アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2012-02-27 22:56:04 | 競馬
土曜
11R ブライトライン 7着
「スタートして100mほどが速くない。
 そこで出して行くと引っ掛かるので、向こう正面はあの位置から。
 動くのはもう少し我慢したかったけど、
 4角手前でダローネガが来たら、
 やはりハミを噛んでしまったからねえ。
 直線では楽な手応えで前に並びかけたけど、
 まだ叩くとフラつきそうな若さがあった。
 これから成長してくれれば」
アンカツがブライトの事を一番分かっているのは間違いない。
外野に言われなくても分かりきっていることで、
特徴を考慮しながら乗ろうとしていたということは分かるんだが。
だが、レースを何度か見直してるけど、素人目ながらこれは出してるよねw
ゲートを出た瞬間に内に激しく寄れてダイワマッジョーレに迷惑をかけ、
それを立て直しながらも手綱を強めに動かしている。
というのが見た目から言えることなんだけども、
実際にはヨレるのを矯正をしているだけで出してはいないってことか。
とにかくアンカツは仕掛けてないということなので、そちらが正しいだろう。
まあ、手が動いてるから仕掛けてるとか、動いてないから抑えてるとか、
騎乗ってのはそんな簡単な事ではないのは確かだが。
プロに言わせれば、ハミのかけ方一つ、
それこそ手綱を持つ小指の動きひとつで反応が変わると言うしね。
さらにアンカツ他に言わせると「思うだけでも変わる」らしいし。
その辺、素人が語るにはあまりにも深い部分ではある。

200m過ぎて、4番のカイルアロマンスの後ろに入り、
ここで折り合いがついて少しずつ下がっているのが分かる。
この辺は間違いなく慎重に運んでいる。
3番アルキメデスと並んで3コーナーに入ったが、
このアルキメデスからも遅れて後方5番手に後退。
このあたりまでは思惑通りだったのだろう。
その下がったところで外からダローネガに並びかけられ、
コーナーリング中に馬体をぶつけられながら交わされている。
これでブライトはカチンと来たようだw
並んできたダローに対して明らかに寄り返しながら外に弾き飛ばし、
(ダローネガは多分ここで終わった)
前にいたローレルブレットに対して襲い掛かる構え。
まだ3角から4角の途中で明らかに早すぎる場面で、
鞍上がかろうじて我慢させながら、しかしじわじわと位置を上げて行った。
そして後600を切って直線に入ったところで手綱を緩めている。

直線入り口でローレルの外に並びかけていこうとしているところでは、
アンカツはほぼ持ったままで余裕しか感じられない格好。
直線半ばでローレルブレットが外に寄れてきて押されたが、
特に問題はなく追い出しに入るとスッと並びかけるところまでは行った。
実況も、ブライトラインが差しきると思ったのだろう、
直線の半ばでそんな感じの実況をしようとしていた。
そこまでは確かに、この馬が勝ちそうな感じだったのだが、
ローレルに対して併せようとアンカツが左鞭を何発も入れているのに対し、
馬は外に向かって走っているのだから集中力の欠片もないw
内に併せようとするアンカツと、外に逸走しようとするブライトで戦いになり、
バランスを崩して失速気味になってしまった。
そしてその外をジャスタウェイが豪快に突き抜けて行った。

まあ、一言で言うと気性が出世を阻害している。
結論としてはアンカツの言っている言葉に尽きるわけだ。
「成長してくれれば」






日曜 中山
11R レッドデイヴィス 11着
「初めて乗ったので前との比較はつかないが、
 良いバランスで走っていなかったし、3~4角ではもう手応えがなかった。
 ここ2週追いきりに乗ったが、
 坂路の馬場状態が悪かったから動きもこんなものかと思っていたが、
 ここまで負けるとは・・・」
それなりに出て1角前では5番手に行ったが、
2角3角で追っつけ気味もむしろ周りに置いていかれそうな感じ。
3角過ぎはもう余力がなくて、食らいつくのが精一杯。
直線に入ったところではもう終わっていた。

ここ1ヶ月ほど、栗東の馬場状態は近年稀に見る悪さで、
デイヴィスも非常に重い坂路で調教を積んでいた。
追い出すまではそれなりの勢いがあったのに、
さあ突き放せと追い出したら全く伸びずに少しだけ先着、
これを2週続けてやっていたわけだが、
実戦でも動かそうとしたらサッパリになってしまった。
シンプルに、馬場が合わなかったのだと考えたい。




12R ハッピーカオル 1着
加藤征師
「今日はこの外枠が良かったと思うし、
 それに脚抜きの良いダートにも実績がある馬だからね。
 道中も上手く息を入れて走れていた。
 レースの進め方も定まっているね」
オクルスが逃げてギガワットが2番手、ハッピーが3番手。
予想しやすい展開になって、レース運びは楽だった。
大外からスタートがかなり良かったので、なお楽だったね。
ギガワットが強ければオクルスは苦しいと予想したけども、
オクルスが勝手に自滅ペースでぶっ飛ばしていたので
(10Rの準OPよりも速い、テンの3ハロン33.1)
2番手のギガワット相手に楽な運びになったのが良かった。
大外枠からだったので誰かに絡まれるということもなく、
自分のリズムで道中を走れたことが最後の粘りに繋がっている。
4コーナーでの手応えは前走ほどに良くなかったけど、
それは不良馬場を速いペースで走っていたから仕方ないか。
鈍くなったなりに渋太く脚を伸ばして押し切れた。

ワンパターンではあるが、ダートの短距離ならこれは悪くない固まり方。
速さは十分にあるので、上でも同じレース運びを出来るだろう。
準OPになればそこからグイッと伸びる馬が出てくるので、
勝ちきるためにはもう一段階のパワーアップが必要だと思うが、
とりあえずは軌道に乗ったということで良いだろう。