、動きはいいし力は出せそう」

1990年代から長く競馬をやっている人ならば、
母アドマイヤラピスはまず覚えているだろう。
牝馬でありながら長距離戦線で活躍した稀有な馬だった。
このラピスは母となっても非常に優秀で、
ホープ、フジと重賞ウィナーを出した後、
2年前に傑作アドマイヤコスモスを世に送り出した。
故障がなければどこまで行ったか分からない馬だったが、
(まだ引退はしてないけど・・・)
兄の無念を晴らすべく、新しくターフに現れるのがラックになる。
重賞ウィナーになった3頭の兄以外もそれなりに走っており、
とにかく外れが少ない、走る良血の一族になる。
この馬も将来を大いに期待できそうだ。

まだ一杯には仕上げていないということだけど、
今週の最終追いきりは坂路で55.7-12.9。
水曜日の坂路でラスト1ハロンを12秒台走った馬はたったの9頭。
良い脚力を持っていることは間違いないね。
実戦でどんな走りをしてくれるかが楽しみである。
相手を見渡すと、11番マウントシャスタのCWの動きが良い。
優にOP級といった感じで、当然これが断然人気となる。
続いて、Pで動いた10番カポーティスター、
それから坂路で動いたラックといった様相。
マウントシャスタが被る形ではあるが、
調教ではこの3頭が抜け出ていると言えるだろう。
人気もそんな感じになっている。
後は実戦に行ってみてどうなるか。
上位3頭はあっさり新馬勝ちを果たして良いレベルなので、
馬券的な妙味はこちらにあるのがありがたい。
複勝でも2倍弱を期待できそうなので、
素直に単複を均等買いで良いだろう。




8R 4歳以上500万 ダート1800m アドマイヤカーリン ▲
松田博厩舎、ディープインパクト産駒の4歳牡馬。

松田博師
「ゲート内が大人しくなり、流れに乗れるようになったのは大きい。
 気持ちひとつだろう」

俺のこの馬に対する感想を書かせてもらうならば、
馬群の中で競馬をしだしてから馬から闘争心が消えている。
流れに乗っているといえば聞こえは良いけど、
「ただそこにいるだけ」になっているので、正直退化にしか見えない。
未勝利時代にもっと荒っぽい競馬をしていた頃は、
どこに飛ぶか分からない怖さはあったものの(これはこれで大問題だがw)
荒ぶる魂?を走る方向に向けていたと思うんだけどね。
今回、外目の14番枠を手に入れたことにはかなり期待している。
京都のダ18は外枠が不利なコースだけども、
コーナーで外に吹っ飛ぶくらいでも構わないと思う。
それくらいの元気を見せて欲しい。今は元気がなさ過ぎる。
まずはそこからだろう。
未勝利時代に、贔屓目なしで互角に戦っていた面々の名前からして、
まともなら500万程度でどうこうなるはずはないのだから。
今回の相手を見ても、そこそこの実績馬はいるものの、
これらに力負けするかというと、そんなことは一切考えられない。
気持ちひとつ、か。全くその通りだね。

11番のフェイクスパが出て行くところを、
大外からイーグルが被せに行くことが予想される。
京都ダート18でこれをやると結構な確率で審議になるのだが、
イーグルには出て行きそうな気配がある。
ちょっとペースが上がりそうだ。
他にも、最内からディアヴァンドームはある程度行くだろうし、
7番キクノキセキがいつも通りに好位を狙うのも当然。
砂を被りたくないという意味で、8番ヌーベルバーグも先行が濃厚。
場合によってはこの馬が行ききってしまうかもしれない。
その外に13番オメガキングコングも並んで行くだろう。
2番のマルターズカイトも、好走時をなぞるなら前へ行く。
このメンバーで流れが緩くなるとはちょっと考えにくい。
やや差し勢が優勢なレースであると考える。

で、差し勢の有力どころは何かなと見て行くと、
これがまたちょうどカーリンが当てはまることになる。
前の集団から一歩離れたところの外で待機していければ、
例えば前走みたいな酷い目にあうことなく、
気分を害さず気持ちよく上がっていけるのではないかと推測できる。
こちらの外に並んできそうな馬はいない。
5番のベストフェットあたりがライバルだと思っているけども、
これを内にして、前の集団を外から捲くる形がとれる。
それでカーリンが気持ちよく走ってくれさえすれば、
4角から多少外に吹っ飛んだところで構いはしないw
力の違いで全部ねじ伏せて行く競馬が出来るんじゃないかと期待している。
今回はとにかく過去走とは枠が違うからね。
そこに変化を見出したいと思っている。
こちらの後ろから伸びてくるのは12番のナイスミーチューしかいないので、
これに被されることさえなければ、きっと走ってくれると思う。

単勝・・・だな。もう1回期待。
それから、一緒に差してくるベストフェットとナイスミーチュー、
もう1頭は前で最も安定していると思うキクノキセキ、
これらを相手に馬券を買いたい。




10R 飛鳥S 芝1800m ラフォルジュルネ ▲
松田博厩舎、スペシャルウィーク産駒の5歳牝馬。

松田博師
「メリハリのついた追い切りができたし、満足のいく内容だった。
 今の出来なら期待十分」

昨年、3連勝でOP入りして中京記念に挑んだ時には、
多くの人が本格化を期待したはずなのだが、
そこで転んでしまい、後は転落の一途を辿っている。
ちょうど1年前に制していた関門峡Sも負けてしまい、
昨年よりも勢いがないままに準OPを続戦となる。
一応、勝ち馬から常に1秒差くらいでは走っているので、
全く駄目になったってわけではないんだけども、
とにかく勝ち負けに絡むことが一切なくなっていて、
着順や着差以上に評価できない内容が続いている。
牝馬は一度転ぶと立て直すのが至難の業とはよく言われるが、
この馬を見ていると本当にそれを思わされるね。
今回、久々にアンカツが騎乗することになるので、
それがきっかけになれば良いのだが・・・。
他の強調点としては、調教の動きがかなり良い。
今週の栗東CWの状態で終い12秒フラットは見事。
その切れを実戦に生かせれば良いんだけどね。
しかし実戦ではそんなに切れない馬だから難しいな。

11番のリッカアリュールが先手を取るだろう。
ダートの短距離の逃げ馬で、芝の12でもハナを奪っているように、
テンの速さは随一。おそらく桁が違う速さだろう。
競り合うところが一切なく、1頭が離して行くと思われる。
少し離れて3番タムロスカイが実質的な逃げ馬に。
5番シースナイプがそれにぴったりとつく。
7番のザバトルユージロー、13番マイネルアトレもその外に。
4頭の先団の後、12番ホッコーヴィクトリー、2番リヴェレンテ、
そして8番オールザットジャズ、9番セイクリッドセブンが中団。
14番になったラフォルジュルネは最近は後ろからが多いが、
理想はこの8番9番を目の前か横に置く形で進みたい。
1番ナムラオウドウ、4番タガノエルシコ、10番リフトザウイングス、
人気サイドの中ではこれらが後方からの競馬になる。
まあまあ、脚質的にはバランスよく分かれているのではないかな。

で、リッカアリュールがそれなりに速いペースで行くだろうけども、
思うに2番手集団はそれほど速くならないのではないか。
せいぜい平均ペースで淡々と直線に入るように思われ、
好位からスパッと切れた馬が勝ちきりそうに感じる。
その候補はリヴェレンテ、オールザットジャズ、セイクリッドセブン、
そして希望としてラフォルジュルネにもそのチャンスがあって欲しい。
人気がないのでまずは単複を買うとして、
後は4頭BOXで当てに行きたい。
人気が割れ加減の難しそうな雰囲気のレースだが、
ここは後ろの組にはチャンスがないように俺には感じられる。




11R 京都記念 芝2200m ウインバリアシオン ◎
松永昌厩舎、ハーツクライ産駒の4歳牡馬。

中山助手
「成長分を含めても少し余裕はあるが、息はできている。
 最終追い切りは時計こそ地味だが、ラストの反応は良かったし、
 力の出せる状態にある」

馬体は520キロを超えているという話だが、
同時に身長が伸びているという嬉しい話も聞けている。
骨格が変わらないのに体重が増えるのは単に太いだけだが、
背が伸びたのなら体重が増えるほうが自然。
これからもう1戦使って春天に行くと決まっている以上、
ここは余裕残しで8割の出来なのは間違いないけれど、
その状態で力を出せる仕上がりになっているのは間違いあるまい。
計画通りの仕上げなのだから何ら問題ないね。
王者オルフェーヴルを追いかけることだけがバリアシオンの目標で、
この程度の相手ならこれで十分だということだろう。

その相手には昨年の天皇賞馬と天皇賞2着馬がいて、
特に天皇賞馬のほうは「この相手に負けるはずがない」とか言っているし、
一足早く今年に備えていた天皇賞2着馬も始動戦に自信がありそう。
それぞれが
「俺の敵はオルフェーヴルであって、お前らなど相手ではない」
といった感じなので、だからとても面白いレースになると思う。
俺はもちろんバリアシオンの力が一枚上であると確信しているけども、
こんな感じに同レース出走の特定の馬に入れ込んでいないファンにとっても、
先を占う上で興味深いレースになっていることは間違いないね。

さて、メンバーは9頭立てとなり、逃げ馬はいない。
上位6頭はそれぞれの馬の意思に合わせた位置取りとなるはずで、
注文をつけて前に行くというようなことはしないだろう。
トレイルブレイザーが普通に出たら3番手になる程度。
で、このメンバーでは完全に場違いと思える馬が1頭いて、
それは8着を狙って出てきたのか?と思われる8番スイートマトルーフ。
この6歳牝馬は、とにかく紛れを狙って逃げるしかないだろう。
相当に激しく仕掛けてでも先手を取りに行くと見る。
対して、もう1頭の頭数あわせの2番リッツィースター、
こちらは3走前に逃げて勝ったことがある先行馬で、
これも瞬発力勝負では天地が引っくり返っても勝てる馬じゃないので、
出して行って、先頭を取れればという動きをすると思われる。
この2頭がどういう収まり方をするかで流れが変わるのだが、
どうだろうね、単純にリッツィーの方が能力が高くてハナなのかな?
スイートが相当に頑張れば行ききれるとは思うけども、
その時は予想外の平均より速いペースになるだろう。
バリアシオンとしてはそちらのほうがありがたいわけだが、
今回はあくまで前哨戦の前哨戦という位置づけなので、
スローの中でどういった競馬を出来るかをまた見たいところでもある。
どのみち有力どころは中団以降で固まった形になるはずだから、
前のことはそう気にせずに進めば良いと思う。

3番手は自然に考えれば3番のトレイルブレイザーになる。
それらを見ながら、有力どころの牽制のしあい。
この中で、4番トーセンラーがやや前になるのか。
1番ダークシャドウ、9番ヒルノダムール、7番バリアシオン、
それぞれがそれぞれの位置を確認しあいつつ、
瞬発力勝負に備えて力を溜める形が予想される。
5番ロードオブザリング、6番ゲシュタルトが後方になると見た。

前が大逃げの形になればかなり話が変わってくるけれども、
どうあれそれを捕まえるのはトレイルブレイザーの仕事になり、
人気どころはそんなことよりも、近くにいる敵を圧倒するのに専念。
前がよほど変な飛ばし方をしない限りは、
トレイルブレイザーを目覚まし時計代わりにして脚を溜めるはずだ。
そのトレイルは瞬発力勝負では分が悪い馬で、
アルゼンチン共和国杯くらいのスパートを見せたいところ。
後ろの目標になる事を承知で出て行かなければならないのは辛いが、
それでもそれがこの馬の本質なので仕方ない。
伏兵なのに、一発狙いというより横綱競馬をしに行くことになるけども、
4角前からジワッと上げて前を捕まえに行くと思われる。
それが分かっているから後続はじっとしていられるという面が強い。
で、トレイルに合わせて全ての有力馬が進出開始。
直線でそれぞれの馬がどこへ突っ込むかは、
4角の形次第なので何とも言えないところだけど、
思い思いに脚を溜めて直線に入れたならば、
それぞれが今回出来る限界の脚を見せて良い勝負になるだろう。

それでもまあ、バリアシオンが一枚上だろうね。
仕上がり8分でもあっさりと突き抜けて、最後は押さえてゴールできると見る。
食い下がってくるのはやはり人気のダークシャドウかな。
ヒルノダムールは斤量差でやや落ちると見ている。
ここならトーセンラーのほうを上に考えたい。
トレイルブレイザーは今回のメンバー構成では非常に厳しいと思う。
もっと多頭数なら分からないと思うけど、少頭数で良いところが出る馬では。
ゲシュタルトは自分なりに頑張って走って、順当に5着か6着かと。

今回の目標は、他馬を射程圏で泳がせてねじ伏せること。
「昨年の神戸新聞杯からオルフェーヴルを消したレース」
を出来たら言う事はない。そしてまたオルフェーヴルに挑みたい。
バリアシオン1着、ダークシャドウ2着、トーセンラーが3着と見る。
単勝1点、馬単1点、3連単1点で。

土曜日の騎乗馬と予想

2012-02-10 23:09:49 | 競馬
土曜 京都
10R 木更津特別 芝1600m アドマイヤバートン ◎
松田博厩舎、ジャングルポケット産駒の4歳牡馬。

松田博師
「追い切りの動きは良かったし、立て直した効果は感じる。
 自分の形で運んでどこまで」

はまるかはまらないかのタイプだが、
能力は上と信じて◎としてみた。
2走前のように自分で動いて行く競馬も可能なんだけども、
抜けたと思ったところで急激に伸びを欠くようになるので、
(それは過去に何度も経験している)
やはりゴール板に加速の頂点を持ってくるように乗りたいところ。
どこからでも差せるようになっている馬場を生かさない手もないしね。
メンバー的には平均からややスローの流れになりそうだけども、
同時にそうバラけず団子になりそうな感じなので、
バラけた直線のどこかから極限の脚で差しきるシーンを期待したい。

逃げるのは3番のロードロックスターか。
ひと叩きされて本来の先行力が出てくるだろう。
続いて12番のハードダダンダンかな。
ブリンカーをつけてさらに前に行く気配が漂っている。
その後ろにスプリント戦からやってくる2番メイショウサバト。
6番ハーキュリーズ、4番アグネスサクラも好位を取りに行く。
ここまでが先団で、やや遅い流れで固まりそう。
その後ろに1番デンコウジュピター、8番ドリームクラフト、
9番ナリタスレンダー、10番ニジブルームらが続き、
その後ろでバートンはジックリと行くことになる。
逃げ馬はいないがやや前目で組み立てる馬が多く、
縦長になる可能性は低いと思われる。
後ろから差すバートンとしては、
道中は上手く前の馬を壁にして脚を溜めていき、
直線に入ってから追い出して開いたところを突き破る、
という競馬で良いだろうね。

淡々とした流れで誰も直線まで動かないと思われる。
しかし極端に遅くなるとは思えず、前残りするという感じはない。
前にいる馬を目標に、スパッと切れる馬が爆発しそうだ。
その最右翼がバートンで、
ハーキュリーズ、ナリタスレンダー、11番マイウェイ、
このあたりとの差し比べになると考える。
デンコウジュピターはまだ身体が少し重そう。
ドリームクラフトはかかって脚をなくしそうな雰囲気だ。

まずは単勝。
それから3頭に対して馬単と3連単で。




11R アルデバランS ダート1900m ナニハトモアレ ▲
鮫島厩舎、ブラックホーク産駒の6歳牡馬。

寺井助手
「十分なほど乗り込んでいるし、状態良好。
 距離がどうかも、OP特別なら安定している」

距離は若干長い。それは確か。
距離別成績で、1900m以上になるとはっきり落ちるし、
それぞれ個別の走りを見ても、最後はばてている。
2年前に1000万と1600万でそれぞれ2100mを走っているが、
どちらも距離が持たずバテて失速する形で終わっているね。
脚質を追い込みに転じてからも1900m以上を4戦しているが、
どれも特に良いところなく終わっている。
このようにはっきりと壁があるので、これはマイナスと考えざるを得ない。
特に近走は1400mで調子が乗ってきたところだけに、
そこから一気の500m延長はなお良くないかもしれない。

ただ悪いことと言えばそれくらいで、後の要素では期待できる。
調教本数は十分で動きもいつもと同じくらい。
重賞ならともかくOPなら力上位の1頭であることは間違いない。
3走前にセレスハント、2走前にケイアイテンジンを追い詰めているが、
それが出来そうな馬が今回の相手にいるかというと、
インバルコとシルクシュナイダーしかいない。
このうちインバルコは実績相応に58.5のハンデを背負わされたので、
ハンデ2位のシルクシュナイダーとの争いだろう。能力的には。
ただナニハトモアレには最初に書いたようなマイナス点があるので、
シルクが断然優位に立っているレースと言えそうだ。
単純に考えてそうであるように、シルクが人気を背負うだろうから、
配当的に単複を買いやすいといえば買いやすいレースかもしれない。


最内に入ったシンメイフジが逃げるのだろう。
一応砂でも重賞勝ちがあり、単騎逃げが見込まれるので売れそうだが、
こう言っちゃ何だが3歳重賞の関東オークスってのは、
古馬1000万程度の馬なら大半が勝てるレース。
シンメイのダート実績(っつっても2戦だが)に信頼性はない。
ここは出走馬の8割以上が差し追い込み馬という特殊な構成で、
確かにビックリするほどに展開に恵まれそうなんだが、
それでもいらんだろうと俺は思っている、残ったらごめんなさい。
2番手に大外からツクバホクトオーが押し上げて行くだろう。
前残りを考えるならこちらのほうを信頼したい。

で、この後ろに来る馬が想像つかない。
候補としては、3番エアマックール、8番エプソムアーロン、
10番ストロングガルーダ、11番タマモクリエイト、
14番ピースキーパーといったところになるわけだが、
どれも常に先団で競馬をしてきた馬ではないので、
これらが後ろからになったところで何ら不思議ない。

逆に、後ろからの競馬になりそうな馬を挙げていくと、
最後方が定位置になりつつある2番のメンデル、
ズブさにかけてはダート界No1の6番インバルコ、
ここが長期休み明けになる7番ロラパルーザ、
基本的にスタートからが鈍い9番サクラロミオ、
前に行くかもと書いたが、初砂で最後方かもしれない10番ストロング、
砂が合っているとはとても思えない12番ヒラボクロイヤル、
最後方付近が定位置で休み明けの13番アドマイヤシャトル、
脚質転換してからはずっと後ろからの15番ナニハトモアレ。
最後方候補が冗談じゃなく半分いるってのは凄いなw
しかし当たり前だが、全部の馬が先頭を取れないように、
全部の馬が最後方になるなんてこともありえないわけだ。
この中で馬のリズムを崩すことなく中団になった馬が、
その前にいるであろう4番シャア、5番シルクシュナイダーを目標に、
しっかりと伸びて馬券圏内に飛び込むことになりそうだ。

最後に名前を出したが、シルクにとっては非常に組しやすい構成。
簡単に先団の後ろを取って、しかも前を行く馬が弱いので、
力を使わず前に接近して直線に余力を残していけそう。
人気通りであれだが、この馬の軸は揺らがないと思われる。
これを倒すとしたら、緩い流れに恵まれた先行勢のどれかか、
シルクのすぐ後ろにつけることが出来た差し脚自慢の馬、
それしか当てはまらないだろう。
で、肝心のナニハトモアレにとっても、やりやすい構成だと思う。
かつては逃げることすら出来ていた馬で、
今も特別にずぶいってわけではないからね。
14を走る時はさすがに追走に力を使う感じだが、
追走のしやすさという意味で19になれば道中が楽だろう。
いつも通りの伸び脚を見せてくれるかどうかは何とも言えないが、
このメンバーなら地力上位の1頭ってところは見せてくれると思う。
シルクの相手候補の1頭なのは間違いあるまい。

もう1頭、流れに助けられそうなのはやはりインバルコになる。
最初から最後まで追っつけ通しのこのトリッキーな馬には、
緩くなりそうな流れは救い以外の何物でもあるまい。
ハンデがきついのでそこで相殺されてしまう可能性もあるが、
これが中団にでもいたら、これには楽勝の可能性があるだろうね。
ナニハトモアレよりも勝機が高そうな気がする。
後は・・・あとはどれも無さそうに見えるねえ。
ズブさといえばすんなり中団になりそうなシャアもややズブい馬だが、
これにとっても良い流れで、そのまま雪崩れ込むことは可能だろう。

シルクを軸に、ツクバ、ナニハトモアレ、インバルコ、シャア、
この辺に流せばきっちり当てられるレースだと思うけども、
俺はナニハトモアレの単複を買って、
シルクと2頭軸で名を挙げた馬に3連単で流したい。

バリアシオン他

2012-02-08 23:46:50 | 競馬
キングトップガン 6着
佐賀記念に出走したトップガンは6着。
前を射程に入れて進んでいたが全く伸びなかった。
こりゃ、完敗したとしか表現のしようがないね。
誤算だったのは、レコードが出るくらいの高速馬場だったこと。
パワー勝負なら一変もと鮫島先生が期待感を語っていたように、
力のいる馬場での勝負を期待して行ったはずが、
スピードのみを求められるような競馬になってしまって終わったね。
9歳になって58キロでは、さすがにそういう勝負は辛かった。
昨年の重賞連勝も、稍重で軽ハンデのG2と洋芝のG3なので。
とは言っても、それでも今回の相手ははっきり言って弱かったので、
全く勝負にならなかったってのは残念。
昨年の重賞連勝でもうハンデ戦で軽いハンデは望めないし、
G2の別定戦ではちょっと相手が強くて辛いだろう。
そろそろ引退の時期が近づいているってことかな。
もう1戦、ダイオライト記念に挑んでみて欲しいけども。




バリアシオン 復帰戦仕様
京都記念で復帰するバリアシオン。
今週もアンカツが騎乗してCWで追いきられた。
85.3-68.9-53.8-39.3-12.4
ローレルジャブラニを大きく追走して直線入り口で並び、
そこから馬なりでしばらく併走、徐々に気合を入れながら。
直線半ばで半馬身程度抜け出しての併走、
最後まで一杯に追うことはなく、そのまま半馬身ほど先着した。
まずまず、良い動きをしていると思う。
同時に今回は本気で仕上げる気がないことも明らか。
この次、阪神大賞典を使うことが決まっているからね。

ここでの勝利を手土産に大賞典でオルフェーヴルに挑み、
さらに天皇賞でG1初制覇を目指そうというのだから、
こんなところで仕上げるはずがないのは誰にでも分かる。
アンカツが言っているが、だいたい8割ってところだろう。
ここはそれで十分という自信の表れでもあるんだけど、
過去の数多の名馬の仕上げ途上時を振り返れば、
だいたいこういう時はコロッと負けてしまうものである。
かつて、伊藤雄二師が確信犯でよくやらかしてたのを思い出すw
さて、バリアシオンはどうだろうか。
今回、ダークシャドウとヒルノダムールがいるように、
決して相手は弱くない。
それを一蹴できれば、オルフェーヴルに一歩近づいたと言えるだろう。
大いに期待している。




ヒストリカルは毎日杯へ
先週のきさらぎ賞でついにその素質の片鱗を見せてくれたヒストリカル。
次走は期待通りに毎日杯で、引き続きアンカツが騎乗する。
このレースの内容で、皐月賞かマイルCかを決めるのだと思うが、
俺の心はNHKマイルのほうに向かっている。
実際、内回りと外回りの差が激しすぎるだろう。
今回の走りは、G1級であると断定しても構わないレベル。
しかしその前の2走は、G3で掲示板に載れるか?程度のものだった。
スプリングS(中山18)、若葉S(阪神内20)には向かわず、
阪神外回り18の毎日杯を次走に選択したのは当然だと思うし、
そのまま馬のリズムを壊さずに行くなら東京16のNHKマイル、
もしくは東京24の青葉賞、京都外22の京都新聞杯、
この3つのどこかに向かってダービーが最善だろう。
まあ、その辺の話はこれからどこかで出てくると思う。
さらに鍛錬を重ね、毎日杯を圧勝して次に進んで欲しいね。
ちなみに、ワールドエースはスプリングSへ行くと俺は思っている。




パドトロワ 高松宮記念へ向けて来週帰厩
復帰するという報道があったパドトロワだが、
具体的に帰厩時期が出て、宮記念が目標だとはっきり報じられた。
鞍上は当然アンカツの予定。
軽症だとは分かっていたが、想像以上に軽かった。
トライアルを使えないけれども、1ヶ月以上調教出来るなら言うことはない。
今回の骨折は、連戦の疲れを癒すのにちょうど良かったんじゃないかw
宮記念では昨年苦杯を舐めさせられた女王カレンチャンと、
短距離界の新星として存在感を放つロードカナロアが待っている。
パドトロワははっきり言って叩き良化型の馬だけに、
本当ならば1回使って万全で戦いを挑みたい相手だが、
帰厩してからの調教の質に期待したいね。
昨年、全く追いきりをしなかった函館Sでもそれなりに走ったくらいだから、
しっかりと休まず調教を積んでいけばやれると思っている。
ロードカナロアは前走でエーシンダックマンを圧倒したわけだけども、
そのダックマンはパドトロワのカモで、あれくらいはパドトロワにも簡単。
脚質が違うから、煽り倒して直線早々に叩き潰すことすら可能だ。
そのダックマンが短距離界で上位のところまで来ているのは自信になる。
絶対に良い勝負が出来ると思う。

佐賀記念

2012-02-08 01:28:25 | 競馬
微妙な時間帯に更新。


2/8 G3・佐賀記念(佐賀・2000m)
1番 ホクセツサンデー(兵庫)   牡4 55 永島太郎
2番 ハンドシェイク(高知).     牡6 56 永森大智
3番 ピイラニハイウェイ(JRA).   牡7 56 川田将雅
4番 マイネルアワグラス(JRA)  牡8 57 柴田大知
5番 メダリアビート(JRA)      牡6 56 藤田伸二
6番 タカオノボル(JRA).      牡4 55 武豊
7番 オオエライジン(兵庫)     牡4 55 木村健
8番 ヘイアンレジェンド(佐賀)   牡8 56 竹吉徹
9番 アドマイヤダンク(佐賀)    牡8 56 山口勲
10番 レイズミーアップ(佐賀)    セ8 56 真島正徳
11番 キングトップガン(JRA).   牡9 58 安藤勝己


今日は佐賀競馬場にて佐賀記念が行われる。
アンカツはキングトップガンで参戦。
近年、地方で騎乗することがほとんどなくなったアンカツだが、
東京盃以来か、久々の地方重賞ということで楽しみだね。
(週の半ばに減量をしたくないのだろう。
 いや、したくないというか減量のリズムが崩れるというべきか。
 ご存知の通りに月曜火曜は楽をして木曜金曜で減量してる人なので、
 その大半が水曜に行われる地方重賞には参加しにくいはずだ)

そんでもって、キングには2年半ぶりの騎乗になる。
重賞を目指して頑張っていた頃に乗っていた馬で、
条件当時はダートで底知れぬ雰囲気を漂わせていた馬だった。
準OPに上がったところで少し壁にあたり、
そこから芝と兼用で使うようになっていったのだが、
歳を重ねて徐々に勝ち負けに絡めないようになっていった。
一般的に起こる老化、衰えが考えられたわけだけども、
8歳になった昨年、本当に突然甦ったねw
大阪ハンブルクCでクビ差の2着になった時には、
競馬ファンの98.5%が驚愕したはずである。
何故なら、この時の単勝オッズは477倍だったのだから。
477倍は支持率に換算すると0.15%。
2000人がいたとすると、たったの3人しか支持をしなかった馬。
いや、買った人間達も本気だったとはとても・・・w
そこから目黒記念を制し、函館記念を制し、
普通のハンデになったアルゼンチン共和国杯でもそこそこ走って6着。
JCと有馬はさすがに話にならなかったわけだけども、
G2くらいならまだまだ戦える能力がある。
未だ衰えぬ闘志に敬意を表したい。

今回は久々のダート戦となるわけだけども、
最初に書いた通りに当初はダートで戦っていた馬。
OPでも後続を千切った争いの3着に好走したことがある。
6歳時、7歳時は単純に低迷していただけで、
8歳になって復活してから1度もダートを使ってないから、
今ならばやれるんじゃないかと期待している。
別に目黒や函館を制した力を見せてくれなくて良い。
アルゼンチン共和国杯6着の力をここで普通に出せれば、
それだけで勝てるような相手関係だ。
近2走の大惨敗のショックが残っていなければ、だな。
調教の感じは素晴らしく、走りそうな気配が充満している。
斤量の58は仕方ない。それくらいに力上位だと思う。
相手がどうこうより、キングが砂で気合が入るか、それに尽きる。


相手の中では、やはり兵庫のオオエライジンが強いだろう。
11戦して10勝、前走の兵庫ゴールドトロフィーで3着。
スーニとまともに戦えていたことからすると、
1400mあたりでは文句なしに現役でも上位の馬。
初めてとなる2000mでどうなるか、この馬はそれに尽きるかな。
実はこの点がけっこうな不安点であると思われ、
過剰気味になりそうな人気からすると意外に割が合わないと思う。
キングを応援する側としては、ありがたいことになるんだけど、
まあ、兵庫の馬だし本心では頑張ってもらいたい。
アンカツが参戦してなきゃ文句なしに応援しているところ。
頑張って地方競馬を盛り上げてもらいたいとは思うが。
これが勝つなら、それはそれで喜ばしいことだ。

他の中央勢は、マイネルアワグラス、メダリアビート、
ピイラニハイウェイにタカオノボルと、微妙な感じ。
これは大半の人がそう思ってるだろうけども、
今年の4歳のダートは相当にレベルが低いと思われるので、
このメンバーでもタカオノボルを買いたいとは思わない。
ピイラニハイウェイは・・・たまーに走る感じなんだよね。
3走前、7走前だけ走れば十分に勝ち負けなんだけども、
そうじゃない可能性のほうが高いってのがねw
メダリアビートが一番確実に上位に入りそうか。
自分より強い馬には勝てないが堅実、OP特別で上位程度の馬で、
今回の相手関係ならばきっちりと勝ち負けに持ち込んできそう。
キング、オオエ、マイネルの3頭に完勝の可能性があるが、
それぞれが特に高い好走率を持っているわけではないので、
自然とメダリアが勝っている可能性は十分だと思う。
マイネルアワグラスの実績が最上位なのは言うまでもないが、
徐々に落ちてきていることも確実に言えること。
昨年の同レースで7着に惨敗しているってのも引っ掛かる。
一応川崎記念で4着なんだけど、何か信用しにくいね。

馬券としては、キングの単勝が中心で、
後はオオエ、メダリア、ピイラニの3頭に3連単マルチを買いたい。