美味しいお酒の悩み

週末にその山小屋に行ってから、
どうも「美味しいお酒」に少し目覚めてしまったような気がする。

まず一番の変化が、ギネスが好きになったこと。
ギネスは、大学生の頃、友達と買って飲んだとき、
「この味は・・・何かに似てるよね」と考えたあげく
誰かが
「・・・これ、醤油だよね」と言って、全員納得したのだが
それ以来、しばらく、そのときのメンバー全員がずっと
黒ビールを飲めないでいたのだ。
食べ物も、飲み物も好き嫌いの無い私であるが、
このトラウマのせいで、どうもずっと１０年間くらい、
黒ビールだけは飲めなかった。

それが、、ここでギネスを飲んだとき「おいしい！」と思ってしまった。
缶ビールのくせに、泡のクリーミーさといい。
そして、味も、もうあの頃感じた醤油ではなかった。
昔から味を相当改良させているんじゃないか？と思うくらいだ。
でも、きっと私の舌がようやくオトナになったのだろうか？
あまりにも忘れられずに、家への帰り道でスーパーで買って、
帰ってすぐ飲んだくらいだ。
もう、ケースで欲しいくらい。

その他、そのとき飲んだウイスキーや、ベルギービールも、
値段は高いものだと思うけど、めちゃくちゃ美味しくて。
「家では発泡酒でじゅうぶんじゃい！」と信じていたのに。
買い置きしてあった発泡酒やウイスキーが、いまや薄くて物足りない。

いままで、酒はどちらかというと、完全に「度数派」で、
質より量！だったのだけど、
どうしよう。良いお酒に目覚めてしまった。

いや、もちろん今までもそこそこ味はわかっていたはずなのだけど
あえて高い酒を味わおう、とかいうよりも
同じお金ならいっぱい飲まないと飲んだ気がしない。
という気持ちが強かったのだけど。

しかし、これで量が収まれば総量として別に構わないのだが
度数派の心を持ちつづけたままだと、たいへんだ。破産してしまう。
困った。

なのでどちらかのきもちが収束するのを待つ今日このごろ。