田町のNEC本社講堂で開催されたフォーラムにちょっとだけ参加した。主催は同実行委員会、「協力」はもちろんNECなので、プログラム、資料一式が入った「バザールでござーる」クリアファイルには同社のPCカタログが同封されている。同社は3年前から「ITスキルのあるシニア」の活動の一助として「シニアITサポーター養成講座」を始めたと執行役員の櫻井さんの開会挨拶。いわゆる「デジタルデバイド」、ITサポートの恩恵にあずかれない人にサポートの機会を作るための講座という。
特に共感したのが、櫻井さんの航行の同級生グループの話。同じスポーツクラブの仲間8人と今もよく集まるが、話を聞くと、まあ普通にパソコンを使っている友人が4名、どうも不得手でと敬遠していたのが4人。しかし定年後に子どものメールアドレスを借りてメール交換しているうちに面白くなり、勉強を始めたもの、奥さんに習ってパソコンにさわり始めたものなど様々で、それでもようやくITの面白さに目覚めた同級生が増えてきたとのこと。こちらは何歳も若いはずだけれど、同級生の実態は似たようなものだなあ。「普及活動」の一環として始めたこのブログでも、講座のようなカテゴリーも入れようかと思う。
1時半開演、2時開始なので、真夏の真昼間に田町駅から歩いた。日電本社に入るのは初めてだから、でっかいビルの外観でも撮っておこうかと思ったけれど、暑さでうだり、デジカメを取り出す余力もなし。でも講堂は七分程度の入りか、200人ほどが席を埋めている。さすがに高齢者、もとい元気なシニアが多い。
2時からの基調講演は、先月20日の内閣府セミナーでお会いした「シニアルネサンス財団」の河合さん。「社会はシニアの出番を待っている」をテーマに1時間半、巧みに来場者を「いじくり」ながら、飽きさせずに話す。うまい。慣れている、と思ったら元は高校の先生だったという。ルネサンスとは古いものに新しい価値を見出して世界観を根底から改革しようとする運動、と定義する。つまり古い人、シニアは経験はある。しかしそれが価値にならなければ役に立たない、と多少挑発ぎみに持論を進める。海外での事例、体験にもとづいた具体例がわかりやすい。
ずっとメモをとっていたので、これを文章に起こしたらかなりの枚数になりそうだ。いずれ何らかの方法でと考えている。ところで、日本人は97:3の割合で左脳を使っているそうです、でもIT関連には右脳が有効らしいので、皆さんは右脳派、左脳派、どちらかが簡単にわかる方法があります、と河合さんがまた客を動かす。腕組みしてください。どちらの腕が上になりますか。では次に祈る時のように両手の指を組んでください。どちらの親指が腕になりますか、と。試してみるとどちらも左が上になった。それは完全に右脳派だという。では手を上げてください。右脳でしたか左脳でしたか、と問うと、腕では右脳、指では左脳、あるいはその逆、つまりばらばら、という答えが一番多かった。わっはっはっは。会場も笑いに包まれた。
ついで「お客様を満足させるITサポート術」という演題で「ITサポーター養成講座専任講師」の北本さんの講義を聞き、まだ会社で雑用が残っているためここで退室。時間のあるときなら夕方からの交流会にも参加したかったが、残念。「シニア世代ののエレキバンド(!)」のベンチャーズ、シャドウズも聴きたかった。次回に期待♪ *写真は、帰路立ち寄ったジョナサンの「ソフトクリームブルーベリー」、うまかった。目にいいんだよね。緑のカードはフォーラムの入館証。
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